(旧)星狩りの力を得た者、8000年の旅をする   作:社会の使い捨て歯車予備軍

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バイトの子、判明

「今日は、客来ないなぁ」

 

俺は自分の店nascitaのカウンターでつぶやいた。

客が来ない=利益が出ないので下手すれば店が潰れるのである。

 

「何言ってんですか。この店に客が来ないのは、いつものことじゃないですか。」

 

「それはそうだけどさぁ…」

 

俺にそんな悲しい現実を突きつけてきたのは、バイトの酒寄彩葉だ。

 

まあバイトって言っても客が来ない時は好きなことをしていい、と言ったため彼女は今、勉強している。

寝落ちしそうだが…

 

「酒寄、コーヒーいれてやるよ」

 

「えっ!?やっいいです」

 

「遠慮すんなって、ほれ」

 

そう言って俺は酒寄に普通のコーヒーを差し出した。

『nascitaで何シタ?』でもよかったがあれは黒さを追求し過ぎて不味いからな。

勉強を頑張っている人に飲ませる物じゃないだろう。

 

酒寄は『nascitaで何シタ?』が出ると思ってらしくて普通のコーヒーを出したら目を瞬かせてましいた。

そして恐る恐る口にカップを近づけ、口をつけた瞬間目が大きく開いた。

 

「マスター…これ」

 

「ん?あぁ、普通のコーヒーだがどうした?」

 

「ですよね…えっマスター、普通のコーヒーいれられたのですか?」

 

「ちょっと〜。それどうゆう意味」

 

「だってマスターがいれるコーヒー全てあの不味さになると思ってたんで」

 

俺はちょっと心にダメージを受けた。

だってバイトの子にマスターは不味いコーヒーしかいれられないと思われたんだよ。心に来るよ、これ。

 

そんなこんやで時間が経ち酒寄の上がる時間になった。

辺りはすっかり日が落ち電柱に付いているライトだけが光を出していた。

 

「送ってくよ」

 

「えっ…でも」

 

「女の子が夜道を一人で歩くのは危険でしょうが。ここは遠慮せずに受け入れときなって」

 

「わっわかりました。」

 

俺は店の電気を消してから戸締りをし酒寄の横に立ち、並んで歩く。

 

「そういえばマスター」

 

「ん?なんだい?」

 

「私がいない時何してるんですか?」

 

「いない時って言うのは?」

 

「昼や定休日の時ですよ」

 

「あぁ、その時ね。バイトだよ、バイト。」

 

「えっバイトしてるんですか!?」

 

「あれ?…言って無かったっけ?」

 

「言ってないですよ!!って言うよりなんでバイトしてるんですか!!」

 

「だってバイトしないと店潰れるし…」

 

「まったくもう…」

 

どうやら酒寄は呆れた様子だった。

 

しばらく歩いていると、大通り見えてきた。

 

「じゃここまででいいよな?」

 

「はい。わざわざここまでありがとうございます。」

 

俺達は解散することにした。

あっそうだ…

 

「酒寄」

 

「はい」

 

「一人で抱え込もうとするなよ。じゃあ、チャオ♪」

 

「ちょまっそれってどうゆうことですか?」

 

俺は後ろを振り返らずにそのままnascitaに帰った。

 

 

 

 

 

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後日、酒寄が疲れきった顔で学友2人連れてきた。…なんで?




しばらく休むかもしれません

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