ハイスクールD×D~Stand up to~   作:ライダーマスク

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今回の話はジョジョらしい改変要素を最後のあたりに居れていますのでご注意を!


修行と想い語り

〔イッセーSIDE〕

 

 

 

 

「これは…キツイどころじゃないわ…ね…ッ」

 

「ええ…。今までの鍛錬が…楽だと…錯覚するレベル…ですね…ッ」

 

「ここまで…追い詰められるなんて…師匠との修業……でも…ここまでの事は…なかった…よ…ッ」

 

「…常に…限界まで集中…しないと…意識が…途切れそう…です…ッ」

 

「…これが…戦う…修業なんです…ねッ…」

 

目の前には全身に傷を負い、着ていたジャージはもはや原型をギリギリとどめているレベルでボロボロな姿のグレモリー先輩たち。

 

模擬戦から翌日、グレモリー先輩達に与えた修業は大まかに分けて3つ。

 

1つ目はは戦いの基本となる基礎身体能力の強化。

戦い方は千差万別だが、結局自分の身体を軸にして戦う以上は基礎身体能力を鍛えるに越したことはない。

 

その基礎身体能力の強化に関しては、グレモリー先輩達に日本神話の術者に製作してもらった修業用に作ってもらった術式が刻まれた札を体に貼って全身に負荷をかけながら腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワットを100回。

10㎞を全力で走り、その後はプランクを30分行う。

因みに札に刻まれた術式は、貼られた対象に3倍の重力がかかるもんだ。

 

そんで2つ目はそれぞれの能力を限界まで行使し続ける事だ。

グレモリー先輩達の戦い方は大きく分けて3つ。

グレモリー先輩、姫島先輩が魔力。

木場とアーシアは[神器]。

塔城は体を使った格闘。

 

修行場にある特殊なデコイ(360度上級クラスレベルのスピードで動く設定付与済み)にそれぞれの力を使えなくなるまで行使し続ける。

 

これは、自分の力を限界まで使うことでその力を行使する際の要領―――RPGでいうところのMPゲージを底上げしつつ、そのゲージから使える要領を増やす事だ。

どんなに凄いエネルギーを内包していても、そこから出せる出力が少なければ弱いままだ。

 

例えるなら、25mプールに満たされた水が力を使う為のエネルギー、そこから使える最大量が小学校の掃除で使われる一般的なバケツ一杯。

25mを満たす水をそんなバケツで水抜きしても無意味な行為みたいなもんだからな。

 

そんでもって最後の3つ目は、その状態から俺に攻撃を当てる修業。

時間制限はその日の18時まで。

 

満身創痍の状態、かつ格上との戦いでどう生き残り、勝利を模索していくかを鍛え上げる訓練だ。

勿論俺は容赦なく反撃するし、回復役であるアーシアも容赦なくボコボコにする。

 

グレモリー先輩達は皆容姿端麗な美男美女だが、俺との模擬戦の制限時間が尽きる頃には、皆ギャグマンガでボコボコにされたような顔になっている。

 

ちなみに今日で10日目だ。

 

「おっと、もう18時だな。今日の修業は終わりだから湯治を忘れないようになー」

 

俺がそういうと、グレモリー先輩たちがその場で膝をついて緊張を解いた。

 

いやー、この10日でグレモリー先輩達はだいぶ進歩した。

 

最初はこの時間に到達する前に全員気絶してぶっ倒れていたからな。

そんで俺が修業場にある、特殊な湯治施設まで運んで全員を脱がして湯に浸からせていたからな。

 

ん? 木場はともかく女子達を脱がせて裸を見るのはどうなのかって?

