のほほんな幼馴染との恋物語   作:FS Berserk

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...ちょっと遅めのメリークリスマス。まずは『一夏って実は最強?』を作者の私情により中断してしまい申し訳ありません。
今回の作品はがんばって100話を目標に頑張りたいと思います。


第一話:IS学園入学

桜が咲き始める4月、全国の学校で入学式が行われているわけだが世界にひとつしかないIS学園でも入学式兼始業式が行われそれぞれの教室に向かっていた。そして新入生...つまり1年の教室の中でも1組の教室ではほぼ全員がある二人の生徒に視線を向けていた。そのひとりである織斑一夏はもうひとりの男子に声をかけることができずただただその場でじっとしていることしかできなかった。

 

 

一夏side

俺は織斑一夏、不本意ながら世界で初めての男性IS操縦者だ。つーかなんで藍越学園とIS学園の試験会場が同じなんだよ。まぁ今さらそんなことを言っても無駄なことはわかってるんだけど...ハァとりあえず言わせてもらうとさっきから俺に向けられてる視線をなんとかしてほしいんだけど...

とか思ってたら先生が来たみたいだけどあの人なんつーか子供が無理して先生をやってるって言うかとりあえず俺が思った第一印象はそれだ。

「みなさーんはじめまして私がこのクラスの副担任を務める山田真耶です。これから1年間よろしくお願いしますね。」

 

「「「「・・・」」」」

 

な、なんなんだなんでだれも返事をしないんだ?あぁ先生が今にも泣きそうだよ...

 

「そ、それではみなさんに自己紹介をしてもらいましょう。では相川さんからお願いします。」

順番に自己紹介をしていく中でそれでもみんなは俺を見ている。てめぇら見世物じゃねーぞ!と叫びたくなったけどここは心を落ち着かせることにする。

「・・・ら君!お・・ら君!」

というかさっき箒をみたらあいつ俺のほうを見てたのに急に窓に顔を向けて無視しやがった。そんなことを思っていたら、隣から声をかけられた。

「ね、ねぇ織斑君、さっきから先生に呼ばれてるよ?」

...考え事してたら先生が呼んでいるのにかかわらず無視してしまったらしい。とりあえず謝ろうと先生のほうを向いたらほぼ泣いている先生の姿がそこにあった。

「あ、あの山田先生?そのすいませんでした。考え事してたら気づかなくって。」

 

「い、いえこちらこそごめんね。け、けど自己紹介が『あ』から始まって今、『お』の織斑君なんだ。お、怒ってる?怒ってるかな?ごめんね、けど自己紹介してくれるとうれしいな。」

 

「ほんとすいません。とりあえず...すでにご存じかと思いますが織斑一夏です。趣味は読書と家事全般です。ISのことは全然わからないので教えてくれるとうれしいです。」

 

自己紹介が終わって座ろうとしたが、周りの雰囲気がおかしいことに気がついた。

・・・なんだ、やけに静かだな。

 

「「「「「「きゃ―――――――――――!」」」」」」

 

静かだと思ったら急に叫びやがって今度は何なんだ?

 

「さわやかイケメン最高。」

 

「やばいどストライクだわ。」

 

「彼に攻められたい。」

 

「むしろ攻めてみたい。」

 

 

・・・ちょっと...いやだいぶおかしな思考の持ち主がいたが、気のせいだろう、うんきっとそうだそうに違いない。

 

「なんだ、騒々しい。」

 

俺の背後にいるはずのない人の声がした。

 

「え?なんで千冬姉がここに...」

俺が思ったことを言ったらスパァァァンという音が似合いそうな威力で俺の頭になぜか出席簿が振り下ろされた。

「いってぇなにすんだよ千冬n「織斑先生だ馬鹿物。」いってぇ...」

なんか二回もたたかれたよ。

「でもなんで千冬n...織斑先生がここに?」

 

