ハイスクールD×D~Stand up to~ 作:ライダーマスク
ありがとうございます!
今回はリアスの活躍回とちょっとした強化のお披露目回となります!
〔イッセーSIDE〕
姫島先輩、木場、塔城の3人がグレモリー先輩の指揮で、襲い掛かるはぐれ神父とはぐれシスターを次々と倒していく。
勿論全員捕縛ではなく完全な排除―――いわゆる殺しって奴だ。
捕まえた方が良いんじゃあないか?っと平和ボケした奴等なら思うが、グレモリー先輩達は[日本神話]の職員として駒王町の異形関係の管理を任されている身。
そして今回のレイナーレと俺の出会いを筆頭に浮き彫りになった完全な領地侵犯や、明らかな宣戦布告行為に関係のない一般人を巻き込む事。
侵入者であることを除いたとしても殺されても文句は言えないし[神の子を見張る者]も文句はいえない。
しかし、あのレイナーレは自分や所属している組織である[神の子を見張る者]と[日本神話]の外交関係を悪化させる様な行為ばかりをして何がしたいんだ?
それに元シスターであるアーシア・アルジェントをこの町に呼び出した事もわからない。
まあ、それを抜きにしてもあのクソアマはかなりのクソアマなのは間違いない。
俺が直々にぶちのめしてやりたいところだが、今回はあくまで仕事として来ているグレモリー先輩たちの領分。
彼女達が対処できなくなるまでは敵を探知するレーダーとしてサポートに徹するつもりだ。
「お、どうやら[堕天使]が3人来たようだな」
「みたいね。光の力の気配でわかったわ」
グレモリー先輩がそう返事をすると、3種類の黒い羽が空から堕ちて来た。
視線を空に移すとそこには3人の堕天使が俺とグレモリー先輩達を見下すような様子だった。
「全く…人間は本当に使えないわね」
「同感だ。いくら対悪魔の戦闘経験を積んだ元神父や元シスターでも所詮か下等種族。貴族で甘えた環境で育った小娘と悪魔になり下がった下等種族。それにそこにいるレイナーレ様に屈辱を与えた汚物すら掃除できんとはな」
「まったくっすネ~。まあ、ワタシ達が着た以上はこいつ等なんて瞬殺ってヤツっすね」
最初に喋ったのは胸元を大きく開いた黒紫色のボディコンスーツを着用したスタイルが良い青髪ロングヘアの女堕天使。
次に喋ったのは茶色いコートに渋めの雰囲気で屈強な風貌の男堕天使。
最期は黒を基調としたゴシックロリータの衣装を着用し金髪ツインテールという、いかにもゴスロリな女堕天使。
実力は下級クラスといったところか。
「どうやら今回の首謀者の側近登場と言ったところね? 奇襲もせずに堂々と登場とは、最低限の礼儀は出来ているようね?」
グレモリー先輩が不敵な笑みでレイナーレ直属の部下である堕天使3人に言う。
「流石は貴族のお嬢様ね。
「仕方なかろう。
「アハハっ!
うわ~滅茶苦茶堕天使共はグレモリー先輩を煽るな…。
ていうか割と本人が気にしている事を的確に言葉のナイフにして言うとか、相変わらず堕天使は性格悪いな。
もっと厳格で武士みたいな誠実さを感じる堕天使はいないのか?
