超サボってました、すみません。
エージェント回その2は、サメイドちゃんとピザカッターメイドちゃんです。
その日の僕は、六分街を特に目的もなく歩いていた。
エアファさんやゲンゾウおじさん、チョップ大将と軽く世間話をして、スクラッチを削って、ウーフを撫でる。そんな、いつもと変わらない時間を過ごしていた。
そして、ラビットハウスへ向かおうとしたところで――ふと、見慣れた姿が目に入った。
「……カリン?」
店のテラス席。
そこでは、メイド服姿のカリンが何やら慌ただしく動き回っていた。
テーブルの周りを行ったり来たりしながら、何度もしゃがんだり、立ち上がったりしている。
何事だろう。
気になった僕は、テラス席へと歩み寄った。
「プr……アキラ様!」
僕に気づいたカリンが顔を上げる。
「どうしたんだい? そんなに慌てて――」
「あ、危ないです!」
「え?」
突然の制止に、思わず足を止める。
危ない……?
言われるまま、ふと視線を下げた。
「っ!?」
そこには――
メイド服姿のエレンが、なんとも気持ちよさそうに眠っていた。
テラス席の床に横たわり、尻尾を身体の横に置いたまま、すやすやと寝息を立てている。
「……エレン?」
呼びかけてみる。
……返事はない、どうやら夢の中のようだ。
「えっと……」
僕は目の前の光景と、慌てているカリンを交互に見た。
「これは……どういう状況?」
カリンは困ったように両手でスカートの裾を握った。
「依頼を終えて、少し休憩しましょうと言ったら、エレンさんがここで休むと言って……」
「うん。」
「それで、ミルクコーヒーを取りに行って戻ってきたら寝てしまっていて……」
「全く起きる気配がない、と言うことか。」
カリンはしゃがみ込み、エレンの肩をそっと揺する。
「エレンさん、起きてください……!そろそろ帰りませんと……!」
「…………ん……。」
エレンの耳が、ほんの少しだけ動いた。
「起きそう?」
「いえ……。」
こちらの声は聞こえていないようだ。
試しに、僕も一度揺ってみる。
「エレン。」
……やはり反応がない。
「……起きないね。」
「はい……。」
カリンがしょんぼりと肩を落とす。
どうやら、これは少しやそっとでは起きそうにない。
「仕方ないな。」
僕は立ち上がって、店内へ視線を向ける。
「チノにお願いして、ソファ席を借りようか。」
「えっ?」
「このまま固い地面で寝かせておくわけにもいかないだろう?」
「そ、そうですね……!」
カリンがほっとしたように頷く。
その一方で、エレンは何事もなかったかのように、静かな寝息を立て続けていた。
ラビットハウスの店内に入ると、カウンターにいたチノ、ココア、リゼがこちらに気づいた。
「あっ! アキラさん、いらっしゃい!」
真っ先に声を上げたのはココアだった。
「ココアさん、ちゃんと接客してください。」
隣に立つチノが、呆れたように注意する。
「チノちゃんだって嬉しいくせに!」
「二人とも、喧嘩するなー。」
カウンターの奥からリゼが苦笑する。
「いらっしゃいませ、アキラさん。いつものでよろしいですか?」
「おお! そのセリフカッコいい!」
「ココアさん、うるさいです。」
いつも通りのやり取りに、思わず小さく笑う。
けれど今回の目的はコーヒーではない。
「申し訳ないけど、コーヒーを飲みにきたわけじゃないんだ。」
「え?」
ココアが不思議そうに首を傾げる。
「チノ、お願いがあるんだけど――」
そう言って僕は、テラス席でエレンが眠っていることを説明した。
「……え?」
話を聞いたココアが、目を丸くする。
「女の子が……地面で寝てるの?」
「もしかして、さっきの緑髪の子か?」
リゼがテラスの方へ視線を向けながら尋ねる。
「いや、その子とは別でもう一人いるんだ。」
「何度声をかけても、起きる気配が全くなくてね。」
僕が苦笑すると、チノの表情が少し曇った。
「そ、それは……大丈夫なんでしょうか?」
「たぶん大丈夫だと思う。彼女はどこでも寝られる体質だから……。」
「どこでも……?」
ココアがぽつりと呟く。
その言葉の意味を考えるように、三人とも少しだけ顔を見合わせた。
僕自身も最初は驚いたけど、仕事を一緒にこなすつれて慣れてしまった。
それなら、せめて身体を休める場所くらいは用意してあげたい。
「分かりました。そちらのソファをお使いください。」
チノが壁際のソファ席を指差す。
「いいのかい? ありがとう。」
僕は礼を言うと、すぐにエレンとカリンのもとへ向かう。テラスに戻ると、カリンはエレンの寝顔を覗き込んでいた。
「ソファ席を使ってもいいって。」
「ほ、本当ですか? アキラ様、ありがとうございます」
