念能力者の青春   作:七篠ライア

15 / 16
ミカ戦です
ミカの話はバッサリカットされております
変更点も特にないので
今回もノリと勢いで書かれています

ヒバリは通常でストライカー、別衣装でスペシャルにしたほうがいい気がしてきた


スーパー聖園ミカ

「美園ミカは私がやろう」

 

美園ミカが乱入し、彼女が動機を語ったあと

話を興味無さそうに聞いていたヒバリの宣言にアズサが反応する

 

「大丈夫なのかか?見ただけでも強そうだが」

「任せなさいな、こっちは遊んどくから他頼むね」

 

弾切れしたマシンガンを放り捨て*1ミカに近付いていく

 

「本気?たしかに強いらしいけど素手で私に勝てると思ってるのかな?」

「逆に聞くが、その程度の戦力で私に勝てると思っているのか?」

 

暗にそれは「アリウス生徒まで含めて全員でかかってきても問題ない」と言っているようなものであり

表情は「バカだなぁ君は」と言っているかのような嘲笑だった

 

「······手、出さないでね?」

 

なぜか今はいない友人の面影が重なった

ミカはアリウス生徒に指示を出し、銃を構える

それに対してヒバリは手を前に出し、クイクイと動かす

 

「思いっきり手加減してあげるからさ、遊ぼっか」

「(ピーーーーーー)*2」

 

戦いと銃の引き金が引かれた

 

 

「遊んでるわね」

「そうなんですか?私からはすごい攻防に見えますけど」

 

戦闘再開から少し

援軍も少なくなってきて余裕の出てきたコハルとハナコがミカとヒバリの戦闘を見て会話をしていた

目の前では戦闘経験の差か、若干ヒバリ有利の殴り合いが行われていた

途中で蹴り飛ばされたミカの銃はあまり役に立たない間合いまで踏み込まれているため拾われていない

 

「そんなの見れば……まだ絶ができないんだったわね」

「……なるほど、絶ができるとわかるようになる要素があるんですね?」

「そうね、余裕もあるしせっかくだから説明しましょうか」

 

そういいながらノールックで放られた手榴弾が近くにいた最後のアリウス生徒を吹き飛ばす

 

「まず、私たちの体にはよく似た二つの力があって、大抵混ざり合っているの」

「……もしかして私達の周りに見えるのはオーラだけではなく」

「そう、もう一つの力である神秘が混ざっているわ」

 

アリウス生徒がヒバリに向け援護射撃をするがヒバリは意にも介さない

 

「神秘がどういうものかは説明できないけど、オーラみたいに出したり引っ込めたりできるものじゃないと思っておいて」

「……つまり絶でオーラだけ無くなることで残った神秘がわかるようになると」

「説明が楽で助かるわ」

「……絶だとどれくらい変わるんですか?」

「人にもよるけど、ヒバリなら結構大きい弱体化ね」

 

ミカの顔面ねらい右ストレートに合わせて当て身投げ

ギ〇スやスマ〇ラカトウのカウンター投げを参考にしているようだが、投げ方的には一本背負い

すぐに復帰したミカに反撃を受けるも殴り返している

この中では戦闘が得意でないハナコには念ありでも出来る気がしない

 

「あれで、ですか?」

「ヒバリは放出系だから、オーラの影響が大きいのよね」

 

ハナコの思考は放出系が強化系を80%使え、遠距離攻撃やオーラの放出による高速移動が得意なことをすぐに思い出した

 

「ヒバリー!こっちはあらかた片付いたわ!」

「わかった、遊びは終わりにしようか」

 

気付けば周囲のアリウス生徒は殆どが地に伏せていた

というかヒフミとアズサが強い

ヒフミは強化系としての身体能力で押し切っていたし

アズサは本人の技量が高いうえでヒフミの能力*3で強化されて手が付けられなくなっていた

 

「遊び?今まで手を抜いてたって言いたいの?」

「本気ではあったよ?全力じゃなかっただけで」

「へー、じゃあそんな余裕無くしてあげる!」

 

その言葉とともに、夜空が光る

神秘の強い生徒がたまに持つ異能

聖園ミカのそれは「流星の生成と投下」

小さめの星々が流星群となって降ってくる

 

「初心者たち、念弾のお手本を見せてあげよう」

 

念能力において、発とはチューニングである

用途を限定し、その分のリソースを他のことに回すことで性能を上げる

そのための制約と誓約であり、大抵発とは制約と誓約を決めた物を指す

少なくともこの世界において、メモリの消費は制約と誓約がある能力に適用される

しかし、それ相応の技術があればある程度までの能力はメモリの消費無しで使うことができるのも事実である

こういう技能をこの世界では術と呼んでいる*4

術を使うものは少ないが存在するのだ

 

