『愛』はすべてに打ち克つ!   作:とかとか

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早めに書き終われました。

それと、今回『これ高町のなのはさんじゃなくね?』って場面があるかも知れませんが、子供だもの仕方がないという目で見てくださったらありがたいです。


………フェイトさん出したいけど出せない。
これも全部クロノが悪いんです。


第11話『話をしよう。あれは5年前のこと』

「--じゃあ、君はあのなのはの幼馴染みって事でいいのか?」

 

「ええ、まぁ。じゃあそれでいいですか?早くフェイトさんの所に「駄目だ。まだ君の魔力もといリンカーコアの検査をしなくちゃならない」

 

「  」

 

 HAHAHA!面白い冗談を言う奴だなぁ、クロノ君(さっき引き摺っている時に自己紹介された)は……。個性、無くしてやろうか……?

 クロノの事情聴取が面倒臭かったから軽く聞き流しつつ、ふと、過去の事を思い出していた。……なんでこんな時って唐突な自分語りを始めるんだろうね。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

第11話『話をしよう』

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 あれは、今から5年前の事--

 

 俺は両親と共に隣の『翠屋』へと足を運んでいた。そう、お互いが得するための交渉をするために。

 何故こうなったのかって?それは引っ越したから+うちが本屋だから+隣の高町家に人がいなかったから。まぁ、洋菓子店や和菓子店じゃないだけましなんだが。

 俺と両親は元々海鳴市中丘町に住んでいて、今回父さんが『そうだ『翠屋』の近くに引っ越そう』なんて言い出すもんだから海鳴市中丘町から海鳴市藤見町へとお引っ越し。……中丘町にいた時に隣に住んでたアイツは涙を流しながら俺の事を放送禁止用語も交えて捲し立ててたが、親が決めたから仕方がないって無理矢理宥めた(丸め込んだとも言う)。だけど、『また会った時には美味しいケーキをたくさん奢れ』って言われた。

 だから俺もソイツの料理の不味さを思い出しながら言ってやった。『また会う時までに俺が参ったって言うほど料理うまくなっとけ』って。それでソイツとは別れたんだよ。

 ……で、話は戻るんだけど、今俺は『翠屋』の目の前にいる。ここからは、大人と大人のお互いの腹のまさぐりあいが始まるんだなって五歳ながらの本能で察知した俺は無言で外に出ようとするも、親に肩をがっしりと掴まれ逃げる事が出来なかった。

 だが、それで諦める俺は俺じゃない。

 すぐさましゃがみ親の足を払う。これで親は前のめり&足払いで転け、俺が逃げる時間を稼げた。

 ……これで逃げれたって思ったんだけど……親は二人だ。俺が転ばしたのが父。逃げようと思った俺は母に首を決め(ヘッドロックをかけ)られ、意識が暗闇に落ちると共に『翠屋』に引き摺られる形で入店……。

 そっから先は目が覚めるまで覚えてない。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

 その日、私はお店のお手伝いをしていました。

 すると、つい先日にお隣に引っ越してきた………えっと……あ、盾街さん夫婦だった……が『翠屋』に挨拶をしに来ました。男の人と女の人、それと………気絶してる子。

 私のお父さんとお母さんは盾街さん夫婦と話があるって言って、私と気絶してる子を隣の部屋に移動させ、その際にお母さんが『その子、あおな君って言うんだって。なのは、お母さんは今から盾街さんとお話ししなくちゃいけないからなのはは私達のお話が終わるまであおな君と一緒にいてくれる?』って聞いてきたから私は勿論二つ返事で返して、あおな君と二人きりになりました。

 ………その間、ずっとあおな君の顔を観察してました。

 自分でも、なんでこんな事をしているか分からないけど、すごく気になるんです。……なんて言うか、あおな君の顔を見ていると心がトクントクンするって言うか……もやもやするって言うか……。

 その感覚が心地いいようで、心地悪いようで……その、初めての感覚だったから、どうやって反応していいかが分からなくて……。

 分からないからずっとあおな君のほっぺたをツンツンしてました。

 あ、柔らかい。

 なんだろう……お母さんの焼いてくれたホカホカのホットケーキみたい……。

 ………………そう考えてると、お腹が空いてきました。

 うぅ……お腹減ったよぅ……。お昼御飯の時間なのに……まだ話が終わらないのかなぁ……。

 お母さんには『ここにいてね』って言われたから動けないし…………。そこで視界に入るあおな君。……あおな君が何か食べ物でも持ってない、かな……。

 ………………そういえば、確か眠り姫って王子さまのキスで目が覚めるって話を読んだ事がある。

 ……でも、キスって好きな人とやるもの……だし……。

 でも、このまま一人でポツンといるのは……さみしいし。

 ………ほっぺ、なら大丈夫かな……。

 そっと、顔をあおな君のほっぺに近付けて、唇を少し尖らせる。……あうぅ、なんだろう……あおな君の顔が近くなれば近くなるほど胸がドキドキする。

 近付け、少し唇をつんってほっぺにキスしたら、ほっぺのふよんって感覚が返って来て気持ちよかったのは、私の感想。

 

「んんぅぅ……」

 

 ふぇふゎ!?あ、あおな君が起きた!