「とりあえず全員黙れ。あー今日から1年1組の担任をすることになった織斑千冬だ。1年間よろしく。それとさっきから貴様らを見てるとISをスポーツと勘違いしているやつらがいるからここで言っておこう。ISは兵器だ。今はアラスカ条約などという下らんものが世界の秩序を守っているように見えるが断じて否だ。そこでひとつ貴様らに問おう、ISが世界に広まってからほかの兵器はどうなった?織斑、答えろ。」

急に聞かれたので少し考えてから答える。

「えっと使われなくなった?」

 

「若干その解答には不満があるがよしとしよう。さきほど織斑が答えたようにアラスカ条約があるにもかかわらずなぜかほかの兵器の需要が一気に低下した。それが意味するのは世界がいつでもISをつかって戦争ができるということだ。もちろん日本もそれに加わり日本は戦場と化すだろう。日本のIS保有数はここ(IS学園)にあるのを含めて30機、そのうち20機がここにある。そうなれば真っ先にIS操縦者に選ばれるのは貴様ら学園生だ。そのことを含めたうえで私は貴様らを初心者から使い物になるまで育て上げる。私が命令したことにはすべて『はい』と答えろできなくても『はい』と答えろ。」

 

今までうるさかった教室がさっきの千冬姉の話で静まりかえった。まぁそれもそうか、よし俺も気を引き締めていこう。

「とりあえず自己紹介は風間だけしてあとは各自でやれ。」

 

「うっす。」

 

一夏sideout

 

拓斗side

 

今、俺は入学式が終わり教室に向かっている。だが周りの視線が二重の意味でイタい。一つ目はまぁ俺が男なのにISを動かしているからだろう。二つ目は入学式以外本音がずっと俺の腕にくっついているからだろう。なんでこいつは周りを気にせずに俺にくっついてるのかな。

「まぁ役得だからいいんだけど」

 

「ん?たっくんどうかした~?」

 

「いやなんでもない。ところで本音は何組だ?」

 

「えっとね1組だよ~、たっくんは?」

 

「俺も1組だ。今年も同じだな。」

とか話してたら1組の教室についたから扉をあけるとみんながいっせいにこっちを見た。なんか怖ぇよ...とりあえず座るかとかおもったら本音の隣の席だった...嫌じゃないけどもうここまできたら狙ってるよな?とか言いたくなる。まさかとは思うけど刀奈さんが仕組んだのか、あの人生徒会長って言ってたしあり得るな。

それから俺は先生がくるまで本音と話しながら暇を潰していた。ん?織斑一夏?しらねぇな、一番前でみんなの視線浴びながら縮こまってるよ。まぁどうでもいいけど...先生二人が来てからなにやら話をしてふいに織斑先生が俺に自己紹介しろと行ってきた。適当に返事をしながら俺は席を立ってみんなのほうを見る。

「まぁここは織斑にならって...みんな知ってると思うけど俺は風間拓斗だ。特技は...まぁ料理で趣味はお菓子作りだ。あとK.Cの社長兼企業パイロットをしている。1年間よろしく。」

...とりあえずさっきの織斑先生の話から何というか空気が重い。社長ということを離してもこの静かさ...やべぇ

それから今後の学園生活の諸注意やISのことを少し話して1時間目は終わった。

休み時間では織斑一夏が俺に話しかけてきてお互いを名前で呼ぶようになったこと以外は何もなく終わった。

2時間目も特になにもなく授業が進んでいた。...がこの後の織斑先生が持ち出した話で厄介事に巻きこまれることになった

「あーそういえばまだクラス代表を決めてなかったな。クラス代表とは言葉の通りクラスの代表だ。決まったら1年間帰るつもりはないのでそのつもりで。」

織斑先生がそういうと

「せんせークラス代表って何をするんですか?」と誰かが質問する。

 

