松下千秋にセ〇ハラしたい   作:マメち

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第五話

4月も中旬を過ぎた頃。 放課後の図書館は、静寂に包まれていた。 多くのDクラス生徒が部活動や遊びに興じる中、俺は松下千秋を呼び出していた。

 

 

 

場所は一番奥、専門書コーナーの死角となるテーブル席。

 

 

 

周囲には背の高い書架が立ち並び、他の生徒の視線は完全に遮断されている。

 

 

 

 

 

 

 

「……で? 何の用よ」

 

 

 

 

 

 

 

松下は不機嫌そうに頬杖をつき、目の前のノートを開いた。

 

 

 

彼女は周囲を警戒し、誰もいないことを確認してから、小声で毒づく。

 

 

 

 

 

 

 

「『重要な作戦会議がある』って言うから来たのに。……ただの勉強会?」 「学生の本分は勉強だろ? 千秋ちゃん」

 

 

 

 

 

俺は隣の席——本来なら一つ空けて座るべき距離を無視し、彼女と肩が触れ合うほどの位置——に腰を下ろした。

 

 

 

 

 

「君、意外と物理が苦手だろ?」

 

 

 

「っ……なんでそれを」

 

 

 

「授業中、黒板を見る目が泳いでたからね。この学校の試験は難しい。Aクラスを目指すなら、今のうちに弱点を潰しておかないと」

 

 

 

 

 

俺は彼女の広げていた物理の参考書を指差す。 松下は「余計なお世話よ」と呟きつつも、反論はしなかった。実際、図星なのだろう。

 

 

 

 

 

「教えてあげるよ。俺の教え方は『手取り足取り』で評判がいいんだ」

 

 

 

「……結構よ。自分でやるわ」

 

 

 

 

 

松下は俺から少し椅子をずらし、拒絶の意思を示す。 だが、俺は逃がさない。 机の下で、俺の左足が彼女の足首を捕らえ、絡みついた。

 

 

 

 

 

「なっ……!」

 

 

 

「声が大きいよ。……ここは図書館だ」

 

 

 

俺は人差し指を唇に当てて「シーッ」と笑う。 松下は慌てて周囲を見渡し、再び俺を睨みつけた。

 

 

 

 

 

「……何すんのよ。足、離して」

 

 

 

「嫌だね。……君がこの『摩擦力』の問題を解けるまで、俺は君を拘束する」

 

 

 

 

 

 

 

俺は左手を机の下に滑り込ませた。 松下の太もも——スカートとニーソックスの間の絶対領域に、掌をぴたりと乗せる。 彼女の体がビクリと跳ねた。

 

 

 

 

 

「ひゃっ……!?」

 

 

 

「おっと。……動くと、手が滑って『奥』まで行っちゃうかもよ?」

 

 

 

 

 

 

 

俺は脅すように、指先に力を入れた。

 

 

 

柔らかい太ももの肉が、俺の指の形に沈む。

 

 

 

松下は息を呑み、シャーペンを握りしめて固まった。

 

 

 

 

 

「あ、あんた……頭おかしいんじゃないの? ここ、学校よ……?」

 

 

 

「監視カメラもある中、おっぱい触らせた君が言うことじゃないなぁ。」

 

 

 

「っ!」

 

 

 

 

 

俺は顔を近づけ、教科書の図形をペンで指し示す。

 

 

 

 

 

「さあ、解いてごらん。物体Aにかかる垂直抗力は?」

 

 

 

 

 

口調は真面目な家庭教師。 だが、机の下の手は、いやらしく動き始めていた。 掌で太ももを円を描くように撫で回し、時折、親指で内側の敏感な筋をグリグリと押し込む。

 

 

 

 

 

「くっ……ん……やめ……っ!」

 

 

 

「集中力が足りないな。……そんなんじゃ、Aクラスは夢のまた夢だぞ」

 

 

 

 

 

 

 

松下の呼吸が乱れ始める。 彼女は必死に問題を解こうとするが、下半身から伝わる熱と異物感が、思考回路を容赦なくショートさせていく。

 

 

 

拒絶したいのに、大声を出して騒ぎになれば、自分の評判に傷がつく。 その「保身」の心が、彼女をこの椅子に縛り付けている。

 

 

 

 

 

 

 

「……っ、わかんない……わかんないから、離して……!」

 

 

 

「甘えるな。……君ならできるはずだ」

 

 

 

 

 