 

残念だがグレモリー先輩たち女子組みはスタイルは良いが俺の性癖対象から外れているといるからそういう目で見てない。

 

そもそも俺の性癖は濃いめのアンダーヘアーに大きめの乳首と乳輪。

俺と戦える実力持ちでスタイルはB80㎝以上、W65以下、H80以上100以下が大前提。

そんで性癖にマッチしても性格がクソかそれ以下の奴は勿論無理だ。

 

まあ、ニッチな性癖になったのは最初に拾い読みしたエロ本が原因だけど。

因みにNTRや凌辱、触手、BSS系などの可愛そう系はNGだ。

というか俺の前で見せたり、俺にむけて布教しようとしたやつは強制的に再起不能にしてやる。

 

こんな性癖だから彼女なんて出来ないって思っていたし一生童貞なんだろうなーって思っていた時期があった。

あの時の戦いで一緒に旅した仲間の1人がストレートに俺の好みや性癖を聞いてきたかと思えば普通に合わせて、そのままほぼ逆夜這い喰らいながら告白されて彼女持ちになった。

 

さて、性癖語りはここまでにしてグレモリー先輩たちの食事を取りに行くか。

 

 

 

 

〔イッセーSIDE OUT〕

 

 

 

 

 

 

 

 

〔リアスSIDE〕

 

 

 

 

 

「はぁ~」

 

私と朱乃、祐斗、小猫、アーシアは兵藤君の家の地下にある修業施設の一つである温泉に入っていた。

 

「いつ入っても不思議な温泉ですわね」

 

「ええ。あれだけボロボロにされたのに傷や疲労がみるみるうちに回復していきますね」

 

「…それに肌にもいい感じがします」

 

「これが日本の温泉。すごいですね~」

 

「アーシア。この温泉は一般的な温泉とは効能が別次元だから一緒にしない方が良いわよ」

 

私は勘違いしそうなアーシアに軽くツッコミを入れた。

 

最初の模擬戦以降繰り返される3つの修業メニュー。

 

どれも常識的に考えればオーバーワークもいいところ。

普通なら回復するのに数週間は掛かるダメージや疲労がこの温泉に入ると長くても30分で全快する。

 

筋肉痛も魔力切れによる倦怠感も疲労も無くなる。

まさに修業にうってつけの回復施設。

 

ちなみにこの温泉に名前があるのだけれど―――

 

大国主神(おおくにぬしのかみ)の湯]

 

と書かれていた。

 

確か大国主神って日本神話でもかなりえらい神様で縁結び、国造り、農耕・医療の神って呼ばれていたわよね?

 

そんな神様の力が反映された温泉に悪魔が入っても大丈夫なのが不思議だわ…。

もしかして、私たち以外の悪魔も利用する想定で大国主神が調整して作ってくれたのかしら?

 

だとしても、日本神話でも上位の神に入る存在にこんな温泉を作ってもらえる兵藤君って何者なのかしら?

 

堕天使レイナーレが起した事件後に、花京院さんから兵藤君の事を聞いたときは―――

 

―――「悪いが彼の事を私達から話す事は出来ないんだ。一つだけ言える事は同じ波紋使いくらいだな」

 

っと、殆ど分からずじまいだった。

 

「しかし兵藤君は凄いですわね。私やリアスよりも年下なのに強く、そして修業に関して一切躊躇いが無いですわ」

 

「ええ。僕も師匠と修業はやってきましたが、あそこまで容赦なくやれるのは兵藤君だけでした」

 

「…かなり痛いというか、普通に死にかけたこともありますが、それも想定内といわんばかりに加減をしているのがわかります」

 

「こうやって血を流して修練するのは初めてで、最初は怖かったですが、今は何とかついていけるようになりました」

 

そう、兵藤君は修業において鬼も逃げ出す程厳しいけれど、その分ちゃんと加減の境界線や私達の耐えられる精神の限界を見極めて修業を調整してくれている。

 

そのお陰で誰もリタイアしなくてすんだし、一番実戦から遠いアーシアでさえもついていけている。

 

まあ―――

 

「でも―――修業の時の兵藤君は怖いわよね…」

 

「同感ですわ…」

「ですね…」

「…はい」

「はい…」

 

3つ目の修業の時の敵としている兵藤君の凄みと威圧感は流石に怖いわね…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…」

 

もうすぐ就寝時間になる時。

 

私は就寝用の場所から少し離れた青空が広がる修業場所―――いつも兵藤君と模擬戦をしている場所に腰かけながら、レーティングゲームの専門書を読んでいた。

 

地下施設とは思えないほどの自然な空気で、時々吹くそよ風が気持ちいわ。

 

