Q.原作と違って一般人の意識改善とかできてなくない?この先大丈夫そう?
A.原作がトゥルーエンドなら本作はノーマルグッドエンドみたいなものなのでその認識でOK。ちなみに個性【闇】の子は耳郎が泣き声を聞きつけて普通に助け出したのでセーフ。
Q.死柄木弔は釈放されたけど黒霧は?
A.原作同様に最終的には体が崩れてしまったので弔われた。最期まで死柄木弔を気にかけていた。
Q.三年生の時の雄英ビッグ3って誰になってたの?
A.強い奴が多すぎた結果ビッグ5まで拡張された。メンバーは森岸と緑谷と爆豪と轟と耳郎。
今から100年程前の事。中国の軽慶市にて発光する赤子が生まれた。
それを引き金とするように、世界各地にて『超常現象』をその身に宿す者達が続々と現れるようになり、原因も判然としないまま時が流れた。
いつしか"超常"は"日常"に。"
しかし、超人社会だからこそいくつもの概念が生まれては消えた。
例えば漫画やアニメといった創作物。現実にない異能や世界観を求めていた者は現実で事足りるようになってしまった。消滅こそしていないものの、過去に比べれば衰退している事は明らかだ。
例えばオカルト。超常以前ならいざ知らず、人類の約八割が何かしらの個性を宿す現代。ちょっとばかり不可思議な事が起こっても『誰かの個性だろ』で済まされてしまうようになった。
そしてそのどちらにも当てはまる存在でありながら、時代の流れに逆行するようにその名を知らしめた個性がある。
創作物の代表的な概念。個性が蔓延る前に誰もが夢見た不可思議な力。目に見えず、しかし確かに存在したその個性を人はこう呼ぶ。
【魔法】と。
どこで間違えた、と彼は呟く。
目の前に突きつけられた現実から逃れようと、その目は虚空ばかり映している。
確かに万能だとも。大抵の事は自分と彼女がいればどうとでもなる。だからと言って……いや、だからこそだったのかもしれない。
これがかつて平和の象徴が背負っていた重荷なのだろう。たった一人に全てを任せんとする重圧、それを背負ってしまっているという確かな実感。なるほど、これが超人社会で頂点に立つという事なのか。と、森岸は小さく息を吐いた。
覚悟を決め、目を背けていた現実を再び直視する。手元にあった書類に目を落とし──
「……もう一回、自己紹介してもらえます?」
「サイドキック志望の分倍河原仁です! 個性は【二倍】ですよろしくお願いします!」
「聞いた上で言うのもなんですけど、帰ってくれません???」
──真剣な顔で宣う元敵に頭を抱えたくなった。そうはならんやろ。
森岸詠士。ヒーロー名【レックス】。現在の彼は知らぬ者などいない程に有名なヒーローとなっている。
何せ『オールマイトの後継者』であるヒーロー・デクと、同じく『オールマイトの後継者』を目指して育てられたヒーロー・ルミリオンと共にビルボードチャートの一位を奪い合っているのだ。
世間は彼ら三人を『ヒーロービッグ3』と呼んでおり、ビルボードチャート発表の度に今回は誰が一位なのかを予想して楽しんでいる。
また3位から下も激戦区。口調や態度こそ褒められたものではないが、確かな実力を誇るヒーロー……【大・爆・殺・神・ダイナマイト】や、エンデヴァー事務所の後継者となる事が確定している【ショート】など、かつての同級生もまたメキメキと頭角を現している。
しかし先達も負けてはいられない。今でもエンデヴァーやミルコ、シンリンカムイやMt.レディなどは彼らに負けず劣らず功績を挙げ続けている。
少し話が逸れたが、現在のレックスのヒーロー事務所は順位に見合うだけの規模となっている。それこそかつてインターンで利用していたエンデヴァー事務所と比較しても劣らぬ程だ。
当然規模が大きければそれだけ仕事やサイドキックの数も増えるわけで。
「だからと言って何で元敵連合の奴ばっかり来るんだよマジで……」
