青の悪意と曙の意思   作:deckstick

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ジュエルシード事件のまとめと事後処理の説明回です。
妹達による超設定垂れ流しですが、会話させるとこれだけで数話とか行く上にまとまらないので、ご了承ください。


無印編46話 後始末

 夜中に目覚めたお姉様。

 主と抱き合うように眠っていた事に気付いて、顔を赤くして恥ずかしがってた。

 事態、つまりプレシア・テスタロッサ達にアルハザード出身だとばれた事などを説明したら、顔を青くして頭を抱えた。

 26年前の事件の資料を見たら、顔を赤くして怒った。

 コロコロと顔色を変えて大騒ぎをしながら、夜が明けた。

 

 

 お姉様は改めてリンディ・ハラオウン、クロノ・ハラオウン、プレシア・テスタロッサと打ち合わせ。意識すれば顔色くらいいくらでも調整できる。態度で本調子でない事は見抜かれたものの、為すべきことを為すという姿勢できちんと話し合い。

 チャチャゼロの説明通り、協力は確約。これは全員の認識の確認のみだから問題なし。

 

 時空管理局に対するお姉様の嫌悪感については、少なくとも闇の書の対処を優先している間はどの程度腐っているかを見極める期間とし、その後でどうするかを判断するという事になった。

 問題の先送りだけど、時空管理局の全てが駄目というわけではない事はお姉様も理解してるから、とりあえずは妥当な結論。

 

 お姉様の実力をそれとなく聞かれたものの、お姉様は見た通りだと言うだけで、説明はしなかった。必要以上に見せびらかす気が無いのは理解してくれてたから、深く追及されることは無かったけど。

 でも、チャチャゼロを見られた事で主殺しの書と確定された。今更どうでもいいけど、変に漏れておかしな連中が出てきたりしないかだけが心配。

 

 

 あれからクロノ・ハラオウンが集めていた証拠は、地球付近で見付かるのはお姉様が説明した事を裏付けるようなもののみ。偽装や選別を頑張った甲斐があった。

 結果的に矛盾は見付からなかったものの、プレシア・テスタロッサは容疑者扱いになった。

 今回の件だけなら重要参考人で済んだけど、違法研究についての処理が終わっていないから容疑者として扱う必要があり、自由に行動する事は出来ないとのこと。

 とりあえず過去の事件の情報と違法研究の副産物としての医療技術を材料に、前科の取り消しを求めて提訴する事と、その後の違法研究に関する司法取引を行う方針で確定した。変態(ロリコン)が用意した資料や、時の庭園から持ち出した資料などが手札となる。

 過去の事件の実態があまりにもひどい上に、全面的な協力姿勢を見せている事もあって、局員監視の下なら外出できる場合もあるよう取り計らうらしい。

 

 アリシア・テスタロッサに罪は無いけど、まだまだ機能訓練(リハビリ)が必要。体力が戻っていない為、もうしばらくは車椅子生活。

 幼いという事もあり、1人での行動は認められてない。基本的には母であるプレシア・テスタロッサと一緒に行動することが義務付けられた。親子の仲を引き裂く理由は無いよ、とはクロノ・ハラオウンの言葉。

 但し、事情聴取という名の打ち合わせの場合は別。子供に聞かせる内容でも、子供がいていい雰囲気でもない。

 2人の治療や検査などで付き添いが難しい場合も別。アースラの医療施設を利用して、早期に普通の生活ができる状態への回復を目指す。

 

 フェイト・テスタロッサとアルフは、重要参考人として扱われる。

 実行犯ではあるものの情状酌量の余地が十二分にあり、恐らく裁判は不要、仮に裁判となっても有罪にはならないだろうと判断をされた。加えて、事実上の無罪をより確実にし、早期に自由を得るために嘱託魔導師の資格を取ってはどうかという話が浮上。(フェイト)が時空管理局の関係者になる事で(プレシア)に向く敵意を下げる事にも繋がる言われ、本人も比較的乗り気になってる。

 フェイト・テスタロッサ自身は、プレシア・テスタロッサの逃亡生活中の子として扱う事に。つまり、正式にプレシア・テスタロッサの娘、アリシア・テスタロッサの妹として登録される事になった。

