ハイスクールD×D~Stand up to~ 作:ライダーマスク
ありがとうございます!
今回オリジナル設定やキャラ設定の変更が出てきます。
〔イッセーSIDE〕
「チッ……いきなり襲撃とはどこのクソ野郎だ」
俺は瓦礫だらけの日本神話の駒王町支部で瓦礫をどかしながら言う。
咄嗟に俺の[
「い、一体何が…起きたんですか…?」
「さあな。ここが襲撃されたのは間違いないが」
「もしかして貴方が私を護ってくれたんですか?」
俺に覆いかぶされている事に気づいた彼女がそう問いかける。
「…さあな。だが今わかるのは誰に救われたかは重要じゃあない―――花京院さん」
「ああ。私を含めて職員達やグレモリー達も無事だ」
破壊された支部の砂ぼこりに花京院さんと、グレモリー先輩たち、駒王町に駐在している日本神話の職員達が姿を現した。
波紋でも全員無事なのは確認している。
さて―――
「ここを襲撃するとは、日本神話と全面戦争するって事で良いのか?」
俺は襲撃者が居るであろう破壊された支部の上にいる敵を見た。
そこには―――
「下等種族と田舎神話と戦争なんてするわけないでしょう? これは私達による一方的な蹂躙なのよ♪愚かな下等種族の人間共と悪魔共」
俺が前にクラスメイトを殺そうとした堕天使レイナーレだった。
しかも、部下らしき堕天使3人と教会式の浮遊術式で宙に浮き俺達を囲っているはぐれ神父、戦闘できるはぐれシスターが100人ほどいた。
これだけの人数が日本神話の警戒網を抜けた駒王町に侵入か。
マジで日本国内にこいつらを手引きした糞野郎がいる事は確定したな。
「お前は確か堕天使レイナーレだったか。いつの間にか我々の拘留から抜け出したと思えば襲撃とは―――随分と堕天使は節操がないようだね」
花京院さんが堕天使レイナーレにそう問いかけた。
「節操? 下等種族という人間に対する礼節は私達にはないの。それよりもそこのシスターは元は此方の所有物なの。さっさと返して我らに殺されて頂戴?」
レイナーレの合図とともに、はぐれ神父とはぐれシスターが所持している悪魔祓い専用の拳銃を撃って来た。
しかし、日本神話所属の職員たちが術式を展開し俺達を守るようにドーム形状の結界を展開。
奴等の攻撃を全て防いだ。
「銃の形状から教会で支給されている悪魔祓い専用の拳銃だな。弾丸も祓魔弾と言ったところか」
「あら? 下等種族のくせに随分と博識じゃない?」
「まあ、己の快楽と不満を満たす為に恋人ごっこをしてその先で裏切って対象の絶望した顔を見て殺す。
「チッ…。下等種族のクセに随分と粋がるじゃない―――まあ、これならどうかしら?」
レイナーレがそう言うと同時に手元に杖を顕現させた。
柄が金属であり、先端には立体正方形のクリスタルがある。
この力の波動―――[
「そのうっとおしい結界を解除しなさい―――[
レイナーレが杖を発動させると同時に日本神話の職員が展開していた結界が瞬時に解除された。
「結界が解除された!?」
「一体何が!?」
「再展開―――発動できないだと!?」
結界が展開できない事に驚く職員たち。
「どう?愚かな下等種族共。これは神器[結界の操杖]。展開されている結界を自由自在に変化させることができるのよ? しかも結界の発動を封じることも出来る優れもの。これで素敵な処刑場の完成よ。さあ、私の
レイナーレの指示通りに再び攻撃を仕掛けるレイナーレの部下達。
「総員迎撃態勢を取れ!」
花京院さんの指揮のもと職員たちは回避行動をとる。
しかし―――
「あら?避けて良いのかしら? 大切に守っている下等種族たちに攻撃がいっちゃうわよ~?」
レイナーレの発言通り日本神話の職員たちは派手に動けない。
此方を護る結界が消えているという事は、周囲に戦闘の影響が出るという事。
幸いこのマンションが支部の全てなので、攻撃を此方に集中すれば問題ない。