「呼んだか?」
「呼んでないから戻れ。仕事しろ」
「おっ死柄木──……じゃねえや、志村転孤だっけ? 久しぶりだな! デカくなった?」
「親戚のジジイかお前は」
今現在、レックスのヒーロー事務所には何故か敵連合に所属していた者がサイドキックとして勤めていたりする。
事の発端は死柄木弔──もとい志村転孤。オール・フォー・ワンの洗脳教育から逃れることに成功した彼は、釈放後を雄英で預かることになった。
一から勉強しなおし、ついでにヒーローとしての訓練も積んだ結果普通にヒーローライセンスを取得できてしまった。
本来なら卒業後はどこかのサイドキックになって経験を積んで独立……というのが一連の流れ。しかし事情が事情なのでサイドキックにするにしても受け入れ先に死ぬほど難航していた。
で、白羽の矢が立ったのが森岸だった。
彼の事情を把握しており、かつ何かあった時すぐに対応可能な実力と個性を持ったヒーロー。これ以上なく適した環境だったのだ。
卒業後は対等な関係になるとはいえ、相手は元担任と校長。そんな二人から土下座するくらいの勢いで頼まれてしまえばさすがに断るという選択肢も出てこないわけで。
「【テンコ】はまだいいよ? 最後の方は一緒に訓練したりしてたから人となりとかは分かってたし。でもさあ……」
「オジサンになんの不満があるって言うんだ。俺の【圧縮】便利だろ」
「す、数年引き篭もりしてた割には動ける方だろうが!」
「それ以前の話なのよアンタらに関しては」
問題はその後。どこから聞きつけたのか元敵連合のMr.コンプレスとスピナーがサイドキック志望で現れた。ライセンスないのに。
ちょっと待てやと森岸は慌てて各所に連絡。公安やら雄英やらと色々協議した結果、事務員という名目で雇うことになった。監視だとか更生だとか色々理由はあるけれど、ザックリ言うと『まあ森岸なら大丈夫だろう』というアレだ。酷い。
ちなみにその二人に比べると分倍河原仁……トゥワイスはまだマシな方である。何せきっちり罪を償ってヒーロー免許を取ってここに来ているので。
「はあ……まあいいや。響香は?」
「少ししたら戻るって言ってたぜ。電話口で『また?』って呆れてた」
「俺悪くないもん」
とりあえずトゥワイスに関しては採用一択だ。何せ森岸を【二倍】で増やせるのだ、採用しない理由がない。
ただでさえ混沌としている【レックス&イヤホン=ジャック事務所】に新たなメンバーが加わった。
◇
やあ。もう一人俺がいたらなあ、とか思ってたら本当にもう一人俺を作れるようになった森岸だ。まあ実際はもう一人どころかもっと増やせるんだけども。
早いものでプロデビューしてから五年目。ヒーロー・レックスの名は日本中どころか海の向こうにまで知れ渡る程になった。
同じく
うちはうちで別の問題も抱えているが、少なくとも国際的なアレコレになることじゃないしまだセーフ。きっと、おそらく、多分、めいびー。
そう思いながらスマホでニュースを流し見していると、一つの文が目に留まった。そんで『ああ、やっぱりな』というため息が漏れた。
「……うん、本当に」
「どしたの……って、そのニュースか」
そんな俺の様子を見て気になったのか、響香がスマホを覗き込むと俺と同じような反応をしている。ニュースの見出しは『デク、イタリアのマフィアをスマッシュ!!』だ。
今の日本はこれまでより更に群雄割拠。どうも俺達の世代が『黄金世代』と呼ばれているらしく、雄英に限らず有力なヒーローが数多く輩出されているんだとか。
敵退治や事件解決までの時間がかなり短くなっており、治安も改善されつつある。
そのお陰か他国にヒーローを派遣する余裕があり、何かあった時は俺の強化を受け取ったルミリオンかデクが向かうようになった。とんでもねえオーバーキルな気もするけども。