「こんな遅くまで勉強とは熱心だな―――グレモリー」

 

すると、ライザーと面会した時と同じ服装の兵藤君が私の方に来た。

 

「風を感じながら読書をするのが落ち着くので」

 

「レーティングゲームの専門書を読んでいるのか―――ライザー・フェニックスとの戦いに備えてか?」

 

「はい。といっても気休め程度ですけどね」

 

「気休め程度でも出来るリラックスや備えはしておくことに越したことはない。ちゃんと王をやっているじゃあないか」

 

「ありがとうございます―――あの、兵藤先生」

 

「ん? どうした?」

 

「兵藤先生は…やっぱり、私の事は我が儘だと思っていますか?」

 

「どうしてそれを聞くんだ? その事なら前に応えただろう?」

 

「はい。でも、あの時は先輩後輩の立場ですので私が思うに遠慮があったのかなっと思ってしまうんです。ですが、今は私は教え子であり兵藤先生は先生。ですから今の立場で―――いえ、貴方の本音を遠慮なく言って欲しいんです」

 

そう、あの時兵藤君が言ってくれたことは嬉しかった。

でも、それは先輩後輩の立場であり私が魔王の妹やグレモリー家次期当主という立場があって多少なり遠慮した発言だと思ってしまう。

 

兵藤君はこういう事には決して嘘はつかなさそうだけど、今は私が下で彼が上という立場で改めて聞いておきたい。

 

そんな思いを胸に兵藤君が口を開いた。

 

「儘って感じじゃあない事に変わりはねーよ。別。確かに悪魔にある貴族社会じゃ我が儘姫とかいわれそうだが、正直なところ貴族の社会に生まれたからってそんな生き方で生きなきゃいけないなんて法律みたいなことは[悪魔]にないだろ?」

 

「……はい」

 

「だったらそれで良いじゃあないか。アンタはグレモリー家の長女としてではなく、1()()()()()()()()()()()()()()()()。俺としては敷かれたレールの人生を歩むよりも、自分で道を切り拓きながら、[悪魔]の勢力に最大限貢献している今のリアス・グレモリーが一番魅力的だぜ?

 

「ッ!?」

 

兵藤君の言葉になぜだが胸がおかしくなった…ッ。

苦しいけど、不思議な感覚。

今までどんな人にも感じたことないわ…。

 

「ん?どうしたんだ?」

 

兵藤君の顔が近くでみえる!?

 

どうしよう、なんかわからないけれどなぜだか兵藤君の顔を直視できない…ッ!

 

「い、いえ…なんでもないです…。そろそろ寝る時間なので寝ますね!」

 

私はそう言ってそさくさとその場から離れた。

 

一体私はどうしちゃったのかしら…。

 

私は突然芽生えた感覚を覚ます様に布団に入って眠りについた。

 

 

 

 

〔リアスSIDE OUT〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〔語り部SIDE〕

 

 

 

 

悪魔の本拠地である冥界。

 

そんな冥界にあるとある元七十二柱に連なる屋敷の奥にある一室にいる男の上級悪魔はとある映像をみて不満そうな表情をしていた。

 

「僕の肉の芽による洗脳がここまで効きにくいとはね…。フェニックス家の三男坊を使ってフェニックス家を手中に収めようとしても、奴の精神力が予想以上に強く精々傲慢にさせるが精々。リアス・グレモリーと婚約を強制させるだけで精一杯とはね」

 

その上級悪魔が見ていたのはかつてレイナーレに施した肉の芽を同じように打ち込んだライザー・フェニックスの監視映像だった。

 

本来であれば完全な支配下に置ける肉の芽だが、対象であるライザー・フェニックスの精神力というよりも、確固たる精神で過度に傲慢で貴族の悪い部分が出るだけにとどまっていた。

 

「まあ、あの男が居てもフェニックスの不死の攻略は不可能だろう。どこの薄汚い人間かは知らないが、グレモリー共々、僕がアーシアを手に入れる為の礎となるがいいさ」

 

そう言いながら上級悪魔は醜悪な笑みを浮かべながら、瞳から光が消え去った周りの女眷属悪魔を嬲るようにまさぐり始めた。




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