(旧)星狩りの力を得た者、8000年の旅をする 作:社会の使い捨て歯車予備軍
後今回の話しも私は納得できていません。
side彩葉
帰りのホームルームが終わり私は荷物をまとめている。
今日はバイトがある日だからだ。
私はまとめ終わり教室から出ようとした時声をかけられた。
「彩葉、今日もバイト?」
「うん、そう」
「大丈夫〜?彩葉、辛くなったら言ってよ」
この2人は芦花と真実で私の友達だ。
「でも前より良いとこそうだね」
「なんでそう思うの?」
「なんか調子良さそうだからね。なんとなくそう思ったのよ」
気付かなかった。でもまあ確かに前のカフェよりかは良いとこではある。
客が来ないからクレーマー対応も発生しないし客がいない時は、自由に時間を使って良いって言われているから予習、復習ができて更にバイト代が出る…そう考えるとあそこは、結構ホワイトな所ではなかろうか。
「ねえねえ彩葉。私達もバイト先行っても良い?」
「えっ」
「それ良いじゃん。行こ行こ」
「ちょっと待ってマスターに聞いてみるから」
私はスマホを取り出した。マスターに確認するためだ。
正直、拒否して欲しいが、おそらくマスターは、許可するだろう。
送ってからしばらくしてやはり『良いぞ』の文字が帰ってきた。
「良いみたいだし、早速行こう」
「そうしよ〜」
「ソッソウダネー」
私は考えることを放棄した。後は未来の自分に全てを託すことにした。
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「ここだよ」
あれから店への道を並んで歩き店の前についた。
「へぇ。ここが彩葉のバイト先ね。」
「店名はnascitaって言うんだ〜。どうゆう意味なんだろう?」
「さあ?私も知らない」
そういえば私も店名の意味を知らない。今まで気にならなかったからマスターにも聞かなかったし。
後で、聞いてみようかな…。
「イタリア語で『誕生』って言う意味だよ」
「「「!!」」」
突然後ろから聞き慣れた声が聞こえて私は思わず後ろを振り返った。
「よっ、酒寄。その2人が電話で言ってた子達か?」
そこにいたのはこの店nascitaのマスター、石動惣一であった。
そして何故か、革製のトランクケースを持っていた。
「あっはい。そうです。友達の芦花と真実です」
「初めてまして。綾紬芦花って言います。」
「私は諫山真実って言います」
「綾紬に諫山か、よろしくな。俺は石動惣一、このカフェnascitaのマスターだ」
私達は一通り自己紹介をしたのちマスターが鍵を開けた。
「立ち話もなんだ。中に入りなよ。一杯奢ってやるよ」
「いや、悪いですって」
「そうですよ」
二人が遠慮して断っているが…
「良いよ良いよ。酒寄の友達なんだろ?なら友達割だ。さぁ入った入った」
そう言って店に入った。私達は後に続くかたちで店の中に入って行った。
中は、黒のタイルの床で、壁紙には黄緑みのかかった黄色い壁紙。そしてカウンター席があり、棚にはコーヒー豆やらコーヒーカップやらの道具が置いてあり、いつ使うんだと言わんばかりのコントラバス、そしてお客さん用の椅子とテーブルがあった。そしてカウンターの奥には少し大きめの冷蔵庫も配備してあり、鑑賞用の植物もいくつか並んであった。
私はバイトのエプロンを着るため、着替え室に行き着替えて戻ってきたら、2人がすごく顔をしかめていた。
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side惣一
「さっ、好きなとこに座りな。」
俺は酒寄が連れて来た、綾紬と諫山にそう勧める。
2人はカウンター席に座り俺が差し出した、メニューを見ていた。
「決まったかな?」
「じゃあこの『nascitaで何シタ?』で」
「あっ私もそれで」
「了解。少し待ってな」
そう言って俺は棚からドリップが入った瓶を取り出し、コーヒーを作り始めた。
数分経ってできたコーヒーをカップに注ぎ2人の前に出す。
「はい。これが『nascitaで何シタ?』だ」
「「ありがとうございます」」
そう言って2人は、カップを持ちコーヒーを口にした。
「「!?」」
「どうした?」
2人は飲んだ瞬間、突然顔をしかめた。
「2人ともどうした?」
そこに着替え室に行った、酒寄が帰って来た。
「いやこれはなんていうか…」
「すごいよね…」
2人の言葉を聞きさらに置いてあるコーヒーが入ってあるカップを見て事の顛末を理解した様だった。
「マスターまさか、
「俺はあくまで、注文された物を出しただけだ。無理矢理出した訳じゃない」
俺はそう言って2人にいれたコーヒーと同じ物を飲んだ。
それを見て2人はドン引きしていた。
「そもそもマスター、どうしてこんなコーヒーを作ったんですか?」
「バイト先のカフェに対抗して作ったんだ。黒さを追求したから不味いけどな」
「何を追求してるんですか!?普通、コーヒーって味とか匂いを追求するもんじゃないんですか」
