TCG世界の図書館受付 作:初心者カードゲーマー
春休みが終わり、新学期が始まる。
そして、TCG世界では、他クラスの生徒やプライドの高いお姫様系ライバル、はたまた転校生と濃いメンツが現れる時期だ。
「そんな中に突っ込まれるのは我ながら嫌だな…」
「転校してきたばかりだからね、不安は沢山あると思うけど、早めに慣れてくれるといいな」
すん、と真顔なまま、担任に連れられてココロは教室へと辿り着いた。
「皆さん席に座って、転校生を紹介します」
「空壺ココロ、よろしく」
ココロは簡潔に自己紹介を済ませて、自分の席である空いている机へスタスタと歩く。
「先生、自己紹介終えたので質問とかは放課中でいいですか?」
「えっ…別に良いけど…ココロくん、一時間目は自習になってるから、自己紹介の後に簡単なクラスの歓迎会をさせて欲しいかな」
そう言うと、クラスメイト達は一斉にデッキを出した。
歓迎会(バトルジャンキー風)である。
因みに担任もデッキを出した、ほんわかな見た目なのに…
「…このまま【機械仕掛けの神】でダイレクト」
「クソーっ!これで38人抜きされちまった!」
クラスメイト達の使うデッキは様々だった。
普通にモンスターを並べて一斉攻撃するデッキが8割を含めていたが、妨害に重きを置いたカードだけで組んだデッキやそもそもモンスターを一枚も入れずに戦うデッキ、自分は回復しながらのバーンでリーサルを狙うなど多種多様だった。
因みに最後のデッキは担任が使っていた、これが教育者の使うデッキなのか??
そして誰1人として【機械仕掛けの神】+魔書のコンボを越えられなかった。
「ふっ、だが今まで倒して来た俺達は前座!このクラスで強いツートップが仇を取ってくれるぜ!」
すると、教室が暗くなり、黒板前だけにライトが着く。
「ふん、ここまで倒すなんて中々やるじゃない」
「だが、戦法はたったの一つ。我々の敵ではない!」
1人は金髪ドリルツインテなお嬢様だ。
もう1人は見た目が世界観的に浮きまくっている、長い髪を黒と紫のツートンカラーにし制服の上からコートを着て、更に眼帯を付けた…厨二病である。
「さぁ、私のゴージャスなこの【秘石姫】デッキで沈んで貰いましょう!」
「ふっ、我のこの崇高なる【ダークドラグニティ】の前に、絶望するがいいっ!!」
「…じゃあ、デッキ変えるか」
そう言って、ココロは通学鞄からデッキを取り出す。
使うのは…【
種族の強制変更、ステータスコピー、絶対に一番最後に処理される『効果』を持ち、種族が唯一
「まずは私から行きますわ!」
そう言って、金髪お嬢様はデッキを構えた。
…勝てる訳がない勝負に挑まんとする為に