あ、でも堕天使って天使が欲を以って堕ちた際に生まれた種族だから誠実さとは無縁だよな。
つーか、グレモリー先輩へのヘイトスピーチで、本人以外の全員がキレている事がわかるな…。
姫島先輩は表情こそ何時もの微笑みだが、雰囲気はマジギレだし、木場は帯刀している剣を抜刀して魔力を荒立ていて、塔城は完全に目を鋭くさて拳を握る音がデカくなっている。
主を馬鹿にされて怒れる眷属ってのは、主と下僕というよりも尊敬できる上司と部下―――いや、むしろ一つの家族って感じがするな。
そんなグレモリー先輩を馬鹿にされてマジギレを抑えている3人を見るグレモリー先輩。
「私の為に怒ってくれるのは主と誇らしいけど抑えなさい。
グレモリー先輩の見事な反論という名のカウンターパンチに余裕そうだった堕天使3人は様子を一変、怒りをあらわにした。
グレモリー先輩も慣れているって言っているけど、普通に怒っているよな。
「貴様!!我が主たるレイナーレ様を侮辱するか!!」
「その立場も実力も理解しない発言―――万死に値する!!」
「予定変更っす!! 今ここで貴様らを皆殺しにするっす!!」
3人の堕天使が手元に光で構成された槍を生成、それと同時に光で構成されたボウガンを顕現させた。
光の槍は堕天使由来の力と技術だが、ボウガンの力の波動は違う。
これは―――
「[神器]か」
俺がそう呟くと堕天使の1人―――青髪の女堕天使が誇らしいように話し始めた。
「ええ!下等で下賤な種族たる人間にはふさわしくない[神器]を頂いたの」
「[神器]を頂いた? まさか貴女達…抜き取ったの? 人間から[神器]を」
グレモリー先輩がそう問いかけると、渋めの雰囲気の男堕天使が嘲笑うように答え始めた。
「ああ。面白い光景だったぞ? 人間が苦しみながら[神器]を抜かれのたうち回る様は。まさに下等で下賤な種族に相応しい光景だったな」
「あれは最高に滑稽でしたねー。まあ、下賤で下等な人間には過ぎた代物。こういうのは私達[堕天使]という崇高なる存在が持つに相応しいんっすよ」
「ええ。まったく[聖書の神]は耄碌したものだ。こんなのを人間に与えてなんになる? まあ、人間狩りという楽しみが増えたことは良いけどね」
典型的な自種族至高&異形故の人間見下し発言だな。
まあ、人間も似たようなことを他の存在や同じ人間にやってきているし文句は言えない。
ただ[神器]に関してだが、俺個人の意見として人間にとってははた迷惑なのは間違いない。
女堕天使が言ったように、クソ堕天使共の人間狩りという口実を生み出しているし、[神器]を宿したことで不幸な人生を送り、悲惨な結末を送る[神器所持者]の存在が多いいのは事実だ。
俺が宿していた歴代の[赤龍帝の籠手]所持者がいい例だ。
「まったく。他者に最低限の敬意をはらえないとは欲に堕ちた堕天使さんね。それと、神器を得たからといって私達―――いえ、私に勝てると思ったら、耄碌にも程があるわね」
グレモリー先輩がそう言いながら、姫島先輩、木場、塔城に視線で下がるように指示。
それを受けた3人は俺がいる場所まで下がった。
「あら~自ら死に来るなんて、流石は世間知らずのお嬢様な事」
「世間知らず…ね。まあ2年前までの私は確かにそうだったわ。悪魔で爵位持ちの家という世界で生きてきたのだから。でも私は[日本神話]の方々を見て学んだの。世界は広いってね―――ほら、早くその神器で攻撃しなさい。私はこの場を動かないから」
グレモリー先輩は堕天使3人に右手を前に出して親指以外の指で招くという挑発をかました。
「死に急ぐとはな!!」
「ならばその身をもって自らの愚かさを知れ!!」
「私達がレイナーレ様から与えられた神器の名は[
ゴスロリ女堕天使がそう自らの力を開設すると同時に、3人は生み出した光の槍を[神器]である[閃光弩]に装填。
元から装填された光の矢と槍が融合し、巨大な杭へと変化した。
確かにあの威力は上級クラスでも下澄みの奴がノーガードで受ければ死ぬな。
まあ、グレモリー先輩は違うと思うが。
「その傲慢で!」
「愚かで世間知らずの罪と共に!」
「眷属と下賤な人間と共に死ね!!」
堕天使3人による[神器]を介した攻撃がグレモリー先輩に向かって放たれた。
光による攻撃は悪魔にとって特攻。
普通なら光の攻撃にさらされている主を護るために、姫島先輩、木場、塔城の3人は守ろうとするが、そのそぶりを見せない。
寧ろ、主の活躍を邪魔しない様に背後に佇んでいる。
そして―――
「
