数ある世界、数ある宇宙。
数え切れないほどの分岐や相違点、すれ違いが起き…新たな世界が巻き起こされる
この世界の話は、そんな別の二つの宇宙が混ざった辺鄙な話
ソニック「Heyエッグマン!もう逃げられないぜ!」
暗い中、モニターから映る光がぼんやりと光り、4人の姿を照らす。
…ここはエッグマンのラボであった。
エッグマン「フン!元から逃げる気などないワイ!」
テイルス「じゃあ大人しく捕まってくれる?」
テイルスはヘンテコな見た目…だが威力は確実の銃器を向ける
エッグマン「そんなちっぽけな銃でワシを脅すか!?舐められたものじゃ!」
ナックルズ「脅すのに必要なのは銃じゃなくたっていいんだぜ?」
パキポキとナックルズがグローブから音を鳴らす。
どうやらマスターエメラルドを取られて怒り心頭のようだ。
エミー「分かったら早く降参しなさいよ!」
後ろに隠れている二つのロボットがエッグマンにしがみつく
オーボット「どうするんですかボス〜〜!!!」
エッグマン「ハッ!貴様ら勘違いしとるようじゃの!
ワシは逃げる手段を既に確保しているのじゃ!」
エッグマンがそういうと、後ろの腕が装置のレバーを引く
…すると、モニターが開閉し巨大なゲートが現れた。
ソニック「What!?なんだありゃ!?」
エミー「ちょっと!またタイムイーターみたいのに頼るつもり!?」
エッグマン「ホーホッホ!卑怯とは言うまいな!
ワシは帰れる装置を持っておるが貴様らはどうかの!」
そう言い、真っ先にエッグマンは幾つかのロボットと共に自ら飛び込んで行った。
エッグマン「さらばじゃ!醜きハリネズミ共!ホーホッホッホ…!」
ナックルズ「クソっ!駄目だ引き寄せられる…!!」
ソニック「テイルス!何かないのか!?」
テイルス「ごめん皆…!僕ももう…!うわっ!?」
テイルスは、その一言を最後に吸い込まれていった…
ソニック「テイルス!…行くしかないか!」
エミー「…ソニック!」
ナックルズ「へっ!…相変わらず世話が焼けるぜ」
ナックルズの一言を皮切りに、皆ワープゲートの中に入っていった…
そう、シャドウ達の方は…
シャドウ「退屈だ。ドクターがラボの外で待機していろと言っていたが…」
ルージュ「そうねえ。待つだけだったらマスターエメラルドでも取ってくれば良かったわ。」
しかしそんな他愛もない会話もつかの間、ピコンピコンとルージュから音が鳴る
ルージュ「ん?何の音…って」
ルージュ「マスターエメラルドの反応がエッグマンの基地にあるじゃない!?」
シャドウ「…まさか探しに行くとは言」
ルージュ「せっかくあのハリモグラが別のことに集中してるもの!一目見なきゃ損よ!」
ルージュ「そんなわけで、見張りよろしくね!」
ひらひらと手を振り、いとも容易くラボのロックを解除し中に入っていった。
シャドウ「……はあ…」
その時だった。
ビー!ビー!とアラートが鳴り響いた…
まさかもうやらかしたのか?と疑問に思うがあんなでもルージュは一流のトレジャーハンターだ。
こんな直ぐにヘマをするなどありえない…となれば恐らく中にいるであろうソニック達だが…
まああり得なくはない。
シャドウ「…手間を掛けさせる。」
カオスコントロール!
その一言でシャドウは光に消え、ラボの中へと侵入した。
ルージュ「奇遇じゃない、シャドウ?」
シャドウ「冗談を言ってる場合に見えるか?…グッ」
引き寄せられる。この感覚が何かはわからないが…嫌な予感はひしひしとしていた。
ルージュ「アンタなんとかならないわけ…!?カオスコントロールを使ってさ!」
シャドウ「…使えない、まさか」
ルージュとシャドウの眼の前にはマスターエメラルド…だがその後ろには巨大なポータルが広がっていた。
シャドウ「…マスターエメラルドを力を無理やり引き出し僕にカオスコントロールの力を制御するよう仕掛けたか…」
ルージュ「そんな事よりどうすんの…きゃっ!」
シャドウは瞬時にルージュを抱き抱える。
シャドウ「ルージュ、何か見なかったのか?」
ルージュ「えっと…あのオヤジがあのポータルに飛び込んで行ったのは見えたわね」
シャドウ「…!」
希望の光が見えた。
もしかしたらあれはブラックホールのように吸い込まれたら終わり、ではなく何かのポータルではないか
シャドウ「…賭けるしかないな」
ルージュ「本気で言ってるの!?」
シャドウ「…君は僕を信じるか?」
少し間が空く。
ルージュ「…仕方ないわね、しっかり私の事抱えてなさいよ」
そう言うと、シャドウは右往左往にエアーシューズを使いポータルに…飛び込んだ。