ハイスクールD×D~Stand up to~   作:ライダーマスク

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第一章:廃墟教会のディアボロス
狙われた学生


〔イッセーSIDE〕

 

 

 

 

「ふわぁ~春って感じだな~」

 

俺の名前は兵藤一誠(ヒョウドウイッセイ)

 

駒王学園高等部2年生の普通の学生―――ってわけじゃあないが、今はこうして平和に高校生として過ごしている。

 

「ま、周りに女子たちが…いるぞ…ッ!!」

 

「な、なにをされるか分からないぞ…ッ!!」

 

「なんで俺達はこんな場所に居るんだ…ッ!!」

 

「俺達は…あと何回…」

 

「何十…何百………」

 

「「女が怖いよぉぉぉぉぉぉー!!!」」

 

俺の隣で女子たちに怯える親友2人が少し騒がしいけどな。

 

1年前までは女子たちの視線に興奮し、女子更衣室を覗いてはボコボコにされるも、その過剰防衛を理由に覗行為を相殺されていた変態2人組みの松田と元浜。

 

寧ろ女子たちの暴力はご褒美といわんばかりだった2人が今年の高等部2年1学期から女性恐怖症を発症しているのか。

 

事の発端は2人の目に余る覗行為をどうにかする為に色々と悩んでいた時に知り合いの娘さんがそんな俺に悩みを聞いてきた。

 

こういう悩みを女性に話すのはなんか違うって感じだが、折角なので相談した。

 

すると知り合いの娘さんが―――

 

―――「へぇ。随分と性根が変態に傾きまくった野郎共みたいね。ねぇ、そいつら2人を私と“エルメェス”“FF”に預けてみない? 女の強さと怖さを徹底的に叩き込んであげようじゃあないの」

 

っと、提案を受けた。

 

俺としては最初はやんわりと断った。

だって、あいつ等自らの性欲を果たす為なら、女子たちがどんな報復をしようが嬉々として受け入れていくし底が無いからな。

 

普通に裸体とか見られるとか言ったが知り合い娘―――空条徐倫(くうじょうじょりーん)”は問題ないと受け入れて巻き込む予定の女友達であるエルメスとFFも乗り気だったようだ。

 

徐倫が提案してきた事だし俺はこれ以上松田と元浜がヤバい方向に行かない為に彼女たちに任せる事にした。

 

一応彼女の父親であり、俺の知り合いでもある[日本神話勢力]からの依頼を仲介してくれる空条承太郎(くうじょうじょうたろう)”さんにも話は通した。

 

承太郎さんも少し不安げだったが自慢の娘なら大丈夫だろうと言って、俺は合コンと称して松田と元浜を徐倫たち預けた。

 

そんで帰って来たかと思えばこんな調子だ。

 

「なんだよ…女子ってあんなに凄味があったのかよ…ッ!!」

 

「アレが俺達とタメってしんじらんねーよ!! 全裸を俺達に見られても動じることなく容赦なくボコって来たぞ…!!」

 

「俺たちは今まで何を見て来たんだ…ッ!!」

 

「あの畜生以下を見る冷めた目…あれは俺達を人間じゃなくて、ゴミを見ているような目だ…ッ」

 

「駄目だ…周りの女子たちが全て恐ろしい…ッ!!」

 

「いつまたボコボコにされるんだ…ッ」

 

「俺達はあと何回再起不能にされれば終わるんだ……」

 

「俺は…ッ」

 

「俺は…ッ」

 

「「俺達は…ッ」」

 

そう怯える松田と元浜。

 

そんな時に俺が座っている女子のクラスメイト―――片瀬が来た。

 

「ねえイッセー。午前の授業でわからないところがあって教えて―――」

 

そう語り掛けて来た片瀬を松田と元浜が見た瞬間―――

 

「「俺達のそばに近寄るなああぁぁぁぁーーッ」」

 

そう叫びながら机にヘディングしたかのように気絶した。

 

「うわぁ…毎回見て思うけど、春休みの間に何を経験すれば[変態2人組]のこいつらがこんな女性恐怖症を発症するのよ…。イッセーは2人の親友だから何か知らないの?」

 

片瀬がそうきいてきた。

 

「まあ、今まで好き放題やって来た(バチ)が当たったって事じゃあないか? 2人は毎日死にかけているが、こうして駒王学園の全女子生徒と女性教師はもう裸体を覗かれないという安心を得たんだからそこまで問題じゃあないだろ?」

 

「それもそうね…って親友なのに結構ドライだよね」

 

