30代男性Vtuberが、自分を愛せるようになるまでの話   作:物怪相談

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番外編13_年越し配信

 二泊三日の修学旅行も、二人きりのクリスマスも終えて迎えた二〇二六年の大晦日。

 

 遠足も修学旅行も、いくつかの出来事はリスナーに話して共有しているけど、本当に大事にしたい想い出だけは皆には黙ったままだ。

 身バレのリスクも理由の一つだが、一番の理由は二人だけの思い出にしたいから。

 

 

 今年も終わりが近づいたため、YoutubeStudioのアナリティクスを見ながら登録者数の推移を振り返る。

 四月まで、登録者数は月に百人前後の増加だった。

 

 転機となったのは五月、ミコトが出した俺の一万人を祝う動画から登録者数は爆増して、七月には六万人に。

 八月に一度休止することになったものの、誕生日である十月に復帰して、また登録者は伸び始めた。

 

 

 最近はミコトとしたデートについて少しだけリスナーと話す雑談や、遠足のVlogを投稿するようになったことで、新規の登録者も増え始めている。 半ばカップルチャンネルのような楽しみ方をされているようで少し……いや、かなり気恥ずかしいのだが、祝福されているのは伝わっているので嬉しくもある。

 

 京都旅行の映像については、俺たち二人のアバターを合成した映像の編集を終えているが、雪景色ということもあり一月の中旬ごろに投稿する予定だ。 美しい風景や名所をいくつも見て回り映像に収めたため、それなりに再生されると思う。

 

 また、動物園に遠足した頃から練習し始めたダンスについては、ミコトのチャンネルで投稿を始めている。 チャンネルの特徴として、踊りなどの華やかな方面はミコトのチャンネルのリスナーの方が喜ぶからだ。

 普段はダンス映えするパンツルックでのダンスが多いミコトだったが、俺と一緒にダンス動画をするときは初期衣装で和の雰囲気に統一している。 激しいダンスから舞踊まで多様なものを投稿しており、ミコトの登録者数も大きく伸びている。

 

 

 ダンス以外で身体能力を使ったチャレンジに関しては、俺のチャンネルで行った。

 Youtubeショートの形式で投稿しているが、手だけを出した実写でリンゴやメロンを握りつぶしてジュースにしたり、3Dでの片手倒立腕立て、ドラゴンフラッグ、I字バランスなど。 コメントで「○○出来ますか?」と贈られて来たものから拾ってショートにしていると、予想以上に再生数と登録者数が伸びていった。

 フィジカル面だと男性陣からの人気が多いかと思っていたのだが、アバターの影響も有ってか女性からも支持が強く、男女比はほぼ半々となっている。

 

 

 そんな様々な新しい取り組みの甲斐もあって、今日の段階で紙カクシチャンネルの登録者は九万人を超えている。

 約束した一年以内に十万人の登録者は達成できそうだ。

 

 

 ただ、ミコトの方も登録者は既に九十五万人になっている。

 ……相変わらず、俺が数万人増やす間に十万人近く増やしているミコトは何なんだろう。

 

 

「キミとの生活が楽しくて、なんかどんどん動画や配信のアイデアが出てくるんだよねー」

 

 

 なんて笑っていたけど、日常生活が楽しくなれば周囲をもっと楽しませることが出来るようになるミコトは、本当にVtuberに向いた人だと思う。

 だけど俺が約束を果たすよりも先に、ミコトが百万人に達成する方が早い可能性も出てきて少し恐ろしくなってきた……ちゃんと俺は自分でプロポーズできるんだろうか。

 

 

 

***

 

 

 

 二十一時、今日はミコトと二人で年越し配信を行う。

 

 配信場所は紙カクシチャンネル。

 VR空間の神社ワールドを背景に、神主のような俺と巫女のようなのミコトが並んで挨拶をした。

 普段と少し違うのは、互いに狐耳と尻尾が付いていること。

 ちなみに、以前の配信でつけていた首輪はついていない。 飲酒配信の後、平野ママから「本当にごめんなさい」と首輪が無い状態のデータが送られてきたからだ。

 

 

「こんばんは、本や物語を紹介するVtuber、紙カクシです」

「やっほー、女装Vtuberの睦実ミコトだよ!」

 

 

>コメント:やほやほ、こんばんはー!

