落日の竜狩り ―真鍮の鎧と主への誓約―   作:もいもい130

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第三十一話:【天の火と、重なる鼓動】

 

 

第一部:空虚な祭壇と、見つからない背中

 

 

石橋の死闘を越え、二人が辿り着いたのは、天に最も近い場所だった。

 

『竜鳴の峰』の頂。

そこは、周囲を狂ったような暗雲に囲まれながらも、祭壇の周囲だけがぽっかりと円形に晴れ渡った、異様な静寂の空間であった。

 

祭壇の中央には、一本の巨大な石柱が天を突くように立ち、その根元で黄金色の炎が揺らめいている。

『天の火』。

落雷を喰らい、万年の時を燃え続けてきたという神代の種火。

その熱は、単なる物理的な温度を超えて、二人の魂を直接揺さぶるような神聖な脈動を放っていた。

 

だが。

オーンスタインの関心は、目の前の奇跡の炎にはなかった。

 

彼は祭壇に足を踏み入れるなり、まるで取り憑かれたかのように周囲を歩き回り始めた。

黄金の真鍮鎧が、静寂の中でカチリ、カチリと硬質な音を立てる。

 

(……イナイ。ドコニモ、イナイ)

 

彼は跪き、石畳の僅かな隙間や、祭壇に刻まれた古の文様を指先でなぞる。

かつて共に戦場を駆け、風を操り、古竜を友としたあの御方の気配。

ここに祭壇があるならば。古竜を祀る場所があるならば。

主ならば必ず、ここに立ち寄ったはずだという、確信に近い予感があった。

 

かつての主が纏っていた、荒々しくも気高い嵐の匂い。

あるいは、主が駆る竜の、鋭く硬質な鱗の破片。

それら一つでもあれば、この絶望的な探索に光が差すはずだった。

 

「……オーンスタインさん?」

 

小さな魔法使いが、不安げに声をかけた。

彼女は、戦いの直後の興奮が冷め、代わりに襲ってきた過酷な疲労に耐えながら、彼の背中を見つめていた。

 

オーンスタインは答えない。

ただ、狂ったように祭壇の隅々を調べ、石の裏側を覗き込み、空を仰ぐ。

兜の奥で見開かれた瞳は、存在しない「何か」を必死に追い求めていた。

 

数刻が過ぎた。

祭壇は、冷酷なまでに清浄だった。

そこにあるのは古い石と、絶えぬ炎。それだけだ。

人の、あるいは神の足跡など、とうの昔に嵐がすべて洗い流してしまったかのように。

 

やがて、オーンスタインの動きが止まった。

彼は『天の火』の前に立ち尽くし、ゆっくりと首を振った。

 

その巨大な背中から、今まで一度も見せたことのないような、深い、深い沈黙が溢れ出した。

それは、言葉を介さずとも伝わってくる、期待が完全に砕かれた瞬間の空虚感。

神話の時代から続く、果てしない独りきりの旅の重みが、一気に彼の肩にのしかかったかのように見えた。

 

「……なかった、んですか?」

 

少女は一歩、彼に歩み寄った。

その問いの答えは、彼の沈黙が雄弁に語っていた。

 

彼女の胸が、鋭い痛みで締め付けられた。

手がかりがなかったことへの落胆ではない。

目の前にいる、誰よりも強く、誰よりも誇り高い黄金の騎士が、今、この広い世界でたった独りきりに戻ってしまったかのような。

その絶望的なまでの孤独が、彼女には耐え難かった。

 

(どうして……こんなに探しているのに)

 

彼女は、自分自身の足取りが覚束ないことも忘れ、彼の甲冑の裾に手を伸ばそうとした。

だが、その手は空中で止まった。

 

今の彼に、安易な慰めなど届かない。

自分は、彼の過去を知らない。

彼がどれほどの年月をかけ、どれほどの距離を歩み、どれほどの想いを持って主を探してきたのか。

その一部始終を知る術を持たない自分が、その孤独の深さを理解したふりをしてはいけない。

 

