【完結】私、ジャブローのモグラ志望って言いましたよね???   作:むにゃ枕

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14 アムロクローン(美少女の姿)

 ジオン残党を地球上から根絶しました…!! 長かった、本当に長かった! これも全てブライトとアムロのおかげだ。

 ティターンズに所属し、アルビオンの艦長となったブライトは、アムロ・レイを教官職から引っ張ってきたのである。それから、その辣腕を発揮した。

 

 ブライトのアルビオンにはジオン共和国の軍人が乗っている。ブライトがサイド3から召喚したのだ。

 まず、アルビオンとジオン共和国の軍人がジオン残党に降伏を呼び掛ける。

 ジオン残党が従わなければ、アムロ・レイの乗ったアレックスを投下する。そうなると、モビルスーツなどの兵器を失ったジオン残党が出来上がるのだ。

 

 こんなんチートや! チーターや! ジオン残党もそう思ったのだろう。ブライトのアルビオン隊にどんどん降伏していく。

 グレイファントムで攻撃しに行くと、アルビオン隊になら降伏すると言い出す始末だ。仕方がないのでアルビオンを呼んできて引き渡した。

 昔なら、舐めたことを言いやがって! 全滅させてやる! となっていたが、流石にそれをやるとマズイ。ブライトとアムロに後ろから撃たれてしまう。なので、やりたそうな強化人間は引退させた。2人はオーガスタスクールに通っている。

 

 オーガスタ研究所もクリーン化され、オーガスタスクールとなった。アムロ・レイの遺伝子を引き渡すことと引き換えに、非人道的なニュータイプ研究をやめさせたのだ。

 アムロ本人は、物凄く嫌がっていたが、昔の彼女面したリベとスカーが痛い目に遭いたくないと説得していた。

 

 アムロのクローンは本人との取り決めにより1人だけしか作れていないが、ちょっと失敗したのか性別が女となっている。彼女もまたオーガスタスクールに通っている。

 

 ちなみに、アレックスはア・バオア・クー戦で壊れたりしていないし、オーガスタ基地で保管されていたため運用可能であった。

 うちの部隊はジムスナイパーⅡとジーラインをまだ使っている。後継機のジム・クゥエルは、オーガスタで作られているため順次入れ替わっている。

 

 あと、私の機体がGP01のカスタム機に変わった。狙撃特化の機体にしているため機動性はあるがあまり意味がない。そもそも私の戦闘スタイルが遠距離だから機動力は要らない。

 アナハイムから債務回収として頂戴した組み立て途中の機体をオーガスタで組んだゲテモノである。まさしくガンダムもどきだ。

 

 補給の関係からティターンズの機体は全部ジム・クゥエルにしたい。初期のペガサス級3隻から、状況は改善しており連邦政府から潤沢な予算が下りている。

 ポケットマネーを突っ込もうとしたら青い顔をした連邦政府の人たちが予算を付けてくれたのだ。

 

 精鋭部隊が個人のポケットマネーで動いていたらヤバいという認識はあったらしい。それと軍閥化を防ぎたいと考えたようだ。

 予算という首輪が無くなったら暴走しかねないとも言われた。確かにその通りである。

 

 予算が付かなかったら、秘密裏に組織した部隊で、サイド3に事故を装ってデブリをぶつけようとは思っていた。思っていただけで、実行しようとは考えていない。あくまで思っていただけだ。

 フォン・ブラウンを核でぶっ飛ばしたんだから、サイド3が痛い目に遭えば、反ジオンから支持が得られ資金が稼げる。そんな計算があった。コラテラルダメージというものです。

 

 きれいなティターンズをやっているが、ちょっと後ろ暗いことは続けている。エコーズといった軍内の情報機関やマンハンターの母体となる警察組織との連携だ。私としては移民排斥には、反対でも賛成でもない。ブライトとアムロは反対派だけれど。

 彼らの情報をもとにティターンズは動いている。地球からジオン残党を根絶できたので、拠点をオーガスタからサイド7のグリプスに動かすことを計画中だ。

 

「ビスト財団とエゥーゴの取引をキャッチした??」

「ええ。エコーズが掴んだ情報です。ビスト財団がラプラスの箱をエゥーゴに譲渡するそうです」

 