>コメント:キツネだ!!

>コメント:平野先生ありがとう!!

 

 

 流れていく挨拶の勢いはすさまじく、まともに読むことが出来ない。

 お互いにSNSで告知していたことや、ショート動画で多くの人に見られる機会が増えたからだろうか。

 

 テレビや家族との団欒、他の配信などもあるのに遊びに来てくれて嬉しい限りだ。

 

 

「大晦日の夜、皆はいかがお過ごしかな?」

「初日の出のために登山してる人、除夜の鐘に並ぶ人。 今日はそんな方々の待ち時間にも楽しんでもらえたら嬉しいですね」

 

 

 そう話しながら俺達は少し移動して、画面の真ん中に神社の焚火を映し出す。

 

 

「じゃーん。 綺麗な焚火でしょ? ゆらゆら揺れる火って落ち着くよねぇ」

「今日は神主と巫女……のような我々が、皆さんが悔やんでいることをお焚き上げしていきますよ」

「事前にお便りを募集してたけど、ホントいっぱい来てたねー」

「胸に抱えた後悔とか、全てここで落として軽い気持ちで新年を迎えましょうね」

 

 

 この企画は京都旅行の際に、ミコトに以前傷つけた言葉を許して貰えたことから思いついたものだ。

 ここで抱えている辛いことを吐き出し、少しでも楽になってもらえるようになればいい。

 

 

「それじゃ、一枚目はこれ! えっとなになに……? 『推しにファンレターをDMで送ってしまいました、申し訳ありません』なるほどね」

「私は嬉しいんですけど、困る人の方が多いかもしれません」

 

 

>コメント:え、ダメなの!?

>コメント:俺もやったことある、ごめんなさい……

>コメント:コラボとか案件のDMと混ざっちゃうからね

 

 

「コメントにもあるんだけど、DMってコラボのお誘いとか仕事の案件で使うことが多いんだよね。 だからファンレターは嬉しいんだけど、大事な連絡がわからなくなってちょっと困っちゃうんだ」

「去年までの私の規模でも、数件は案件連絡が届いてましたからね」

「嬉しいことは嬉しいんだけど……気にせずに送ってね! っていうと絶対飽和しちゃうから、DMは辞めてほしいと言うしかないんだよね」

 

 

 でも、一概に辞めてと言って、ファンからの気持ちを受け取れないのは少し寂しい。

 ファンからの手紙で救われた身としては、何らかの形できちんと受け取りたいと思う。

 

 

「……私たちの側でも、リスナーさんからのお手紙を受け取れる機会を用意するべきかもしれませんね。 以前オシカツ代送を利用させてもらったように」

「確かに、DMやめてねって言うよりはそっちの方が両方嬉しくていいね。 ファンレター用のメールアドレスを作ってみる……のはちょっと混乱しちゃうか」

「いい方法を思いつくまでは、リプライとか動画やアーカイブのコメントにファンレターを送ってくれると嬉しいです。 こんなに推されてるんだ、と見えることでより推されやすくなることもあるでしょうし」

「そうだね! 恥ずかしがらずに、見えるところでバンバン愛を送ってほしいな!」

「それではこちらのお便りは、お焚き上げさせていただきます」

 

 

 バーチャルの手紙を、焚火に放り込んで焼いていく。

 それからも様々な後悔や懺悔をミコトと一緒に読み上げた。

 

 