「オーンスタイン、さん……」

 

少女は、自身の胸元にある『獅子のペンダント』を強く握りしめた。

ペンダントの冷たい金属の感触が、手の平に食い込む。

 

彼女は、自分の胸の鼓動が速まっているのを感じていた。

それは恐怖でも、疲労でもない。

彼の孤独を埋めてあげたいという、切実で、無謀な、甘い痛み。

この旅が、彼にとって単なる「探し物」の過程ではなく、自分の隣にいるための時間であってほしいと願ってしまう、醜いまでの恋心。

 

彼は主を探している。

もし、主が見つかってしまったら。

この旅は終わり、彼は、自分の手の届かない神の世界へ帰ってしまう。

 

それなら、見つからない方がいい。

そう一瞬でも思ってしまった自分を、少女は激しく呪った。

 

彼の願いを叶えたいと思う自分と、彼を独占したいと願う自分。

その相反する感情が、祭壇を吹き抜ける風の中で激しく渦巻く。

 

「……行コウ。ココニハ、無イ」

 

ようやく絞り出された彼の声は、ひどく掠れて、重かった。

オーンスタインは振り返り、少女を見下ろした。

兜の隙間から見えるその視線は、どこか遠く、ここではない場所を見つめているようだった。

 

「……待ってください」

 

少女は、震える声で彼を止めた。

彼女は知っていた。ここで彼が諦めてしまったら、彼の心は、本当に折れてしまうかもしれない。

亡者化の闇が、再び彼を飲み込んでしまうかもしれない。

 

彼女は、ローブの深いポケットに手を入れた。

そこには、ずっと大切に、大切に守ってきた「重み」があった。

 

「まだ、終わってません。手がかりはなくても……あなたの力は、ここで取り戻せるはずです」

 

彼女は、青白く、静謐な輝きを放つ一つの石を取り出した。

第十七話。あの時、彼が命を懸けて、自分のために獲ってくれた、大切な、大切な石。

 

『光る楔石』。

 

それを捧げる彼女の瞳には、湿った孤独を振り払うような、確かな熱が宿っていた。

彼を独りにしない。

主が見つからないのなら、自分が彼の新しい理由になる。

その傲慢なまでの決意が、少女の小さな背中を、祭壇の光の中で凛と立たせていた。

 

 

第二部:神代の火に溶ける、思い出の石

 

 

暴風雨の轟音が遠くで響く中、祭壇の中心だけが、異次元のように静まり返っていた。

 

少女の小さな両の掌に乗せられた、青白く透き通る石。

かつて西の辺境で、彼が己の命を懸けて討ち取った『大結晶トカゲ』の遺骸からこぼれ落ちた、神代の鉱石。

 

『光る楔石』。

 

東の大陸が誇る最高峰の鍛冶技術をもってしても、地上の炎では表面に煤一つ付けることすらできなかった、絶対的な硬度を持つ奇跡の欠片。

少女がずっと、自分たちの絆の証拠のようにローブの奥底で温め、守り続けてきた重みだった。

 

オーンスタインは無言のまま、ゆっくりと片膝をついた。

見上げるほどの巨体が沈み込み、兜の視線が少女の小さな手元へと注がれる。

 

巨大な真鍮のガントレットが、そっと彼女の両手を包み込むようにして、その石を拾い上げた。

ひんやりとした金属の感触の奥から、彼自身の魂の熱が微かに伝わってくる。

その不器用で慎重な指先の動きに、少女は胸の奥が甘く締め付けられるのを感じた。

 

彼は立ち上がり、再び『天の火』へと向き直った。

 

万年の時を燃え続ける、黄金と純白が混じり合った神聖な炎。

オーンスタインは背に負っていた十字槍を引き抜くと、一切の躊躇いなく、その長大な穂先を天の火の只中へと突き入れた。

 

ゴウッ……!!

