ハイスクールD×D~Stand up to~ 作:ライダーマスク
ありがとうございます!
今回の話で波紋やスタンドを私なりに設定改変した内容が出てきます。
〔イッセーSIDE〕
花京院さんの指示の元、俺とグレモリー先輩たちは、レイナーレがこの町に潜伏する際に拠点にしているであろう廃墟となった教会の入り口に到着した。
入り口といっても、かつて幼馴染が住んでいた教会の敷地は広く目の前にあるのは正門で、本殿といえる施設はここから5分歩いた先にある。
「そんじゃ、行きましょうか」
「随分と冷静ね兵藤君。花京院さんの評価から推測するとかなり場数を踏んでいるのよね?」
「そうッスね。少なくともグレモリー先輩たちよりかは」
最初は人間が人外化した敵で、その次はその人外化した奴が一般兵レベルであり、その元凶がガチの不老不死になった敵。
そして、今度は日本神話や日本国内で生まれた邪神である[荒振神]達とこの世界に元からいた世界最強である龍神クラスを超えた殺せない神が敵。
最初は何とか切り抜けられるけど、[柱の男]と[荒振神]は本当に生き残ったことが奇跡だな。
ここまで来るのに俺は色々と失い続けたけど、それでも前に進むことを諦めなかったから出せた今の結果でもあるけど。
「そうなのね。一応兵藤君の事は学園生活越しで気にしてはいたけど…」
「そういえば、たまに俺を観察していましたよね?」
「そこも気づいていたのね。ほら、高等部1年生の時に人間離れした動きで体育や体育祭りを総なめしていたからね」
「あー。あの時は久々の学生生活でテンション上がってついやっちゃったんッスよね。あんときはマジで反省してます」
「そうだったのね―――え? 久しぶりの学生生活?」
「まあ、
「そうね―――私の可愛い眷属達。相手は光を扱う堕天使と悪魔祓い専用の武器を持った犯罪者達。心して掛かるわよ!」
「「「「はい、リアス様」」」」
どうやらグレモリー先輩たちも戦闘モードに入ったようだな。
ぱっと見の実力で木場、塔城が[中級クラス]。
グレモリー先輩と姫島先輩が[上級クラス]って所か。
立ち振る舞い的に、木場と塔城が前衛で姫島先輩は中衛と後衛の兼任。
グレモリー先輩は3人の主であり[王]の立場から後衛か。
まあ、グレモリー先輩は持っている能力的に後衛向きだろうしな。
そんなこんなで俺とグレモリー先輩たちは廃墟となった教会の敷地に侵入。
俺はとある神様からもらった小瓶を取り出し、そこから太陽ののような輝きを放つ液体を左手に出しながら波紋を送り円盤状に形成した。
「兵藤君。その左手の奴は花京院さんと同じ波紋で作ったのかい?」
「そうだよ木場。ていうかこれが波紋って―――そういえば花京院さんを知っているなら[波紋]は知っているか」
「うん。正式名称は[波紋法]。確か異形界隈で言うところの[仙術]と似て非なる技術であり、特殊の呼吸法で体を流れる血液と生命エネルギーで太陽が放つエネルギー似た力を発生させて色んな攻撃や技術に転用させるんだよね?」
「良く知ってるな。花京院さんから教わったのか?」
「うん。でも習得は異形世界にあるどの技術よりも難しいんだよね?」
「そうだな。まず基本的に体が健康体であり頑丈である事―――つまり最低でも上級クラスの異形存在と生身で戦えるフィジカルが無いと使い物にならない。そして修業も基本的に命を賭ける前提の修業ばかりだし、戦闘用に発展させるにはある意味人間を辞めているようなこともできなくっちゃあいけない」
「確かに花京院さんといい、あの時の兵藤君の攻撃は明らかに人間ができる動きではありませんでしたわ。いったいどのような事をしているのでしょうか?」
今度は姫島先輩が聞いてきた。
「そうッスね~。例えば1秒間に10回呼吸したり、10分間息を吸い続けて、10分間息を吐き続けるが入門技術って所ッスね」
「…私達悪魔でもそんな事できないですよ。兵藤先輩」
「私も無理ね。お兄様や他の魔王様から聞いてはいるけど、波紋使いは全員常識外れので自称人間だと言っていたけれど嘘じゃないようね」
え、波紋使いは悪魔にそう視られていたのか!?
