僕のヒーローアカデミア~after over~弱個性でも頑張りたい 作:Oziiiiiiii
暇つぶし感覚で合間合間に出してく予定です。よくて週2ぐらいのスピードです。多分。誤字脱字、読みにくい文章があったらご教授ください。
楽しんでいただければ幸いです。
俺の
避難先、弾けるような爆発音と打撃音が目の前の巨大なテレビから流れているのを僕らは怯えながら、震えながら見ていた。
自分よりも確かに強くて大きいけど、お父さんよりも小さくて幼い。小学二年生の自分にもわかるほどにまだ子供の彼らが戦っていた。
不安で不安で不安でどうしようもない中、誰かが言った。
「がんばって…!」
小さな声で誰かが言った。その声が自分の声なのか、それとも隣の誰かの声だったのかすらもわからない。心が押し潰れそうになるほどにか細い声が響いた。
それでも、いや、だからこそ、その応援は波紋のように広がった。
「「がんばれ」」 「「「勝って!」」」
「「「「頑張れ!」」」
今思えばその応援は無責任で、一人の少年に預けるようなものでは決してなかった。
だがその
~~~~~~~~~~~~~~
7年後の6月
「うおおおおお!でっけー
街中に突如として現れた15mぐらいの巨大
「帰宅時間帯に暴れる諸悪の権化。罪を重ねる前にパトロール中のヒーローに出会えて良かったな。」
「うるせぇええええええ!」
ビルの上から相手見上げるヒーローと大通りに立つ
「シンリンカムイだ!チャート上位常連の!」
「「カムイ様~!」」
「シンリンカムイがいるってことは!」
「キャニオンカノン!」
相手に痛みに喘ぐ暇さえ与えさせない強烈な一撃。吹っ飛ばされた
「必定必縛ウルシ鎖獄!」
シンリンカムイの両腕から
「GAaaaaaaaaaaaa!」
「ッツ!」
咆哮と共に
「先輩!大丈夫ですか!?」
「問題ない。それよりもアイツは個性複数持ちなのか?脳無じゃあるまいに。」
「巨人に刃物て。
「Grrrrrr」
硬直。ヒーロー2人と
「プランDで行くぞ!」
「りょーかい!解除!」
Mt.レディが巨大化を解除した瞬間、ドンピシャのタイミングでシンリンカムイがMt.レディを掴み斜め上空に投げ飛ばす。
「なめるなよぉお!!」
上空へと投げ飛ばされたMt.レディを見た
「虚木掌縛ウルシ」
「ちょードンピシャ!行くわよ必殺!」
上空でMt.レディが再度巨人化すrーーー
「ハウザーインパクト!」
「デケェくせに一発かよ。移動中のこの大・爆・殺・神ダイナマイト様に出会ったのが運の尽きだったな。」
大・爆・殺・神ダイナマイト、7年前の戦いの英雄であり、ヒーローチャート10位以内に入ったり出たりを繰り返す
「ダイナマだ!生ダイナマだ!」
「かっけーーー!」
「「私のことも爆殺して!」」
「大・爆・殺・神ダイナマイトだ!正式名称で言えや!」
空中でファンと言い合うダイナマイト。爆破の個性でホバリングじみたことをしながらの高等テクニックである。
「あ゛ークッソ。無駄に時間食っちまった。」
ボフンッという音と共に一瞬でその場から離れる。まるでついでのように
「道路のひび割れ、窓の破壊など。本来なら
「…く、くぅ。この人でなしぃ…」
「いや、お前も昔我にやったからな…?」
まさに現実は非情である。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「いやーさっきのは凄かったな!な!な!」
「うるさい。きっしょいナレーション挟むな。てかあんたがあの戦いに見入ってたせいで塾遅刻しかけたんだけど。」
この
「変態じゃねえし!あと幼馴染でもねえし!あとオンナっていうんじゃねえ!」
「いやいやーわかってないな。かのスーパヒーロー、デクと大・爆・殺・神ダイナマイトは幼馴染で切磋琢磨してきたらしい。仲は死ぬほど悪かったらしいけど。つまり!俺たち2人で競い合えばヒーローチャート10位以内も夢じゃない!」
「私たちが出会ったのは!小6の春季講習でしょうが!第一、私の方が成績段違いで上だし。」
「それはその通りなんですがぁ、幼馴染で競い合うってめっちゃよくない?ロマンじゃない?」
「あっそ。幼馴染がいる来世に期待してワンチャンダイブでもすれば。」