「親友でも間違った事による罰は受けるべきだからな。これも親友としての厳しさって奴だぜ」

 

「そうなのね。あ、で話を戻すんだけど午前中の授業でわからない事があって教えてほしんだけど」

 

「はいよ。何の教科だ?」

 

「それは―――」

 

こうして親友周りが良い意味で平和で騒がしくなった日々がまた過ぎていく。

 

まったく…徐倫、エルメス、FFは松田と元浜にスタンド使ってわからせたって言ったが、ここまで効果てきめんとはな。

 

やっぱりジョースター家の一族と、その者達に集まる人達は凄いな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで平日が過ぎて休日の夕方。

 

俺は休日の鍛錬を終えて駒王町を散策しながら、知り合いと電話をしていた。

 

〘ねぇー聞いてよイッセー!!〙

 

「その一言から始まるって事は承太郎さん関係か?」

 

〘そうなのよぉー! あのクソ親父!あたしの誕生日をまたすっぽかして仕事していたのよ!!〙

 

「マジか…。こう言っちゃなんだが、俺は徐倫(ジョリーン)の誕生日はちゃんと祝っておいてくださいって言っておいたんだけどな」

 

〘イッセーが忠告してすっぽかしやがったのか!! もう我慢できない! 家出して少しは娘のありがたみって奴をクソ親父に叩き込んでやろうじゃあないの!〙

 

「そういってまたエルメェスの家に泊まるのか? 毎回それやって少しはマシになったと思えば同じ状況になるの繰り返しな気がするんだけど…」

 

〘いいや、今度はそんなテンプレじゃあなくてもっと遠くに行くつもりよ〙

 

「大丈夫か?」

 

〘ええ。というわけだから準備が終わったらイッセーん()にしばらく居候―――()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「わかった―――()()()()()()()()()

 

〘家出の準備が整ったらアンタ家にしばらく居候しながら同じ学園に通うって言ってんの。あ、()()()()()()F()F()()()()()()()()()()()()()

 

「ちょっと待て! なんで家出先が俺の家なんだよ!!」

 

「だって信用できる日本国内に住んでいる知り合いってイッセーしかいないし」

 

「いやいや!俺に拒否権は無いのかよ!?」

 

〘んじゃ、あの変態2人組を更生した借りを返すって事で。ちなみに()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()よろしく。ちゃんと家賃とか払うから大丈夫よ。それじゃあまたね〙

 

「ちょっと徐倫。まだ話は終わってーーー」

 

通話が切れた。

 

まったく…、徐倫と承太郎さんの親子関係がアレというか100%承太郎さんが悪いんだけど…。

 

しかし俺が知る限り今年で徐倫の誕生日すっぽかすのは2回目だぞ。

徐倫曰く中学生のころから今に至るまですっぽかされっぱなしだったみたいだけどな。

 

承太郎さんも好きですっぽかしているわじゃあないのは知っているが、それでも娘をああも怒らせるのは庇い切れない。

 

ホリィさんは承太郎さんに甘いし、徐倫の母親も承太郎に厳しい方だが最終的に折れて甘くなるからどうしようもないんだよな。

 

こうして徐倫が父親である承太郎さんの愚痴を電話で聞かされているしな。

 

ていうか承太郎さん、マジで父親としての態度改めないと最悪親子との縁が切れるぞ…。

 

流石に兄弟子というか、遠縁だけど親戚であり恩人の親子の絆がなくなるってのは見たくないからな。

 

そんなことも思いつつも散策していると、クラスメイトの男子が堕天使の気配がする女―――()()()()()()()()()()()使()()が近くの公園に入っていくところが見えた。

 

クラスメイトの方はデートを楽しんでいるが、堕天使の気配がする女の方は表面上は楽しんでいるように取り繕ってるが、明らかにクラスメイトを下種を見るような目で見ていた。

 

ていうか、駒王町に[堕天使]がいるなんて結構異常事態だな。

なにせこの町には[悪魔]という異形種族の長である[四大魔王]の内、史上男悪魔最強の[ルシファー]史上女悪魔最強の[レヴィアタン]の実妹とその眷属悪魔が留学生として来ているからな。

 

そもそも駒王町に[堕天使]とか魔王の妹関係で危うい存在達の接近情報は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()なんだが…。

 

女堕天使の様子といい気になるから様子見を―――

 

「ッ」

 

俺がクラスメイトと女堕天使が入った公園に近づこうとした瞬間、公園を囲うように堕天使式の認識疎外と探知妨害のドーム状の結界が公園を包んだ。

 

一般人を自然に近寄らせないようにしているのと、異形関係に探知されない様に妨害まで仕込まれている。

 

これは臭い……いや、ものすごくヤバい匂いだぜ!

