試験勉強に追われて気づけば3週間もたっていました。
シーズンが終わるまで次の更新もいつになるかわかりません。
なのでしばらくは1話分完成してもためておこうかと思います。
それではど~ぞ~
Noside
クラス対抗戦――それは各クラスが決めたクラス代表同士がISで戦う1年生にとって初めてのイベントである。もちろん選ばれたクラス代表の生徒は勝つために戦うがそこには秘められた思いがある。それは優勝クラスに与えられる半年デザートフリーパスである。女子は基本的に甘いものが好きなのか勝つこと自体が目的ではなく勝ってフリーパスを手に入れることである。どのクラスも例外なくそういった女子たちの願いを一身に背負って今日――本番を迎えたわけだがすくなからず一部の女子たち――1組の女子はある疑問を直接織斑一夏へとぶつけた。
「ねぇ織斑君、2組の鈴音さんとあたったらどうするの?あの子織斑君の彼女なんでしょ?」
「大丈夫だよ。お互いに手加減しないようにって約束したからな。」
「そ、それならいいんだけど。フリーパスのためにも頑張ってね!」
「おう!任せておけ。」
対抗戦本番の朝の教室で盛り上がっている中一人重い顔をしている者とそれを見ている者がいた。
Nosideout
拓斗side
「たっくん、大丈夫?」
「あぁ、大丈夫だ。――そう大丈夫だ。何も問題はない。」
大丈夫だ。やつらが動き始めたとしてもすでにK.Cがすぐに対策をとれるようにしている。俺には紅焔・改がある。何も問題はない。だがなぜ今になってあいつらが動き始めるんだ?まあいいマドカもいるんだ。俺が負けることはあり得ない。
それでもなぜあいつらが?
俺はひたすら繰り返した。それを予鈴がなって織斑先生が来てたたかれるまで続いた。
拓斗sideout
時は少しさかのぼり2日前のことである。拓斗は本音と一緒に生徒会室に向かっていた。なぜ生徒会室かというと楯無に呼ばれたからである。『K.Cと話がしたいの』という伝言があれば行かざるを得ないだろう。普段楯無は拓斗のことを拓斗君と呼んでいる。しかし今回は拓斗ではなくK.Cと話がしたい――それは拓斗と言う一人の生徒ではなくK.Cの社長として生徒会室に呼んだということである。
拓斗が生徒会室に入ると待っていたと言わんばかりに楯無は扇子を広げそこには太い文字で『主役参上!』と書かれていた。
「――で、何の用ですか?」
扇子の文字を一切無視して楯無に聞く拓斗。意外と薄情らしい。
「むぅ、まぁいいわ。今日あなたを呼んだ理由はもうすぐ始まるクラス対抗戦のことよ。」
「なんかあるんですか?」
率直に聞くと楯無はすこし苦笑いしながら続けた。
「クラス対抗戦なんだけどどうやら邪魔が入るみたいなの。そこでK.Cに当日の試合の警備をしてほしいの。もちろん何かあるまで試合の観戦をしてもらって構わないわ。どうかな?」
「邪魔って誰かが襲撃でもしてくるんですか?」
「そうよ。問題はその邪魔をしてくる組織なのよねぇ。」
はて、最近目立っている組織はどこかと思いながら先月の会議で出ていた要注意に認定されていた組織を口に出してみる。
「ここ最近で目立っているのは――ガラードか未来社かエンペラーズのどれかですか?」
「それがね。すごい今さら何だけどWorldUnion――世界連合よ。」
「冗談はよしてください。世界連合はK.Cが潰したはずです。」
そう、世界連合は亡国企業の次にISを保持している組織だった。2年前、活動が活発になりつつあった世界連合を俺たちは数の力で押し切った。あいつらの特徴は驚異的な技術力だ。実際、潰した時もやつらの防衛システムでオータムがすぐにやられた。
「再結成したのよ。わかっているのはやつらの技術力が前より上がっていることよ。」
「それで俺たちに当日の警備をしてほしいってことですか。いいですよ。誰であろうとK.Cは負けません。それでは失礼します。――本音行くぞ。」
生徒会室に来て早々眠った本音を起こして生徒会室を出る。
「たっくん、大丈夫なの?」
「俺たちは負けないし、心配はいらないよ。それじゃあ部屋に戻ってK.Cに伝えるか。」
拓斗side
あの後、スコールや束に伝えると二つ返事で了承してくれた。当日はスコールとオータムが学園の外で待機。束が後方支援となった。
「まぁ、なるようになるか。」
「ん?なんか言ったか?」
現在俺は一夏の初戦があるためピットにいた。
「いや、なんでもない。それよりも勝てよ。負けたら紅焔・改でボコボコにしてやるよ。」
「なおさら負けられねえな。」
『両者、アリーナに入ってください。』
アナウンスが入り一夏がアリーナへと飛び出した。
「おりむ~がんばるのだ~」
「一夏さん、頑張ってくださいな。」
「お、織斑君。お、落ち着いて相手のくせを見極めるんですよ。」
山田先生、まずはあなたが落ち着いてください。
「一夏!必ず勝って見せろ!」
うるさいなぁこいつの声量は常時Maxかよ。
「――さてと俺は観客席のほうで招かれざる客を待つとしますかね...」
拓斗sideout
一夏side
「ねえ一夏、この勝負あたしが勝ったら週末のデートでなんか買いなさい。」
「いいぜ、それなら俺は鈴に猫耳としっぽをつけて踊ってもらおうかな。いや~なつかしいな
「な!?なんでそんなこと覚えてんのよ!うがーー!」
「落ち着けって、ほらもうすぐ試合始まるぜ。」
そういった瞬間ブザーが鳴り試合が始まった。
俺たちは互いに近接型なわけで必然てきに相手とぶつかる。同じように鈴の双天花月と俺の雪平がぶつかるその瞬間ーー
「ドゴォォォォォン!」
急にアリーナ内に大きな音がした。白式から未確認機体の反応ありと書かれている。一体なにがおこってるんだ?