俺の手が、スカートの裾をゆっくりと捲り上げていく。 太ももの裏側、下着に近いきわどいラインに指が到達する。

 

 

 

「ひぅっ……!」

 

 

 

松下がガタッと机を揺らし、目を見開いた。 涙目で俺を見る。懇願の表情だ。

 

 

 

 

 

「お、お願い……そこは……っ」

 

 

 

「じゃあ、早く解かないと。……俺の指、止まり方を知らないんだ」

 

 

 

 

 

 

 

俺は容赦なく、彼女の太ももの一番柔らかい部分をつねるように愛撫した。 痛みと快感の境界線。

 

 

 

松下は声を押し殺すために唇を噛み、震える手で計算式を書き殴り始めた。

 

 

 

カツカツカツ……と、シャーペンの芯が紙を叩く音が、静寂の中に響く。

 

 

 

そのリズムに合わせて、俺の手も動きを激しくする。

 

 

 

 

 

「んっ、くぅ……っ……!」

 

 

 

「いい顔だ。……物理の勉強をしてる顔には見えないけどね」

 

 

 

 

 

 

 

俺は彼女の耳元に唇を寄せ、囁く。

 

 

 

 

 

 

 

「今の君、すごく可愛いよ。……俺の言いなりになって、必死に頭を動かしてる姿が」

 

 

 

 

 

 

 

松下の耳が真っ赤に染まる。 屈辱。恥辱。そして、男に支配されているという抗えない事実。 彼女の中で何かが削れ、何かが書き換えられていく。

 

 

 

 

 

 

 

「……で、できた……っ! これでしょ!?」

 

 

 

 

 

数分後。 彼女は震える文字で答えを書き終え、俺にノートを突き出した。 呼吸は荒く、額にはうっすらと汗が滲んでいる。

 

 

 

俺はノートを覗き込み、ニヤリと笑った。

 

 

 

 

 

 

 

「正解。……やればできるじゃないか、千秋ちゃん」

 

 

 

「……っ、ほんっっと、さいてい……」

 

 

 

「よく頑張ったご褒美だ。……解放してあげる」

 

 

 

 

 

 

 

俺は最後に、彼女の下着の端を指でピンと弾いてから、ゆっくりと手を引き抜いた。 松下はガクンと力を失い、机に突っ伏した。 肩で息をするたびに、甘い香りが漂う。

 

 

 

 

 

「……覚えておきなよ。俺は君の『実力』を引き出すためなら、どんな手段でも使う」

 

 

 

 

 

 

 

俺は彼女の乱れた髪を優しく撫でてやった。 彼女は払いのけなかった。 その気力がないのか、それとも——この歪んだ「指導」に、無意識のうちに依存し始めているのか。

 

 

 

 

 

「今日はここまで。……続きは、また今度ね」

 

 

 

 

 

俺は参考書を閉じ、席を立つ。 背後には、荒い息を整えながら、熱を帯びた瞳で俺の背中を見つめる松下千秋が残された。

 

 

 

 

 

図書館の重苦しい静寂が、二人の間の秘密を覆い隠していく。 彼女の堕落は、順調に進んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

          ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日の昼休み。 俺と松下千秋は、校内放送で呼び出され、生活指導室の前に立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

「……ねえ。なんであんたと一緒に呼び出しなわけ?」

 

 

 

 

 

 

 

松下が不機嫌そうに腕を組み、俺を睨む。

 

 

 

 

 

 

 

周囲の生徒からは「またあの二人だ」「何したんだ?」と好奇の目で見られていたが、ここに来た理由はもっと深刻なものだ。

 

 

 

 

 

 

 

「さあね。……愛の逃避行でも疑われたかな?」

 

 

 

「笑えないわよ。……心当たり、あるんでしょ?」

 

 

 

 

 

彼女の目は鋭い。 俺は肩をすくめた。 心当たりならある。俺たちのテストの点数だ。 俺も彼女も、目立たないように「平均点」を取り続けている。

 

 

 

だが、その「平均」の取り方が、プロの目から見ればあまりにも作為的すぎたのかもしれない。

 

 

 

 

 

「入るぞ」

 

 

 

 

 

俺はノックをして、ドアを開けた。 生活指導室には、煙草の紫煙が漂っていた。 デスクの向こうで、茶柱佐枝が退屈そうに足を組んでいる。

 

 

 

 

 

 

 

「失礼します」

 

 

 

「……来たか。掛けろ」

 

 

 

 

 