そんな話しをしてると、諫山から俺に質問が飛んできた。
「え?マスターってバイトしてるんですか?」
「あぁ。うちは見ての通り客が来なくてなぁ。バイトしないと潰れちまうんだよ」
「えっなら無料にしちゃってよかったんですか?」
「大丈夫だよ。二人は特別サービスだからね」
そんな話しをしてると…
「そういえば彩葉は何でバイト先、こっちに変えたの?」
「確かに理由聞いて無かったよね〜」
「えっとそれはね…」
「簡単に言えば俺が誘ったからだな」
「えっどうして」
「酒寄、話しても良いか?」
俺が聞くと酒寄は首を縦に振った。
「よし、許可も貰ったし話すとしますか。確か…」
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あれはとある夜だった。
俺は店の品の補充の為に買い物に行っていて帰っている最中だった。
「ん?」
ドサッって音が聞こえて音がした方に行ったら…
「…」
「え?何してるの?」
路上に女の子が倒れこんでいた。
「おーい。大丈夫か?」
俺は少女の体を揺さぶるが
「…」
「おいおい。マジかよ」
反応しない辺り気絶してるな。
俺は買った物が入ったエコバッグを地面に置き
「しょうがない。見捨てるのも気が引けるし店で休ませるか」
俺はそう言って少女をおぶってから再び荷物を持ちnascitaへと続く道を歩いた。
俺は少女を生活スペースにあるベットに寝かせて自分は夕飯を作っていた。
「あれ?ここは」
「ここは俺の家だよ」
少女は俺の方を見て警戒しだした。気がついたら見知らぬ男の家にいたら当然そうなるな。
「別にさらった訳じゃないからな。倒れていたから休ませようと思ったからやったことだぞ」
「そっそうだんですか。ありがとうございます」
なんとか誤解を解いたとこで体調を聞いてみる事にした。
「どうだ調子は?」
「はい、大丈夫そうです。本当にありがとうございます。」
「いいってことよ。後で駅まで連れてやるよ。それまで休んどけ」
「いえ、流石にそこまでは…一人で帰れますんで」
「さっき倒れていた子が何言っちゃてんの。ここは甘えておきなさいよ」
俺はそう言って夕飯作りを再開する。
ここで俺は1つ考えが浮かんで少女に聞いてみる事にした。
「そうだ。夕飯はまだか?まだなら食べてけよ」
俺がそう提案すると
「いや、さすがに申し訳ないです」
「いや、もう今更でしょ。今更、1つ、2つ増えたとこでよ。」
「それになんだかんだで1人で食べるのは寂しいんだよ。だからここは俺を思って一緒に食ってくれないか?」
「…分かりました」
「ありがとうな」
俺はそう言って出来た飯をテーブルの上に置いた。
今日は、サンマの塩焼きに白米とみそ汁、さらにひじきとほうれん草の胡麻和えだ。
少女は一人暮らしの男からこんなしっかりした物が出るとは思って無かったらしく、目を瞬かせていた。
「どうした?食べないのか?」
俺は手を合わせていただきますと言ってからみそ汁を啜ると少女の方もいただきますっと言って飯を食べ始めた。
「うまいか?」
「はい…」
少女は次第に涙目になっていき最終的には涙が頬をつたっていた。
俺は聞かずに黙々と夕飯を食べた。
しばらくして少女が泣き止み俺に事情を説明してきた。
なんでも、母親とそりが合わず、上京し、学費と生活費を自分で稼がなきゃいけない事などを聞いた。
「お前はすごいな」
「そうですか?」
「そうだよ。俺がお前ぐらいの時は一人暮らしなんてしてなかったし、学費や生活費なんて俺は一切払ってなかったからな。俺からすればお前は充分立派だよ」
「ありがとう、ございます」
そう言って少女はまた泣きだしてしまった。
泣き止んで少しして少女はなにか言い忘れた事を思い出したようでこちらに顔を向けてきた。
「あの、言い忘れてましたが私、酒寄彩葉って言います」
「そういえば自己紹介してなかったな。俺は石動惣一だ」
自己紹介を終えたとこで俺は駅まで送る事にした。
そして駅に着いた時、俺は一つの提案をしてみる事にした。
「酒寄、もしよかったらうちでバイトしてみないか?」
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「…っていう感じだったかな」
「そうなの?彩葉」
「うん。そうだよ」
「えーじゃあマスターって恩人じゃん」
「そう言われるとなんかむず痒いな」
そう言って俺は左の頬をかいた。
それから普段、学校では何をしているのか聞き、逆に俺が普段何しているのかを話し酒寄を早く帰らせて今日は解散した。
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俺は夜中に地下に行きトランクケースを開けた。
そこには
多分結構な期間消えます。
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