 使い魔として登録を行うアルフと共に、申請すれば出歩くことが可能になる模様。但し、今回の様な“不幸な事故”を繰り返さないための教育を修了した後となる。

 それまでは、局員立会いの下での面会のみとなる。それでも、申請さえ通る状態になれば(プレシア)と比較的自由に会える、高町なのはやお姉様は連絡すれば会いに来てくれると聞いて、特に不満は無い様子。

 

 これらの結果、テスタロッサ家の人はしばらくアースラに籠もる事が確定した。

 

 

 高町なのはは、まだアースラにいる。今日は日曜日だから学校も気にしなくて良い。

 この後は、礼状等を受け取ってから帰る事になるらしい。謝礼としては、時空管理局監視下での魔法使用の許可、具体的にはユーノ・スクライアからレイジングハートの譲渡と、アースラのスタッフやユーノ・スクライアによる監視という名の指導が主な内容になる模様。

 金銭的なものはユーノ・スクライアへ渡す事になるとの事。要するに、元々レイジングハートを高町なのはに渡すつもりだったユーノ・スクライアに対し、レイジングハートの購入代金という形で間接的に謝礼を渡す事で、なるべく心理的な貸し借りを減らすよう取り計らってる。

 普通に学校に通う少女という扱いなので、嘱託魔導師の話は出てない。民間協力者だから、今は地球に滞在する局員から指導を受けたりするくらいで良いと説得されてた。

 関係を切るわけじゃないから将来的には取り込みたいという意図も見えるけど、現状としては無難な判断。

 

 セツナ・チェブルーは、お姉様が部屋にいる時に謝りに来た。

 本人の証言では、聞いたのはお姉様がアルハザード製で最終兵器と呼ばれていた事くらいらしい。それ以上は防音結界により話から外されていたとの事。

 公言して良い内容ではない事はチャチャゼロからしっかり言われているし、恩をあだで返す気も、興味のないアルハザードの事でどうこうする気も、同じく命を削る場に立つ身だったのだから兵器という二つ名を気にする事も、友人を止める気も無い、許されるのなら今後も良い関係でいたいとの事。

 お姉様は口外時のリスク等を説明した上で許し、セツナ・チェブルーは秘密を話せる仲間っていいですよねとか言って笑ってた。

 実質的に喋ったら殺すとチャチャゼロに脅されてるのに、随分と能天気。

 

 成瀬カイゼとセツナ・チェブルーは、帰る場所が無いためそのままアースラに滞在中。

 2人は嘱託魔導師の資格を取らないかと誘われてる。比較的自由に地球に出入し、必要に応じて魔法を使うためには、やはりこの資格は便利との事。地球で戸籍等を確保する際の手助けも期待出来るという事で、2人も乗り気で考えてる。

 本局やミッドチルダを実際に見ることも出来るだろうし、地球に生活基盤の無い2人にはよい事だろうとお姉様も判断してる。

 現時点で実技は問題ない水準だろうと判断された事も前向きな理由らしい。但し、今練習している魔法がベルカ式なので、ミッドチルダ式に転向しないならお姉様か聖王教会に指導を仰ぐ形になる。2人に転向の意思が無いため、この辺は要相談。

 

 但し成瀬カイゼに関しては、犯罪者組織を地球の治安組織に叩いてもらった上で、保護された子供という扱いをする事も可能との事。

 地球で魔法を使う犯罪者組織は大抵次元犯罪者が関わってるらしく、そういった事態への対応策や伝手も一応あるという事で、成瀬カイゼの戸籍に関しては、この方向に行きそうな気配。

 

 リンディ・ハラオウンに聞いたところ、時空管理局は地球の主な国や一部組織と裏の繋がりがあるらしい。地球産魔導師の水準や地球の文化、それに魔導師による犯罪やロストロギア対策のためで、要するに月村家の様な人達との協力関係もあると言ってた。具体的には、月村忍とノエル・K・エーアリヒカイトは時空管理局についても少しは知識があったはずとの事。

 