 エコーズのハイマン中佐が、齎した情報は衝撃的なものだった。ハイマン中佐とは一年戦争の頃からの付き合いだ。

 ちなみにジャミトフは彼の大叔父に当たる。遠い親戚レベルなのでそこまで繋がりはない。

 

 ちなみにエゥーゴの出資元はジャミトフの企業だ。エゥーゴは反ティターンズを掲げているものの、こっちがマトモな活動しかしていないため、あまり動いていない。

 メラン・メラーラの悪行の吹聴くらいしかしてきていない。それが、ついに動き出したのである。

 

「ラプラスの箱? 聞いたことがないな。ブライトは知っているか?」

「……いや、私も聞いたことがない」

 

 ティターンズの幹部としてこの場にいるアムロとブライトは、箱について全く知らなそうだった。

 

「アナハイムが連邦政府の資金注入を受けているにも関わらず強気な理由だよ。ビスト財団は表向きは貴重な資料の管理を行う財団となっているが、彼らはアナハイムと表裏一体であり裏から連邦政府に介入してきた」

「ええ。メラーラ中佐の言う通りです」

「ちなみに箱の中身は宇宙世紀憲章の失われた部分だ。当時の政権にとっては大スキャンダルだったらしい。これの原本は統合参謀本部が保持している」

 

 クソ親父に頼んだらひょっこり出てきた。統合参謀本部の中将なのでアクセス権があるようだ。統合参謀本部はエリート集団なので、流石に抜かりがない。

 この箱の中身である石碑には、ニュータイプに優先的に権利を与えよう的なことが追記してある。だから何だ。ニュータイプなんて幻想だ。エゥーゴに渡ったところで痛くも痒くもない。

 

「私も箱の中身は知らなかったのですが、なるほど。そういうことでしたか。ビスト財団の取引相手はクワトロと名を変えたシャア・アズナブルです」

 

 つまり、ニュータイプに優先的に権利を与えると書いてある宇宙世紀憲章を、ニュータイプ思想の生みの親であるジオン・ズム・ダイクンの息子が手に入れることとなるのだ。

 おいおいおい。アカン、これじゃ連邦政府が崩壊するぅ!! 崩壊するのは最悪のケースだが、そうなる可能性を否定できない。

 

「シャアが地球に戻っているだと? アムロ、奴は死んだんじゃなかったのか?」

「俺はア・バオア・クーでヤツを落としたと思っていたが、生きていたのか」

 

 ヤツより先にラプラスの箱を手に入れなければならない。箱は破棄するべきだろう。ジオン残党に使われてはたまらん。

 

「ブライト少佐、我々はエゥーゴにラプラスの箱が渡るのを阻止しなければならない。連中に箱を渡してしまえば、ジオン残党の活性化につながる」

「……本当にそうでしょうか? ラプラスの箱は正式な宇宙世紀憲章です。我々はテロリストに対処する部隊であって、スペースノイドを弾圧する部隊ではありません。エゥーゴは連邦軍内の改革派であり、ジオン残党に与するとは考えにくい」

「シャア・アズナブルを信用すると言うのか? 元ジオン軍人でジオン・ズム・ダイクンの息子だぞ。私は、エゥーゴとの戦闘が生じたとしてもラプラスの箱を確保したい」

 

 シャアの思考が分からない以上、こちらでラプラスの箱を確保した方が良い。

 

「アムロ大尉、君はどう思う?」

 

 アムロは迷っている様子だった。

 

「エゥーゴやシャアの考え方が分からない以上、エゥーゴとの戦闘も覚悟しなければならないと思う。だが、こちらから戦端を開くのには反対だ」

 

 ま、ここらへんが落としどころだろう。エゥーゴは敵ではないが、味方でもない。同じ地球連邦軍組織ではあるが、シャアのような元ジオン軍人を抱え込んでいるのだ。

 

「それで、箱の引き渡しが行えるのはどこだ?」

「サイド1の30バンチで取引が行われるそうです。あそこは反連邦的な雰囲気があり、スペースノイドでも活動しやすいですからね」

 

 なるほど。ここで30バンチが来るのか。もちろん、私のティターンズはG3ガスは持っていないし、核もコロニーレーザーも持っていない。

 艦隊はあるが、ロンド・ベルより少し多い程度の規模だ。もしエゥーゴと本格的な戦闘になった時にこの数で抑えられるのだろうか?

 しかし、こちらにはブライトと、宇宙でバンバン活動できるアムロがいる。なんとかなるはずだ。

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