気がつけばお気に入りが三桁……皆様、ありがとうございますm(__)m
「ネギ先生、二見君、もう朝なので起きてくださいね~」
「うぃっす……」
「むにゃ……は、はい」
いきなり源先生に起こされる俺達。ネギ君はいつの間にか戻ってきていたようだ。まぁそれは良いんだけど……まだ早くないっすか? 時計見ても7時半なんですけど……?
「ネギ先生は自分のクラスの人数確認があるので早めにお願いね?」
「あ、はいっ!」
「俺も手伝おうか?」
「いえ、僕は大丈夫ですから二見さんはもう少し寝ててくださって大丈夫ですよ!」
……ええい、子供のくせに変に気を遣いおって! お仕置きだ!
「チョップ!」
「あぶっ!?」
「ネギ君は昨日俺より遅く寝てるだろ! なのに俺より早く起きてたらマジで体壊すっての!」
「で、でも僕は先生ですし……」
この間の金髪のエヴァ何とか言うお子様(名前長くて忘れた)と言いネギ君と言い……どうしてこうめんどくさいんだ。
「その先生が体壊したら元も子もないと思うぞ?」
「あうっ」
「ってなわけで、俺も手伝うからな? 拒否したらもう一発チョップする」
「わ、分かりました……えと、お願いします」
こりゃアレだな、しっかりし過ぎだ。保護者の神楽坂も大変そうだわ。
「ん。そんじゃ人数の確認は任せろ」
「はいっ! それでは僕はしずな先生と打ち合わせに行ってきます!」
「おー」
ネギ君から名簿をもらい、制服に着替えてから一班一班確認していった。何人かは昨日の酒が残ってて怠そうだったが、他は概ね元気なようで何よりだ。せっかく一日班行動なんだし、元気な方が良いだろ。
「えーっと、あとは5班で最後だな。おーい、みんな起きてるかー?」
「おや、二見さん。何用です?」
班部屋をノックすると、まだ浴衣のままの綾瀬が出てきた。
「もうすぐ朝飯らしいから制服に着替えて一階大広間に集合だとさ。んで、俺は忙しいネギ君の代わりに各班の人数確認だ」
「なるほど。アスナさん、このかさん、桜咲さんは部屋に居ないので先に行ったのかと。のどかは今手が離せないのでのどかの用事が終わり次第、私とハルナを含めた3人は大広間に向かうです」
「あいよ」
これで今朝直接見ていないのは神楽坂、近衛さん、桜咲だけか。まぁ、同じ班だし後ででも確認は出来るだろ。さ、俺も大広間に行くか。
「――それでは麻帆良中の皆さん、いただきます!!」
「「「「「いただきまーす!!」」」」」
ネギ君の音頭を合図に各々朝食を食べ始める。
「うほっ、さすが京都。飯美味い!」
「あ、二見さん。これを……先ほど見かけたので買ってきたです」
「ん? こ、これはっ!!」
向かいに座っていた綾瀬が手渡してきた物、それは――
「ええ『京菓子ドリンク』です。名前からして食後のデザートに飲んだ方が良いと思うですよ?」
「そうだな。なんにしろ、サンキュ」
食後が楽しみだなぁ。――だが! まずはこの京料理を堪能しよう。一生食えないかもだしな!
「……ねぇ、ホント頼むから食事中にそれ出さないでくんない?」
「? どうかしたのですかハルナ」
「いや、だってさぁ……」
「まったく……仕方のない奴だな」
「ですね」
パルがうるさいので仕方なく『京菓子ドリンク』をテーブルからどける。
「くっ……この私がまともにツッコミも出来ない位疲れるとは……! あの手のドリンクは化け物か!」
「お前、結構元気だよな」
「まぁ、ハルナは元気だけが取り柄ですからね」
「最近私の扱い酷くない?」
そうやって談笑しつつも、朝飯を食い終わり……綾瀬とパルと俺とで宮崎さんになんとかネギ君を自由行動の時間に誘うように促す。
「ほらのどか、ネギ先生を誘うですよ。今ちょうど明日菜さんといますし、断らないと思いますよ?」
「そうそう! それにこっちには最終兵器ドジっ子ふたみんがいる! まず100%ネギ君はOKするに決まってるって!」
「その通り! このドジっ子ふたみんが――っておい!?」
「で、でででもー……」
むぅ、煮え切らないな宮崎さん……好きなら告ってしまえば良いだろうに。まぁ相手が10歳の少年じゃ多少キツイかも知れんが。
「おっ、今一人でなんか考えてるぞ! やるなら今しかない!」
「よし、いけのどか!」
「ゴーです!」
「あうっ!?」
俺の言葉を合図に宮崎さんをネギ君の近くへ押し出した二人。だが――
「ネギくん、今日ウチの班と見学しよ――!!!」
「ちょっ、まき絵さん! ネギ先生はウチの3班と見学を!」
「ずるーい! だったら僕の班もー!」
あっという間にネギ君は佐々木やいいんちょ達に囲まれてしまった。さすがネギ君……だが、ここはこちらに来てもらうぜっ!
