ジム巡り?コンテスト?そんなことより観光だ!   作:そじゅ

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ポケモン人気ヤバイ
めっちゃ見る人いっぱいでビビってます
あと低評価もらって少し落ち込んでます、せめてなぜ低評価したのか教えてくれたら今後の参考にするんですが...

それ以上に☆9評価増えてるので嬉しかったりもします
なので今かけてる分だけ投稿しちゃいますね
こっから3話分です


ORAS-05 出会いが重なる人

 

 上空から覗く気配。

 ポケモンのため体をはる少年を心配そうに見る。

 でも何故か幸せそうな表情をしている。

 私も飛び込んだら受け止めてくれるだろうか?

 そんな顔をしてくれるだろうか。

 ちょっとずつ、でも確実に惹かれている。

 

 ――――――――――――――――――――

 

「ブイブイ!」

 

 さっきまで肩に乗っていたウチのイーブイは、キャモメが激突する寸前に飛び降りていたらしい。俺のことを心配して顔を舐めてくれている。大丈夫生きてるよ、もっと舐めて。

 

「ピーコちゃん!」

「ハギさん!?」

「ん?君はオダマキさんのところの……」

「ユウキです!」

「おお!そうじゃユウキ君じゃ!元気そうでよかった!ところでピーコちゃんを抱きしめてるその子は?」

「あー、そいつはレインです。今急降下して地面に激突しそうだったキャモメを、危ないからって受け止めたんですよ」

「なんだって!?大丈夫かいピーコちゃん!レイン君!」

「……ハハハ……俺の胸に……そんな情熱的に……飛び込んでくるなんて……エヘヘヘ……イーブイもっと舐め(自主規制)」

「……大丈夫そうですね」

「……本当に大丈夫なのかね?」

「ぴひゃ?」

 

 声もとても良いではないか!キャモメ!すごく良い!自らの語彙力の無さに絶望したくなるほど可愛さが止まらない!

 

「ひとまずウチに来るといい。ピーコちゃんを守ってくれたお礼もしたいしの」

「は、はぁ。わかりました。ほらレイン、いつまでやってるんだ?」

「えへへ……キャモメちゃんかわいい……大丈夫俺が守っべへっ!」

「レ〜イ〜ン〜」

「んぐ?あー……りょーかい」

 

 またトリップしていたらしい。ユウキに蹴られて正気に戻った。ひとまずついてこいってことなので、『お爺さんの後を追うユウキ』の後を俺は追うことにした。

 

 ――――――――――――――――――――

 

「ピーコちゃんを助けてくれてありがとう」

「いえ、無事でよかったです」

 

 俺は今トウカの森出入口付近にあるハギさんの家に来ていた。

 

「ぴひゃ!」

「おー!ピーコちゃん可愛いですよね!うりうり〜」

「……すごいなレイン君。ピーコちゃんは割と人見知りする方なんだが、会ったばかりなのにこんなに懐いて」

「人見知りですか?そうは見えませんけど……ここか?ここがええのんか?」

「レイン、鼻の下伸びてるぞ」

「ブイ!」

 

 失敬な!ピーコちゃんが俺に近づいてきたから撫で回してるだけだ!ああああ!嫉妬するイーブイも可愛いけど、これ以上怒らせないようにここまでにするか。

 

「ところでユウキ君」

「はい?」

「ハルカちゃんには会わなかったのかね?」

「え?ハルカを知ってるんですか!?」

「レイン君もお友達じゃったか!いやなに、ハルカちゃんはデボンの社長からなにやらお手伝いを頼まれたらしくての。つい先日ムロやカイナへ送っていったところなんじゃ」

 

 ムロとカイナって。話の流れ的には街の名前でいいんだよな?