「一夏!大丈夫!?すぐに撤退するわよ!あれはISよ。一度撤退するべきだわ」
ここで逃げたらあいつはどうすんだよ。まだアリーナにいる生徒の避難は終わってないのに。ここは俺が――
「俺があいつを止める。鈴は先に撤退してくれ。」
そこでようやく砂煙が晴れ敵の正体が露わになった。
「黒いIS?」
鈴がそうつぶやいた。確かに黒い、だがそれ以上にどす黒いなにかがISから出ているような気がした。
「一夏、やばいよあいつ。一人じゃ無理よ。」
「俺がやらないといけないんだ。」
「――なら、私も残るわ。」
「は?お前は撤退しろよ。白式があればあいつを倒せる。」
鈴がいなくても俺はあいつを倒せる。倒して今度こそ拓斗に――
一夏sideout
拓斗side
予想通り第1、第2、第3アリーナにそれぞれ一体ずつ黒いISが侵入したらしい。第1と第2はスコールとオータムが対処している。問題は俺が担当する第3アリーナだ。さっきから一夏と鈴が戦っているがあまり連携がうまくいっていない。詳しく言うと一夏が一人で暴れすぎだ。
「何やってんだか...さて俺も行きますか。」
俺は紅焔・改を展開しシールドを壊しアリーナ内へと入った。
すぐに一夏と通信し止めに入る。
「一夏、苦戦しているようだな。」
「あぁ!?うるせえよ!俺一人で十分なんだよ!鈴、邪魔だ!どけ!」
どうやら話を聞く気はないらしい。
近くまで接近し鈴に通信で下がるように指示をする。そして一夏は暴れていたので無理やり下がらせた。
「拓斗!よけいな真似すんじゃねえよ!」
「一人でやるとか言っておきながらまったくダメージを与えれてないじゃないか。」
「そ、それは...とにかく俺一人で十分だ!」
「黙れ。ここからは俺がやる。二人は下がれ。」
「わかったわ。」
「ふざけんな!俺がやらなくちゃいけないんだ!お前らは邪魔なnグハッ!」
とりあえずうるさいんで一発殴った。
「聞こえなかったか?下がれと言ったんだ。鈴、一夏をピットまで運んでおけ。」
「りょーかい。負けんじゃないわよ。」
鈴がいまだに唸っていた一夏を連れてピットまで戻った。このやり取りの中に相手は全く動いてなかったが何のつもりだ?