ではなぜ術を行うものが少ないのか

ストリートファ〇ター6のモダン操作とクラシック操作が近いだろうか

簡略化された、もしくはボタン一つのコマンドで技を出せる代わり、使い方の自由度が損なわれた発

入力が難しい代わりに、技術次第で自由に扱える術

術のほうがいいように見えるかもしれないが、念能力はただでさえ習得、習熟が面倒なもの

発で簡単に使えるようにしておきたいというのは当然の話である

それに、同じ能力を同じ熟練度の者が術と発で比べた場合、発のほうが性能がいいというのもあるだろう

勿論制約と誓約の程度にもよるだろうが、術ならどう頑張っても系統の習得率以上のことはできない

その点発ならそれ以上を出すことも可能なのだ

 

さて、改めて歌住ヒバリに話を戻す

彼女は「特殊な能力を使わない放出系」を術で行う念能力者である

アニメやゲームの技を術で再現することも多い

 

体の両脇に構えた両手に凝をして、前でそろえる

そろえた手のひらから念弾が連射された

イメージとしてはドラゴン〇ールゼノバース2のラッシュ気弾

すべての念弾がそこそこ以上の威力を持って連射され、操作系の技能で狙った目標に飛んでいく

一発で壊せない流星には追加が飛んでいき、すべての流星が撃墜された

 

「なんなのか知らないけど、これなら……!」

 

ミカの神秘が一層高まり、今度は巨大な隕石が一つ落ちてくる

 

「その程度で私を倒せると思っていたのかぁ?」

 

口調をあのセリフに寄せ、ヒバリが一度後ろを向く

右手の硬をすべて念弾に変え、振り返りながら投げるように放つ

 

デデーン!

 

ちゃんとヒバリが腰に下げたトランシーバーからあの音が鳴り響く

ミカは砕かれた隕石を見て少し動揺したが、すぐに冷静さを取り戻す

 

「まだやる?降伏をお勧めするけど」

「冗談言わないでよ☆それに……あれを何とかしちゃえるのはすごいけど、消耗はあるでしょ」

「ああ、さすがに無尽蔵とはいかないね」

「あと何回さっきのをやれるのかな?私はあと五回は落とせるね」

 

ミカはまだ念能力について知らない

知らないが多分自分が使うこのエネルギーと近いものなのはなんとなくわかった

自分に限界がある以上ヒバリにも限界はある、そう考えての質問

その予想は正しい、正しいが誤算がある

彼女の誤算は

 

「そうだね……どんなに頑張っても十回は撃てないかな、撃つ前に気絶する」

 

ヒバリの念弾はオーラと神秘のハイブリッドで、オーラと神秘の合計を残弾とできることだ

 

「それにそこまでやる前に決着はつくだろうね、ほら御到着だ」

 

ヒバリが示すその先には

 

「ごきげんようミカさん、義妹がお世話になったようで」

 

佇むサクラコがいたのだった

 

「一人だけ?シスターフッドじゃなくて」

「騒ぎが大きくなってしまいますし、それに」

 

そこまで言って彼女は周囲から恐れられる笑みを浮かべる

 

「戦力なら足りていますから」

 

彼女はただ状況を判断しそう考え、そのまま言葉にした

しかし、聞くほうは「お前なんざこの程度で十分じゃボケ(意訳)」と言っているようにしか聞こえなかった

勿論彼女はバカにする意図は一切ないし、そのことを理解しているのはこの場では義妹のヒバリしかいなかった

いなかったが、現状が詰みに近いことをミカは理解していた

正直サクラコの戦力についてはほとんど聞かないため不明、しかしこの威圧感なら弱いということはないだろう

そのうえで自分と互角以上*5のヒバリをはじめとする補習授業部

まともな戦力は自分しかいない状況でこれをひっくり返せるとは思えなかった

彼女は力が抜けたようにあおむけに倒れこんだ

 

「……降参する。これは無理でしょ」

“ありがとうミカ”

「よし!撤収!急がないと試験間に合わないよ」

「そうでした!急ぎましょう!」

 

事(・)前(・)に(・)決(・)め(・)て(・)い(・)た(・)通(・)り(・)この後のことはヒバリとサクラコに任せ、補習授業部が走っていく

ヒバリが残っているのは後から簡単に追いつけるからというのもあるが、他にも用があるからだ

 