 

「ムロタウンはここから海を渡ってしか行けないんだ。ハギさんは凄腕の船乗りだから、ハルカはきっと船で送ってもらったんだろうね」

「なるほどな。カイナってのは?」

「ムロの方からグルっと東に回りこむように移動するとカイナシティ。ここもムロからなら海を渡る必要があるね。タウンマップだとここだよ」

 

 地図を見せてもらいながら説明してもらった。ハルカもすごい冒険してるなぁ…追いつくのは大変そうだ。

 

「ハルカちゃんはカイナシティからは徒歩で移動してると思うが、陸地でカナズミシティ方面に来るためにはシダケタウンからカナシダトンネルを抜けなければならない……のじゃが」

「なんかあったんですか?」

「つい最近落石が発生したらしくての、カナシダトンネルは今通行できないらしい」

「俺の旅の目的の1つがハルカに会うことなんです」

「そうなのかい?ふむ……ではピーコちゃんを救ってくれたお礼にカイナまで送ってあげようか?」

「本当ですか!?」

 

 これは渡りに船だな。言葉通り船で送ってもらえるらしい!でもなぁ……

 

「ハギさんすみません。ハルカに会うのも目的ではありますが、いろんなところ観光したいと思っているんです。旅も今回が初めてですから、一度いろいろなところを見てからじゃダメですか?」

「ホッホッホ、構わないとも!若いうちにいろいろなところを見て回る、今しかできないことを精一杯やりなさい。わしはこの小屋にいつでもいるから、船を使いたくなったら相談に来るといい。それに色々見て回りたいならカイナに行く途中で一度ムロにも寄ってあげるから、そこでも観光を楽しみなさい」

「ありがとうございます!」

 

 ハギさん、なんだか大きい人だ。俺も大きくなったらこんな風に子供たちを導けるようなかっこいい男になりたいな。

 

「だが、先ほども言ったがカナズミ以降の道を繋ぐカナシダトンネルは今抜けることが出来ん。だからカナズミを見て回ったら一度戻っておいで。その時ムロとカイナに連れてってあげよう」

「はいっ!」

「ユウキ君はどうするかね?」

「あ、俺はトウカの森で調査が終わったら一度研究所に帰ろうと思ってますので」

「そうかい。君もお父さんの研究に付き合って偉いね」

「へへ……」

 

 典型的な褒めて伸ばすタイプだなハギさん。昔は凄腕の船乗りだって話だし、部下とかもいっぱいいて育てた経験があるんだろう。ピーコちゃんものびのびとしてるし、ポケモンの育て方でも人となりがよくわかる。あぁ!ピーコちゃんあんなに飛び回って!鳴き声も少しとぼけた感じがたまらない!もうすでに悶えそうだ……落ち着け俺……ステイだ、ステイ……んぎゃわいいいいいいいい!!

 

「レイン、また白目向いてるぞ」

「ハッ!」

「ホホホ、ピーコちゃんは可愛いじゃろ!?」

「とても!!」

「……似た者同士だった」

 

 ユウキが耐えられず俺を引っ張るまでハギさんとポケモン談義をしていたのだった。

 主にピーコちゃんとうちのイーブイについてだったが。

 

 ――――――――――――――――――――

 

「僕が勝つさ、お金持ちの僕がね」

 

 ハギさんにお礼を言ってトウカの森へ向かう道中、金髪のお坊ちゃまに声をかけられた。というかまた目が合うとなんだかのアレだ。

 

「で?そのお金何に使ったの?」

「え?そりゃあポケモンを育てるためにふしぎなアメとか……」

「で?ポケモンたちは満足してた?」

「あ、いや、その……」

「レベルを上げるためだけに固執して、ポケモンたちの感情は蔑ろ?」

「……そうだね、僕が間違ってたよ」

「間違ってるとは言わないよ。でも、お金を使うならポケモンたちが欲しがってる物をあげないと」

「……僕のポケモン、あまり懐いてくれないんだ」

「ポケモンは道具でもペットでもない、家族なんだ。今からでもまだ仲良くなれるよ」

「本当かい?」

「本当さ!」

 

バトルを挑まれ……そうになった時、つい気になることを聞いてみたら何故か懺悔がはじまった。

 

「ありがとう!君に出会えてよかった!これからは愛情を大切にするよ!」

「そうだな、お金じゃ買えないものほど大切だよ」

「ああ!そうだ、君の名前を教えてくれないか?」

「……ユウキだ」

「ユウキは俺だ!お前はレインだろ!?」

「ありがとうユウキ!」

「君は話を聞いていなかったのかな!?」

「よし、行くか」

 

 なんか騒いでるやつを無視してトウカの森に入る。トキワの森を思い出すなぁ。

 

 ――――――――――――――――――――

 