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

 目を覚ます。知らない天井だ。←ここまでテンプレ

 ……つか、ここ本当にどこだ?確か、俺は母さんにヘッドロックかけられて『あおな は めのまえがまっくらになった!▼』って所までは覚えてるんだが………んむぅ?近くに人の気配がする。

 のっそりと起き上がり、周りを見渡すとそこには茶髪の少女がいた。年齢は……同じくらいかな?

 

「え、えっと……あなたは、盾街 あおな君……だよね?」

 

 ……確か、高町のなのはさん……だったっけ。つか、何でこんなに顔が真っ赤になってんだろう……。

 

「そういう君はなのは=高町」

 

「えっ?」

 

「えっ」

 

 ネタが通じないこのもどかしさと言ったらもう酷いもんさ。

 

「あ、あおな君、起きたのね。話が纏まったからこっちにいらっしゃい」

 

 高町のなのはさんとのファーストコンタクトを取っていると、突然扉が開き、どうみても高町のなのはさんのお姉さんですね分かりますって人が出てきた。……でも後で知ったんだがこの人って、高町のお母さんなんだぜ?綺麗過ぎるだろ……。まぁうちの母さんもパッと見16歳だが。

 さて、扉をくぐる。すると途端に鼻に入り込んできた甘いスウィートな香り。……やだ、おなか空いてきちゃったよぅ……。ちなみに床に倒れている父さんと高町の士郎さんは無視の方向で。

 そっからは本当にただお菓子食べて契約の内容確認して少し高町のお兄さんとお手合わせして挨拶して帰ったって所だね。

 まぁ、その日から高町のなのはさんとの関係は始まったんだよ。あの日が来るまでは仲良く公園で遊んでたんだよ。

 高町のなのはさんはどことなく赤くなりながらだが。あれか?少し運動するとお熱になっちゃう体質だとか?子供だもんね仕方ないね。

 

 

 --そして、事件は出会って5日後に起きる。

 

 

 あれは公園のブランコで遊ぼうとした時の事だ。

 

「ここで、遊びたいんだが……」

 

「はあ?なにいってんの?おまえ。ここはおれたちがよやくしてたところだし!」

 

 いつからの予約やねん。

 

「いや、どう見てもお前らが後に来たと思うんだが」

 

「なんじなんぷんなんじゅうびょう!ちきゅうがなんかいまわったとき?」

 

 よくある質問どーも。つか、先程の予約に関して俺がこう質問すべきだったのか?

 

「午後3時28分地球が大体46億+α回ったくらい」

 

「えぇー……」

 

 そこ。引くな高町。

 --とまぁ、そんな風にブランコ争奪戦(口喧嘩)を繰り広げてた訳ですが。それがドゥンドゥン激しくなってくの。で、それが原因で--

 

「おい高町!おまえ、こいつのことが好きなのか?」

 

「そ、そんなわけないの!わたし、あおなくんのことがだいきらい!」

 

 --そんな事を口に出す高町。その言葉にハッとした表情を少し見せるも、すぐに俺の事を睨み、

 

「もともと、きみがわるいんだから!」

 

 だなんて矛先を俺にシフト。おいおい悪いのは俺ぇ?

 まぁ、とりあえず完 全 論 破をして泣かせましたがね。

 とにかく、そっからだった。高町の俺に対する風当たりが強くなったのは。

 足は引っ掻けるは爪で引っ掻くは……。会う度会う度喧嘩ばっかり。これには親も心配するかと思ったが『喧嘩……いいじゃない。嫌いじゃないわ!』とのコメントを母さんがぽつり。

 そんなこんなで今にまで至る。勿論俺もやられっぱなしじゃ終わらない。ちゃんとキチンとしっかりと、やられた分は耳を揃えてちゃんと返しておいた。

 

 

 

 

 

 ----さて、過去の高町との馴れ初めを思い出しきった訳だが……

 

「……君、どうしてリンカーコアが消えているんだ?ちゃんとあった、という形跡はあるのに……」

 

 知るかそんなもの。つか、リンカーコなんとかってなんだよ。




~あの頃のなのはさんの心境~

(なんで好きって言えなかったんだろう……。わたしのばかばかばか!)


◆◇◆◇◆◇


あおな君は昔はまだ敬語じゃ無かったです。

……もう何時何分何十秒って、古いんですかねぇ……。


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