 

炎が、まるで意志を持っているかのように大きく燃え上がった。

通常の金属であれば、瞬く間に溶け落ち、蒸発してしまうほどの圧倒的な熱量。

だが、神の都で鍛え上げられた真鍮の十字槍は、その熱を歓喜と共に迎え入れているようだった。

槍に刻まれた古の文様が、黄金の光を帯びて眩く浮かび上がる。

 

オーンスタインは、左手に握っていた『光る楔石』を、炎に包まれた槍の穂先へとゆっくりと押し当てた。

 

チリッ、チリチリチリッ……!

 

地上のどんな高熱にも耐え抜いた青白い石が、天の火に触れた瞬間、まるで氷が水に還るように、静かに、しかし劇的な反応を示した。

石の表面から青白い光の粒子が溢れ出し、それが黄金の炎と混ざり合いながら、十字槍の刀身へと吸い込まれていく。

 

それは、金属を叩いて鍛える地上の鍛冶とは全く異なる、神秘的で厳かな『儀式』だった。

 

バチィィィンッ!!

 

槍の内部から、これまでとは比べ物にならないほど純度の高い、強烈な雷光が弾けた。

黄金の雷が祭壇の石畳を走り、周囲の空気をバチバチと焦がす。

 

「……っ」

 

少女は、あまりの神々しさと威圧感に、思わず数歩後ずさった。

 

天の火に照らされたオーンスタインの姿は、まさに神話に語られる『戦神』そのものだった。

先ほどまで彼を包んでいた、主を見つけられなかった孤独な影は、今や圧倒的な雷の光によって完全に払拭されている。

傷ついた真鍮の鎧は黄金の輝きを取り戻し、彼の存在そのものが、この山頂の嵐すらも従えんばかりの覇気を放っていた。

 

(……綺麗だ)

 

恐ろしいほどの力だというのに、少女は目を逸らすことができなかった。

 

彼の本来の世界。

不朽の古竜たちが空を支配し、神々が黄金の雷を投擲してそれを撃ち落としていた時代の、本物の光。

 

その途方もない美しさを見つめながら、少女は胸元の『獅子のペンダント』を両手で強く、痛いほどに握りしめた。

 

雷光が強まるにつれ、彼女の心の中に、冷たい不安が黒い染みのように広がっていく。

 

彼は今、かつての力を取り戻しつつある。

強大な『黒鉄の抜け殻』のソウルを継承し、神代の炎で己の牙を研ぎ直している。

それは、彼が亡者化の呪いから遠ざかり、自我を確固たるものにしていくという、喜ばしい事実のはずだった。

 

(でも……それなら、私は?)

 

彼が完全に元の『神の騎士』に戻ってしまったら。

もはや、この東の大陸の魔物など、彼一人で容易く蹴散らせるようになってしまったら。

 

言葉の読み書きも、少しずつ彼自身で覚えている。

お金の計算ができなくとも、これほどの力があれば、誰も彼を騙すことなどできないだろう。

宿屋の交渉も、道案内も、彼には必要なくなる日が、確実に近づいている。

 

自分は、ただの「便利な案内役」だったのだろうか。

彼の理性が戻るまでの間、一時的にお財布を管理していただけの、ちっぽけな人間の子供。

 

(嫌だ)

 

少女は、唇を強く噛み締めた。

鉄の味が口の中に広がる。

 

ただの恩人じゃない。

ただの相棒でもない。

私は、彼に惹かれている。彼が愛おしくてたまらない。

 

市場で他の女が彼を見ただけで、心が焼かれるように嫉妬した。

彼が傷つくのを見るくらいなら、自分の全魔力を使い果たしてでも嵐を止めてみせると誓った。

 

「相棒」という便利な言葉の裏に隠してきた、切実で、どうしようもなく重い『恋心』。

彼が神話の世界へ帰るというのなら、自分もそこへ連れて行ってほしい。

絶対に、置いていかれたくない。

 

(私は……足手まといには、ならない)

 

少女は、天の火を見つめる彼の横顔から目を離さず、心の中で密かに、しかし強烈な誓いを立てた。

 

先ほどの『黒鉄の鎧』との死闘。

あの時、自分は確かに、彼を守るための障壁を維持し続けることができた。

彼が前だけを向いて戦えるように、背中を預けられるだけの『盾』になれたはずだ。

 

彼が雷を振るうなら、自分は彼を阻むすべてを押し流す水魔術を極めよう。

神の世界に辿り着いたとしても、絶対に彼の隣に立ち続ける。

ただ守られるだけの少女で終わるつもりは、毛頭なかった。

 

バチィィィィィンッ……!!