『推しとお近づきになりたい気持ちでデビューしてしまった』

『成人向け同人誌を本人に送ってしまった』

『ネタバレコメントをしてしまった』

『付き合ってる相手に、未だに女装と打ち明けられてない』

『ファンがいたのに、チャンネルごと消して突然引退してしまった』

『友達と同じ相手を好きになった』

『相手の好みじゃない趣味を押し付けてしまった』

 などなど……。

 

 お悩み相談ではないので特に助言などはしないが、皆が色んな失敗をしていることを打ち明けて、自分だけの悩みではないとわかるだけでも気が楽になるだろう。

 

 

「うんうん、皆大丈夫だよ。 ボクもカクシ君も、世の中の人たちだって大なり小なりみんな失敗してる。 完璧な人間なんていないからね」

「それでも辛いときは、そんなあなたに寄り添ってくれるような物語を紹介しますよ」

 

 辛い時に、その気持ちから目をそらして無理に立ち上がるより……側にいてくれる誰かが欲しい時だってある。

 そしてその役はきっと、生きている人じゃなくて誰かが書いた物語にだって出来ると思う。

 その孤独が癒されればきっと、また歩けるようになるだろう。

 

 

 お便りを全て焼き終えると、時間は日付が変わる十五分前となっていた。 相変わらずミコトの時間管理は完璧で驚かされる。

 

 

「はーい、これでお焚き上げは完了ー! みんなの気持ちは楽になったかな?」

「皆様も色々あった一年と思いますが、来年からも楽しく遊びに来てくれると嬉しいです」

 

 

>コメント:炎上とか一万人とかお付き合いとか色々あったね!

>コメント:今年中に二人が大台に乗るの見たかったけど、あと一歩届かなかったかぁ

>コメント:休止がなければ……

 

 

「ふふふ、皆も応援ありがとうね。……さて、日付が変わる前にそろそろボク達もリスナー君たちに黙ってたことを言わないとね」

 

 

 リアルのミコトが背中をつつき、俺にリスナーへと伝えるように促していく。

 少し照れくさくて緊張もしながら口を開いた。

 

 

「は、はい。 えっと…………私たち同棲、始めました」

 

 

>コメント:マジ!?

>コメント:あっあっあっ……

>コメント:おめでとうございます!!

>コメント:いつから!?

 

 

「同棲自体は先月です。 その、飲酒配信の少し前にしています」

「元々知ってたのは二次色パパで、飲酒配信の後に平野ママにも報告したよ」

 

 

>コメント:あ、それですぐに配信切りに行けたんだね

>コメント:展開はや!

>平野律:マジでショックです……でも幸せならオッケーです……

>コメント:ママがマジでダメージ受けてそうで草生える

 

 

「早い……? 確かに、付き合って一ヶ月半くらいで同棲になるのかな? まぁ、十四年越しの成就だから、ボクとしてはこれでも遅いくらいなんだけどね」

「気づいたらミコトの家に引っ越してて、我に返ったあとは凄い緊張しました……」

「戸惑ってるカクシ君は可愛かったよ。 あと起きたらエプロンして朝食を作ってくれたりして、すっごい幸せ!」

「それはミコトもしてくれてたでしょう……私も幸せですよ」

 

 

>コメント:あれこれ惚気枠の配信だっけ

>コメント:またいちゃついてる……ってカップルだからええか

>コメント:エプロンとか私服のカクシさんアバターも見たいなぁ

>コメント:カクシさん寝込みとか襲われてない!?

 

 

「襲われてない? ってなんで心配されるのはボクじゃないのかなぁ!」

 

 

 コメントの反応を見てミコトがコミカルな表情に変更して怒り始めた。

 

 

>コメント:ヒント、これまでの行動

>コメント:独占欲丸出しのミコちゃんが何かしないわけがない

>コメント:絶対やるという厚い信頼

 

 

 独占欲が強いのも、距離を詰めようとするのが早いのも事実ではあるが、ミコトはそういうことはしない。

 ……修学旅行では危なかった気がするが。

 

 

「ミコトは紳士ですよ。 私が踏み出すまで、ちゃんと待ってくれますから」

「……ね? こう信頼されちゃ、無理に手を出せるわけないんだよ。 ちゃんと徐々に距離を詰めてくれるから、ボクはじっと待つことにしてる」

 

 

>コメント:納得だわ

>コメント:どこまでしたの?