現に日本神話の職員もその辺をうまく立ち回っており、グレモリー先輩たちもはぐれ神父とはぐれシスターを迎撃している。
まあ、はぐれ共自体が精々ザコを片づけられる程度の実力しかない。
さて―――
「死ね!!」
はぐれ神父数人が俺に向かって悪魔祓い専用の銃で攻撃してきた。
「コォォォォォォォォォォ……ッ」
俺は波紋の呼吸を整えると同時に飛んできた銃弾全てを指の間で掴む。
「銃弾を素手で!?」
「こいつは人間じゃないのか!?」
「まさか人間に偽装した悪魔なのか!?」
勝手な推測が飛んできているが、俺は純然たる人間だ。
「人を勝手に人外認定するんじゃなあいぜ―――はぐれ共」
俺は掴んだ銃弾を波紋を使って親指で弾くと同時にはぐれ悪魔祓いの頭部に命中させた。
貫通はしてないが確実に気絶させる勢いでとばし、攻撃を当てた奴等は意識を失うように墜落して倒れた。
骨が折れる音が聞こえたが死んでなきゃ問題ない。
花京院さんの方は―――
「所詮は寄せ集めのはぐれ者ばかりだな」
余裕そうな表情でエメラルドのように輝く糸の波紋ではぐれ神父とシスターを拘束していた。
花京院さんの波紋操作技術は相変わらず凄まじいな。
「チッ…使えない奴等。所詮は人間ね―――ならこれはどうかしら?」
レイナーレがフィンガースナップをすると、周囲に堕天使式の召喚術式が展開。
そこから異形の化け物たちが十数体ほど出現した。
「私の主が集めた中級クラスの魔獣よ♪ これを町に放ったどうなるかしら?」
そう言いながらレイナーレは召喚した魔獣を駒王町全体に解き放った。
「貴様…ッ。総員この場を離れて奴が放った魔獣の対処を!!」
「「「「はッ!」」」」
日本神話の職員たちが花京院さんの指示でレイナーレによって解き放たれた魔獣を追った。
「まさかここまで強行に走るとはね。これがどういうことかわかっているのか―――堕天使レイナーレ?」
「私は私が従うべき方の為に忠誠を尽くすのみよ」
「君がやっていること自体がその忠誠を尽くすアザゼルに対してはた迷惑なのが判らないのか?」
「アザゼル? あ~んな私の事を永遠に認めない研究しか能のない奴への忠誠はもう無いわ」
「何?」
花京院の反応にレイナーレは光悦とした笑みを浮かべつつ、自分の胸と股をまさぐりながら答え始めた。
「私は生まれ変わったの。真に尽くすべき主を―――私をちゃんと支配してくれるあのお方を♪」
「君に以前取り調べた時とは全く違う意見をいうじゃあないか」
「そんなどうでもいいこと忘れたわ。とりあえず―――アーシアを返してもらうわ」
そうレイナーレが右手に堕天使式の術式を展開すると、俺の傍にいたアーシアが消えた。
「ッ!?」
「元々私達の所有物なのよ? 奪われた際に簡単に奪還できるように強制転移のマーキングをしておくに決まっているでしょう?」
レイナーレはそう言いながら術式でアーシア・アルジェントを拘束した。
「れ、レイナーレ様…ッ!」
「大人しくしなさいアーシア。そもそも貴女が簡単に捕まったからこうなったのよ?」
「そ、それは…。でも、なぜこのような暴挙をなさるんですか!?」
「人間が害虫を駆除すると同じよ。
「どうしてそんな酷いことを言うんですか……ッ!」
「うるさいわね」
「あ……」
レイナーレがアーシア・アルジェントを気絶させた。
「さて、ここから楽しい余興を始めましょうか―――」
レイナーレがそういうと同時に更に魔獣をさらに10体召喚した。
「さあ、ここから楽しいゲームよ。精々私を楽しませて頂戴」
レイナーレがそういうと同時に、召喚された魔獣が一斉に俺と花京院さん、グレモリー先輩たちに襲い掛かって来た。
「花京院さん!」
「ああ!」
「コォォォォォォォォォォ……ッ」《/text》《/vib》
《vib:1》《text:s2》「コォォォォォォォォォォ……ッ」
俺と花京院さんは同時に波紋の呼吸を行い、体内の波紋エネルギーを高める!