「そうだな...まずは来月にあるクラス対抗戦に出てもらう。後は教師の手伝いなどがある。要するに普段は雑用を優先的にやってもらうことになる。その点を踏まえたうえでやりたい奴はいないか?もちろん自薦でも他薦でもかまわん。また推薦されたものに拒否権はないのでそのつもりでもう一度聞く。誰かやりたい者、やらせたい者がいる奴はいないか?」

 

一通り話し終えるとクラスメイト達がざわつきそれぞれ推薦したい者の名前を言い始めた。

 

「織斑君がいいとおもいまーす。」

 

「私も織斑君がいい。」

 

「私は風間君がいいと思うな。」

 

「私も風間君で。」

 

「たっくんがいいのだ~」

なんで俺を推薦するのかな...さっきから本音がこっちをみてニヤニヤしている。他人事だからってやりたい本題やりやがって...

 

 

 

「...では候補者は織斑一夏と風間拓斗、ほかにいないか?」

めんどくせぇ...これ辞退できないのかな

「織斑先生、やる気ないんで推薦を拒否させてください。」

 

「駄目だ。さっき言ったように推薦されたものに拒否権はない。推薦された以上覚悟を決めろ。」

 

...覚悟って

IS戦は俺が勝つからいいけど雑用とかダルすぎて嫌なんだけどな。

 

「ほかにいないか?いなければ投票で織斑か風間に決まるがそれでいいな?」

あーまじでだるいよ。全員織斑に投票すればいいけどまず本音の1票は決定してるし...あぁめんどくせぇ...

「織斑先生、自薦します。」

だれだあいつ...

「あーオルコットを含めた3人の中から投票で決めてもらうがそれでいいか?」

 

「すこしよろしいでしょうか。」

 

「なんだオルコット。」

 

「投票のことなんですがやはり皆さんの中には男だからという理由で推薦された方が多いと思います。ですがそのような理由では納得しない方が何名かいますのでそれを解決する方法を私は考えつきました。」

ISで勝負するとか言わないでくれよ...マジでめんどいから。

「私は代表候補生です。ですのでそれなりの実力があると自負しております。そこで私と風間さんと織斑さんとで総当たり戦をして一番勝率の高い方がクラス代表になるということでどうでしょうか。」

うわぁ...言いやがったあいつ。めんどくせぇ...

「なるほど、それでは1週間後に第3アリーナで試合を行う。」

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「あ、兄さんやっと会えた。」

放課後になり教室に残っていた俺のところに来たのは1週間ぶりに会う妹だった。

「ようマドカ、久しぶりだな。」

 

「お~マドマドだ~」

 

「兄さん久しぶり、本音も相変わらずね。」

 

「それでどうしたんだ?ただ会いに来たってわけじゃないんだろう?」

 

「本当はそれでもよかったんだけど今日同じクラスの子から1組でイギリスの代表候補生と男子2人が勝負するって聞いてその代表候補生がセッシーだったから会いに来ようと思って。」

 

「だそうだセシリア、同じBT兵器を使う先輩にいろいろきくことあるんじゃない?」

 

「それはそうなんですが、もしかして拓斗さんとマドカさんって兄妹ですの?」

 

「うん、そうだよ。私たちは愛で結ばれた家族なのだ!「違うからな」え?違うの?」

なんだよ愛で結ばれてるってマドカは俺の義妹じゃねぇか。

「とりあえずマドカは1週間セシリアに教えてやれ。一夏は生徒会長に教えてもらえよ。俺の知り合いだから。」

楯無さんも事情を話せばいけるだろう。

「兄さんはどうするの?」

 

「俺は会社の仕事がたまってるからそっちを優先しないといけないから機体の調整をして本番かな。」

実は、会社の書類がたまっているのは社員(束・元亡国企業)がふざけているせいでまともな社員が俺を頼って書類がたまっているのだ。

一応言っておくけどこの場にいるのは俺と本音とマドカとセシリアと一夏だ。

あぁそれとマドカが来る前に山田先生と織斑先生が来て寮のカギを渡してどこかに行ってしまった。...予想通り本音と俺は同室だったよ。

「さて、帰るか。」

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「――で、部屋に着いたわけだけどあの人やりやがったな。」

