1話があんな感じでしたがよろしくお願いします。
これからはキルラキルっぽいサブタイトルを考えて書いてみます
あと時系列めっちゃ飛びます。
やあ!僕は針目縫!
1話で僕が弱気になったと勘違いした読者諸君~?あんなことで僕がへこたれるわけ無いのよね!
これから始まるのはこの
……え?いきなり話が飛びすぎだって?
まあ、細かいことは良いのよ。こうでもしないと話が進まないわ。
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かつてこの世界とは異なる世界で針目縫がそう呼ばれていた肩書き、あるいは彼女そのものを指す言葉であった名。
ただしその崇高な意味とは裏腹に、この名は当時の針目縫に近しい人物以外では憎悪、または畏怖の念を込められ使われていた。
何故なのかは示すまでもないが、彼女の発言、行動、思想その他……外見以外の一挙手一投足が彼女の評価を貶めた。この世界に当てはめるならばまごう事なき
そんな彼女は今―――
「まさか、この僕が人を助ける人になろうなんてね……」
何の因果かピンクのロリータドレスではなく赤いネクタイの学生服に身を包み、ヒーローを育成するための学園へと足を進めていた。
雄英高校ヒーロー科。
文字通りプロヒーローを育成する学科である。ヒーロー科自体は全国各所に存在するが、数多あるそれらの中でも雄英はトップとされる。現No.1ヒーローであるオールマイト、No.2ヒーローのエンデヴァー、No.4ヒーローのベストジーニスト他、多くのトップヒーローを輩出した故に、入試倍率300倍という他に類を見ないほどの人気を誇り、一般入試は36人というわずかな枠のために1万人以上が争った。
(本当に僕にできるのかしら……でも)
ヒーローを
だが、それでも彼女を突き動かした原点となっているのは両親との柔らかな思い出であった。そしてもう一つ、彼女を
「……」
(私を救ってくれた
……何も取り戻せるわけじゃないけど、それでも僕は……)
彼女はその門を踏みしめるように通った。
かつてならふわりと形容できそうなほど軽い足取りをしていただろうが、今の彼女はかつてなく緊張している。笑顔こそニコニコと貼り付けるようにして保っているが、内心では一滴ほどの冷や汗が額を伝っていた。
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side 針目
「やっぱり、学校の規模は本能寺学園以上ね……」
入試の時点で特大規模の学校というのは分かってたけど、扉まで見上げるレベルの特大サイズなのは何なの?
え?バリアフリー?……まあ、個性社会ならそうなるわよね。今までこんなに配慮した建物見たことないけど。
そうして廊下を歩いていると僕のクラスが見えてきた。半分くらい扉が開いていて中からは賑やかな話声が聞こえてくる。
でも僕が一番気になったのはそこじゃなかった。
扉の前に
「誰……?」
「……お前は針目か、教師には敬語を使え。特に担任にはな」
「教師……」
とてもそうは見えないけど、この野垂れながらゼリーを飲んでるのは僕クラスの担任教師らしい。
僕と担任が話しているのに気づいたのか教室も静かになった。当然、先生が来たからじゃなくて、来た先生がコレだからだ。
「……さて、君達は静かになるのに時間が掛かりすぎ、合理性に欠くね。俺は担任の
担任という言葉に皆が驚く。その反応も気にせず先生は自分の話を進める。
「そしてお前ら、全員
「「「個性把握……テスト!?」」」
「入学式やガイダンスは……」
「そんな悠長なことをしている時間はない。雄英は自由な校風が売り文句……先生側もまた然り」
集まるなりすぐこれよ、いくら権限があると言っても行事をすっ飛ばすのね。皐月ちゃんは行事の一つ一つも無駄に思えるくらい大規模に執り行ってたのに。大文化体育祭だったり
……あれはあれで権力の乱用かしら。
「ソフトボール投げ・立ち幅跳び・50m走・持久走・握力・反復横跳び・状態起こし。お前らも中学からやってるだろ?個性禁止の体力テスト」
何それやったことない。
「国は未だ画一的な記録を取って平均的な記録を取り続けている。文科省の怠慢だな。……とにかく―――」
先生はそう言った後に、ボールをポイッとツンツンの金髪男子に投げた。
「
「67m」
「なら、個性使ってやってみろ。円の中からでなければ何しても良い、
「んじゃ、まぁ……」
爆豪という男子は軽くストレッチをしてから大きく振りかぶり、投げた
「死ねェ!!!」
FABOOOOOOOOOOOM
……いや、投げたというよりはもはや砲撃だった。
一応投げられたボールは煙を纏いながら上空へ飛んでいく。
「まずは、自分の最大限を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段だ」
先生の携帯に標示された数値は705.2m。多分数十mがいいところのテストで700mオーバーの大記録ということもあって、盛り上がる人も出てきた。
ただ、それを許さなかったのが先生だ。
「……ヒーローにるまでの三年間、そんな腹づもりで過ごすつもりか?