「
「
俺はジャイロの鉄球に波紋を纏わせた投擲攻撃を、花京院さんは波紋を無数のエメラルドに変化させてショットガンの散弾のように放つ!
俺の攻撃は魔獣を体を粉砕するように破壊し、花京院さんの攻撃は魔獣全てを瞬時にして肉塊で作られて様な蜂の巣へと変わるように撃破。
しかし、レイナーレと奴の近くで待機していた3人の堕天使達の姿が無かった。
「逃げられたか……。だが遠くには言ってないだろう。彼女とのやり取りでこの町全体を閉じ込める結界を展開した。外部とも連絡が取れないがよほどの空間術師か結界系の能力者でもない限り解除は不可能だろう」
「あのレイナーレが操った神器で解除される危険性は?」
「それはない。いくら神器といえど万能でもないしあれは人間から奪ったものである以上平均的なスペックしかだせない。そしてこの町を覆う結界は緊急用だが日本神話の神の力が組み込まれた大規模な結界だ。人間が展開し制御する代物とは規模も次元も全てが違う」
「そうでしたね。これからどうします?」
「そうだね。私としてはあの堕天使を追いたいところだが、この場に司令塔が消えるのは良くない。この場は破壊されたが、誰かが残って指揮を執る必要がある」
「花京院さんは追う事が出来ないって事ですね」
「ああ。なのでグレモリー」
花京院さんがグレモリー先輩を呼んだ。
「はい」
「私はこの場に残って色々と指揮を執る必要がある。だが、この町に拘束しているとはいえあの堕天使を放置すれば危険なのは間違いない。
「良いのですか? 私は日本神話に出向している
立場ですが籍は悪魔。下手に堕天使と干渉すれば……」
「もはやそういう次元ではなくなっているから安心した前。それにこの件は堕天使側が一方的に行った事であり君達は日本神話の正式な職員として働いている身。責務を全うして、この件を引き起こした[神の子を見張る者]に文句を言われる筋合いはないさ」
「わかりました。私―――リアス・グレモリーと眷属一同、花京院さんの命令を受領します」
「頼むよ―――といっても君や部下である眷属の皆は大事なVIPでもある。だから増援をつけよう」
「増援ですか? ですが職員の方々は全員レイナーレが放った魔獣の対処で…」
「そこにいるじゃあないか―――なあ、イッセー君」
まあ、そうなるよな。
この件に自ら首を突っ込んだし、そもそも俺もこの件に参加するつもりだったからな。
「兵藤君をですか?」
「ああ。彼は保険さ、向こうは堕天使で君達にとって特攻である光を使う。さらに神器を使ってきたという事は、人間から奪ってきた他の神器を持っている可能性が高い。でなければこちらに宣戦布告はしないからね」
「その懸念はわかりましたが、兵藤君は大丈夫なんですか?」
「実力の事か? そこは安心したまえ―――彼は君達が束になっても絶対に勝てないくらい強いからね。もちろん私もね」
「「「「!?」」」」」
花京院さんの言葉にグレモリー先輩たちが俺の方を向いた。
まあ、波紋だけなら花京院さんや承太郎さん、他にもアブドゥルさん、ポルナレフさんには絶対に勝てない。
他を使えば勝てるが、それでも簡単には勝たせてくれないほど戦闘経験で差がある。
「場合によってはレイナーレは彼が戦った方が良いかもしれないね。その時はよろしく頼むよ、イッセー君」
「了解ッス。というわけでクソアマを追いましょうか―――って、そういえばアーシア・アルジェントはどうしますか?」
「無論保護でよろしく頼むよ。状況的に、後から出てくる証拠とかでほぼほぼ彼女は巻き込まれただけだからね」
「了解ッス。改めてグレモリー先輩方、よろしくお願いしまッス」
「えぇ。花京院さんお墨付きの実力であれば頼もしいわ。今回はよろしくね」
こうして俺とグレモリー先輩達は花京院さんの指示の元、クソアマを追う事になった。
奴の活動拠点は既に判明してる。
かつて幼馴染の家だった場所―――今は廃墟となっている教会跡だ。
ちなみに花京院の技は原作のエメラルドスプラッシュの波紋版です。
サラッと波紋を物質化してぶっ放しているので、やってること自体はとんでもない仕様となっています。
では!
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