今じゃ日本は世界でもトップクラスのヒーロー大国。嘘か本当かうちにヒーローを分けてくれ、なんて言う国もあるとか。
「ウチらはそういうのないよね」
「俺、海外行けなくなっちゃったからな。行く気もないけど」
「旅行なら国内でいいしね。一昨年の旅行楽しかったなあ……」
新婚旅行も国内だったしな。日本一周楽しかったです。
そう。実は響香とは結婚した。
俺も響香も『事務所が落ち着いてからでいいや』と思っていたのだが、お互いの家族や同級生から『はよ結婚しろ』と詰められまくったのもある。何でや。
ちなみにプロポーズのタイミングはどっかのラーメン屋で昼食を取ってる時だったり。するのは確定事項だったから「する?」と聞いて「しよっか」で終わった。何故か色んな人から怒られた。
「今思い出しても笑っちゃうって。あの爆豪が凄い真剣に心配そうに『お前本当にそれでいいと思っとるんか?』って言ってたの」
「余計なお世話過ぎるんだよなあ……ちゃんとやり直したけどさ」
「そっちはそっちでウチが吹き出しちゃったしね。無理だって今更」
傍から見てたら『それでいいの?』と思われるようなやり取りだったのは否定しない。でももう最初からそういう状態だったんだからどうしようもないじゃん。
ちょっと照れくさい話だが、俺も響香もこういう関係になる事に微塵も疑いがなかったんだぞ。今更一世一代のプロポーズ……的な雰囲気になれるわけないでしょ。
世間じゃプロデビュー早々に幼馴染と結婚した王道ラブコメ主人公みたいな奴だと思われてるし。何でや夫婦でヒーロー事務所やってる所そんな少なくないでしょうが。
そのヒーロー事務所も何か混沌としつつあるんですけどね。クソわよ。
「ウチとしては退屈しなさそうでいいと思うけど?」
「エリちゃんの教育に悪いじゃん」
「……まあ、うん」
うちのサイドキックと事務員、優秀なのは優秀なんだけど教育によろしくなさ過ぎる。
文化祭で俺達に憧れて音楽やってるエリちゃんとかに会わせたくなさ過ぎるんだよ。今でも俺と響香の事を尊敬してくれているらしく、相澤先生と一緒に事務所を訪ねてくれるんだけど……本人は特に気にしてない様子だった。
何か時々じっとりした視線を感じることがあるが多分気のせいだろう。気のせいであってくれ。
あ、エリちゃんで思い出した。
「今日の同窓会何時からだっけ?」
「え? ああ、20時からだったよ」
「うし、じゃあ……さっさと書類片付けちまうか」
久しぶりに全員揃うのが楽しみだ。
◇
かつて雄英高校で共に育ち、競い合った者達。卒業から六年が経った今、あの頃の全てが思い出となっている。
けれど交わった縁が切れることはなく、ヒーローとなってからも交流は続いていた。
そして今日、再びあの頃を思い出すように元A組の21名が欠けることなく、とある居酒屋の宴会部屋に集まっていた。
「えー、では! 三度目の緑谷チャートNo.1を祝しまして!! 乾杯!!」
「「「カンパーイ!!」」」
あの日高校生だった彼らも今やすっかり立派な社会人。祝われている緑谷も昨日にイタリアから帰ってきたばかりと高校の頃では考えられないスケジュールでここに参戦している。
宴会部屋を借りている為彼ら以外の客はいないけれど、もしここに普通の客がいればとてつもないメンバーに興奮して宴会どころではなくなっていただろう。
「いやあ、全員チャート100位以上ってのも凄い話だよな。100人中21人が俺達なんだぜ」
「一番下のオイラに対しての嫌味かこんにゃろー!」
「褒めてんだって!」
「そういう上鳴も40位でしょ? そりゃ嫌味に聞こえるでしょ」
「味方がいねえ!」
何せここにいる者達は皆チャート上位のヒーローばかり。最も低位の峰田でさえ98位にいるのだ。
活躍の方向は人それぞれ。森岸や緑谷のように敵退治で活躍している者もいれば、小学生の個性カウンセリングに尽力している麗日や異形型差別解決を目指す障子などもいる。