良し、トータル成績最下位の者は見込み無しとして除籍処分としよう」
「「「はああああ!?」」」
皆は叫んだけど僕も少し心配のタネができてしまった。
こんな記録ポンポン出されると僕も自身が無くなる。周りの人たちの力が未知数な以上、今の僕でどれだけの結果を残せるか分からない。
「生徒の如何は俺達の自由。ようこそ、これが雄英高校ヒーロー科だ」
個性把握テストが始まった。
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side 相澤
毎年恒例の個性把握テスト。
今年の入試は粒揃いと言われてきたがどうなるか。
試しに投げさせた爆豪の記録は700mを超えた。記録としては悪くない。投擲の瞬間に爆風を乗せ、飛距離を伸ばす……やってることはシンプルだが爆破のタイミング、角度の調整、反動の考慮、威力……は、恐らく全力か。ともかく個性の強さは入試で分かっていたが、思ったよりも繊細な個性操作が出来ている。出身は普通の家庭だから大規模な個性使用はしてこなかっただろう。それていてこれとは、コイツ本人のセンスにもよるものか。
十二分に見込みはある……性格は粗暴だが。
「トータル成績最下位の者は見込み無しとして除籍処分としよう」
俺のこの発言で大体の生徒が声を上げた。これも毎年の事だ。だが喜ばしいことにそうでない生徒が去年よりも多かった。
俺の発言に狼狽えなかったのは、推薦組の轟と八百万の二人と、一般では爆豪と……針目。
推薦組の二人は推薦入試時でも終始落ち着いていたので理解できる。爆豪は俺の発言に対して不敵な笑みを浮かべていた。有している実力と圧倒的な自信からか。逆境を楽しむタチか?
そして針目。こいつは……まだ分からない。
針目縫……一般入試実技では
女子生徒は例年、戦闘能力やロボットの破壊による敵Pの稼ぎが少ない傾向にある。次点で高い女子生徒は四位の麗日が28P、五位の塩崎は36P、六位の拳藤は25P……塩崎を除き、救助Pの割合が大きく占めた。その塩崎も救助Pは32と差は少ない。そんな中敵Pだけで60Pも稼いだこともあり、試験官の間で彼女は爆豪と並んで注目の的だった。
だからこそ分からない。彼女は狼狽えこそしなかったが、顔を強張らせていた。入試二位という成績を残していながらだ。
彼女は個性の
そして先程俺の口から話したように、個性把握テストは名前が違うだけで体力テストと何ら変わりはない。彼女にとっては得意競技ばかりのはず。
……いや、そうか。こいつは中学時代、
……何はともあれ―――
「いろいろ言いたいことはあるだろうが、……諸君。“
今は彼ら彼女らの全力を見てみようじゃないか。
読んでいただきありがとうございます。
更新が非常に遅くこんなに期間が開いてしまいました。(落とすと留年確定の単位がありそれを優先しました)、これからも更新ペースが上がる保証は全くありません。ストックを一切作れなかったのもありますが、現在大学の研究とアルバイトと就活が佳境に入りつつあり、創作に余力が中々割けないのです。
とはいえ夏休み期間ですしその間にもう2話くらいは書きたいところですね……
そしてやはり二次とはいえ難しい……経験の無さが響いています。
ともあれ更新できたことは私としても喜ばしいです。
※また、作中のメタ発言について(注釈で入れようか迷いましたがここで書いておきます)
原作ではそのような発言こそなかったものの、言うか言わないかで考えれば確実に言うと思います。
描写的には画面割を飛び越えて皐月様の髪を触ったり、キルラキル特有の
極めつけはコラボ先でのフリーボイスです。グランドサマナーズというゲームにキルラキルがコラボ(針目縫参戦)し、彼女の台詞を聴けるのですが
『グラサマユーザー共~(中略)キルラキルコラボがまたまた復活だよ!』
『え?どうせただの復刻だろって?(省略)』
『ふーん、これがドットになった僕!かわいい~!』
といった感じなので、コラボ先とはいえ一応こういう描写があるキャラとして考えています。
感想・質問・誤字報告などあれば是非よろしくお願いします。