「えぇっと…」
朝、教室に入ってきた澪が私と翠のもとに走ってきてはなった言葉。言われた言葉は願ったりかなったりのことなのだが…
「翠が言ってたあてって澪のことだったの?」
「…いや、違う。そもそもみおっちは昨日までラブライブのことも知らなかった。知ってるでしょ」
翠と子声で話し合うが、どうやら翠にも予想外のことだったらしい。メンバーが集まることはうれしいのだがこうも唐突に、しかも予想外の人物からのというと理由が気になってしまう。
「みおっち。どうして私たちと一緒にスクールアイドルしようと思ったの?」
「あんな、昨日みどにラブライブ教えてもらったやろ?そんで昨日帰ってからアニメ、見てみたんよ。」
翠の質問に澪が語りだす。
「そしたらな、うち感っ動してな~。なんちゅうんや?熱いっちゅうか興奮したっちゅうか」
「なるほど、ときめいたんだ。」
「そやねん!ってなわけでこれからよろしゅうな♪」
話を聞く限り冷やかしだとかそういう理由でってわけではないだろうし私は賛成だと翠に目線を送る。今までスクールアイドルを知らなかったからこそかもしれないがフットワークが軽すぎだと思う。そこが彼女の魅力かもしれないが。
「想定外だけど、これはいい想定外だ。…これなら計画を変えたほうがいいかも。」
「計画?」
「なんやなんや!うちのスクールアイドル活動初任務ってか?」
翠の言う計画をこれまで聞いたことがなかったため聞き返す私と澪。
「5人集めるつもりではあったけれどここまで早く人が増えると思ってなかったから。最悪、今年の間は私と結愛の二人で活動していくのも視野に入れてた。でもこうしてみおっちがきてくれた。」
胸を張る澪と比べて私は翠のこと版戦々恐々としていた。
(まじで?1年間も二人でやることを想定してたってマジ?むりむりむりさすがにむり。なんって恐ろしいことを考えていたんだ…)
「…澪、入ってくれてありがと」
「?なんや分かんけど、どういたしまして!」
「…入ってくれそうな人はあてがある。だから、私たちの初ライブ、それまでに5人集めようと思う。」
そんなことを言う翠に私たちはこれからの活動そしてライブという言葉に胸を高鳴らせる。
しかし私は
(もしかして翠、初ライブの構想ももう考えてたり…しないよね?)
なんて思ったりしていた。
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放課後のツバサ公園。今日は昨日とは違って私以外にも二人、スクールアイドル部(非公認)が全員集まっていた。昨日と変わらずランニングのあとのストレッチ。しかし人数が増えたおかげか本格的に私たちの活動が始まったように感じて昨日よりもやる気が出t
「いたたたたた!もう無理!これ以上曲がらないからぁ!」
「結愛は体固すぎ。風呂あがりか寝る前に毎日すること。わかった?」
「うぅ~、はい…」
うぐぐぐ…、私は帰宅部だったのだ、もう少しいたわってほしい。というか
「…澪ってバスケ部だったよね?今日の部活は?」
「ん?あぁ~…休んだ!」
それは部活をさぼったことを咎めるべきかスクールアイドル活動へのやる気を喜ぶべきか…。私の葛藤はまぁ、ともかくとして元から運動部だった澪はやはり私よりも体力も柔軟性もあって負けていられない。
「そういえば学校で行ってたこと、どうやって5人集めるの。」
「せやせや!あてがある言うとったけど誰のことなん?」
「まぁ一人は明日声掛けに行くつもりだから楽しみに待っててよ。もう一人は少し時間がかかるかも。あと、次の日曜日開けといてくれる?」
「了解」
「わかった!」
翠の言うあては明日までのお楽しみといいことだが翠が計画しているのなら参加するめども立っているのだろうし心配することはないのだろう。
「明日の朝も6時にここ集合だから遅れないように。」
私たちはまだ見ぬ仲間とライブに期待を募らせて練習に励むのであった。