 

腰にある2つの鉄球を手に取り結界に入った。

 

幸い侵入妨害が無いのはわかっていたから容易く入れた。

 

そして俺が公園に入って見えた光景は―――

 

「―――死になさい、下種な人間」

 

女堕天使が自ら生成した光の槍でクラスメイトを殺そうとした瞬間だった。

 

「させるか!」

 

俺は右手に持った鉄球を特殊な技法で投擲し、1つ目を女堕天使に、2つ目をクラスメイトに投げた!

 

「ガハッ!?」

 

女堕天使に投げた鉄球は、女堕天使が生成した光の槍を砕きつつ奴の鳩尾に命中。

そのまま地面に墜落した。

 

クラスメイトに投げた鉄球は、頭部に命中しつつそのまま特殊な回転で威力をほぼ0にしつつ特殊な振動派を脳に送り気絶させて今日の記憶を全て消した!

 

「間一髪って所か」

 

俺は気絶させたクラスメイトをその場で抱えつつ、投げた2つの鉄球がそのまま俺に向かって飛んできたのを回収。

 

1つは腰のホルダーに仕舞いもう1個を右手に持ち、何時でも女堕天使を仕留められるように構える。

 

「な、なんなんだ…ッ!? いきなり槍が破壊されて、次に私に攻撃が……ッ!?」

 

立ち上がろうとするが、両足と堕天使特有の黒い白鳥の翼がまるで動かず肘を使って這いつくばる事しか出来ない女堕天使。

 

あの鉄球の攻撃でこいつの下半身と翼、そして首の上運動を麻痺させた。

少なくとも1日はこのままだ。

 

俺は気絶したクラスメイトを左腕で抱えながら女堕天使に問いかける。

 

「おい、そこの堕天使」

 

「ッ!? 何者だ!! ……ッ下半身と翼が動かない…首も上に上がらない…ッ!」

 

「質問で質問を返すな。その状態にしたのはお前が下種と呼んだ人間が生み出した技術だ。そんで答えろ―――()()()()()()()()()()()()()()

 

大方、クラスメイトが神器(セイクリッドギア)持ちで危険と判断したから殺すという[堕天使]共が大体の異形勢力が目をつむっている行為だろうが聞いておこう。

 

「正体が…わからないお前に教える義理はない…ッ! それに私を邪魔したって事はお前は神の子を見張る者(グリゴリ)を敵に回すって事なのよ!!」

 

「[堕天使]だから[神の子を見張る者]を所属を名乗るか…。お前、日本神話の勢力圏内で[神の子を見張る者]としての活動行為は認められていないって知らないのか?」

 

「なんだと…ッ」

 

「まあ、お前のような下っ端の下っ端が知るような事でもないが、アンタの所の幹部が日本で随分とやらかしてくれたおかげでよぉ~。世界崩壊の危機に[日本神話]の神々や異形を知らない一般人にも実害が出まくった。それに前々から他の異形勢力やテメェ等[堕天使]の大義名分を盾にしたクソみたいな方法での[神器]収集行為もあったから[日本神話]は堕天使において[神の子を見張る者]としての組織的行為を禁止しているんだよ」

 

「たかが極東の田舎神話の戯言なんて至高の存在であり種族である我々[堕天使]が命令される筋合いはないわ!!」

 

「へぇ。[日本神話]の神々よりも[神の子を見張る者]が強いと言いたげだな?」

 

「当り前よ!!“アザゼル様”を筆頭に幹部の者たちの力があれば神話の1つや2つ簡単に滅ぼせるわよ! 悪魔や天使共もね!」

 

この女堕天使、堕天使って種族を滅茶苦茶盛って話すな。

 

アザゼルや[神の子を見張る者]が神話のを滅ぼせる?

日本神話の神々が神話の身内争いで世界が滅びかけたのに、実質身内で争い合って現在進行形で種族滅亡の危機に陥った勢力に滅ぼされるとか、笑えない冗談だな。

 

「そうかい。まあ、お前はここで終わりだ。精々お前が領地侵犯をしたことを悔いておけ」

 

俺はクラスメイトの男子をそのまま抱えながら公園を出た。

 

そしてその数時間後に駒王町にいる日本神話の管理者から無許可で日本に来た女堕天使を拘束した連絡が来た。




次回からハイスクールD×Dの原作ヒロインキャラが登場します!
人間界での立場や仕事などの設定を変えているのでお楽しみに!
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