「ふふ。お礼はラビットハウスのみんなに言ってあげて。」
「わぁ、本当に寝てる!」
振り向くと、ココアたちもテラスへ出てきていた。
三人は眠っているエレンを覗き込む。
「すやすやですね。」
チノも隣から小さく微笑む。
「大きな尻尾だなぁ。」
リゼがエレンの背中から伸びるサメの尻尾を見つめた。
「あわわわ、申し訳ありません……!」
店員の登場に、カリンが慌てて深く頭を下げる。
「大丈夫ですよ。アキラさん、その子を中に。」
「ああ。」
僕はエレンのそばにしゃがみ込み、起こさないようにそっと身体を抱き抱える。
「よっこい――」
ぐっと足に力を込めた。
次の瞬間――
「うっ……。」
思わず漏れた声に、周囲の視線が集まる。
考えるまでもなく、やってしまったと理解した。
「ひ、ひどーい! 今のはサイテーだよアキラさん!」
「返す言葉もない……。」
こればかりは、反論のしようがなかった。
気を取り直してもう一度エレンを抱き直し、今度は慎重に身体を持ち上げる。
改めて持ち上げて気づいたのだが、腕に感じる重さの大半は大きな尻尾のようだった。身体そのものは思っていたよりもずっと軽い。
眠ったままのエレンは、僕に抱き上げられても目を覚ます気配はなかった。
そうこうしているうちに、壁際のソファ席へたどり着く。
「よいしょ……と。」
僕はエレンの身体をゆっくりとソファに寝かせた。少し狭く見えるが、固い地面に比べたら何百倍もマシだろう。
最後に、ソファから大きくはみ出していた尻尾を持ち上げ、身体の横へそっと収めた。
「これでよし。」
「ありがとうございます、アキラ様。」
「気にしなくて大丈夫だよ。お仕事お疲れ様。」
僕がそう言うと、カリンは僅かに頬を赤くして微笑んだ。
一方その隣では、ココアとチノ、そしてリゼがソファで眠るエレンを眺めていた。
「……本当に気持ちよさそうに寝てるね。」
ココアが小声で呟く。
「ええ。起こすのが少し申し訳なくなるくらいです。」
チノも声を落として答える。
「それなら、しばらく寝かせておいてやろう。」
リゼがそう言って、静かにエレンへ視線を向ける。
店内には、穏やかな午後の空気が流れていた。
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エレンが起きるのを待てば、自然と間ができる。
眠っているエレンを起こさないように、カリンたちは静かに自己紹介を始めた。
少し話してみれば、会話は弾むものである。
店のこと、六分街のこと。好きな飲み物や普段の過ごし方など、他愛のない話をしているうちに、四人の間にはいつの間にか自然な笑い声が生まれていた。
年齢が近いこともあってか、カリンも最初の緊張が抜け、落ち着いて話せているようだった。
そんな様子を、僕はすぐそばの席でいつものコーヒーを嗜みながら見守っていた。
「ところで、カリンちゃんはどうしてメイド服を着てるの? コスプレ?」
「コスッ……!?」
突然の質問に、カリンの肩がぴくりと跳ねる。
カリンはヴィクトリア家政に所属する本物のメイドだ。一般市民であるココアがその存在を知らないのも無理はない。
……とはいえ、本人にとっては少しばかりショックだったらしい。
「きょ、今日はエレンさんと一緒にメイドのお仕事をしていて……少し休憩していたところなんです。」
どうにか平静を装いながら説明するカリン。
すると、ココアはわかりやすく目を輝かせた。
「へぇー! 本当にメイドさんなんだ!」
「はい。」
「じゃあ、『おかえりなさいませ、ご主人様』って言ってほしいな!」
「ふぇっ。」
カリンの顔が、わずかに引きつった。
「ココアさん、カリンさんが困ってます。」
チノがすかさず止めに入る。
「でもさ、本物のメイドさんの『おかえりなさいませ』って聞いてみたくない?」
ココアは期待に満ちた目でチノとリゼを見る。
「……私は別に。」
「だな。無理強いはよくないぞ。」
「えー!」
今度はココアが残念そうな声を上げる。
そして、何かを思いついたように僕の方へ振り返った。
「ね、アキラさん!」
「なぜ僕に振るんだい。」
「ほら、アキラさんも聞きたいって。」
「まだ何も答えてないけどね。」
僕が苦笑すると、ココアは構わずカリンの方へ向き直る。
「え、えっと……」
カリンは助けを求めるように僕たちを見回す。けれど、ここまで期待されて断るのも難しいと思ったのか――
「わ、分かりました……!」
小さく息を吸って席を立ち、姿勢を正す。
「おかえりなさいませ、ご主人様……!」
「わぁー!」
ココアが嬉しそうに両手を合わせる。
「本物だぁ!」
