MAHORA不思議ドリンク研究会   作:ヨシュア13世

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よくあるお風呂シーンなんてないです


73時間目 お泊りしましょう

「うし、片付けはこんなもんかな?」

 

「そうだね。少なくともこの付近のゴミは全て片付けたはずだ」

 

「それにしても、まさかこんな所で寝るとはね……」

 

騒ぎ疲れたのかどうかは知らないけど、クラスの奴ら寝てやがった。おかげで俺とフェイト、それと戻ってきてくれたロリ林君とで後始末をしてた。こいつらマジ許さん。

 

「二見、アーウェルンクス、中林、ご苦労だった。ここはもう良い。ゆっくり休め」

 

「あ、はい。こいつらはどうします?」

 

「俺が処理しておくから放っておいて構わん」

 

処理て。まぁでももう良いってんなら帰らせてもらうかねー。

 

「ふわぁ……あふ。流石に眠いや。それじゃグラヒゲ先生、お先失礼します」

 

「休み明けに会おう」

 

「失礼します」

 

「ああ。おい貴様ら、とっとと起きろ」

 

そういやリア来なかったな。寝ちゃったかな?

 

「んじゃ、俺らはこっちだから」

 

「うん。それじゃ、今度こそ休み明けに、だね」

 

「そうだね。僕らも休み中は色々やる事があるし」

 

確かに。修行の話とかあるしなぁ。

 

「フェイト、リアに場所の連絡しといてー」

 

「ああ、分かっ……その必要は無さそうだよ」

 

「うん? あ、ホントだ」

 

フェイトが顔を向けた方を見ると、リアがこっちに来るのが見えた。

 

「……お兄ちゃん、来たよ。もう大丈夫……?」

 

「大丈夫だぞー。そんじゃ帰るかー」

 

「……うん」

 

「てか、てっきりネギ君やネカネさん達と一緒だと思ってたわ」

 

「……ネギは最後まで片付け手伝うって。ネカネとアーニャんは先に家に行くって言ってた。あとありがとう、って言ってた」

 

「そかそか。……ってネギ君俺らの家知らなくない?」

 

よくよく考えたらそうなんだよなぁ。さっき綾瀬か神楽坂に伝えとけばよかった。

 

「そうだね。あのクラスで知ってるのは住んでいるリア君だけのはずだけど」

 

「……しまった」

 

「……どうすりゃいいんだ? 迎えに行った方が良いのかな」

 

「ふむ……なら僕が迎えに行ってあげよう。君達は先に帰ってて構わないよ」

 

「そう? じゃあ頼んだ」

 

「……よろしく」

 

なーんか企んでるような気がしなくもないけど、まぁいいか。もう麻帆良祭は終わったし、これ以上変な事はないだろ。

 

「じゃ俺達は先に戻るかー」

 

「……うん。お兄ちゃんと2人きり♪」

 

「まぁ大体フェイトも一緒だしなぁ」

 

ホントにがっつり2人だけってなると数える程かも知れない。

 

「……お兄ちゃんはもっと妹を甘やかすべき」

 

「え、これ以上? 自分で言うのもなんだけどめっちゃ甘いと思うんだけど……」

 

「……仮契約」

 

「しーまーせーん」

 

「……むぅ」

 

「はいはい。ドリンク飲んで落ち着こうなー。そこの自販機で買ってくるから」

 

ふむふむ、『ドリアンポン酢コーラ』に『さしすせそドリンク ~さ:砂糖醤油 し:醤油 す:酢醤油 せ:せうゆ そ:ソイソース~』か。どっちも見た事ないし、買っちゃえ買っちゃえ。フェイトの分も買っとくかぁ。

 

「時間も時間だからどっちか片方だけな。もう片方は俺が飲むから」

 

「……分かった。それじゃあ私は『ドリアンポン酢コーラ』にする」

 

「はいよ。んじゃ俺は『さしすせそドリンク ~さ:砂糖醤油 し:醤油 す:酢醤油 せ:せうゆ そ:ソイソース~』だな。……ほっほぅ、出だしは砂糖醤油の甘めな醤油味から始まって、かと思ったら酢醤油の酸味の効いた醤油味。さらに後味は濃口醤油と薄口醤油が合わさったような深みのある醤油味で醤油オンリーなんだけど独特の味わいを形成してて、うん、うん、面白い!」

 

「……こっちも、面白い。ドリアンもポン酢もコーラも全部、独立してて全部喧嘩してて、口の中ぐちゃぐちゃ」

 

「ほー、そっちも面白そうだな。また明日にでも飲もうそうしよう」

 

「……うん。あ、もう、着いた」

 

「あらほんと。やー、ドリンク飲んでるとあっという間だな」

 

「……あれ? フェイト、もう家にいる。ネギも」

 

「は? ああ、転移魔法使ったのか。いやそれなら俺らも連れて行けよあの野郎」

 

あいつはホントにもうさぁ……!