「あちゃー」
「あれはちょっと厳しいですね……」
「のどかだもんねー……」
普段の宮崎さんからして絶対あの輪に入るのは無理だろうなぁ……。
「う~ん、やはりここは俺の出番か?」
「あ、ちょっと待つです!」
「あ……あのネギ先生!! よ、よろしければ今日の自由行動……私達と一緒に回りませんか――!?」
なんと! あの宮崎さんが大声でネギ君を誘ったではないか! すげぇ行動力だ……。
「さぁ、どう答えるネギ君」
「いやいや、ここでOK出さなきゃ男じゃないっしょ? 俺もいる事だし」
「ですね」
そう、自分で言ってて悲しくなるが新幹線乗り間違えたバカな俺がいるんだ。そうなるとネギ君は俺にも気を配らなくてはいけなくなる……!
「分かりました宮崎さん! 今日は僕、宮崎さんの5班と回る事にします!」
「おお!」
「あ……」
「のどか、おめでとうです!」
「おめでとー!」
「う、うん、ありがとー」
…………
………
……
…
所変わって奈良公園。ここが俺達の今日の行動場所になるわけだ。おぉ~、鹿がたくさんいる! 写真撮っとこう!
「ほぉ~~、噂には聞いてたけどマジで鹿が道歩いてるんだな」
「それがこの公園のウリでもありますからね。あと、ここの大仏は」
「大仏の話はしなくていいぞ」
「残念です」
こいつの大仏話聞いてたら日が暮れるわ。ってネギ君鹿に手食われてるけど大丈夫なのか?
「なぁ、綾瀬――ってあれ? いねえな」
「ん? 夕映ちゃんならさっきパルと本屋ちゃんと一緒にあっち行ったわよ?」
「そうなの?」
「うん」
おや? 俺仲間外れッスか? ……べ、別に泣いてなんかないんだからねっ!
「……ま、いいや。俺、ドリンク買ってくる」
「あたし達は先に行ってるからねー」
「へいへい」
えーっと、自販機自販機……。
「お、あったあった。どれ、何か面白そうなのは……ぬ? 『白米入り奈良漬けドリンク』とな?」
おいおい、こんな面白そうなドリンク買うしかないじゃないか!
「一応2本買って、と。さてみんなのところに戻るか」
確か神楽坂が班長だったからあいつの所に行けばいいよな? あいつの髪型特徴的だから分かりやすくて助かるわ~。
「ほら、簡単に見つけた。おーい!」
「あ、二見さんどこに行ってたんですか?」
「ん? ああ、ちょっと喉乾いたからドリンク買いにな。ほら」
聞いてきたネギ君に先ほど買ってきたドリンクを見せる。
「そうだったんですか」
「おう」
「あれ? なんで2本も買ってるの?」
「ああ、それは――」
「アスナアスナ――! 一緒に大仏見よーよ!!」
「私が懇切丁寧に解説して差し上げるです!」
説明しようとしたところで、綾瀬達が神楽坂を突き飛ばした。おいおい、どうしたんだいきなり。近衛さんは桜咲さんに迫って行ってそのままフェードアウトしたし……てか桜咲さん逃げたぞ。
「へぶっ!?」
「二見さんも来るです! 途中で面白い物を見つけたですよ!」
「なんだと!?」
「ちょっと、なによアンタ達!」
「いーからいーから!!」
神楽坂を押しながら進むパル達だったが、そんな事より俺は綾瀬の言う面白い物に興味を惹かれていた。綾瀬が言うからにはきっとすげぇ面白いんだろうな。でも……気のせいだろうか? そこはかとなく嫌な予感がするんだが……?
「――ああ、なるほど。宮崎さんとネギ君を2人っきりにさせるためか」
あの後、綾瀬から大方の説明をしてもらい、今現在は隠れて2人のデートを尾行している最中である。……神楽坂は途中で捨てたようで、酷い奴らだ……。でも、なんかこうやって隠れてるとス○ークになったみたいでちょっと面白い。
「はいです。あ、面白い物はちゃんとあるですよ?」
「なら良かった」
「2人とも、のどか達が行ったよ!」
「「了解」」
2人が向かった先は東大寺。あの有名な奈良の大仏がある所だ。……ん? 大仏……?
原作で思ったんですが、夕映とパル様に突き飛ばされたあの後、アスナはどこに行ったんでしょう? 刹那と合流していたので放置プレイ→適当にブラついてた。って感じですかね……?
それはそうと、最後にフラグが立ちましたね。勿論恋愛フラグだなんてご大層な物ではございません(笑)
そして次回はいよいよ新キャラがちょっとだけ登場です。