 そういえば月村忍とノエル・K・エーアリヒカイトは、魔法自体には驚いてなかった。月村家のチャチャが尋ねたところ、お姉様の情報を時空管理局に渡さない代わりに、夜の一族が時空管理局に関わっているという情報を渡さなかった、一方だけに肩入れするわけにはいかなかったから、と言われた。

 

 高町士郎が剣術に関する情報をあっさり認めたのも、裏側に係わる立場になったと認識されたからだと説明出来るらしい。だけど、高町士郎は主の魔法を見て驚いてた。

 高町家のチャチャが高町士郎に驚いた理由を聞いたところ、HGSと呼ばれる高機能性遺伝子障害病の患者の翼や超能力、古くから伝わる退魔術は見た事はあるけど、見た目がここまでアニメや漫画の魔法に近いものを見た事は無かったとのこと。

 超能力関係はとらいあんぐるハートに由来するものと思われるけど、高町家に居候してる人や翠屋の店員をやってる歌手もいないし、さざなみ寮も未確認だから、どこまで適用されてるのかよく解らない。

 歌手のSEENAやフィアッセ・クリステラは活躍中で、月村家にSEENAのCDがいっぱいあるのは確認済み。フィアッセ・クリステラの護衛中に高町士郎が負傷した事があるらしく、その繋がりで連絡を取る事もある様だけど、高町恭也との繋がりは見えない。何だか中途半端。

 

 とりあえず、地球でミッドチルダ式やベルカ式の魔法は裏の人間の間でもマイナー、時空管理局的には地球の特殊な技術や超能力はレアスキル扱いになるらしい。

 退魔術は比較的使える人が多いみたいだけど習得の訓練が厳しいし、魔法や超能力はそもそも扱える人数が少なすぎて、仮に一般に知られたとしても文化として定着する可能性は低いだろう、むしろ排斥の動きが出ないかが心配との事。

 これらは、自動制御の監視では拾えなかった。情報漏洩に気を使っている証拠。私達が直接張り付けば取れたのかもしれないけど、過剰に踏み込むのは良くない。砂糖を吐く結果になりそう。

 

 フェイト・テスタロッサが隠れ家を確保していたり、アルフが買い物のための現金を持っていたり、最初から翻訳魔法の準備が出来ていたりしたのも、地球と時空管理局の繋がりがあったからと思われる。

 プレシア・テスタロッサの証言では、これらをジェイル・スカリエッティに依頼して確保したとの事。恐らく実際に確保したのは時空管理局の暗部。そして、ジュエルシードの情報もジェイル・スカリエッティが齎していた。

 フェイト・テスタロッサの部屋を確保した経緯が確認出来れば、この事件に何が介入したかが判明する可能性はある。クロノ・ハラオウンが追う予定だけど、明確な証拠を残すほど相手も間抜けじゃないと予想出来る。きっとトカゲのしっぽしか掴めない。だけど、追及の姿勢を見せる事が最高評議会やレジアス・ゲイズに対する牽制になる。

 

 成瀬カイゼが提出する犯罪組織の情報に追加で、数人の転生者の情報も提供する事になった。具体的には、東渚、ギル・ガーメス、杉並英春、金子狗太の4人分。

 要注意の危険人物という事で、何らかの対処が必要になる可能性があると判断させるための材料。

 お姉様からアースラへの利益誘導は、これくらい。将来はSランクが期待出来る協力的な魔導師や、事前に危険人物を捕捉した情報は、リンディ・ハラオウンの名誉に繋がるはず。

 

 話し合いに来なかったエイミィ・リミエッタはと言うと、戸籍や拠点を確保するために日本へ行ってる。

 お姉様が次元震を調整していたおかげで、アースラと地球の間は自由に行き来ができる状態を維持してる。本局やミッドチルダへの航路が安定するのは1か月後と予想。

 話を戻して、拠点は“ロストロギア暴走の影響の追跡調査と、管理外世界に現れた高ランク魔導師との協力及び関係維持” のためという建前。つまり、ジュエルシード、要警戒の転生者、高町なのは、成瀬カイゼ、セツナ・チェブルー、チクァーブを盾と名目にする。

 また、プレシア・テスタロッサが“自由に魔法を使えない管理外世界”という檻に望んで入ると言うための下準備でもあるし、今後接触が予想される転生者の事後処理対策にも役に立つはず。

 真の目的は闇の書対策。だけど、それはごく一部の関係者しか知らない事実。

 

 姿を消した変態(ロリコン)は、また遠い世界にいるらしい。

 不安定な次元空間を突破して移動している以上、追加で何か調べるつもり?