「ヒーロ志望にあるまじき発言だろ。」
「君たちいい加減ちょっと黙ってくれないかな。」
もう1人の少年の一言でようやくこの言い合いは終わった。
国内有数の学習塾『No.1』が保有する街中の体育館に彼らはいた。
「すまないな。少し遅れてしまった。」
体育館に壮年期を過ぎたような風貌の男がのっそりと入ってくる。老体と言うべきだろうが、その風格がそれを言わせない。
「いえいえ、むしろさっきまでこいつら乳繰り合ってたのでちょうどよかったです。」
「「乳繰り合ってはないから!」
「はぁ…まあいい。とりあえず授業を始めようか。」
ヒーロー科を目指す優秀なヒーロー志望クラスの中でも特別コース。塾内で身体能力、学力ともにトップクラスになることで入ることができる。生徒数は僅か3人。その授業を率いる者は当然優秀な者でなくてはならない。
「「「よろしくお願いします!ヨロイムシャ先生!」」」
元プロヒーロー・ヨロイムシャ、ヒーローチャートは最高5位の大ベテランと謳われた男である。そんな彼も7年前の戦い直前でヒーローを引退したことで大バッシングを受けた。それも今となってはどうでもいい話である。
「
「「「はーい」」」
特別コースの授業が始まる。
〜〜〜中略〜〜〜
「「はぁーーー疲れたー」」
特別コースの3人で並んで帰路につく。夜9時まで続く特訓はちゃんと辛い。しかもそれに加えて筆記試験の勉強もある。ヒーロー科に入るためには実技と筆記の二つを合格しなくてはならず、この同時並行能力そのものがヒーローの資格ともいえる。
「この程度で疲れてちゃ雄英なんて夢のまた夢でしょ。」
「肉体強化系個性の目羅さんには言われたくないんだけど。」
目羅ともう1人の特別コースに所属している男。名前は
「だからその人物解説やめなさいって。そんな何回も同一人物の解説するコミックとか気持ち悪いわ。」
「お前マジで俺の妄想に割り込んでくるのやめてくんない!?これは一種のモチベ上げだから!」
こいつの個性「超感覚」はめっちゃ感覚が鋭くなるらしい。感覚が鋭いだけなのに何故か知らんが人の思考が読める。ざけんな、ボケ、カス。
「思考が読めるって言ってもなんとなくよ。ぼんやりとしかわかんない。あと殴るぞ。」
「ナチュラルに思考と会話しないでくんない?」
「ぼんやりって割には筒元君への思考読みだけ正確だよね。」
「それはこいつがわかりやすすぎるだけ。」
「ひどいっ」
ぐだぐだと語らいながら足を回す。鼻に雨の匂いがツンとつく6月、受験まであと8ヶ月。俺たちは雄英を目指している。
「俺たちちゃんとヒーローになれるかな。」
「「それより受験の心配しなよ/した方がいいんじゃない?」」
「ぐぅ」
実際正論だ。2人に比べ純粋な身体能力はイーブンぐらいだが成績と個性に関しては下の下だ。
「筒元君、君はまず勉強の復習をしっかりしよう。なんとなくで解きすぎ。中学までならそれでもいけるけど雄英だと通用しないからね。」
ぐうの音も出ない。こいつら強個性のくせに頭もいいのふざけてるだろ。
「はい…しっかりします…」
「よろしい。カボチャの種あげる。」
「っむ゛」
口にカボチャの種をぶち込まれた。よくよく考えるとこいつの個性って植物操作だから胃でカボチャが突然出現みたいなことできんだよな。グッロ。
「オイシイデシュ」
「カボチャの種は美容にもいいからね。毎日食べなさい。」
「私にもちょうだーい!」
美容というワードに即座に反応するめざとい女だ。こいつに乙女要素を感じたことなどほぼないはずなんだがな。美容なんて気にするだけ損だろうに、可哀想なやつ。
「てめぇ、わかってやってんだろ。」
「あはは…今のキレ方的になんとなく筒元君の考えてることわかったよ。」
おい、生浦。それはお前にも地雷だぞ。
「おいテメェ生浦。つまりそれはお前も内心そう思ってたってことだよな。」
「ピッ。イヤ、ソンナコトナイデスヨ。あ、ごめん今日急いで帰れって言われてるんだった。マタアシター」
ピューンという効果音がつきそうなほどの勢いで走っていった。つまり、逃げた。あの速度は個性も使ってなきゃ出せないね。僕でなきゃ見逃しちゃうね。
「で?ヨウ、お前は?」
で?とは。いやいやいやいや冗談だって。ね?これも聞こえてるんでしょ?
