これからは、最低でも2週間に1話、早くて1週間に1話出していきたいと思っております。
過去の作品も多少書き直して書いていきます。
「さて、こんな山奥の村さっさと抜けてオラリオに行かないとな~。」
『...』
「......は~、良かったのか?手紙の一つ残さなくて。」
「うるさい、《あの子》が起きる。」
「まったくだ、男神は総じて夜にうるさくなるのか?いやあの爺はいつだってうるさかったな。」
地図にも記載されない山奥の小さな村を三人は歩いていた。
先を歩く男神についていくように漆黒のドレスを身に纏い目を閉じながら歩く女性と黒を基調とした鎧を身に纏う顔に傷のある男の三人。後ろには小さな家が一つあった、男神はその家ににかつての覇者がいるとうわさを聞きつけて向かった家、二人には我が子ともいえるほどに愛した《子供》との思い出がある家、この夜が明けたら自分たちがいなかった頃の《少年と祖父》二人がいる家に戻る。
二人はこれから行く先を見据えて歩いている。それは【悪】としての道。
ありとあらゆるものを壊し、秩序を混沌に塗り替え、『正義』を問う存在。そして、多くの者を殺す。『次代の英雄』のために踏み台となる。
多くの者から大切なものを奪い、恨まれ、憎しみを買い、そして超克の先へと駆り立て、未来を託す。世界を救うために。
だが、どんなに高尚で、悲壮な決意があったとしても、――奪われた者達はその罪人達を絶対に認めない。
かつての英雄が大罪人として、未来永劫語り継がれる。だが、二人はそれでもいいと思っている。
死後の名声に興味もなく、いずれ朽ちていくこの命《未来》のために使おうとそう決めた。
男神からオラリオの現状を聞いた。後進の者どもは、
「どうせ死ぬなら世界の踏み台になろうぜ」
その言葉を聞いたとき、酷く納得する自分たちがいた。出来ることなら《あの子》の成長をもう少し見たかったとも思う。それでも二人は決断した。【悪】としての道を。
それでも、後悔がないといえば嘘になる。もし、今《あの子》が家から出てきてしまえば、
この
三人が家から離れもう少し進めば、後ろを振り返っても家が見えなくなりそうな距離。
「最後に家、見なくていいのか?」と男神が声をかけ後ろを振り返ったとき
「アルフィアお義母さん、ザルド叔父さん」
少年が家から飛び出し、二人を呼んだ。眠ってはいたのだろうが少年の中にいる[獣]が起こしたのだろう。
アルフィアとザルドの二人は呼び止められると思い、後ろを振り返らず歩き続けていた。だが、次に聞こえた声は予想と違った。
「...っ..!い...いっ..て...!..ふ....いって..らっしゃい..!....ふ.......いってらっしゃい!!」
少年は泣き叫ぼうとする声を抑えて二人を送り出そうと続けた。
「...っ...ぼ..僕....なるから..アルフィアお義母さん....ゃ....ザルド..っ叔父さん....!の二人を...っ超える!...英雄になる!!」
「だから、僕...っ..頑張る..か..ら...大丈夫っ..だよ。....っ二人がどこ...っにいても分かる!..くらいすごい英雄に...っなるから、全部の...英雄を超える...英雄!になる..から....だから!...気を..っ..付けて、.....いってらっしゃい!....いってらしゃい」
アルフィアとザルドの二人は少年の声を聴いても決して振り替えようとはしなかった。だが、その声はちゃんと二人には届いていた。
「............まったく、歳は取りたくないな。」
「....ああ、そうだな。......涙もろくなって仕方がない。」
二人は涙を流しながら歩いていた。子供の成長をうれしく思うと同時に背負うべきでない罪を背負わせてしまったことの後悔、その様子を見た男神はふと少年のほうを見た。少年も男神が自分を見ていることが分かった。だから頭を下げた。声には出さなかったが、その意味は
分かった。
『アルフィアお義母さんとザルド叔父さんの二人をお願いします。』
少年が顔を上げ男神を見た。男神は『任せろ』と言わんばかりに拳を突き上げて返事を返した。三人が見えなくなるまで「いってらしゃい」と少年は声を出し続けた。見えなくなってようやく少年は泣いた、泣き叫んだ。