まあ、波紋を一定ライン極めれば実質的な不老で病気にならないし、空気を面でとらえて実質的に空中を歩くことも出来る。
更にその先を極めれば超能力や異形の力みたいなことも出来るしな。
花京院さんは波紋で自分の得意な獲物である波状遠距離射撃や太さや硬さや強度を自由自在に変化させられる糸を物質化して戦っているし、承太郎さんは世界全体の時間を5秒止めるし、アブドゥルさんはタングステンを瞬時に溶かす炎を生み出すし、ポルナレフさんは音速を超えた動きをしながら実体のある分身を作ったりしている。
去年老衰で亡くなったジョセフ・ジョースターさんっていう人は知りたい情報を正確に占いのように導き出せると承太郎さんが言っていた。
因みに俺の師であったウィル・A・ツェペリさんは、あの人たちの領域まで至っていないが、波紋操作に技術は承太郎さん達以上だった。
今考えるとあの人たち普通にヤバい波紋使いだな。
俺は波紋でそういった事は出来なくて、シンプルに波紋の出力が歴代の波紋使いよりも高いくらいだったな。
でもその代わりというか、おそらく承太郎さんや花京院さん達みたいな技術の到達点で得た特殊な力ではなく―――[
承太郎さん曰く「私達の技術の到達点かたなる特殊な能力とは異なる位置に存在する新たな力の段階。君達という新しい世代が持つ未知なる可能性から生まれ至った領域なのだろう」っと言っていた。
承太郎さん達は波紋という修行の末に発現した技術の到達点からなる能力。
大して俺、徐倫、エルメェス、アナスイ、ウェザーは波紋。
ジャイロは波紋とは仕組みが違えど似たような技術である[鉄球の回転]という生命力を扱った技術を一定のレベルまで鍛えた前提。
そこから、その時絶対に勝てないような存在と相対してなお、絶望、恐怖、|今までの自分を超えて相対する存在に立ち向かう《Stand up to》という世界の枠組みから逸脱した精神力がトリガーとなって[スタンド]が発現する。
そもそも[スタンド]という名前の由来自体、立ち向かうという言葉を英訳したStand up toから来ているしな。
ちなみに命名は最初のスタンドの発現者であるジャイロだ。
現状スタンドはそういう事になっているが、これが俺や徐倫達が[スタンド]に覚醒した状況に共通する出来事であって他にも覚醒する方法があるかもしれないな。
「まあ、俺もあの人たちレベルの波紋使いじゃあないからな。ちなみにグレモリー先輩たちは波紋は習得できないッスからね」
「ええ。花京院さんから聞かされているけれど、波紋法は邪や魔に属する種族にとっては光と浄化の力と同じ効果をもたらすみたいね」
「ええ―――さて、10人ほど人間が接近してきますね」
「わかったわ。そしてここは私達が迎撃するわ―――祐斗、小猫。行きなさい」
「はい、リアス様」
「…はい、リアス様」
俺が特殊な液体で繰り出した[
「祐斗先輩」
「うん。兵藤君の言う通り10人いるね」
そういうと同時に正気を失ったような表情ではぐれ神父とはぐれシスターの計10人の集団が2人を襲おうとした。
「せっかく兵藤君に波紋について教わった事だし、私も朱乃達―――[転生悪魔]について教えましょうか。兵藤君はどこまで知っているのかしら?」
「上級悪魔に昇格した悪魔が、専用の儀式を用いて現魔王ベルゼブブからもたらされるチェスの駒に似た形状の駒[
「良く知っているわね。まあ、
「それを純血悪魔で貴族出身のグレモリー先輩が言って良いんッスか?」
「変えようのない事実だから問題ないわ。
[王の駒]は無いか…。
それが実在し、今の悪魔達の楽しみの大半を占める[レーティングゲーム]の根底を破壊する代物だという事はグレモリー先輩でも知らないか。
「それでそれぞれの駒[