 

祭壇の空気を震わせる最後の一際大きな雷鳴と共に、光る楔石は完全に十字槍の中へと溶け込んだ。

天の火が、役割を終えたかのようにスッと穏やかな揺らめきに戻る。

 

儀式は、終わったのだ。

 

 

第三部:誓いの熱量と、不器用な指先

 

 

黄金の雷鳴が、山頂の空気をびりびりと震わせた。

 

オーンスタインが、神代の炎から静かに十字槍を引き抜く。

青白く透き通っていた『光る楔石』は完全に姿を消し、代わりに槍の穂先から、目を焼くほどに純度の高い雷光が迸っていた。

 

ジリッ、と。

周囲の石畳が、槍から溢れる余剰の熱量だけで微かに焦げる。

 

儀式は終わったのだ。

神の都の武具が、東の大陸の頂にて、かつての鋭い牙を取り戻した瞬間だった。

 

オーンスタインは新しく鍛え直された槍を軽く一振りし、その重さと雷の巡りを確かめるように頷いた。

そして、ゆっくりと振り返り、背後で見守っていた少女を見下ろした。

 

「……あ」

 

少女は、思わず息を呑んだ。

天の火を背負って立つ彼の姿は、あまりにも巨大で、神々しかったからだ。

 

彼がかつての力を取り戻していく。

それは、彼が自分の手の届かない世界へと帰っていくカウントダウンのように思えて、彼女の小さな肩は微かに震えていた。

胸元の『獅子のペンダント』を握りしめる手に、さらに力がこもる。

 

(置いていかないで)

 

声に出せない悲鳴が、彼女の喉の奥でつかえていた。

ただの案内役として、ここで役目を終えたくない。

ずっと、あなたの隣にいたい。

 

そんな、切実で我が儘な想いが渦巻く彼女の頭上に。

 

ぽん、と。

巨大な真鍮のガントレットが、不器用に、けれどひどく優しい手つきで乗せられた。

 

「……え?」

 

少女が目を丸くして見上げると、兜の奥にある真っ直ぐな視線が、彼女をじっと捉えていた。

 

『……世話ヲ、カケタ』

 

地を這うような、重く掠れた声。

彼が自分の意志で紡いだ、はっきりとした感謝の言葉。

 

彼は、彼女の小さな頭を二度、三度と不器用に撫でると、ゆっくりとその手を離した。

その手つきは、彼が彼女を決して「ただの便利な案内役」などとは思っていないことを、雄弁に物語っていた。

 

共に死線を越え、背中を預け合った、誇り高き相棒へ向ける確かな信頼。

そして、小さな子供を慈しむような、温かな熱。

 

「……っ」

 

その瞬間、少女の胸を満たしていた冷たい不安が、嘘のように溶けて消え去った。

代わりに、心臓が早鐘のように激しく鳴り始め、カッと顔が熱くなる。

 

(ずるい……。そんな風に撫でられたら、もっと好きになってしまうじゃないですか)

 

フードの下で真っ赤になった顔を隠すように、彼女は慌てて俯いた。

目尻に浮かんでいた恐怖の涙は、いつの間にか、どうしようもないほどの愛おしさに変わっていた。

彼女は涙を乱暴に袖で拭うと、顔を上げて、力強く頷いた。

 

「……はい! 行きましょう、オーンスタインさん!」

 

もう、迷いはない。

彼が神話の世界へ歩みを進めるのなら、自分はそれを見送るのではなく、隣を歩き続ける。

そのために、誰よりも強大な魔術師になってみせる。

 