「えへへ……本物、です……!」
照れ笑いを浮かべるカリン。
本物のメイドだと言ってもらえたことは素直に嬉しいらしい。
「じゃあ次は、美味しくなるおまじないをお願い!」
「なんだそれ。」
「『萌え萌えキュン!』ってやつ!」
「ふぇぇ!?」
そんな三人を見ながら、僕はコーヒーを一口飲んだ。
こんなに騒いでも起きる気配のないエレン。
彼女が目を覚ますまでの時間は、もうしばらくかかりそうだった。
それから、しばらくして。
「……ん……」
ソファから、小さな声が聞こえた。
眠っていたエレンの尻尾が、ぴくりと動く。
「……あ、起きた。」
ココアが小さく声を上げる。
エレンはゆっくりと目を開けると、ぼんやりと辺りを見回した。
「……ここは……?」
「ラビットハウスですよ。」
チノが静かに答える。
「……ラビット……ハウス……?」
まだ夢の中にいるような顔で、エレンが呟く。
そして、視線がゆっくりと横へ動いた。
「……あれ。」
そこにいる僕の姿を見つける。
「プロ――」
「エレンさん!」
突然、カリンが大きな声を上げた。
「……?」
エレンが、ぽかんとした顔でカリンを見る。
「……カリンちゃん?」
「あっ。い、いえ、その……!」
カリンは一瞬言葉に詰まったあと、慌てて続けた。
「ね、眠たいのは分かりますが、地面では寝ないでくださいっ!」
「……地面?」
エレンが首を傾げる。
「はい。ラビットハウスのテラス席の地面で、そのまま寝てしまったんですよ。」
「……あー……。」
ようやく少しずつ意識が戻ってきたのか、エレンが目を擦る。
「……そうだった。」
ようやく思考が巡り始めたエレンを見て、僕はカリンと一瞬だけ目を合わせた。
ほんの一瞬。
けれど、それだけで十分だった。
――今のことは、黙っておこう。
そう伝え合うように、互いに小さく頷く。
「……ん?」
そんな僕たちのやり取りに気づくこともなく、エレンは店内にある時計を視界に入れる。
時刻を確認した瞬間、その眠たげだった表情が変わった。
「……やば。」
「どうしたの?」
「寝過ぎた。」
エレンが慌てて身体を起こす。
しかしその動きはフラフラしていて、どこか危なっかしい。
「エ、エレンさん、落ち着いてください!」
「でも……」
「大丈夫だよ。」
僕は慌てるエレンに声をかける。
「ライカンさんには、もう連絡してあるから。」
「……え?」
「事情は伝えてある。だから、安心してくれ。」
エレンはしばらく僕の顔を見つめていた。
やがて、ほっとしたように小さく息を吐く。
「……そっか。」
そして、まだ少し眠そうな目のまま、微かに笑いかける。
「ありがと……アキラ。」
「どういたしまして。」
そう言ってエレンは、大きな欠伸をした。
チノから水の入ったコップを受け取り、勢いよく飲み干す。
少しずつ眠気が少しずつ抜けてきたようで、先ほどよりも目が開いているのが分かった。
「……ん。」
エレンがぽつりと呟く。
「どうした?」
「お腹すいた。」
あまりにも唐突な一言に、カリンが目を丸くする。
「エレンさん、今ですか!?」
「うん……。」
エレンはお腹を押さえながら、眠たそうに答える。
「寝たら、余計お腹すいた……。」
本人はいたって真面目だった。
その様子を見たリゼが、声をかけた。
「せっかくだし、何か食べてくか?」
「……いいの?」
「もちろんです。お腹が空いているなら、何か食べた方がいいと思います。」
チノがメニュー表をエレンに差し出す。受け取ったエレンは、パラパラとページを捲っていく。
やがてエレンは、あるページで捲るのを止めた。
「……これ。」
指差したのは、パンケーキだった。
「パンケーキですね。」
「うん。これがいい。」
「かしこまりました。」
注文を受けたチノは、すぐに厨房に入ってパンケーキを焼き始めた。
しばらくして運ばれてきたパンケーキを前にすると、エレンは少しだけ目を輝かせた。
「……蜂蜜。」
「はい?」
「蜂蜜、ある?」
「ありますけど……。」
チノが小瓶を渡す。
エレンはそれを受け取ると――
『ドバーー』
パンケーキが見えなくなるのではと思えるほどに、たっぷりと蜂蜜をかけていく。
「えっと……エレンちゃん?」
ココアが恐る恐る声をかける。
「なに?」
「か、かけすぎじゃないかな……。」
「これくらい普通。」
その返答に、あのココアが言葉を失っていた。
僕も思わずパンケーキを見るが……絶対に普通ではない。
前言撤回、まだ寝ぼけているのかもしれない。
けれどエレンは気にする様子もなく、フォークを手に取った。
「いただきます。」
そして、一口。
「……おいしい。」
満足そうに呟く。
