剣士の放浪記 作:侍ってカッコよくない?
ここは新世界のどこかの島。島は非常に小さいが、木や草は生い茂っていてしっかりと1日は生きれそうなぐらいな食料はある。だが、ここは無人島ではない。れっきとした有人島だ。それはなぜか。ここにはしっかりと人が住んでいるからだ。
森の中から死んだシカを肩に担ぎ、腰に刀を1本差し、シワひとつない服を着ている男が出てきた。この男の名は"メリアーム・カイ"。このほぼ無人島で育った男だ。
カイは気づいたらこの島にいた。転生などではなく、純粋に親に捨てられたのだ。ただ、カイはそれに気づいていない。それも、カイはここで生まれたものだと勘違いし、ここが故郷だと思っている。この島は地図に記録されていないため、海賊や海軍が来ることは一切ない。では、何故カイは刀を持っているのか。それは"ある日、海辺を散歩している時に偶然見つけたものだから"だ。この刀の名は"怪刀
「今日も豊作豊作。ただ…毎日、シカ肉ってのも飽きる。どうにかしたいものだが…」
その時、カイの上空をニュース・クーが通り、新聞を落としたが気づかなった。落ちた新聞はカイの目の前に落ちてきた。
「なんだこれ?なになに?"海賊王が死刑"?…誰?海賊王って…」
カイは世界情勢について全く知らなかった。新聞なんて読む機会がほぼなかったからだ。"ほぼ"というのは一回見たことがあるからだ。それは刀を拾ったときに横に一緒に落ちていた新聞を読んだからだ。内容は覚えていないが。
「海賊…海にはそういう奴がいるのか…海に出れば食料が見つかるか?…考えていても仕方ない。行くか!海!」
カイは初めて、島を出るという事を思いついた。そこからのカイは早かった。刀で斬った木を丸太にし、それをさらに斬り、板材にして、粘土を集め板材と板材をくっつけるための接着剤として使い、あっという間に1人用の船を組み上げた。
「ふいぃー、これでいいな。じゃあ、名残惜しいけど。ありがとう!!俺の故郷!!また帰ってくる日まで!!」
カイは船を出した。船は崩れることなく海に出て行った。
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ここは新世界の海の上のぽつんと浮かぶ1人用の船。
海に出たのは良いことだったが、カイは航海術を持っていなかった。そりゃあそうだ。島に籠っていた1人の人間が刀と船だけで海を渡れるかという話である。普通に考えればわかることであるが、カイはどうにかなるだろうの一点張りだった。
しばらくすると船の真横の水面に魚影が写る。それは次第に大きくなり、ついに海から顔を出した。出てきたのは海王類だった。しかし、カイは驚かなかった。カイは"デカい魚だなぁ…"と思っただけであった。海王類はカイを食べようと口を開け、覆いかぶさってきた。普通の人間であれば、武器を抜き、戦闘態勢に入るのだが、カイは刀を抜かず、寝そべるだけだった。海王類が船ごと飲み込もうとしたその時、
「一振り…」
そのつぶやきと共に海王類は真っ二つになり、大きなしぶきを上げ、海面に叩きつけられた。つぶやいた当の本人であるカイは刀を血振りのように振り、刀を鞘に納める。カイはつぶやきと共に海王類を斬った。カイは何の能力も持っていないただの剣士だが、ただものではなかった。
「よし、食うか。」
海に浮かんだ海王類の残骸を刀で細かく刻み、味付けもせずそのまま口に放り込む。野生児であったからか、体はとても強く、細菌などは気にしていない。10分もしないうちに海面にあった海王類の残骸はカイの腹の中に消えてなくなった。
「ふう、美味かった。これで1週間は行けるか…」
カイはまた船に寝ころび、波と風のゆくままに舵を任せるのだった。
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設定
名前:メリアーム・カイ
性別:男
身長:175cm
体重:55kg
生まれ:??
育ち:無人島(地図に記載なし)
得意:剣術
苦手:情報収集
興味のないもの:海賊、海軍、革命軍、世界政府
持ち物:刀(怪刀
性格:優しく、能天気
概要:好奇心旺盛で気になったことややってみたいことは実践するに限る。この好奇心で海に出るという決意をした。親に無人島に捨てられているという事は知らない。刀は海辺で拾った。
(前書きでは更新しないかもと言いましたが、気分次第ではする可能性も十分にあります。)