二人は、燃え続ける『天の火』を後にして、祭壇の階段を下り始めた。

 

山頂の暴風雨はまだ続いている。

だが、今の少女には、その寒さも恐怖も感じられなかった。

ただ、前を歩く彼の大きな背中が、たまらなく頼もしく、愛おしかった。

 

やがて二人は、先ほど死闘を繰り広げた石橋の関所へと差し掛かった。

 

そこには、完全に沈黙し、赤錆に塗れた『黒鉄の鎧』の残骸が転がっていた。

主を失った巨大な大斧と、城壁のような大盾が、雨に打たれて冷たく濡れている。

 

オーンスタインがその傍らを通り過ぎようとした、その時だった。

 

『……黄金ノ同胞ヨ』

 

ふいに、オーンスタインの脳裏に、言葉を持たぬはずの意志が響いた。

それは、先ほどの戦いで彼の内に取り込まれた、竜狩りの鎧のソウルからの囁きだった。

 

『……私ノ武具ヲ、連レテ行ッテクレ』

『共ニ……我ラガ主、無名ノ王ノ元ヘ……!』

 

それは永きに渡る呪縛から解放された戦友の、血を吐くような悲願の叫びだった。

 

かつて共に空を見上げ、古竜を狩った誇り高き鋼。

そして、共に同じ主を仰ぎ見た忠義の記憶。

この冷たい嵐の山頂で朽ち果てるのではなく、再び同胞と共に熱き闘争の旅路を歩み、いつか必ず主の御前へと辿り着きたいという、武具に宿る純粋な渇望。

 

オーンスタインは無言のまま、石橋に転がる大斧と大盾の前に歩み寄り、静かに片膝をついた。

そして、巨大な真鍮のガントレットで、その赤錆に塗れた冷たい鉄にそっと触れる。

 

直後。

オーンスタインの手から黄金の雷光が溢れ、黒鉄の武具全体を優しく包み込んだ。

 

光の中で、重厚な大斧と大盾が、輪郭を崩していく。

物質としての形を失い、膨大な赤黒いソウルの霧となって空中に舞い上がった。

 

ゴォォォォ……。

 

風切り音と共に、その武具のソウルは、オーンスタインの胸元へと吸い込まれていく。

それは拒絶や吸収という乱暴なものではない。

まるで、長い旅を終えた一雫の水が、本来あるべき海へと還っていくような、穏やかで温かな融合だった。

 

オーンスタインの内で燻っていた戦友のソウルが、自身の愛した武具を迎え入れ、歓喜に震える。

そして、完全に一つの光となり、オーンスタインのソウルの奥底へと、深く、静かに溶け込んでいった。

 

これで本当に、戦友の魂とその悲願は彼の一部となったのだ。

その重みと、共に主を追い求める熱い記憶は、黄金の騎士の魂の中で永遠に生き続ける。

 

「……オーンスタインさん」

 

一部始終を見守っていた少女が、静かに歩み寄る。

 

オーンスタインはゆっくりと立ち上がった。

兜の奥の瞳は、嵐の空の向こう、まだ見ぬ旅の先を見据えているようだった。

 

彼は無言で頷き、再び歩き出す。

少女もまた、魔力の障壁を展開し、しっかりと彼の隣に並んで歩調を合わせた。

 

山の中腹にある朽ちた祠では、気のいい商人が震えながら彼らの帰還を待っているはずだ。

 

神代の種火で牙を研ぎ澄まし、亡き戦友の魂と悲願をその身に宿した黄金の騎士。

そして、彼への深い恋心と、隣に立ち続けるという強烈な覚悟を決めた小さな魔法使い。

 

二人の歩む道に、少しずつ、嵐の切れ間からの細い光が差し込み始めていた。

 




と言うことでオーンスタインさんの戦闘スタイルが増えます槍での華麗さも好きだけどどうしても大盾と大斧を振り回させたくなったもいもいです:(っ`ω´c):
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