 

「……私はお兄ちゃんと2人になれたから、ヨシ」

 

「へいへい……。ま、いいや。ただいまーっと」

 

「……ただいま」

 

「やぁお帰り。遅かったね?」

 

「お前が転移魔法使わなきゃ俺らの方が早かったけどな?」

 

「あ、ふたみんさんリアさん、お帰りなさい! それと、ありがとうございます!」

 

「……ん」

 

「おー。ネギ君いらっしゃい。ま、楽にしててよ。つってももう風呂入って寝るだけだけど」

 

なんならそろそろ太陽出てきそうな時間だぞ……。

 

「あ、フタミン様にリアさんお帰りなさいませ。ネカネさんとアーニャんさんはリビングでくつろいで頂いてますわ」

 

「おけー。あれ、他のみんなは?」

 

「ああ、調達ならお客様がいらっしゃると言うのに寝てしまってまして……」

 

「いえそんな、僕達の事はお気になさらず……。お邪魔させて頂いてるわけですし」

 

「そういう訳には行きませんわ! フタミン様とフェイト様のお客様を従者である私達がおもてなししないなどありえませんわ!」

 

こんな時間でもてなすも何もないと思うけどなぁ。

 

「いや、この時間だし気にしなくて構わないよ。栞君ももう眠たかったら休んでいいよ」

 

「あ、いえ、私は単純に眠たくなかっただけですが」

 

「まぁそれなら良いけど、とりあえずネカネさん達に挨拶しに行くかー」

 

「……うん」

 

そうしてリビングに行きネカネさんとアーニャんに挨拶を。

 

「あらフタミンさん。本日は……いえ、このお祭りの最中は自宅を貸して頂いてありがとうございました」

 

「……ありがとね。家主が変態女装ロリペド野郎でも家が悪い訳じゃないし」

 

しばくぞこのロリ。

 

「ちょ、アーニャ! 泊めてもらってるのに失礼だよ! ふたみんさんごめんなさい!」

 

「だから泊めてもらった事にはお礼言ってるじゃない。ホントネギはボケボケねー」

 

「そう言う事じゃないってー!」

 

「まぁ事実だし良いんじゃないかな?」

 

「お前が言うな」

 

「うふふ、みんな仲良しさんね~」

 

「……大物」

 

確かに。この状況で良くそんな事言えるよな。俺ただ罵倒されてるだけなんだけど。

 

「……ん? ちょっとネギ! あんた臭くない? お風呂まだなの?」

 

「え? そ、そうだけど……クラスの後片付けとかで色々忙しかったし」

 

「うし、そんじゃ俺らと入るか! フェイト、いこーぜ!」

 

「ふむ……たまには良いだろう」

 

「……私も、一緒に入る」

 

「リアさん!?」

 

「あらあら、それはダメよ~。リアさんは私達と一緒に入りましょ? 幸い私達もまだだしね。流石に家主のふたみんさん達より先に、と言うのもね」

 

「まぁ、その子となら別に……」

 

それじゃあ先に女性チームに入ってもらうかー。

 

「あ、俺らの事は気にせずお先にどうぞ」

 

「それなら折角ですし私もご一緒いたします~。みんなと一緒の方が楽しいですし」

 

「さて、それじゃあ僕らはどうするべきかな?」

 

「まぁリビングでのんびりしとこうや」

 

「は、はい!」

 

あ、ネギ君の部屋用意しないとな。まぁネカネさんと一緒の部屋で良いけども。

 

「ネギ君はネカネさんと同じ部屋で良いだろ? 折角だし姉弟水入らずで……って言っても後は寝て帰りを見送るだけだろうけど」

 

「い、いえ、それでもお姉ちゃんとあんまり話せなかったですし……。あ、もちろんアーニャもですけど」

 

「そう言えばフタミン、そのドリンクは?」

 

「ん? ああ、冷蔵庫入れとくからまた後でな」

 

「まぁそう言う事なら仕方ない。普通のコーヒーで我慢するとしよう」

 

「この時間にか……。あ、ネギ君は何か飲む?」

 

「あ、えっと……ミルクティーってありますか……?」

 