というのも年々敵犯罪は減少傾向にある。何せオール・フォー・ワンと異能解放軍が同時に消え、数年もしないうちに森岸達が台頭してきたものだから敵になる前に踏み止まる人間が増えている。
「ホークスもよく言っていた。『俺達ヒーローが暇な社会を作りたい』と」
「まだまだ先は長いだろうけどな。今は俺らにビビってるだけって感じだし」
「俺達が引退した後こそ本番、か……本当にだいぶ先だな」
逆に言えば今の状況は『ヒーローが頼りになるから』で保たれているだけ。その先を目指すのであれば社会そのものだけでなく、社会を構成する一人一人の意識から変えていく必要がある。
加えて敵になる根元を、道を踏み外す原因となる悲劇を減らす事も必要だろう。彼らの近くには死柄木弔という分かりやすい事例が存在していた事もあり、考えさせられることは多い。
それはともかくとしてだ。そんな真面目な話題や暗い話ばかりしに来たわけではない。
チームアップや仕事の依頼などで個人個人で顔を合わせることはあったが、こうして全員が揃ったのは久しぶり。しばらく会っていない者同士での近況報告を始めとした雑談を楽しんでいる。
そしてやはりと言うべきか、彼らの注目が集まるのは同級生かつ幼馴染でゴールインした二人。森岸と耳郎だ。
男子の方では荒ぶるエロブドウと素直に羨ましがる上鳴が喧しいが、女子組は至って平穏。強いて言えば芦戸が少しばかり鼻息荒くしているくらい。
「もー、色々聞きたかったのに全然時間取れないんだもん!」
「仕方ないわ。森岸ちゃん忙しいもの」
「耳郎ちゃん……じゃなかった、響香ちゃんどう!? 結婚生活!」
「別に耳郎呼びでもいいよ。気にしないし。むしろウチがまだ慣れない」
耳郎響香改め森岸響香となった彼女。しかしどうにも結婚した! という意識が薄く、これまでと何も変わらない気がしなくもない様子。
「でしょうね、としか」
「あれ?」
「言うたらアレやけど雄英の時からそんな感じだったし……」
「ちょっと?」
「焚き付けといてなんだけど、結婚しても特に変わらなそうだよねって思ってたし」
「滅茶苦茶言うじゃん皆……」
同級生からすればでしょうね、としか言えない。ようやく肩書きが追いついただけだろうとさえ思っている。
下世話な話だが、同級生の皆は卒業と同時にゴールイン決め込むものだとばかり思っていた。サラッと二人で事務所構える予定だったと言うし、諸々の書類やら手続きの中に婚姻届もあるものだとばかり思っていた。
蓋を開けてみれば『落ち着いたらそうします』だ。うせやろ?
更に言えば卒業と同時にアレコレも解禁したらしいが、ペースで言うと精々月二回くらいだとか。
「もっとイチャイチャしろぉ!!」
「どストレートに言いおった」
「だってさあ〜! あんなの間近で見せられ続けたのにそこから何も変わらないって、逆にヤキモキする!」
「ええ……? 何かごめん……?」
ノンアルなのに酔ってんのかお前、みたいな視線を向けつつも戸惑いながら謝る耳郎。大丈夫、あなたは別に悪くないから。
尚、実際は芦戸の想像の数十倍はイチャついてたりする。本人達がそう認識していないだけで、傍から見れば常にゼロ距離でイチャついてるバカップルにしか見えなかったり。
彼女らにすればそれがいつもの距離だから特別感を見出していないだけで、おそらく一日張り付いて見ていれば綺麗なお辞儀をしながら謝ることだろう。
事実を知らない芦戸と葉隠は面倒な絡み酒のように耳郎の横に陣取り、ウリウリと頬を指で突きながら尋ねた。
「何か進展とかないの〜?」
「進展……妊娠とか?」
「そういうの! どうなの!?」
「それなら今してるけど」
「そっか! 今して……へ?」
空気が凍りついた。騒がしかった男子側も何事かと様子を伺っており、聞き耳を立てていた障子もしっかり固まっている。