その顔を見ていると、さっきまでの眠そうな表情が少しずつ消えていくのが分かった。
「よかったですね、エレンさん!」
「うん。」
カリンが言うと、エレンも小さく頷いた。
どうやら、ようやく目が覚めてきたらしい。
「………。」
「うへぇ……。」
少し視線をずらせば、蜂蜜だらけのパンケーキに引いてるチノとココア。
「その、カロリーとか気にしないのか?」
リゼすらも、困惑が勝っていた。
パンケーキを食べ進めるエレンは手を止め、理由を説明する。
「アタシ、サメのシリオンだからエネルギーの消費が激しくて。」
「常にエネルギー補給してないと気絶するんだよね。」
「な、なるほど。」
「だからそんなに甘いものを……。」
「うん。糖分はすぐエネルギーになるから。」
そう言いながら、エレンは何事もなかったようにパンケーキをもう一口食べる。
「……それに、美味しいし。」
「あ、ありがとうございます……?」
チノが少し戸惑ったように答える。
その『美味しい』という言葉は、八割くらいは蜂蜜に対して言っているのではないかと、ここにいる誰もが思っただろう。
結局、エレンは蜂蜜だらけのパンケーキを、ものの五分ほどで平らげてしまうのだった。
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パンケーキを食べ終えたエレンが、ソファからゆっくりと立ち上がる。
「……ごちそうさま。」
「ご馳走様でした。」
「ありがとうございます。」
チノが会計を行っている間にココアは食器を片付け、リゼがテーブルを拭く。
エレンが店を扉に手をかける寸前、僕の方へ振り返った。
「アキラ、またね。」
「アキラ様、さようなら。」
「ああ。気をつけて帰るんだよ。」
二人が店を出ると、ココアとチノがすぐに後を追った。
「また来てね、二人とも!今度はゆっくりお話しようね!」
「うん。」
「約束ですね。」
チノも店先まで出て、二人を見送る。
「お気をつけて。」
「今日はありがとうございました。」
カリンが頭を下げ、エレンも軽く手を振る。
やがて二人の姿が人混みの向こうへ消えていく。
「……行っちゃったね。」
「はい。」
ココアとチノがその背中を眺めている。
短い時間ではあったが、新しい友達が増えたことを実感しているようだった。
僕も会計をしようと立ち上がった、その時だった。
「アキラさん。」
背後から、小さな声が聞こえた。
振り返ると、リゼが立っている。
「少し、いいだろうか。」
「うん?」
リゼは周囲をちらりと確認してから、店の裏手へ続く道に視線を向けた。
「……こっちへ来てくれ。」
「分かった。」
何かを察したわけではない。
ただ、いつもより少しだけ真剣なリゼの表情が気になって、僕はその後を追った。
店の裏手。
表通りの喧騒が少しだけ遠くなったところで、リゼが足を止める。
そして、ゆっくりとこちらを振り返った。
「アキラさん……。」
リゼは少しだけ言葉を選ぶように黙り込んだ。
やがて――
「あなたは……一体、何者なんだ?」
そんな、突拍子もないことを言い出した。
「……何者って?」
思わず聞き返す。
リゼはすぐには答えなかった。
少しだけ視線を落とし、今日の出来事を整理するように言葉を選んでいる。
「エレンが目を覚ました時……あなたは『ライカンさんには連絡してある』と言った。」
「うん。」
「私は以前――その名前を耳にしたことがある。」
リゼがこちらを見て、言った。
「おそらく、“ヴィクトリア家政” の人物じゃないか?」
僕は思わず、言葉を失う。
「……どうして、それを。」
そう言葉を絞り出すが、なんとなく答えは察していた。
「自慢じゃないが、私の父は防衛軍に所属していて階級も高い。時々ではあるが、ヴィクトリア家政のサービスを受けることがあるんだ。」
「ヴィクトリア家政は基本的に、富裕層を相手にサービスを提供している。だから、一般市民の間では知名度もそれほど高くない。」
リゼの声が、少しだけ低くなる。
「言い方は悪くなるが……普通のビデオ屋の店長であるアキラさんが、どうしてヴィクトリア家政と繋がっているのか。私には理由が分からない。」
「………。」
完全に、盲点だった。
ライカンさんに連絡を入れたこと。
その名前を、何の疑問もなく口にしたこと。
僕にとっては、それほど特別なことではなかった。
けれど――リゼから見れば、そうではない。
「何か……私たちに隠しているのか?」
問いかける声に、責めるような響きはない。
ただ、純粋な疑問と、ほんの少しの不安が混じっていた。
つづく
エージェント回と言いつつ、リゼから見たアキラの謎が全部を掻っ攫って行った感がある……。