 変態(ロリコン)の評価を少し変える必要があるかもしれない。

 だけど、お姉様に突っ込まれる事を避けるために逃げているだけの可能性もある。要観察。

 変態(ロリコン)についてはジュエルシード事件とは直接関係ない扱いに。ユーノ・スクライアの元に幻の書が現れた、という報告を別途提出するに留める。

 

 

 事件の経緯について、資料を作成する際に使われている情報のメモを抜粋してみる。

 

 

 ジュエルシードはユーノ・スクライアが発見。時空管理局への輸送中に事故があり、第97管理外世界に散らばった。

 

 偶然第97管理外世界に滞在していたプレシア・テスタロッサがジュエルシードを発見。危険なものだと判断するも、本人は体調が悪く、娘であるフェイト・テスタロッサとその使い魔であるアルフを呼び回収を指示した。

 

 同時に、ジュエルシードの発見者で輸送に同行していたユーノ・スクライアも、回収の為に現地へ向かう。しかし、魔力の適合不良等に苦しめられ、やむを得ず現地人の高町なのはの協力を得て回収を続行した。

 

 2組の回収者達は互いを犯罪者ではないかと疑い、誤解を解消出来ないまま対立。一度は次元震が起きかけるも、現地に住んでいた魔導師小野アコノの助力により事無きを得る。

 

 その後も対立は続き、到着した執務官が戦闘に介入するも、時空管理局を詳しく知らないフェイト・テスタロッサの誤解を解くに至らず。

 この介入により時空管理局の到着を知ったユーノ・スクライア、高町なのは、小野アコノ、後に小野アコノの仲介で成瀬カイゼ、エヴァンジュの5名がジュエルシード回収に参加を希望し、協力しての捜索及び回収を開始する。

 

 この際に、ジュエルシードの影響なのか、現実との齟齬がある未来の光景を見た者が複数存在している事が判明。現時点では前述の小野アコノ、成瀬カイゼの2名を確認している。

 

 また、ジュエルシードの影響を受けたと思われる、姿が変わってしまった現地人の桜咲刹那、ネズミの変異の可能性が高いチクァーブの2名を保護。

 桜咲刹那は元の人物として生活する事は困難と判断し、問題とならない様に名をセツナ・チェブルーと変えて、元の人物である桜咲刹那は行方不明扱いとする事となった。

 2名共に魔法に関する知識があったため、故郷を守るため、自分達以外の犠牲者を出さないために回収作業への協力を表明、実際に参加する事となる。

 

 回収の最終段階でフェイト・テスタロッサの誤解が解けるが、プレシア・テスタロッサが行っていた違法研究の負の遺産が暴走。プレシア・テスタロッサの尽力により一部のジュエルシードの封印に成功するも、負の遺産とジュエルシード3個が虚数空間へと消失した。

 

 この件で消息が判明したプレシア・テスタロッサは既に違法研究を行っておらず、負の遺産の暴走により研究成果も多くが失われたが、娘であるアリシア・テスタロッサを治療するための医療関連情報は手元に残った。

 違法研究の成果ではあるが有用な医療技術を含むため、これを時空管理局に提出。自らは魔法を自由に使えない管理外世界に隠居し、娘達と静かに暮らす事を求める。

 

 なお、ジュエルシードによる直接の影響を受けた者4名が見付かったため、追跡調査を行う必要があると判断。加えて比較的高い素質を持つ魔導師が多く見付かっており、他にも魔力の反応が確認されているため、調査及び継続的な関係構築の為に、現地拠点の確保を行っている。

 現状で良好な関係を築けている現地の魔導師と魔力量評価でのランクは、高町なのは(AAA相当)、成瀬カイゼ(AAA相当)、セツナ・チェブルー(AAA相当)、チクァーブ(AA相当)、小野アコノ(B相当)、エヴァンジュ(C相当)となっている。