無言で腰を捻ってパンチを構える命
「ゴゴゴメンゴメンゴメンって。いや、ちょまっt。」
拳が迫る直前、俺は現実逃避に目を閉じた。
コツンッ
「フェ?」
まるで幼女に殴られたような衝撃がでこに響いた。
目を開けると目羅命のしょうがないとでも言いたげな顔がそこにはあった。
「怪我人相手に殴るほど腐った根性してないわよ」
「バレてた?」
「多分先生も気づいてるよ。生浦は分かってないだろうけど。」
右手にある火傷がジュクリと痛む。
「あのさ、気をつけてよね。」
「分かってるよ。」
分かってるよ。そんなこと。ずぅぅっと前から。でも少しだけ、諦められない。
「ん。ならいい。帰ろう。」
少し申し訳なさそうな顔で彼女は言う。
互いに顔を逸らすように顔を前に向け家に向かう。そのとき、途端に雨が降り出した。
「やっべぇ。傘もってねーよ。」
「私も。とりあえず走って帰りましょ。」
雨に打たれる手袋のつけた右手が疼く。厨二病的にもリアルガチにも。
そのままそのままほぼ無言で1分ほど走り続けた。
「じゃあ、ここでさよならね。」
「んじゃ。また明日な。」
人気のない十字路で今日最後の会話をする。会話の終了と共に家の方へと体を向け走り出す。
「ねぇ!!」
雨にかき消されないように大きな声が俺に響く。こんな雨だ長居してたら風邪をひく。
「なんだよ。早く帰れよ。」
振り向きざまに返答するも彼女の雨に濡れた少し難しそうな
「ホントに、普通科志望にしないの?」
ボッ、と火が胸に点いたような気がした。怒りとか憎しみとかそういう火じゃない。
1分ぶりに目の前の友人と目を合わせる。これは、ちゃんと言わないと勇気を出したらコイツへのズルだ。
「しないよ。俺はヒーローになる。」
「ん、それが聞けてよかった。じゃ、また明日ね。」
あっさりとした返事でを言って彼女は背を向き駆け出した。
「帰るか。」
こうして
個性「
指から火を出す。火力を出しすぎると火傷する。ギリギリ無傷で出せるのはバーナー程度。
きっと気づいてる人もいるだろう。
そう、これは俺が
ヒーローを挫折するまでの物語だ
目羅‘s skill
目羅の思考盗聴は思考を直に覗いているわけではない。感情を読み、そこからの推測で思考を読むスーーーパーーテクニック!すごい!
目羅命は黒髪ショートのかっこいい系と可愛い系の中間ぐらいをイメージしてもろてください。あと公安の目良さんとは赤の他人です
主人公?そんなヒーロー挫折するようなやつのデザインなんて適当でいいんすよ。ちょっと赤みがかった黒髪でモブ顔。これで決まりだ。
ナレーションは作者視点と主人公のやつがあります。そこら辺はなんとなくで読んでほしいっす。勘弁して。