転生特典が『SAO』なんですが上位互換機?があったのでアインクラッドを実装しようと思う 作:ケツ命騎士団
高評価ならびにお気に入りと感想。ありがとうございます。
それは、とある日の昼休みのことだった。珍しく彩葉からメッセージが届いたのだ。「今から少しだけ会えませんか?」と。
入学から今まで学校にいる日中は遠慮してかあまりメッセージを送って来なかった彼女だったのだが何か問題が発生したのだろうか?
すぐさま了承して、指定された中庭まで咎められない程度の急ぎ足で向かう。
そして──申し訳なさそうに合掌してこちらを拝む彩葉と陽気のせいか眠そうにあくびを浮かべる小動物のような少女と今時のギャルのようなピンク髪の少女が笑顔を浮かべてベンチに腰掛けて待っていた。
「急にごめん、明日奈。止められなかった」
「ああ、うん。見たところ何か問題が起きたわけじゃないんだよね? それなら良かったよ」
「ホントごめん。あ、紹介するね。この眠そうにしてるのが真実でこっちのギャルっぽいのが芦花。クラスメイト兼友人」
「諌山真実で〜す」「綾紬芦花です。よろしく桐ヶ谷さん」
彩葉の友人というだけあってどちらも可愛らしい。美少女の周りには美少女しか集まらないのだろうか?
「桐ヶ谷明日奈です。よろしく二人とも。この二人を紹介したかった……ってわけじゃ無さそうだけどどうしたの? 彩葉」
そう聞けば意を決した様子で口を開いた。
「あのね、明日奈。最近急に出かけることが多くなったでしょ? それにたまに上の空だったり、隠してるみたいだけど疲れているようにも見えて。それで、その……」
「心配なんだよね~彩葉は」
「そうそう。何か困ってることがあるなら少しでも力になりたいって言ってたよ。だからつい、彩葉のスマホからメッセ飛ばしちゃいました」
参ったな。そんなに分かりやすかっただろうか。いや、それだけ彩葉の洞察力がすごいのかもしれない。確かに根を詰め過ぎだとヤチヨとユナからもそれとなく注意されたばかりだった。
「少し、仕事──というかまぁ、やりたくてやってることなんだけど、とにかくやるべきことが多くてね。それで気をもませたのならごめん。でも大丈夫だから」
「何か、手伝ったりとか……」
「いやいや。彩葉は自分のことで手一杯でしょ学費も生活費も全部自分で稼がなきゃいけないんだし」
それでもなおも納得行かなそうな彼女たちを安心させるためにユナ宛にメッセージを送る。改良中*1の味覚再生エンジンの試運転をこの娘たちにも手伝ってもらって良いかと。
※
その日の夜。了承を得た俺たちは彩葉のバイトが終わり、昼休みに集まったメンバーでツクヨミに特設されたミーティングルーム*2にて集まった。
彩葉の友人である少女たちはそれぞれライバーをやっており、グルメ系インフルエンサーのまみまみと美容系インフルエンサーのROKAだと名乗ったが、俺や
「私が言うのもなんだけど本名そのままって大丈夫なの? まぁいっか。それで、明日奈の仕事って?」
「嗚呼、これだよ」
手のひらにビー玉サイズの透明な袋に包まれたカラフルな球体を取り出して見せる。
「それって、もしかしなくてもアメちゃん?」
「料理系なの〜? でも、ツクヨミの食べ物って〜〜」
「まぁまぁ。そう言わずに舐めてみなよ」
それぞれ手に取って月に掲げて見たりした後、がさごそと袋を破り口に放り込む。そして、驚きに目を見開いた。
「「「甘い!」」」
え、なんで!? と大騒ぎする少女たちにとりあえず甘味は成功かと一安心する。と同時に真実が目を輝かせて詰め寄って来た。
「すごい! すごいよ! 明日奈! なんで味がするの!? 他にも何かあるの!?」
先ほどまで眠たげだったはずの彼女は興奮した様子で力強く肩を掴んでガクガクと揺する。そんな暴走状態の少女を慌てて彩葉と芦花が引き離しにかかった。
「助かった。ありがとう芦花、彩葉。とりあえずこういう仕事をしてるって分かってもらえたかな? どうやってかは契約上教えることが出来なくて心苦しいんだけどね」
「そりゃあこんなすごい仕事してたら疲れるわ」
「うんうん! まさかツクヨミで甘味を感じられるなんて! 将来が楽しみ〜」
「でも、本当にそれだけ、?」
「まぁ確かにこれは仕事の一部だよ。他にも色々あるけどそれは言えない。一応仲間からも改めて注意されたから今後は極力無茶はしない、と思う。だから安心して欲しいな彩葉」
小さく「うん……」とだけ返す姿に多分また無茶するってバレているんだろうなと苦笑しつつ、追加で飴玉を配りながらご機嫌取りに何か考えておかないとと心のノートに書き込んだ。
今後の展開(あくまで集計分析)
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このままじっくりコトコト牛歩進行
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ある程度飛ばして原作に突入