「なぁユウキ」

「なにかねレイン君」

「……なんか機嫌悪いな」

「なんでかね!?レイン君!!」

「そんなことより。ずっと視線を感じるんだけど、気のせいかな?」

「そんなことって君ね……うーん、俺にはわからないけど?」

「ふむ……イーブイは?」

「……ふぁぁ〜」

「そうか、眠いか。寝てもいいぞ。お前は寝顔も天使のように可愛いないつまでも見ていられる寝ている時に垂れ下がった耳もまた写真を撮って部屋に飾って1日に15回は拝みたくなるくらいキュートだそれでいてシッポはフリフリと」

「落ち着けレイン」

「ハッ!」

 

 またトリップしていたようだ。イーブイが寝てからの記憶がない。

 とりあえず眠そうなイーブイを抱えるように持ち上げ、寝やすいようにしてあげる。やっぱかわい……またトリップするわけにはいかない、ユウキに怒られる。

 

「何の話してたっけ?」

「なんか視線がどうのって」

「あー、そうなんだよ」

 

 なんか首の辺りがゾワゾワするような視線を感じるんだよなぁ……

 

「( ゚д゚ )彡」

「……」

「ふむ……( ゚д゚ )彡」

「|彡サッ!」

「やっぱりなんかいるな」

「えー?」

 

 なんか赤いフードが見えたぞ。

 

「おい、隠れたの見えたぞー」

「……」

「まだ出てこないのか」

「やっぱ気のせいじゃないか?」

「いや、絶対なんか赤いフードかぶったヤツが見えた」

「……赤いフード?もしかしてマグマ団ってやつか!?」

「……よくわかったね」

 

 ユウキがマグマ団とか言ったら赤いフードをかぶった紫髪の女性が木の影から出てきた。

 なんか目が怖くない?この人。

 

「……君……なんか気になる」

「はい?」

「マグマ団!最近ホウエン地方で暴れてるって聞くぞ!」

「……違う。……暴れてるのはアクア団の方」

「マグマ団もアクア団も両方とも人に迷惑をかけてるって!」

 

 どうやらホウエンにも、カントーでいうロケット団のようなヤツらが蔓延っているらしい。たしかにポケモンの各シリーズ毎に悪の組織的なのがあるってのは知ってたけど、ホウエンのヤツらはこのマグマ団ってやつかな?……んー?随分前に感じた違和感がまたするなぁ……ロケット団、マグマ団アクア団……んー?

 

「レイン!こいつらはマグマ団って言って、目的はわからないけど、平気で人を傷つけるような連中だ!」

「ふむ……そのマグマ団のお嬢さんが俺になんの用?気になるとか言ってたけど」

「……お嬢さん?……ボクの方が年上……だと思うさすがに」

 

 あー、それはそうだ。なんとなく前世感が抜けてないなぁ。

 

「じゃあなんて呼べばいい?」

「……ボク、カガリ……マグマ団の幹部」

「幹部!?」

 

 幹部と聞いてユウキはすごく驚いていた。いや、たしかに悪の組織の上位陣が急に出てきたらびっくりはするよな。しかもバッジ1つ目の街に向かう途中なわけだから、ゲームで考えてもきっと序盤だよな?

 

「その幹部さんが何か用?」

「……用はない」

「は?」

 

 何言ってるの彼女?会話できない感じ?なんか俺のこと気になるとか言ってたけど、なんだったの?

 

「……アクア団がこのあたりでデボンの社員を襲おうとしてたらしい」

「は、はぁ……」

「……それ自体は誰かが食い止めたみたいなんだけど……その詳細を調査していた」

「ん?じゃあ俺関係なくね?」

「……たぶん……関係ない」

「んん??」

 

 本当に話の流れが読めない。

 

「えーと、じゃあ俺たちはこれで……」

「……待って」

「なんだよ!?」

「レイン!マグマ団なんて関わらない方がいい!早く行こう!」

 

 そんなこと言ったって……この人が調べていたことに俺は関係ないのに俺に突っかかってくる理由とか、普通に気になるじゃん?

 

「本当によくない噂ばっかりなんだって!」

「……むぅ……わかった、今日はいい……またね」

「お、おう?」

 

 なんかよくわからんがカガリ…さん?の方からどっか行ってしまった。結局何だったんだよ。

 

「ふぅ…・・・レイン、気を付けてくれよ?今ホウエン地方ではマグマ団とアクア団っていうやつらがいて、何を企んでるかはわからないけど、人を襲ったり物を盗んだりって平気でしてくるやつらなんだ。これからの旅は一人になるんだし、今回みたいに無警戒で突っ込んでたら危ないんだからな!」

「ふむ、そっかー。ありがとうなユウキ」

「本当にわかってるのか?」

 

 なんだかんだでユウキは友達想いのいいやつだな。それにしても……

 

「おい、一人旅のこと考えて、またバトルを擦り付けられないって思っただろ」

「……お前ホントはサイキッカーかなんかじゃない?」

 

 ――――――――――――――――――――

 

「バシャーモ!いわくだき!」

「バッシャァ!」

 

 これでカナシダトンネルが通れるようになった!