>コメント:もうチューはした?

 

 

「私たちが何をしたかとかは色々秘密です。 ……まぁある程度時期が来たら、少しずつお話しするかもですが」

「最近だとデートVlogとかも撮影してるし、惚気配信とかでもちょっとお話したりもするしね」

 

 

>コメント:こっそりカクシさんの布団に入るぐらいはすると思ってる

>コメント:ミコちゃんは絶対勝手にキスマークつけてる

>コメント:キスマークを隠すために絆創膏を首に貼って会社に行くカクシさんはある

 

 

 コメントの名前を見れば、俺ではなくミコトのリスナーたちのようだ。

 友人のような距離感で、良い関係を築けているのだろう。

 ただミコトがしないような行動を、するとリスナーたちに思われていることに少し眉を顰めた。

 

 

「えーっとねぇ……」

「ミコトはそんなこっそり入ったりはしませんよ。 キスマークも無いです。 一緒に寝て欲しい、とは行ってきますけど」

「な、なんでいうのー!? さっき秘密って言ったくせに! き、キミだって寂しいから一緒に居たいって言って、一晩中僕を抱き枕にしてたじゃん!!」

 

 

>コメント:これが脳破壊か……!

>コメント:思ったより結構進んでたんだ

>コメント:ごめんちょっと横になるね……

 

 

 祝福もするし囃し立てもするけど、実際に進んでたらダメージを受ける。 そんなガチ恋勢たちの複雑な心境が垣間見えた。 もうちょっと公開する情報は小出しにした方がよかっただろうか。

 

 

「ち、ちがうから……この二つはホントに健全だったから! ホントにカクシ君両方ともスヤスヤ寝てたし……! ってもう、カクシ君なんでそんなこと言うの!」

「……だって、ミコトが勘違いされてるの嫌なんですよ。 確かにミコトは独占欲強めですけど、勝手に色々するような人じゃないですから」

 

 

 恋人が勘違いされているというのは嫌だったから、少しだけ何があったかを話して、そういうことはしてないよと否定しただけだ。

 ……だけど、そんな俺の言葉を聞いたミコトは無言で気まずそうに顔を逸らした。

 思わずゴーグルをずらしてミコトの方を見ると、若干冷や汗をかいているような……。

 

 

「……ミコト?」

「……ご、ごめん、キミが初めてお酒飲んだ日、こっそり一時間くらい膝枕してた。 あと、寝てる間に君の口にその……キスしたことある」

 

 

 膝枕……。 なるほど、あの時の温かい感触がそうだったのか、とようやく思い至る。 まぁ別にそのくらいは全然いいというか……。 動物園で俺がミコトにしたのだから、ミコトだって俺にしてもいいと思う。

 ただ、キスの方は全く記憶にない。

 

 

「膝枕は良いけど。 えっと……もしかしてそれが俺の初めてのキス?」

「さ、さすがにそうじゃないから! ちゃんと初めてはキミからしてもらった奴だから……!」

 

 

 ミコトは慌てて手を振りながら否定した。

 

 

>コメント:今年最後のお焚き上げ、『寝てる恋人の唇を奪った』

>コメント:へー、カクシさんのほうから

>コメント:なるほど少なくともキスは二回はしてるわけか

 

 

「わー! もう! どんどんバレてっちゃう!?」

「知りませんよ。 私が信頼してるのにそういうことしたわけですから」

「ゴメン! 本当にゴメン! だけどあの時はキミだって悪かったじゃん! あんな風にベッドに誘ってきたのにホントに寝るだけって……うわぁヤバいヤバい、どんどん余計なこと言っちゃう!」