あったっけ? うちの冷蔵庫ほぼドリンクしか入ってないしなぁ。麦茶くらいはあるけども。

 

「紅茶で良ければあるけど? インスタントだけどね」

 

「あ、うん。じゃあそれで……ありがとう」

 

「そういやネギ君、初めての麻帆良祭どうだった?」

 

「ええと、本当に……本っ当に色々な事があって、とっても大変でしたけどそれ以上にとっても楽しかったです! 超さんとはもう少し話がしたかったんですが、もう計画は止めた。だからこれ以上の話は無用、って断られちゃって……」

 

「あー、まぁそれに関しては俺らが悪いというか」

 

「僕を巻き込まないでくれるかな? ほらネギ君ミルクティーだ」

 

「あ、ありがとう。でもフェイト、君前に僕が英国人だから、とか言わなかった?」

 

「ああ。僕の前でされるのが不快だっただけで僕自身が作るのには問題ない」

 

「なんだこいつ」

 

どんなジャイアンだよマジで。ネギ君ドン引きしてるぞ。

 

「……ずず。あ、でも美味しい」

 

「このメーカーは僕も気に入っていてね。コーヒーも美味しいのさ。ドリンクには劣るけどね」

 

「やっぱりそれなんだ……」

 

「……お兄ちゃん、私も飲みたい」

 

「お? もうあがったのか」

 

風呂場の方が騒がしいけど、多分リアのこの行動だろうなぁ。

 

「リアさんもお風呂嫌いなんですかブーッ!!??」

 

「……? なに?」

 

「ちょ、リアさん、ふ、服っ! 服着てくださいっ!」

 

「……? タオル巻いてるから問題ない。それに暑い」

 

俺らも最初はどうにかしようとしたよ? でもどうにもならなかったんだよ……だから諦めた。

 

「ったく、そんな事より髪がビショビショじゃないか。ほれ、ドライヤーするからここ座って」

 

「……はーい」

 

「アイスティーの方が良さそうだね。僕が準備しておくよ」

 

「おう。リア、かゆいとこはあるかー?」

 

「……ネカネが洗ってくれたから大丈夫」

 

「はいよー」

 

「あ、あれ? 僕がおかしいんですかね……?」

 

いや、君が正常だよ? 俺らが慣れちゃっただけで。

 

「ちょっとー! バスタオル一枚で出るとか何考えてんの!? そんなことしたらそこのロリコン野郎に……ってもう手遅れー!?」

 

「いえ、いつもですよ? まぁ私も着替えた方が良いとは思うんですけどねー」

 

「私もネギに良くやってあげてたわね~。懐かしいわ」

 

「お、お姉ちゃん!? こんな、みんながいるのに止めてよ!」

 

「……別に恥ずかしくない」

 

「お前はもうちょっと恥じらい覚えようなー。ほら、乾かし終わったぞ」

 

「……ん。着替えてくる」

 

「じゃ、次は俺らが入らせてもらいますか。あ、ネカネさんはどの部屋使ってます? ネギ君もと思って」

 

そうしたら後はネギ君その部屋に放り込むだけだしな。

 

「ええと、栞さん達から広いから一番奥を、とお貸し頂いてます」

 

「どうせならと一番広いお部屋ですわ~!」

 

「おけおけ。じゃあネギ君もそこな」

 

「あ、はい! ありがとうございます!」

 

「一応伝えておくと部屋割りは手前からフタミン、隣がリア君、フタミンの向かいが僕、その隣を何故か一つ空けてリア君の部屋の向かいに調君、その向かいに栞君、環君、向かいに暦君、ほむほむ君になっているよ。何もないと思うけど何かあったら訪ねてくれていいよ」

 

そういやなんで空けてるんだろあの部屋。そのせいかフェイトの漫画部屋になってるけども。俺もちょいちょい借りてる。

 

「いきなりお願いしたうえに部屋まで用意してくださって本当にありがとうございます」

 

「……ま、そこに関してはありがとね」

 

「いえいえ。友人の家族が困ってると聞いたら何か力になれないかと、思ったもんで」

 

「ふたみんさん……」

 

「さて、今度こそ俺ら風呂行ってきますね」

 

「そうだね。そうしよう」

 

「あ、はいっ!」

 

「ネギったら頭洗うの嫌いってんだからこの際綺麗にしてやってねー」

 

「アーニャ!?」

 

「なんだいネギ君その程度の事も満足に出来ないとは……」

 

いや、お前が言うなや。だってお前って――

 

 




年数が経ったせいか、執筆にも多少影響が出てる気がします。
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