ハイスクールD×D~Stand up to~   作:ライダーマスク

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ここでスタンドに関する設定改変と独自設定が入ります。


語りと課題

〔イッセーSIDE〕

 

 

 

 

「起きたか?」

 

俺がそう声をかけると同時に、修行場にある休憩室で寝かせたグレモリー先輩たちが同時に起きた。

 

「ここ…は…?」

 

「私達なんで寝ていて……いや、兵藤先生に倒されたんですね」

 

「そうみたいですわね…まだ攻撃されたところが痛みますわ」

 

「まるで歯が立たなかったよ…。こんなの師匠と模擬戦をした以来だね」

 

「…完全に遊ばれていた感じです。」

 

「私達はどのくらい寝ていたのでしょうか?」

 

「全員起きたな。加減したとはいえ8時間の間、ぐっすり気絶していたぜ」

 

「「「「「!?」」」」」

 

俺の言葉を聞いて驚くと同時に、視線が集中した。

 

「8時間も!?」

 

「ああ。加減はしたけど軽く再起不能にさせる攻撃はしたからな。ちなみに今日の修業は終わりだ。アーシアは全員と自分の治療を[神器]でやっておいてくれ。俺は晩飯の準備をするからよ。言っておくがこれ以上の鍛錬は禁止だ。荷物もそれぞれの場所に置いてあるから荷解きして宿泊の準備をしな」

 

俺は皆にそう告げて修行場から出て、自宅にあるキッチンへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あら、イッセー君。皆はどう?」

 

「ん? まあ、ボチボチって所だな」

 

グレモリー先輩たちの食事を準備してくれているクレーリアさん。

 

キッチンからいい匂いがしているな。

 

「うーん。日に日に家事スキルがどんどん伸びているな」

 

「ええ。最初の頃は料理をしたことが無かったから迷惑をかけっぱなしだったわね」

 

「まあ。誰しも最初はそんなもんだよ。それはそうとある意味後任であるグレモリー先輩はどうだ?」

 

「私の後任ね…。既に町の管理は[日本神話]所属の方が全部やっているからどうなのかしら?」

 

「まあ、管理業務自体を仕事としている以上は公認でいいんじゃあないか?」

 

「そうね。まあ、私がどうこう言える立場ではないけれど、聞かれた以上は応えなきゃね―――良い意味で貴族らしくないわね」

 

「それは俺も思っているな」

 

「ええ。他種族にも真摯に接しているし、イッセー君との戦闘―――貴方にとっては遊びですらないけれど、新しい娘以外の4人はちゃんと鍛えているのはわかるわ。まあ、対等な存在と格上の存在との戦闘はまだまだね」

 

「手厳しいな」

 

「これでも元ベリアル家でありディハウザー様の従姉妹ですから。それに貴方に鍛えてもらっていますから」

 

「そうだな。俺としては下の実力との戦いは確りしていると思うな。その分格上や予想外の力を振るってくる敵に対しては脆弱だ。あのままじゃ、ライザー・フェニックスの眷属…[僧侶]である妹を除いた奴等には勝てるが、ライザー本人と妹の[僧侶]には勝てないだろうな」

 

「イッセー君抜きで戦うならどうする?」

 

「[レーティングゲーム]には色んな種類のゲームがあるからなぁ…。スタンダードなフィールドを自由に動いて王を取り合うやつならライザーと妹の[僧侶]以外を速攻で再起不能にさせて、後は防御に集中して全員生き残るかグレモリー先輩を入れた3人だけ制限時間まで生き残って人数差と駒価値で勝利って感じだな」

 

「そうね。他のルールでは既に[レーティングゲーム]をこなしているフェニックス家の三男坊が有利。勝機はそこしかないわね」

 

ぶっちゃけ、グレモリー先輩はそこらあたりを考えているからレーティングゲームでの婚約問題の解決に悩んでいた。

 

俺が提案したライザー・フェニックスに勝てる唯一の方法もスタンダードルールでの前提であり、成功確率もかなり低めの大博打に近い。

 

「因みにクレーリアさんはライザー・フェニックスとその眷属相手に勝てる自信はあるのか?」

 

「勿論。これでもベリアル家の力である[無価値]を鍛え上げて、イッセー君に死の一歩手前まで追い詰めた修業のお陰で発現できた私の[スタンド]を使えば余裕よ」

 

「まったく、俺が相手して鍛えたとはいえあんな無法能力をもった[スタンド]を発現するなんて、我ながらやれやれだなっと思ったよ」

 

クレーリアさんを俺が鍛え上げた理由は、万が一彼女が生きている事を察知したレーティングゲームの上層部共が刺客を送った場合に、俺がいない場合の自衛だ。

 

一応回復要因である徐倫とFFに付いてもらって回復させたりして出来た荒業。

しかもそれ相応の覚悟を持たないと精神が持たない程の過酷を強いたな。

 

まあ、本当にそうしないと[スタンド]は発現しないからな。

最初のスタンド発現者がジャイロから始まり、次に徐倫、エルメェス、アナスイ、ウェザー、FF。

あの戦いの最終決戦で俺。

そしてクレーリアさんだ。

 

そもそも[スタンド]の発現条件はその者が持つ技術か異能に類ずる能力が神の領域に到達しつつ、目の前に現れた絶対に勝てない相手を前にしても、揺ぎ無い[覚悟]で立ち向かう精神が世界の理に影響するレベルになった際に発現する。