 

 

>コメント:へぇ……カクシさんがベッドに誘って

>コメント:多分マジで一緒に寝ようとしただけなんやろなぁ

>コメント:それはカクシさんも悪いんじゃないかな

 

 

 コメントの方は色々とミコトの情報から何があったかを予想し始めている。

 だが、このまま放置すると新年を慌ただしく迎えることになってしまう。 俺は一旦話の流れを打ち切ることにした。

 

 

「もうすぐ新年になっちゃいますから、これについての詳細は来年の大晦日に話しますね」

「はぁ……はぁ……ホントにね、もうリスナーにどっちが悪かったかジャッジしてもらおう」

「来年の大晦日企画が決まりましたね」

 

 

 そんなことを話していると、焚火の傍に年越しのカウントダウンが出現した。

 あと一分で新年になるらしい。

 

 

「……キスのことはごめんね」

 

 

 申し訳なさそうに側で謝ってくるミコトに、安心させるように笑って返す。

 

 

「別に本心で怒ってるわけじゃありませんよ、配信でのポーズ、プロレスです。 ……ただ、次は起きてるときにしてくださいね」

「はい……」

 

 

>コメント:起きてる時ならいいんだ……

>コメント:まぁカップルだし……?

>コメント:おっと、そろそろ残り十秒だよ

 

 

 ミコトと二人一緒に、カウントダウンを開始する。

 リスナーたちもラグに影響されない自分たちの時計で、カウントダウンコメントを投稿してくれているようだ。

 

 

 リスナーたちから見える画角に映らないところで、こっそりと手を繋いで、減っていく数字を二人で読み上げていき年越しの瞬間を見守る。

 お互い視線を合わせればバレてしまうから、数字からは視線をそらさずに。

 

 だけど目を合わせる代わりに、ミコトも絡めた手をぎゅっと握って答えてくれた。

 

 

「さん! にー! いち!」

「「 ゼロ!!」」

 

 

 焚火の傍の数字がゼロになると同時に、火が盛大に燃え上がる。

 予め設定していたらしい、雅楽の越天楽が奏でられていく。 どちらかと言えば新年の朝に聞くイメージだが……まぁ、多少気が早くてもいいだろう。

 

 

「皆様、あけましておめでとうございます!」

 

 

 新しい一年になったことを、恋人やそれを祝福してくれるリスナーたちと迎える。

 大量に流れていく色とりどりのコメントは、もはや名前を識別することも難しいほどに早く通り過ぎていく。

 年越しの瞬間だけは、普段ROMしている人たちも書き込んでくれているらしい。

 

 

 去年の今頃は、一万人の約束を守ることや、遊びに来てくれるリスナーを楽しませることだけで精いっぱいだった。

 

 でも今年は違う。

 新しく挑戦したいことも沢山出来たし、新衣装とか、十万人の目標。 ……もちろんプロポーズだってしたい。 沢山のやりたいことであふれている。

 

 

「カクシ君」

 

 

 そんな気持ちにさせてくれた恋人が俺の名前を呼ぶ。

 

 

「今年は、最っ高の一年にしようね!」

「……そうだな。 けど今年だけじゃなくて来年も、その次もずっとな」

 

 

 俺の言葉にミコトは、満面の笑みを返してくる。

 俺にとって日の出よりもまぶしく、きれいなもの。

 

 

「ふふ、そうだね。 ……それじゃリスナーの皆、君たちの抱負は何かな? ボクはもちろん、百万人!」

 

 

 ミコトが元気よくリスナーに呼びかけ、リスナーたちも様々な抱負を答えていく。

 好きな人に告白する、Vtuberデビュー、資格合格……。

 

 俺の抱負と同じように、皆の抱負も叶うと良いな。

 

 一年を良いものにしようとする皆のコメントを見守りながら、新年の一日は過ぎていった。

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