MAHORA不思議ドリンク研究会   作:ヨシュア13世

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さぁ、ようやく魔法が本格登場……?


31時間目 目指せ、魔法使い!

「そう言えばつい先日に本人から聞いたんだけれど、ネギ君が修業をしているそうだよ?」

 

「修業? そらまた何で」

 

「さぁ? 京都で僕に手も足も出なかったのがショックだったのか、はたまた別の理由なのか、その辺りは分からないけれどね」

 

「へぇ~。先生業務に追加して修業とは、ネギ君頑張るねぇ」

 

「……ネギ、頑張ってる」

 

ネギ君の授業受けてるリアからもそう言われるって事はやっぱり相当頑張ってるんだろうな。修業のしすぎとかでぶっ倒れないと良いけど。

 

「そういやネギ君で思い出したけど、綾瀬がこないだ言ってた地図……アレどうなったんだろう」

 

「地図?」

 

「……サウザンドマスターの、手がかりがある地図。お兄ちゃんが、手がかり見つけた」

 

「いや、あれホンっと偶然なんだけど」

 

「ほう。僕の知らない間にそんな事があったんだね。その折は僕も同行して良いかい? 少し興味があるよ」

 

「んー……綾瀬もフェイトにも見て欲しかった、とか言ってたから大丈夫だろ、多分」

 

「ありがとうフタミン」

 

一応後で連絡しておくかね。解決してて見る必要がなくなってたらアレだし。

 

「んじゃ、そろそろ学校行きますか」

 

「ああ。タケムラは起こさなくていいのかい? いつも起こしていないみたいだけれど」

 

「……起きたら、嫌だから……放置」

 

「だそうだ」

 

「まぁ、朝からあのテンションに付き合うのも疲れるし、リア君の言う事は正しいかも知れないね。では行くとしよう」

 

てか、武村そろそろ本気で危ないんじゃないだろうか? グラヒゲ先生、時間には厳しいからなぁ。こう遅刻が続くとそろそろ……。

 

結局、遅刻してきた武村はグラヒゲ先生に反省文30枚と一週間の罰掃除を言い渡されたのであった。……うん、至極どうでもいいなこれ。

 

「で、あれから進展どうよ?」

 

「いきなりそう言われても、何の事ですか?」

 

「ネギ君だよネギ君。あの地図もう見せた?」

 

「ああ、その件ですか。いえ、まだですね。まだ完全に見終えた訳ではありませんので。……ところで一つ聞きたいのですが、良いですか?」

 

「ん?」

 

急に真剣な顔になる綾瀬。……え、何? 俺なんかした?

 

「その……こんなファンタジックな単語を真面目に口にするのは抵抗がありますが、修学旅行の一件で認めざるを得ません。……『魔法』は、実在するのですね?」

 

「いや、お前目の前でリアがぶっぱなしてるとこ見ただろ。バカか」

 

「うぐっ……い、いえ改めて事実確認をですね……。ってそう言えばリアさんは? フェイトさんもいませんが……」

 

「リアはさっきメール来てパルに拉致られて買い物に行くそうだ。明日休みだし。フェイトは不思議ドリンク探しに行くって言って授業終わったら行っちゃったよ」

 

まぁ……パル達が一緒なら大丈夫……だよな? 他の面子次第にはなるけど……。

 

「そう言えば終わってすぐにハルナ達と何やら話していましたが、そう言う事だったですか」

 

「ああ。仲良くやっているみたいで何よりだよ」

 

「……本当に激甘ですね。やはりロリコn……」

 

「お・ま・え・も! それ言うか!!」

 

「いふぁい! いふぁいです!!」

 

「フフハハハ!! 相変わらずよく伸びる頬してるなぁ!」

 

いやまぁ、正直もうロリコンでも良いかなって。つかリアが引っ付いてくる以上、その呼び名は避けられないだろうし……。

 

「い、いつもより容赦がないです……」

 

「わり、加減ミスった。……で、何の話だったっけ?」

 

「はい。私達も魔法使いになれないか、と言う話ですね」

 

「違うよね!? そんな話微塵もしてなかったよね!? 魔法が実在するって話だよね!?」

 

「それはもう良いです。血が疼く、と言う奴ですよ。ファンタジー……結構ではないですか。危険と冒険、なお結構です! やはりファンタジーはこうでなくては!!」

 

おい、誰かこいつ止めてくれ。未だかつてないテンションの上がり方だよ。そりゃ俺だって魔法とか使えるもんなら使ってみてーよ?

 

「いや、でもスゴイ勉強大変だって聞くぜ? リアが言ってたけど」

 

「その為の勉強なら喜んでします! さぁ、二見さんもファンタジーな世界に共に行きましょう! こんな面白そうな事、捨て置けません!」

 

「なんか……燃えてますね」

 

「これが燃えずにいられますか! 魔法ですよ魔法! 普段小説や漫画等の世界でしか出てこない単語がこんな身近に存在するものだとは!」

 

え、どうしよう。温度差についていけないんですけど。……俺も、バカになれば楽になれる……のか?

 

「一応のどかには既に話はしてあるです。それで魔法使いなリアさんとフェイトさんを擁する二見さんにもお話しようと言う話になったのですよ」

 

「そういう事ね」

 

「どうです!? 二見さんならノリノリでOKしてくれるかと思ったのですが!」

 

「うおっ!? 分かった! 分かったから手! 手!」

 

そんないきなりギュッと握られたらさすがに少しドキドキする! 思春期の男の子には辛いから!

