転生特典が『SAO』なんですが上位互換機?があったのでアインクラッドを実装しようと思う   作:ケツ命騎士団

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にぶちん

その後、チョコレートやクッキー。ドーナツなどの甘い菓子を一通り食べてもらい感想を聞き終えた。

評価は概ね上々。匂いだとか温度に関してはまだ課題が残っているが概ね及第点と言えるだろう。

夜が深まって来た頃にもう少し作業があるからと協力に感謝と別れを告げると「無理しないようにね」と再度念押しするように言い残して名残惜しそうに彩葉たちがミーティングルームから去って行く、そして入れ替わるかのように待ちかねた月見ヤチヨとユナがやって来た。どこか不満そうにも見えるその様子に首を傾げるが特に思い当たる節は無かった。

 

「私たちが最初だと思ってたのに。彩葉だけじゃなくてその友達まで連れ込んでさぁ。随分と手の早いことで」

「びっくりだよね~ホント。明日奈はとんでもないばっどが〜るなのです☆」

「人聞き悪いな。許可はちゃんと取っただろ。それに一応他言無用だって言い含めておいたし、そもそも彩葉とその友達なら変に吹聴したりしないって『知ってる』だろ?」

「そういうことじゃないんだけどなぁ……」

「明日奈って昔からそういうとこあったんだね〜。そりゃあ彩葉が苦労するわけだよ〜〜よよよ、彩葉がかわいそうなのです」

 

どういうことだよ、全く。まぁ良いか。そんなことより今は甘味についてだ。

 

「待望のチートに頼らない甘味だぞ。まぁまだこのエリア内でしか味がしないし、バリエーションもそんなに多くないけど。これで好きな時に甘い物を好きなだけ食べられるぞ」

「おぉー! ちゃんと甘い味がする!!」

「まさに革命だね~美味美味〜〜♪ いと大儀〜〜☆」

 

それぞれが好きなものを取り出して食べる。──うん、甘い。

 

 

 

 

 

 

なにか悩み事があるなら相談に乗るよ。と芦花が気をまわしてくれてからトントン拍子に話が進み、明日奈の秘密の一端を知る事になった。

まさか同い年の少女がツクヨミ関連の仕事をしているとは思ってもみなかった。確かに思い返せば何やら意味深長なことを言っていたような気もする。

嗅覚と味覚の再現。世間的にもまだまだ時間がかかると思われていたそれを一部とは言え実際に味わうことになり、その再現度に舌を巻いた。

本物だった。現存する味のしない見た目だけの作り物とは比べるまでも無い高いクオリティ。現在はまだ甘味だけとのことらしいが、これが正式に実装されれば世の中の女性たちは諸手を挙げて喜ぶだろう。

 

「いやぁ〜すごかったねー。またお手伝いさせてもらえないかなー?」

「真実は食べたいだけでしょ。まぁでもカロリーを気にせずに好きなだけ食べられるってかなりやばいよね。ダイエットとかモデルとか役者みたいに体型維持してる人にはめちゃくちゃ助かるでしょアレ」

「アプデが楽しみ過ぎる〜」

「……それで、彩葉。ちょっとは安心出来た?」

 

──芦花。ありがとう。

 

「うん……。守秘義務があるんじゃあしょうがない、よね。さっきのも明日奈が許可を取り付けてもらってたみたいだし、これ以上わがままを言って困らせたくないから信じて待つことにするよ」

「そっか。それにしても…………ずるいなぁ」

 

ぼそりとこぼした『ずるい』と言う言葉に真実が同意するように声を上げる。

 

「テストと称して食べ放題なんてずるいよね〜」

「え、あ。うん。そうそう、ホント。うらやましいよ」

「ねー彩葉もそう思うよねー?」

 

今、一瞬何か芦花の様子がおかしかったような……? 見間違い? 気の所為だったのかな。

 

「食べた満足感はあっても実際には栄養素を摂取できないからそこはちょっと気になるところかな。正式実装されてから問題*1にならなきゃ良いけど」

「うわー真面目〜流石クラス1の天才超人美少女」

「お願いだからそれやめて。恥ずかしいから」

「照れてる〜彩葉かわいいー」

「ホントだ。彩葉の顔真っ赤、かわいい」

「もぉー! 怒るよ真実。芦花」

 

この優しくて頼もしい友人たちにも大きな借りが出来てしまった。いずれ何かしらでお返ししないと。

それはそれとして変な異名は勘弁して。

 

 

 

*1
ALOにてこの味覚再現エンジンシステムを利用しダイエットを行ったプレイヤーが栄養失調に陥ったり、全てをALOに捧げたヘビープレイヤーが「現実の食事を忘れて」衰弱死したという事例が数多く報告されていた

今後の展開(あくまで集計分析)

  • このままじっくりコトコト牛歩進行
  • ある程度飛ばして原作に突入
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