「ホント、なんでこうなっちゃったかなぁ」

『まったくだ、君の愚かさには呆れるしかない』

 

その声にミカ*6が驚愕する

見れば、声はヒバリが持っているトランシーバー型の通信機から聞こえてきていた

彼女の聞き間違えでなければその声は

 

「セイア……ちゃん?」

『ミカ、いつの間に君は頭までゴリラになってしまったんだい?私の声がわからなくなるなんてね』

「そのやたらむかつく話し方、本当にセイアちゃんだ!」

『死んだと思っていたのですから疑うでしょう?私だって先ほど聞かされてショックを受けました』

「あ、ナギちゃんもそこにいるの!?」

 

久しぶりに行われたティーパーティー三人での会話

ヒバリはミカに通信機を渡す

 

「私もそろそろ行かないといけないのでこれを」

「……なんかごめんね?ここまでしてもらっちゃって。なんか勘違いしてたみたい」

「いえ。できれば派閥の自浄をお願いしたいですが……まあ今はいいでしょう、行きますよ義姉様」

「ちょっとヒバリ!?私何も聞いてなかったんですが!?」*7

「その辺は後にしてください、いいから行きますよ!これ以上聞くのは野暮です!」

「わかりました!わかりましたから引き摺らないでください!自分で歩けます!」

 

二人が結構な速さで見えなくなった後

彼女たちは情報を共有していた

今までしていなかった、足りなかった分まで

 

「ごめん……!ごめんね二人とも……!」

 

 

補習授業部最終試験結果

 

阿慈谷ヒフミ 95点

 

白洲アズサ  92点

 

下江コハル  100点

 

浦和ハナコ  100点

 

歌住ヒバリ  98点

 

補習授業部、全員合格!

*1:
もちろん後で回収する

*2:
お上品なトリニティスラング

*3:
二話のあとがき参照

*4:
HUNTER×HUNTER本編では四大行の他三つとその応用に当てはまらないものを発と呼んでいますが、この辺の呼び名決めてないといちいち書くのが面倒なのでこうします

*5:
ミカ目線

*6:
と、またしても何も知らないサクラコ様

*7:
例の顔




本編で多少コハルが説明してますが、この世界において神秘とオーラの関係は
・オーラは生物の生み出すエネルギー、神秘は特定の存在(主に生徒)に付随するエネルギー
・神秘はオーラで言う絶と練を行えないが、凝は行える
・神秘は大抵強化系と放出系の間くらいの性質を持つが、原作で異能らしきものや火などを出せる生徒などはほかの系統の性質を部分的に持つ場合もある(例:パンちゃんなどの生成は具現化、操作を使う特質系)
・神秘はオーラと性質が近く、念能力者なら確実に見ることができるが絶ができない場合混同する
・神秘とオーラは混ざりやすいが、ちゃんと意識的に混合した場合性能が上昇する

最後の混合は神秘操作とオーラ操作の複合技術のためかなり難しいですが出来たら強いです
ヒバリの隕石破壊はこの技術がなければ威力が足りませんでした
神秘無しであれを破壊する場合、かなり消耗することになります

今回の紹介は彼女の義姉です

歌住サクラコ
強化系

発
祈りの盾(あなたが傷つきませんように)
強化、変化、放出系

円の範囲内において、味方の強化や変化系で盾を作ったりする
放出は円の範囲や盾の射程などに影響する

制約
発動中は常に祈りの姿勢を取り目を閉じていなければならない

誓約
範囲内の味方が受けた攻撃は自分が肩代わりする

周囲を守り強化する能力
ゲームではEXスキル枠
通常衣装がスペシャルのサポーターになる予定

裁きの鉄槌
強化、放出、変化、操作系

ゴッドハンドクラッシャー

制約
自分がダメージを受けているほど威力が上がる

誓約
残っているすべてのオーラを注ぎ込まなければならない

ヒバリが外の世界から調達してきた遊戯王のアニメを見た結果オベリスクを気に入ってしまい、その結果生まれた能力
ただし姿はシスターフッドに伝わる神の姿を模している
残りのオーラすべてで念弾の作成と強化を行い、変化系で形を変えた物
外見が外見なので神秘を混ぜると威力が跳ね上がる
威力に関係ない胴体の部分のオーラを使いラジコンしている
本編に登場するかは未定だが、こちらでは割とすぐに実装された覚悟礼装のEXスキル枠
覚悟礼装は原作の通常衣装寄りの性能になっている

参考までにうちの子がブルアカに実装された場合の性能、いる?

  • いる
  • いらない
  • 変化した生徒の分も考えろ
  • ばなな
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。