 

「あ、す、すみませんです……少し興奮してしまいまして……」

 

「ま、まぁそれは俺も分かる。……よーし、ならいっちょ俺もなってみますか、魔法使い!!」

 

「おお! 二見さんならそう言ってくれると思ったです! では、明日早速地図の事をネギ先生お伝えしましょう! 二見さんはフェイトさん達に魔法使いになれるか否かを聞いて欲しいです」

 

「任せろ! やるならとことんまでだ!」

 

魔法……うん、改めて聞くとスッゲーワクワクしてきた!! あれだよな、リアみたくド派手にぶちかますんだよな! 

 

「――と言うわけで、俺や綾瀬みたいな普通の人でも魔法使いになれないかな?」

 

「ふむ……まぁ、なれない事はないね。君達にそれなりの魔力があればそう難しい話じゃない。魔法を覚えるのだって学校に通わないとダメという訳でもないし」

 

「……私も、本見て覚えただけ」

 

「リア君はネギ君と同じ天才型だからおそらくあまり参考にはならないだろう。ちなみに僕も似たようなものだからね」

 

「え、じゃあ俺達どうすりゃ良いのさ!?」

 

なにその天才型って! リアが言ってるように本見ただけで魔法使えるようになるって事か!?

 

「ネギ君に習えば良いじゃないか。彼は『先生』だろう?」

 

「いや、まぁそれはそうなんだけどさ? もっとこう、ヒントとかそう言うのは……」

 

「ふむ……悪いが僕には分からないな。リア君は?」

 

「……とりあえず、初級魔法で……ひたすら練習。お兄ちゃんは多分、体で覚えるタイプだから……」

 

「なるほど。つまり、勉強で言うと見て覚えるんじゃなくて書いて覚えると言う事だね」

 

「……うん。でも、ほとんどがそう。私達が、珍しいだけ……」

 

「良かったぁ……遠まわしにバカにされてるのかと思った」

 

いや、実際バカだけどね? テストも大体平均らへんウロウロしてるバカだけどね?

 

「……お兄ちゃんを、バカにはしない。でも、魔力に関しては……才能が大きい」

 

「魔力……つまりアレだな! どんだけスゴイ魔法撃てるかとかそんなんだな!」

 

「何故一般人であるはずの君がかなり大雑把にではあるがそこまで理解出来たのか理解に苦しむが……まぁ、そう言う事だね。ではここで軽く講義に入ろう。メモ等の準備は良いかい?」

 

「お、おう?」

 

なんでいきなりメガネ? 部屋の漫画読んで変な勘違いしてないといいなだけど……。

 

「まず、魔力容量。これは修業等で強化しにくい天賦の才と言う奴だ。ネギ君やリア君、ああコノエコノカも魔力容量で言えば相当だ。だが当然使いこなせなければ宝の持ち腐れ。使いこなすには『精神力の強化』や『術の効率化』等が必要になって来るんだけど、これは修業だね」

 

「ほ、ほう……」

 

「ちなみに僕の見立てではフタミンの魔力容量は……」

 

「よ、容量は……?」

 

思わず唾を飲む。ど、どうなんだ俺の魔力容量とやらは!? 高いのか低いのか!

 

「魔力容量……たったの5か。ゴミめ……」

 

「いっそ無いって言えや!! それ無いのとほぼ同じだよな!? 一般人レベルって事だよな!」

 

「ちなみに僕の魔力容量は53万だよ」

 

「漫画の読みすぎだよお前は!!」

 

しかもそれが低いのか高いのか分かんねぇし!?

 

「……私はあと2回変身を残している」

 

「乗っからなくていいから!」

 

「冗談はさておき、あるなしかで言えばないね。だが全くないわけではないし、修業でも強化『しにくい』だけであって出来ないわけじゃない」

 

「それ聞いて安心した」

 

「ちなみにアヤセユエは君よりも遥かに魔力容量が高いよ。多分中の上くらいはあるんじゃないかな?」

 

「え、あいつそんなにあんの!?」

 

「ネギ君は超極大、僕も同じくらい、リア君は極大、エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルは測定不能、だけどね」

 

「インフレしすぎだろ!!」

 

つまり、綾瀬はク○リンもしくはヤ○チャ辺りって事か? で、俺はさらにそれよりも下……亀○人くらい?

 

「フタミン、それは自分を過大評価しすぎだよ。君はそうだな……魔力容量たったの5――」

 

「心読むなよ! あとしつけぇ!!」

 

「……大丈夫。何かあっても、私がお兄ちゃんを護る」

 

「ありがとな。けど守られてばっかりは男としてなぁ……。と言うかそもそもそんな事態になる事なんてあるの?」

 

「……そうだね、仮に魔法使いになったとしても危ない事に首を突っ込まなければそうそう危険な目に遭う事はないよ。修学旅行の時みたいにね」

 

「アレもそうだったのか……。でもまぁ、そこは魔法があろうがなかろうが関係ないんだな」

 

じゃあ、大丈夫だな! 危険な事は出来るだけ回避しつつ面白楽しく魔法を習う! これ、完璧! ……でも、綾瀬に振り回されそうだな。……よし! あいつの魔力容量が高いと言う事は黙っておこう!

 

「フタミン、別に彼女自身がそれを知っても使いこなすまでに相当な時間がかかるからそれまでに君が強くなれば問題はないと思うよ?」

 

「だから心読むなよ!」

 

俺、魔法使いになったとしても上手くやっていけんのかな……?

 

 




~今回の出来事~
・主人公、魔法使いを目指す
・でも才能無さげ
・そう言えばドリンクが出ていない

今回は魔法の事メインにしたのでドリンクががが……。これからの魔法に関しては独自解釈含みますので、タグを追加しておきます。



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