いえー♪
「私」最強!
舌でガッツポーズ♪
「いやー。しかし、強いんだねぇ、騎士って」
ちょっと舐めてたわ。
そして、最初から特攻覚悟で来られたらマジでヤバかったわー。
「ま、それでも、勝ったのは「私」だ」
くたばったベンウッド君の頭を舌でペシペシ叩く。
どーだぁ。
一対一なら負け知らずよ!
ふっはっはー。
「ぐ。ま、まさか全滅だと……?」
「ん、誰ー?」
全部仕留めたはず──……って、ああー。
(……そういやいたな、コイツ)
忘れてたわ。
「よー。今頃お目覚めかい、隊長さーん。悪いけど、もう勝負ついたよー」
「くっ……。そ、そのようだな? 貴様がこれを?」
「まーねー。この子も結構強かったけど、「私」の方が強かったということで──」
声のしたほうにゆっくり視線を向ければ、
茫然とした表情のゲーツ隊長とやらが、ランス片手にぐぐぐっと身体を起こしているところであった。
トドメは……。
「……ま、いっか」
どーせ、すぐ死ぬ死ぬ。
これはどう見ても、死にかけ5秒前だし──ほっとこほっとこ。
「な、なンということだ……。わ、我らは近衛ぞ?! 王国最強の一角の騎士が、なンという!」
「いや、知らんて」
確かに強いは強いし、
統率は取れてたけどね。
「君ら、あれでしょ〜? どーせ、生徒の捜索とか言われてたんでしょー?」
その任務があるせいか、行動が思いっきり鈍ってたしね。
「そんな
ぶっちゃけ、
こいつらが間抜け面で部屋にはいった段階でこうなるのはわかっていた。
「人様のテリトリーでさー、半端な覚悟でノコノコとアホ面で来て無事で済むとか、ほんとに思ったのー?」
ばーっかじゃねーの?
「ま、唯一勝ち目があったとしたら、最初から、爆撃することくらいじゃね?」
そしたら、誰も死なずに勝ってただろうけどねー。
「ぐ、ぐぬぅ……」
「……まぁ~、その時はそん時で、別の手段を考えただろうけどさー」
あははは。
「ぬ、ぐぅぅ……。む、無念だ」
ガクンッ。
すでに瀕死だったゲーツ隊長もここでついに力尽きる。
命の灯が小さくなっていくのがここからでもありありとわかる。
──せっかくなので、そのまま死ぬに任せようと思う…………ん?
「そう、か。ククク……。なるほど、なるほど──最初から、そう、か」
「あん? 何ブツブツ……って、」
ちょ、ちょっと!!
「そうか、そうか、そうであったか──!」
グバァァ!!
死にかけの血だらけの身体を引き起こしたゲーツ隊長さんであったが、
急になにを思ったか、衛生に応急処置を施されてギリギリ生きているだけの体に鞭を撃つと、こっちに向かって全力疾走!
「え? え? え? ちょ、何の真似?!」
怖い怖い怖い!
き、切るよ?
刺すよ!
殺して食うよ────……って、うぉぉおおおおおい!
「そ、それ爆弾じゃん!」
「貴様が言ったのであろうが!! 最初から、爆撃しておけとなァァアアア!!」
いや、言ったよ!!
言ったけど、言ったのは「
「お前のやってるの、ただの最後の自爆じゃねーかよぉぉお!」
最後も最期!
まさに最初と対極!
「同じことよぉぉぉおお! 貴様だけは────ころーーーーーーす!」
「じ、じーざす!」
神も仏も知らんけど、ジーーーーーザス!!
「ぅおおおおおおおおおおおお──王国バンザーーーーーイ!」
やっかましいわ!
何が王国万歳じゃ!!
全然、万歳じゃねーわ、こん畜生がぁぁああ────……ザクぅ!
「ちぃ、浅いかぁ!」
「ぐがぁっぁ!」
ズシーーン!!
正面切って迎撃したのはいいが、慌ててたもんだから、足を狙った斬撃が──浅い!
それでは瀕死とはいえ、重装甲の騎士はやれない!
「だ、だけど動きは止めたぞー!」
この距離なら爆破してもギリギリ──。
「はは! それがどうした!」
バサぁぁ!
「んなぁぁああ!」
な、何個持ってんだよ!
無様に転がったはずのゲーツ隊長が、見ろぉ! とばかりマントを広げると、なんとそこに爆弾がぎっしり!!
一個や二個なら、離れた位置で爆発するくらいならなんとか防げたかもしれないけど、これは──……無理だ!
「死ね、化け物」
「
カッ!
刹那。
最後に見たのは、満足げに笑うゲーツ隊長と……そこに降り注ぐ『
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次回、
最期の最後……?!
感想も返してないけど、みてます!
ありがとうございます