それから三秒ほどの間を開けて芦戸が叫んだ。
「妊娠してるぅ!?」
「うん。今二ヶ月目かな?」
「えっ、いや……ええええええ!?」
それでようやく男子側も事態を把握したらしく、全員の目が一斉に森岸へと向けられた。
「おまっ、マジか!? やる事やってたのかよ!?」
「そら俺も男だし」
「マジか! お前親になんのか!」
勿論森岸もこの事は把握している。定期的に【ベホマ】を使ったりなどして細心の注意を図るなどしていたりする。
今回も体調次第では不参加になる可能性があったが、幸いなことに体調は安定していた。それに森岸の【魔法】もあって食欲等にも影響はないらしく、本人の口から聞かなければそうとは気づけなかっただろう。
驚く者や祝福する者と反応は様々。約一名だけ血の涙を流しているエロブドウがいるがそちらはスルーしつつ、同窓会が突如お祝いへと変貌した。
「そっか……それで響香、しばらく休業するかもって言ってたのかー」
「あの時はまだ確定してなかったからね。ただそんな予感がしてただけだったし」
「何にせよオメデトー!!」
一段とおめでたい空気ができあがりそうになったその時だった。全員の携帯が一斉に鳴り出したのは。
着信や警報ではない。プロヒーローに通達される情報網からの連絡。
『南区二丁目ガレキ通りで盗難車を追跡中!! 個性による妨害が激しく、大事故に繋がる恐れがある!!』
次の瞬間には全員が動き出していた。手元にあったケースからヒーロースーツを展開しあっという間に19名のヒーローがその場に立ち上がっていた。
残る2名はというと森岸と耳郎。森岸は全員に【魔法】をばらまいた後にこう告げた。
「流石に響香放置して行けねえから任せるわ。よろしく」
「あいよ! お幸せにな!」
「おう。会計しとくからそのまま解散してくれていいぜ」
「後でちゃんと払うって! じゃあね!!」
そうして無敵のヒーロー達は駆け出していく。黄金世代と呼ばれた、ただの同級生を二人は見送っていた。
「……行っちゃった」
「置いてかれちゃった、ってか?」
「まさか。隣に詠士いるし」
「それもそうか。ほれ」
「ん」
この先も自分達がやる事なんて何一つ変わらない。どれだけ時が経とうとも世界が変わろうとも、この関係だけはきっと不変のままだろう。
らしくもなくそんな事を思いながら、耳郎は差し出された手を取る。
「ていうか【スピオキルト】二回もいらなくない? どう考えても過剰でしょ」
「何かあったら困るだろ。それに、皆はそこらのヒーローよりも【魔法】に慣れてるし」
「敵が可哀想になってきた」
「それは……運が悪かったねって」
敵が不運だったとすれば、ヒーロー達には幸運だろう。何せ史上最高の支援能力を持った仲間がいたのだから。
そしてその史上最高の仲間は、自分の横にいてくれる。それが何よりも喜ばしい。
繋いでいた手を緩め、指を絡めるように握り直す。それからほんの少し体重を預けるように寄り添った。
「じゃ、行こうか」
「おう」
この魔法みたいに奇跡的な出会いに感謝しながら、二人は店を後にした。
「……アイツの強化が過剰だった」
「いやかっちゃんがやり過ぎただけでしょコレ」
「俺でもそう思う」
「どうすんだよこれ。セメントス先生とか呼ばなきゃだろ」
「ヤオモモがある程度塞げないかな?」
「やってみましょうか」
その頃、現場では爆豪がやり過ぎてちょっとまずい事になっていたとか。
これにて『魔法って言うならもっとこう……あるだろう!?』完結となります。この後は設定集を投稿して終わろうと思います。IFルートや番外編については今のところ未定です。
色々と拙い部分や誤字脱字も多い作品でしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
またどこかで私の作品を見かけた時はよろしくお願いします。それでは。