「そんで駒にはそれぞて価値が存在するんですよね? 確か[女王]の価値は8で駒の数は1つ。[戦車]の価値は5で駒の数は2つ。[僧侶][騎士]の価値は3で駒の数も2つ。[兵士]の価値は1であり数は8個でしたよね?」
「良く知っているわね。その通りでありつつも駒の種類によって転生した対象にもそれぞれボーナスみたいな能力上昇効果があるの」
グレモリー先輩の解説の傍ら、木場と塔城は襲い掛かってきたはぐれ共を全滅させていた。
木場が相手をしたはぐれ神父は全員魚をぶつ切りにするように体をバラバラにされており、塔城が相手をしたはぐれシスターは体一部が潰されたように粉砕されていた。
「祐斗に使った駒は[騎士]。
「確かに[騎士]と[戦車]らしい上昇効果ですね。すると[僧侶]は悪魔が扱うエネルギーの魔力の底上げで、[兵士]は上昇効果はなくとも、チェスの駒に倣っている感じだと、[王]であるグレモリー先輩が敵地と認めた場所だと、存在しない[王]以外の駒の特性になれる。[女王]は「兵士」「僧侶」「騎士」「戦車」のすべての駒特性を兼ね備えていえる所ッスかね?」
「少ない情報で正確に駒の特性を把握できるなんて…。凄いわね」
「まあ、知識は色々と持っていますしこういうのはアニメやラノベ、ゲーム、マンガとかで似たような設定でいくつかありますからね」
「それでもよ。なんだか教えようとしたのに驚かされてばかりで、兵藤君に教えてもらった対価をちゃんと払ってない感じがして申し訳ないわね」
「別に俺が勝手に教えた事なのでいいッスよ。というかこっちの居場所がバレたように、続々とはぐれ共が来まッスよ」
俺の波紋探知がかなりの量のはぐれ共を探知していた。
中には魔獣がいくつか混じっているな。
「わかったわ。朱乃、貴方も参戦しなさい」
「はい。リアス様」
そう姫島先輩が前に出ると同時に、悪魔式の術式を使って駒王学園の制服から巫女服に着替える。
そういえば姫島先輩は、俺達波紋使いの間で悪名名高い[五大宗家]の一家である[姫島家]と同じ苗字だな。
しかも昔あったというか共闘したグループの1人である“
もかして分家出身で[五大宗家]の選民思想に愛想つかして絶縁からの悪魔に転生したって感じなのか?
俺としてはそっちの方がありがたいんだよな―――姫島家前宗主を再起不能にしちゃったからな。
お陰で一時期[五大宗家]に命を狙われまくってジャイロや徐倫達に迷惑かけちゃったからな。
「祐斗君、小猫ちゃん。私が一掃しますので護衛をお願いしますわ」
姫島先輩の言葉通りに木場と塔城は彼女の傍で護衛をするように立ちまわった。
そして2人が姫島先輩の思い通りに位置に到着すると同時に手元にグレモリー家の家紋が刻まれた魔方陣を展開。
そこから雷が発生すると同時に、一気に20人のはぐれ共に雷が襲い掛かり全員を撃破した。
「人様の領域に勝手に踏み込んで暴れる悪い子達にはお仕置きですわ」
そこから姫島先輩による雷攻撃の蹂躙が始まった。
はぐれ共や魔獣たちは悉く彼女の雷で討たれていき、運よく雷を潜り抜けても木場と塔城が瞬時に撃破。
動きもそれなりにできているし、チームワークも同じようにできている。
花京院さんが注目するのもわかるし、何よりグレモリー先輩が、本当に良い意味で悪魔らしくないな。
同じ種族が起してきた不始末を関係ないと済ませないで解決しようとする姿勢。
なにより、俺に対して見下す事もなければ、俺がこの件に参加するときも心配という意味で大丈夫かと花京院さんに聞いていた。
この人たちは心の底から信じても良いかもしれない異形かもな。
俺はグレモリー先輩たちの活躍を観察しながらそう思いつつ目的の為に歩みを進めた。
というわけでこの作品における波紋とスタンドの設定をお披露目&木場、小猫、朱乃の戦闘披露会です。
といっても、原作よりも強くしている為瞬殺ですけどねw
次回はリアスの活躍回とこの章の最終決戦の触りを予定しております。
では!
感想お待ちしております!