 

俺も殺す気でクレーリアさんと戦ったからこそ、彼女は[スタンド]を発現できた。

 

因みにこの方法を行うには、対象が元から持っている力や技術が神の領域前提なので乱用は無理だ。

 

クレーリアさん自身もあの戦いを生き残った上でベリアル家の[無価値]を神の領域レベルまで強くできたからこそできた修業だ。

 

そう考えると、徐倫達って全員が神クラスの[荒振神]との戦いで、死ぬ半歩手前で[スタンド]を発現。

ジャイロも実質神となったカーズ相手で[スタンド]を覚醒させている。

 

なんなら俺は[波紋][回転]の要素に加えて、親友のジャイロ、共に戦ってきた[赤龍帝の籠手]に宿るドライグと歴代の赤龍帝との別れを乗り越え部分もあるせいかかなり無法な能力というか応用力を持った能力になっている。

 

赤龍帝ドライグの全盛期を良く知る魔法使いに[ドラゴニック・デスティニー]の力を披露したら―――

 

―――「これは……。全盛期のドライグが可愛く思えるほど[倍加][譲渡][透過][燚焱の炎火]を使いこなしていますね。これは龍神クラスに勝てると思いますよ」

 

って言ってくれたな。

 

ちなみにその魔法使いさんは俺が高校一年生の時に巻き込まれて首を突っ込んだ事件で会った事がきっかけだ。

 

「スタンド―――自身の能力や技量を神の領域まで高めつつ、勝てない相手に蛮勇でも殿でもなく、[真の覚悟]を決めて立ち向かう際に発現する能力。過去の時代にも発現者が現れなかったのよね?」

 

「そもそも[スタンド]自体は同じ[スタンド使い]か精神力や生命エネルギーを利用する技術や能力を持つ存在にしか見えないどころか干渉も出来ない。今のところ[スタンド]に干渉できる技術は[波紋][仙術]そして精神力や生命エネルギーを利用する術式や法術。そして能力は現状[神器]のみといったとこだな」

 

「そうなると彼女達で貴女の[スタンド]が見えるのは2人ってことよね?」

 

「どうだろうな。もう1人見ようとすれば見れる奴がいるかもしれない」

 

「誰なの?」

 

「それは―――」

 

それから俺とクレーリアさんはグレモリー先輩達の料理ができるまで談笑を続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「美味しいわね」

 

「ええ。優しい家庭の味ですわ」

 

「まさに母親の味って感じだね」

 

「…美味しいです。おかわりはありますか?」

 

「とっても美味しいです!」

 

クレーリアさん手製の夕食を美味しそうに食べるグレモリー先輩たち。

 

それから食事の時間は過ぎて、修業初日における俺からいえる事や修業内容を伝えていく時間となった。

 

「―――さて、今回の模擬戦で言っておくべきことがある」

 

俺の言葉に真剣な雰囲気となった。

 

「まず、俺無しでライザー・フェニックスとその眷属の[レーティングゲーム]に挑んだ場合の勝率は―――0だ」

 

「「「「「…ッ!」」」」」

 

「言っておくが小数点すらない完璧な0。まず全員格上や対等な相手との戦いはほとんど経験ないだろう?」

 

「それは…そうね」

 

「その通りですわ」

 

「僕には師匠がいるから戦った事がある……といいたいところだけど、そういう事じゃないんだよね?」

 

「そうだな。木場」

 

「…詳しく教えてください」

 

「わ、私も皆さんの役に立てるようになりたいので知りたいです!」

 

塔城とアーシアが食い気味に聞いてきた。

 

「まずアーシアは戦闘の素人すぎる。まずは自分が戦い―――チーム戦においてどういう役割でどう動くかを学ぶ必要がある」

 

「はい!」

 

「よし。良い心意気だ。そんでアーシアを除いた四人の指摘である格上や対等な相手との戦い―――ちゃんと死が隣り合わせ前提の実戦がなってない」

 

「そうね。確かに日本神話の職員として働いていても私達で達成可能な戦闘任務だけ。実戦とは程遠いい戦いばかりね」

 

「そうだ。まだグレモリー達は本当の戦いを知らない。だからこそ今回の修業で本当の戦いを叩き込みつつ、それに耐えうる体力や練度を上げていく。言っておくがここからの修業はアンタ達がやって来た修業の100倍は過酷だと思え―――これを達成できなきゃ、未来じゃあ生き残れないからな」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

真の覚悟ではないが、やる気の満ちた全員の表情を見て、心の中の遠慮や容赦を完全に捨てれることを確信した。

 

この修行はレーティングゲームで俺に頼りきりというクレームを抑える目的でもあるがもう一つある。

 

それはグレモリー先輩が現魔王の妹である事。

そして今の悪魔は決して一枚岩ではなく、現魔王を身勝手に憎む悪魔共がいる。

 

今の状態はその悪魔共に蹂躙されて死ぬだろう。

 

だが、こうして知り合った以上は―――正確には俺の身近に居たりたいせつな存在にこれ以上殺される…または庇われて死ぬみたいな事になってほしくないからだ。

 

さあ、ここからのLESSONは過酷になるぜ?―――グレモリー先輩たち。




クレーリアさんのスタンドは後々登場させます!
ちなみに言っておきますが、かなりの無法能力です。
なんならディハウザーの[無価値]が可愛く思える程です。

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