《.....》
少年の中にいる獣たちは何も言わない。少年の意思を、尊重して。
少年はこの日、罪を背負った。多くの人の命を奪う選択をした。怒りを憎しみを生む選択だ。これからオラリオで築かれる屍の上に自分は立っていくことになる。これが間違いな選択とわかってはいる。本来、背負うべき罪ではないことも、それでも、少年は「ベル・クラネル」は背負っていくことを決めた。
二人を越え、歴代すべての英雄になるために。
7年後
オラリオ絵と続く道の途中
「あ、見えてきましたよ。ベル様。」
「お~~。あれが、....オラリオ.......あの二人が最後に戦って命を落とした場所」
「はい!、あれがオラリオの
「.....」
感傷に浸っていたベル・クラネルの横で
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『《おいベル !!》』
<ど....どうしたの
《九.どうしたもこうしたもあるか!!春姫の小娘、なんで妄想癖がひどくなっている!!!》
《一.そうだぞ。こうも酷いと、昼寝もろくにできねーだろが!! 》
《八.お前ら落ち着け春姫の
《四.道中から体をくねくねさせて、声には出していなかったから無視していたが。》
《三.出会った時からひどかったけど、なんで、こんなにひどくなったの?ベル》
<春姫の師匠がラプンツェルだからだよ>
『《なんで??》』
<なんで、と言われても。仕方なく。...>
『《止めろよ!!! 》』
<その時、みんなは寝てたでしょ!!文句言わないで!!!>
『《ぅっ...》』
<は~、しょうがないんだよ。...春姫のスキルや能力を考えると師匠がラプンツェルに
なるんだよ。>
《二.確かに、そうなりますね。.....ですがここまで酷くなるとは。》
<極東の言葉で「類は友を呼ぶ」て言葉あるけどまさにその通り過ぎるんだよな>
《六.久しぶりの再会なのにな~~》
《一.
<それ、あんまり意味無いと思うけど。>
『《確かに》』
尾獣たちも春姫とは面識はある、それ故に困惑した。久しぶりに春姫と出会い『飯のレパートリーが増える!!』と歓喜はしていた。だがそれを落胆させるまでの残念狐になってしまっていた。
《六.それにしてもよ~、へラからの人材派遣をよこすのは分かるけど、なんで春姫なんだ?もっと適した連中居ただろ国のほうに》
《五.確かに、春姫のスキルを考えればオラリオに向かわせるのはもう少し後になるかと思いますが...》
<それについては問題ないよ。春姫さん自身も
《七.お前それよく承諾したな?》
<いいや。僕は承諾してはいないよ。僕がアルテミス様の眷属になっていたい時決めたみたい。ほらあの時僕、国にいなかったから。....それでも僕に一言言ってくれてもいいと思うんだけどな~....反対するけど>
ベルは不服そうに言ってはいたが尾獣たちは全員思った(『《お前に言ったら絶対に止めることなんて分かっているからだろ、それに自分のことを棚に上げるな》』)と。
《四.それはそうとどの部隊の連中が今オラリオにいるんだ?》
<カフェ・スウィーティーと後はタレントの三人部隊が二つかな。だけど、タレントの三人はそれぞれ店を出しているみたいで結構な人数入れたみたい。>
《三.なるほど人海戦術で。》
<うん。だけど、後でシージペラリスの二人が僕たちの後からオラリオに入るみたい>
《九.そうこう話しているうちにもうオラリオにつくぞ。お前、ちゃんと各ファミリアに渡す手紙ちゃんと持っているんだろうな?》
<わ!ありがとう
《九.ベル....お前はこれから》
<
《九......ふん...ならいい》
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「よし、頑張っていくか。」
「そうでございますねベル様。」
「そういえば春姫は
「はい、今は
「なるほど。まあ、もしそれがだめでも入国は「ガネーシャファミリア」が担当するみたいだから何とかしてみるか」
「そうでございますね。では、参りましょうかベル様。英雄の都【オラリオ】に」
「だね。いくぞーー!!」
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