グレモリー先輩がそう呟くと同時に、堕天使3人が放った光の杭の先に赤黒い魔力がリングの形を形成。
そのリングに堕天使3人の攻撃が触れると同時に、まるで何もなかったかのように消滅した。
「「「なッ?!」」」
自分達の攻撃が一瞬で消滅したことに驚く堕天使3人。
これが魔王である兄が持つ同じ魔力であり、バアル家の血筋が持つ魔力でもある[滅びの魔力]か。
「あら? 攻撃が途中で消えたわね? 練度不足みたいね?」
「なめるな!! この程度の攻撃いくらでも放てるわ!!」
青髪の女堕天使の怒りと共に他の堕天使2人も先ほどと同じような攻撃を連続で繰り出して来た。
だが、結果は初撃と同じように消滅した。
「な、なんだと!?」
「[神器]によって強化された我々の攻撃が!?」
「消滅したっす!?」
「私が貴族社会で言われてきた悪口は知っているようだけど、私が持っている力は知らないのかしら? 他者の評価でダメな事ばかり聞いていたら、物事の本質を見失うわよ?」
「黙れ!!」
屈強な雰囲気の男堕天使が攻撃を再びしようとした瞬間―――
「
奴が発動していた[神器]とその腕が、グレモリー先輩が発射した赤黒い魔力で形成された弾丸が命中すると同時に、そこに何もなかったかのように消滅した。
「ガァァァァァァァ!?」
時間差で消えた腕がつながっていたであろう肩から大量出血し、苦悶の表情を浮かべる男堕天使。
「ドーナシーク!?」
「腕が、いつの間に!?」
「この程度の攻撃も見切れないのかしら?」
「世間知らずの小娘―――」
「―――
青髪の女堕天使が怒りを叫びながら攻撃しようとするが、グレモリー先輩が言葉を遮ると同時に、男堕天使の腕を消し去った同じ攻撃で、その堕天使の頭がそこになかったかのように消滅させた。
そして首から大量に血が溢れ出し、糸が切れた操り人形のようにそのまま地面に墜落した。
「か、カラワーナ!? 一体何が…!?」
「み、ミッテルト…ッ! 早くあの小娘その眷属を殺せ!!」
「は、ハイっす!!」
何とか出血を抑えた男堕天使―――ドーナシークって呼ばれていたな、そいつは残った腕で光の槍を生成し投擲の構えを。
ゴスロリ堕天使―――確かミッテルトって呼ばれていたな。
ソイツは再び同じような攻撃を繰り出そうとした。
だが―――
「これ以上は時間の無駄ね―――[
グレモリー先輩がそういうと同時に、グレモリー先輩によって生み出さされた赤黒い魔力で形成された獣が獲物を嚙み砕くように捕食。
ドーナシークの左側の半身、ミッテルトの上半身が捕食され、そこには同じようにそきに無かったかのように消滅。
2人の身体はカラワーナと同じように地面に墜落。
そして目の前には3人の堕天使の遺体からあふれた血の泉が生れるように広がった。
「[神器]を得ても攻撃がワンパターンね。所詮は力しか見てない愚者の末路と言ったところかしら?」
そう姫島先輩、木場、塔城に振り向きながら決めセリフのように言い放つグレモリー先輩。
「兵藤君。どうかしら? 私たちの実力は?」
そしてグレモリー先輩は姫島先輩たちを背後に佇ませて聞いてきた。
「強いと思いますよ。流石は[
「あら、その2つ名を知っていたのね?」
「グレモリー先輩は[日本神話]でも有望な若手として有名ッスからね。攻撃方法も滅殺姫といわれるだけはありますね」
「ありがとう。まあ出力はお兄―――
「いや、現魔王ルシファーはぶっちゃけ強いという次元じゃあなくてゲームで言うところのバグみたいな存在ですから比べる方が非常識ッスよ」
[日本神話]の元邪神であり現在は太宰府天満宮で暮らし、高校受験の際は俺の家庭教師をしてくれた“
―――「あの魔王。本当に悪魔として生まれた存在? 普通に魔と消滅を司る存在というか儂より絶対に強いじゃん。ていうか
っと言っていた。
因みに菅原道真さんの今のトレンドは[地獄先生ぬ~べ~]だ。
まあ[日本神話]における[日本神話霊的国防衛九神]の1人である菅原道真さんにそう言わせるほどの存在だ。
「そう言ってくれると助かるわ。さて、大体のレイナーレの部下は片付いたようだし本殿へと行きましょうか」
「「「はい、リアス様」」」
「了解ッス」
俺達はレイナーレがいるであろう本殿である廃墟となった教会に向けた歩みを進めた。
今回のリアスの改変具合はどうでしょうか?
自分は結構気に入っています。
次回予告。
「ふるえるぞハート!」
「燃えつきるほどヒート!」
「刻むぞ血液のビート!」
の三本立てでお送り致します。
では!
感想お待ちしております。