 また、魔力を持ち、危険な思想を持つと思われる人物は、東渚(S相当)、金子狗太(S-相当)、杉並英春(AAA相当)、ギル・ガーメス(AA相当)の4名。現時点では魔導師として未熟または魔法に接していない様子だが、将来を考えると何らかの手を打つ必要がある。

 

 

 これで時空管理局の上層部、つまりジェイル・スカリエッティに繋がっている最高評議会やレジアス・ゲイズが納得するわけがない。

 裏で提出する資料には、以下の様な内容を記載する事になる。

 

 

 ジュエルシード事件の3か月前に、正体不明のロストロギアにより、プレシア・テスタロッサの若返りとアリシア・テスタロッサの蘇生が行われていた。これによりプレシア・テスタロッサは違法研究を続ける理由を喪失、娘達と安住の地を探す方針に転換する。

 しかし、プレシア・テスタロッサは若返りの副作用と思われる体調不良により魔法があまり使えず、アリシア・テスタロッサは生活に支障が出る程体力を落とした状態であった。プレシア・テスタロッサは回復の為に違法研究の負の遺産、自らのクローンに事後を任せて、自身は治療を行いながら移住先の調査を始めた。

 

 プレシア・テスタロッサが第97管理外世界を調査している頃、クローンはジェイル・スカリエッティが齎した情報から、アルハザードを技術者の楽園と認識。そこへ至る手段としてジュエルシードを利用する方法と、それが事故により管理外世界に散らばった事を教えられて、行動を開始する。

 この結果、プレシア・テスタロッサ本人とそのクローンから同じ様なジュエルシード回収の指示を受けたフェイト・テスタロッサと使い魔のアルフは、第97管理外世界に散らばったジュエルシードの回収を開始する。

 

 最終的に、クローンが暴走させたジュエルシードの一部をプレシア・テスタロッサが奪還する事に成功するも、クローンは握っていた3個のジュエルシードを更に暴走させて虚数空間へ落ちた。

 この時の次元震により、プレシア・テスタロッサが居住し研究室もあった“時の庭園”は崩壊。研究成果も多くが失われた。

 違法な研究を続行する意思や理由は消失しており、再犯の可能性は低い。脱出の際にアリシア・テスタロッサと共に運び出された医療関連技術と、関係のあった次元犯罪者ジェイル・スカリエッティに関する情報を時空管理局に提出する用意があるため、これを以て減刑を求める。

 

 

 もちろん、交渉時には精神に影響を及ぼす魔導具や26年前の事件の資料も使用予定。

 お姉様は何度もアースラに来ているため、完全な隠蔽は逆に怪しさが増すと判断。現地協力者の1人、魔力的には大したことが無いけど現地出身魔導師のまとめ役をしていた人物として扱う事になった。

 プレシア・テスタロッサの体内に在った魔導具は、精神干渉を行うためのものという事までは確定済み。実際の効果は、自己犠牲の軽視化、アリシア・テスタロッサの復活に関する強迫観念、時空管理局に対する無条件の信頼、虚数空間に対する認識阻害を含むと判断出来た。時空管理局への信頼を利用して、ジェイル・スカリエッティとの関係や研究内容の誘導を行っていたと思われる。

 切り札は色々と用意出来そう。無事に済むことを期待。




無印編(ジュエルシード事件の現場と事後処理の方針決定)は、ここまでとなります。


本編は次からA’s編ですが、時間も話もそのまま繋がっています。具体的には、次話(A’s編01話)はこの日のお昼過ぎスタート。5月に入ってから終息した原作無印と6月の闇の書起動が描かれた原作A’sとの間に、空白期なんて無い。


ちなみに、この話ではA’sのAにAlien(異星人とか異邦人とか。転生者≒異世界的な人を含めても問題ないはず)を含みますよ、と。
つまり……闇の書の起動までに、色々な事(具体的には物語内時間で1か月近くの時間)があるという事です。

一応、もうしばらく(闇の書起動まで)は、週1の投稿を維持する予定です。
その先は、どの程度書けるか次第という事で。


2016/04/03 出てきたりしなか→出てきたりしないか に修正
2017/04/15 姿勢を見える→姿勢を見せる に修正

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