部屋自体に異常は一つしかなかった...ベッドが1つしかないんだよなぁ

「わ~い、たっくんと一緒に寝れる~」

本音が少しぐらい抵抗してくれるかと思った俺が馬鹿だったよ。

「...まぁ大した問題でもないしいっか。」

...俺もすこしだけおかしくなっていたようだ。

「まぁいい本音、荷物の整理をしてから飯食いに行くぞ。」

 

「え?たっくんが作ってくれるんじゃないの?」

 

「食材がない状態で何を作れというんだ。とりあえず食堂で買えるらしいから朝と昼は作ってやるよ。だから今はさっさと荷物整理しろ。」

 

「わかった~」

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

...途中で会った一夏と多分同室?の人らしき人と食堂に来たのはいいんだけどにぎやかだな。そこらじゅうで生徒が行きかっている。

「あ、あそこ席空いてるぜ。」

 

「さすがおりむ~なのだ~」

おりむ~って...またすごい名前思いついたな。」

で、そこからマドカとセシリアが合流してそれぞれ晩飯を頼んでさきほど一夏が見つけた席で食べているところだ。

んでもってさっきからポニテと一夏の話を聞いてるけどなかなかに面白いな。

「それで一夏、そこの女にかてるのか?」

俺の名前はなしですか。

「ん~セシリアは代表候補生だから勝てるとしてもギリギリだろうな。」

いや勝てねぇだろ。どれくらいの実力かは知らんがマドカが教えるんだからそれなりに強くなるだろ。

「なんだそのふ抜けた言葉は!私が鍛えなおしてやる!」

おー怖い怖い。

「い、いやすでにあてはあるから断らせてもらうよ。」

 

「な!?なぜだ!なぜ幼馴染の私よりほかのやつを頼るんだ!」

...めんどくさいけどここですこしフォローしとくか。

「ちょっといいかな?「なんだ貴様は!」落ち着けって、一夏に教える人はこの学園の生徒会長だ。それなりに実力もあるんだから安心しろって。」

 

「なん..だと...ふん!」

納得したのかしてないのかポニテはそのまま座って黙々とご飯を食べ始めた。

そこからポニテににらまれながらご飯を食べ終えて部屋に戻ってきた。本音はシャワー浴びているらしい。一日目なのにずいぶんとつかれたなぁ

「たっくん~お風呂あがったよ~」

早いな...

「そうか、俺は明日入るから。あーほらここに座って、髪を梳くから。」

俺はベッドに座ってその横をたたきながら言った。

「は~い」

...俺は自分の隣に座るように催促したんだがななぜだ。

「なぜ俺の膝の上なんだ。」

 

「えへへ、こっちのほうがやりやすいでしょ?」

正論なだけに俺はため息をついてむりやり納得することにした。

それにしてもきれいな髪だな...そんなことより今日から俺は本音と一緒に寝るわけだけどどうしてかあまり思うことはなかった。...わかった。いつも本音が俺のベッドに入ってくるからだ。

「っと終わったぞ...もう寝るか。」

 

「そだね~」

そうして俺たちはIS学園一日目を終えた。

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

暗かった空がいつの間にか明るくなっていた。生徒たちはだんだんと起き始めあくびをしていた。

「...ん、あぁ朝か」

隣を見ると毎日俺のそばにある本音の顔があった。」

「ったく幸せそうな顔をしやがって...ほら本音起きろ。朝飯つくんねーぞ」

とりあえず起き上がり本音を起こす。起こすときは決まって『朝食を作らない』といったらすぐ起きる。

「ん~たっくんのごはん~...うりゅ...おはよ~」

本音が起き、俺の1日が始まる。

 

 

さて、今日もがんばりますか

 

 

 




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