 待っててね……レインくん!




評価・感想いただけると励みになります。
気が向いたら書く小説なので続きが気になる方は気長にお待ちください。

ーーこっから見なくてもいいやつーー

主人公の強さについて書いた際、感想をいただきました。
そちらの返信に記載いたしましたがここでもあらためて...

>ライバルはもっと原作主人公に近い強さにしていてほしいかも

こちらについては
原作主人公は手持ち全員Lv100
ライバルは手持ち全員Lv70前後
みたいな感じで想定しています。

というのも、原作主人公はプレイヤーが操作するキャラクターになるので、最終的にはCPUの強さとか無視してLv100になっちゃって無双状態…って感覚が強いからです。
あ、バトルフロンティア(E・Pt)やポケモンワールドトーナメント(BW2)、バトルツリー(SM)などのやりこみ要素部分のことは考えていません。
あくまで基準点をその強さにしとかないと物語的にもブレそうなのでそうさせてもらいます。

書いててもう少し作者の表現力が強化されてきたらその限りではなくなるかもしれませんが、現状はそうさせてください。

と、ここまでは1割くらいの理由です。
残り9割は作者の趣味です。だってレッド君やヒカリちゃんが最強でいてほしいんだもん。
そして、あくまで最終的な強さ想定です。手持ちが揃いきっていないレイン君はまだまだですから。


>レイン君は人との絡みもいいけど、ポケモンと絡んでる姿をもっと見せて欲しい

これは作者もめっちゃ悩みながら書いてます。
ポケモンとの絡みめっちゃむずいっす。

私が好きな他のポケモン二次小説ではめちゃくちゃ上手くポケモン絡ませてるんですよねぇ……
それを見てポケモン小説を書き始めたというのもあります。
今後レイン君の手持ちが増えてきたらまた変わっていくかもしれません。そろそろ2匹目が...

言い訳としては、今はこの世界の説明や原作準拠のシナリオになっている部分も絡んでくると思います。
ORASは原作主人公ポジのハルカがまだチャンピオンになっていない、旅が始まったばかりの時系列なので、シナリオもゲーム準拠で進みます。
ですが今後の旅は既に主人公がチャンピオンになった後や、事件解決後の地方旅行になる想定です。そこまでそじゅさんが頑張って書いていればの話ですが...
そうなると人との絡み以外にも手持ちのポケモンや野生のポケモンの出会いをストーリーに組み込む率が増えて……いくんじゃないかなぁ?行き当たりばったりなのでごめんなさい。

ポケモンってゲームは、ポケモンだけじゃなくキャラも魅力的なので、
そっちを優先して書いちゃってるのはもしかしたら私の好みが反映されすぎているかもしれません。
それでもし楽しく読めないのであれば本当に申し訳ないです。

私の技術ステータスをもっともっと上げて、みんなに楽しめるようなものを書けるよう頑張ります。




ご意見とても嬉しいです。前書きにも書きましたが、黙って低評価押す人より意見を言って低評価を押す人の方が断然嬉しいです。マジで。引きづるんでホント。
(あ、この感想を書いていただいた方が低評価をしているわけではないです。誤解して叩いたりしないでくださいね)
いや、低評価が欲しいわけじゃないです。できれば高評価が欲しいです。

そじゅさんの技術的な部分や趣味的な部分もあり、全てを反映するのは難しいかもしれません。
ですが、意見自体はちゃんと目を通し、「これいいな」って思ったものはどんどん取り入れたいと思います。
なのでぜひお気軽に感想を書いていただけると大変嬉しいです。
あと評価もぜひお願いします。こっちは気が向いたらでいいです(やる気につながります)

よろしくお願いしますm(__)m



……ここまで書いといてなんですが、マジで作者自身が暇つぶしや精神安定のために趣味で書いてるだけなので、そこだけご了承ください。。。
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