念能力者の青春   作:七篠ライア

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阿ジン

私は阿ジン

この字面だけでイノウエ ジンという女性だとわかるやつがどれくらいいるのだろう

キヴォトスにあるミレニアムサイエンススクールの1年生でトレーニング部所属であることを見抜くやつはもっと居ない

というかいたら怖い

知り合いなら分かるだろうが、字面だけでわかった訳じゃないだろうし考えないことにする

 

ところで、私には前世の記憶がある

いわゆる転生者と言うやつだ

どう死んだか、どんな奴だったかは覚えていないが、多少の知識と読んだマンガなどのことは覚えていた

いやまあ記憶力がいい訳でもなかったので抜けがあったりするのだけれども

少なくともキヴォトスという地名は私の記憶にはなかった

知らなかったか忘れてしまったのかは分からないが

 

自己紹介はこの程度でいいだろうか

···誰に聞かせる訳でもないのでいいか、どうせひとりごとなのだし

それでは今の状況を確認しよう

 

「ぐっ···」

「くそっ」

 

今いるのはブラックマーケット

周囲にはヘルメット団とかスケバンとかが倒れふしている

私が売りに来たスクラップを狙い襲ってきたので返り討ちにした

なんかやたら舐められるのは見た目が幼いからか

 

さて、マーケットガードが来る前にスクラップを売りに行かないと

見つかると面倒だしな

 

ところで、前世で読んだ創作物では転生とチートはセットになっていたように思う

そうでないものも結構あったが

ともかく、私にはチートなんて言えるものはなく

あったのは心当たりだけだった

 

小さい頃、他の人の体からモヤのようなものが見えた

しばらく観察したところ、近所の猫とかからも見えたし、機械でできたヤツからは見えなかったから正確には人から出てきていた訳では無いのだろうが

前世の記憶に似たものがあったため、私は思った

 

念能力者になれるんじゃないか?

 

そこから修行を始めた

幸い、オーラが見えていたため纏はすぐにできた

先程はチートなどないと言ったが、これはチートと呼べるのだろうか?ズルではあるが

3ヶ月ほどで纏が安定、そこから1ヶ月で絶と練ができるようになり

中学に入るまでには練が4時間持続できるようになった

確か3時間持続出来れば戦闘では十分なんだったか

あの世界の基準を知らないので確かなことは言えないが、主人公達を見る限り私はオーラ量が多いタイプではないらしい

 

修行の過程であった出来事は機会があれば話すとして、よくスクラップを売りに来る店に着いた

このスクラップは修行で壊した機械である

ミレニアム近くの廃墟で無限湧きしているようなので、2年前から利用している

一応あそこは立ち入り禁止であるため、ミレニアムで売るのは憚られる

ブラックマーケットは詐欺の温床だが、ぼったくりなら殴って黙らせるので問題ない

···よし、金額も問題ない

ミレニアムに帰ってトレーニングだ

 

________

___________

_____________

 

「ねえ、うちに入らない?」

 

ミレニアムに帰ってきて

広場のところでギャルっぽい制服の(おそらく)先輩に声をかけられた

 

「あなたは?」

「あ、ごめんね?私は一ノ瀬アスナ!キミきれいだしメイド部に入らない?」

 

メイド部?

それに何をもってきれいだといったのだろう

私の容姿は並程度*1のはずだが

···あれ?さっきはいきなり話しかけられて動揺していたから気付かなかったが

この人、纏が出来ている

ということはもしかして

 

「あの、メイド部の正式名称はC&Cだったりしません?」

「えー!なんでわかったの?」

「知り合いがいるので」

 

やっぱりか

纏はあの人が教えたのだろう

というかきれいって纏か

 

「ねえ、とりあえず部室においでよ!お茶くらいはだすよ!」

「···ではお邪魔します」

 

特に断る理由もないのでついていくことにする

部室に着くと先客がいた

 

「おー?アスナか」

「あ、ネルちゃん!お客さんだよ!」

「客ゥ?セミナー以外でか?」

「そう!この子なんだけど」

「ん?ああ、ジンか!そういやミレニアム入ったんだっけ?」

 

部屋にいたのは美甘ネル

中学時代の先輩である

C&Cという所にいるのは聞いていたのだが、ミレニアムに入ってからは初めて会う

そして

 

「ネルちゃん知り合い?C&Cに入ってくれないかなって!」

「ああ、手が足りない時は手伝うって話になってるからな」

 

せっかくだから、と私のメイド服を作ろうとしている彼女は

念能力者である

 

しばらくお茶を飲んで談笑した後解散した

コールナンバーは無いがC&Cと兼部という扱いになり、今日採寸したメイド服もそのうち送られてくるらしい

正直私の出番が来ることなどそうそう無い気はするが、ありがたく貰っておく

気を取り直してトレーニングだ

スミレさんは相変わらずトレーニングをしている

朝顔を出した時もやっていたのだが、何時間やっているのだろう

もう少ししたら食事にでも誘ってみよう

多分まだ昼は食べていないはずだ

···念能力に興味はあるだろうか

その前にまずは運動から

昼までスクワットだ

*1
キヴォトス基準




阿ジン(イノウエジン)
ミレニアムサイエンススクール1年
トレーニング部兼C&C所属
特質系

美甘ネル
ミレニアムサイエンススクール3年
C&C所属
放出系

一ノ瀬アスナ
ミレニアムサイエンススクール3年
C&C所属
特質系(強化)

参考までにうちの子がブルアカに実装された場合の性能、いる?

  • いる
  • いらない
  • 変化した生徒の分も考えろ
  • ばなな
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