「まぁいい――ん?あぁ織斑先生...大丈夫ですよ。俺一人で十分です。一夏と鈴を管制室まで連れてまっててください。それと織斑先生、あれどこまで壊していいすか?...なるほどコア以外は潰していいですか。あぁそれと第2と第3の黒くないほうのISは味方なんで安心してください...了解。」
織斑先生が管制室から通信してきたのでしばらく話してまた切った。
「さて、一撃で落とすには半分じゃ足りないよな。」
そう考え、パスワードを打ちリミッターを80%まで引き上げる。
「うし、行くか。」
最近、50%以上で訓練してないなとかおもいながら俺は一直線に相手に向かう。すると馬鹿正直に相手も同じように突っ込んできた。
そこで俺は『クロスファイア』を発動させ全力でエナジーフレアを振り下ろした。
すると簡単に相手の機体が真っ二つになった。
「やべ、コア大丈夫かな。」
不安が残ったまま機体を調べると運よくコアはぎりぎり残っていた。
「さて、任務終了っと。戻りますか。」
二つになったISを持ちピットに戻る。そこには織斑先生と山田先生、本音、マドカにセシリアに篠ノ之、それと鈴と一夏がいた。アハハ、めっちゃ一夏が睨んでるよ。
「織斑先生、コアは大丈夫です。あ、ここ置いときますね。」
「あぁ、しかし威力が高すぎじゃないのか?お前のワンオフは」
「あれでもまだ8割ですよ。いつもは5割にしてま「おい拓斗!」んだようるせえな。」
当然のごとくしびれを切らした一夏が怒鳴ってきた。
「なんであそこで下がらせたんだ!あのままいけば倒せたのに!」
「あ?あいつに一発も当てれなかったやつが何言ってるんだよ。」
「そ、それでも鈴まで下がらせる意味はないだろ。」
「一緒に訓練をしていない近接型が連携をとれば必ず失敗する。だから俺は鈴を撤退させたんだ。」
「な、ならなんで俺と鈴が戦っているのに下がらせたんだ。」
「...気づいってなかったのかよ。あのまま行けば鈴がいても負けてたぞ。だってお前が邪魔してたからな。――あ、帰ってきた。」
話しているとオータムとスコールが帰ってきた。
「ほら、倒してきたわよ。――拓斗、久しぶりね。本音もマドカも。」
「拓斗!久しぶりだな!」
「あぁといってもモニター越しであってたがな。」
続いて本音やマドカが騒いでいたがそれ以外は固まっていた。
「拓斗さん、そちらの方を紹介してもらってもいいですか?」
「ん?あぁそっちの金髪がスコール・ミューゼル。前に話した社長代理だ。んでもう一人がオータム。K.Cのテストパイロットだ。」
「よろしくね。それで拓斗。もめてたみたいだけどどうしたの?」」
「別に大したことじゃねえよ。話を戻すぞ。一夏、さっきの戦い、お前は何の役にも立てていなかった。確かに白式は高性能だ。――が、お前の経験が足りなさすぎるんだよ。さっきの戦いだって仮に白式を使っていたのが織斑先生だったら安心して任せていたよ。確かお前『みんなを守りたい。守られてるだけはいやだ。』って言ってたよな。やめろ。とは言わないが今のお前じゃこの先強くなろうともいづれ大切なものを傷つけることになるぞ。俺から言えるのはそれだけだ。――織斑先生、俺はスコール達と話さなければいけないことがあるんでこれで失礼します。」
「あぁ、わかった。」
俺はさっきの無人機のことで話さなければならないために織斑先生にそう告げると関係者を連れてピットを後にした。
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「さて、今回のことだけど、スコールたちはどう思った?」
「あきらかに本気じゃないのはわかったけど、すこし弱すぎじゃなかったかしら。」
とスコールがそう言い続いてオータムが話し始めた。
「なんつうかよ。監視されていたというか視られていたというかそんな感じだったな。」
「なるほど、束は?」
モニターで通信していた束に聞くと腕を組んで少し考え事をした後話し始めた。
「えっとね。一応私もハッキングしてみたんだけどあいつらのファイアウォールが硬すぎて解除しているうちに終わっちゃったの。それと会社のほうにね多分今回の参謀だと思う奴からメッセージが届いたの。内容は『君たちと会えるのを楽しみにしている』だってさ。」
「なるほどね...今回はただのあいさつってところか。ハァ...心配しすぎてなんだか損した気分だぜ。」
「ということは次に攻め来るのはなんかのイベントの時かな。」
とマドカが言った。
「かもな。まぁ用心するに越したことはない。これからは世界連合を優先で調べろ。以上だ。もう帰っていいぞ。」
俺の言葉で会議が終わり緊張した空気が和らぎ、全員が帰らずにその場でくつろぎだした。
「あら、私たち、仕事放り出して来てあげたのよ?ボーナスはないの?」
スコールの言葉にオータムや束、さらにマドカが騒ぎだした。っておい、マドカはなんもやってねえだろうが。
「ああもううるせえな。わかったよ。スコールとオータムはしばらく旅行に行って来い。束は紅焔を改造していいぞ。」
「やったあ!それじゃあた~くんの新しい武器大量に作るね!」
「わかればいいのよ。そうと決まればさっさと帰って荷造りしなきゃ。オータム、帰るわよ。」
束が喜びモニターが閉じられ、スコールとオータムは窓から飛び出して帰っていた。マドカはいつ間にかいなくなっていた。(束は結局いつもとかわらず働いているんだけどな。)
「ねえねえたっくん私は?」
...本音、お前は何もしてねえだろ。だが本音は今ベッドから話しかけている。つまり上目で俺を見ている。錯覚なのか目がうるうるしているのは気のせいだろう。
「...わかったよ。週末出かけるぞ。」
「えへへ、ありがとう、たっくん。」
余談だが少しはにかみながら礼を言ってくる本音は少しだけ可愛いと思った。
さてさてどうでしたか?
今回の話に出てきた組織の名前は2分ぐらいで思いついたものなのでそれに関しては追及しないでください。
それ以外でしたら誤字の指摘や感想などアドバイスがありましたらぜひぜひ書いてください。