俺たちがパイプ椅子に座ると、茶柱は静かに資料を放り投げた。 それは、俺と松下の入学試験と、先日の小テストの回答データだった。

 

 

 

「単刀直入に言おう。……お前たち、実力を隠しているな?」

 

 

 

松下の肩がピクリと跳ねる。 俺は表情を変えず、とぼけた顔を作った。

 

 

 

「買いかぶりですよ、先生。俺はただの凡人です」

 

 

 

「ほう? 凡人が、難問の正答率と簡単な問題の正答率が完全に逆転するか? ……松下、お前もだ。これだけ綺麗に『平均』を狙うには、少なくとも最後の3問以外の全ての問題の答えが分かっていなければ不可能だ。」

 

 

 

 

 

「一ノ瀬、お前はすべての問題が解けている。松下、貴様も限りなくそれに近い。」

 

 

 

 

 

茶柱の鋭い視線が、俺たちを射抜く。 松下は冷や汗をかきながら、言葉を探している。

 

 

 

 

 

「買いかぶりです、たまたま難しい問題のヤマが当たったというか、逆に簡単な問題でも昔の勉強って私すぐに忘れてしまったりして……」

 

 

 

「言い訳はいい。……私が知りたいのは、お前たちがDクラスの『武器』になり得るかどうかだ」

 

 

 

 

 

茶柱が身を乗り出した、その時だった。 廊下から、コツコツという重々しい足音が近づいてくる。 茶柱の顔色がさっと変わった。

 

 

 

「……チッ、間が悪い。坂上か……あるいは真嶋か」

 

 

 

 

 

どうやら、他クラスの担任か、あるいは上層部の人間が近づいてきているらしい。 俺たちのような「不穏分子」を個別に尋問しているところを見られるのは、彼女にとっても都合が悪いようだ。

 

 

 

「お前たち、隠れろ」

 

 

 

「は?」

 

 

 

「誰かに見つかれば、余計な勘ぐりをされる。……そこに隠れていろ!」

 

 

 

 

 

茶柱が顎で示したのは、彼女が使っている事務机の下のスペースだった。 前面と側面が金属パネルで覆われた、足を入れるための狭い空間。

 

 

 

 

 

「ちょ、無理ですよ二人なんて!」

 

 

 

「早くしろ! 入ってくるぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

ドアノブがガチャリと回る音がした。 俺は躊躇なく松下の手首を掴み、机の下へと滑り込んだ。

 

 

 

 

 

「きゃっ……!」

 

 

 

「静かに」

 

 

 

俺たちは転がり込むようにして、薄暗いデスクの下に身を潜めた。 直後、ドアが開く音が響く。

 

 

 

「……茶柱先生。少しよろしいですか?」

 

 

 

「なんだ、真嶋先生か。珍しいな」

 

 

 

 

 

頭上から会話が聞こえる。Aクラス担任の真嶋だ。 だが、今の俺にとってそんなことはどうでもよかった。 問題は——この机の下が、異常なほど狭いということだ。

 

 

 

 

 

「……っ、ん……!」

 

 

 

 

 

松下が小さな悲鳴を噛み殺す。 大人二人が入るスペースではない。 俺たちは互いに体育座りのような格好で向かい合い、手足を絡ませるようにして密着していた。

 

 

 

薄暗がりの中、松下の顔がすぐ目の前にある。 彼女の太ももが俺の腰に当たり、俺の膝が彼女の股間に割り込んでいる。 極限の密着状態。

 

 

 

「……ち、近すぎ……」

 

 

 

松下が声にならない声で訴えてくる。 その顔は真っ赤で、涙目だ。 俺はニヤリと笑い、わざと顔を近づけた。

 

 

 

 

 

「仕方ないだろ。……動くとバレるよ?」

 

 

 

「だ、だとしても……位置が……!」

 

 

 

 

 

俺の顔は、彼女の首筋のあたりにある。 呼吸をするたびに、俺の熱い吐息が彼女の敏感な耳元やうなじにかかる位置だ。

 

 

 

俺は悪戯心を起こし、わざと深く、長く息を吐いた。

 

 

 

 

 

「ふぅ……」

 

 

 

「ひゃぅっ!?」

 

 

 

松下がビクンと体を震わせ、頭上の天板に頭をぶつけそうになる。 俺はとっさに彼女の後頭部に手を回し、衝撃を防いであげた。 ……そのついでに、彼女の耳たぶを唇で軽く食む。

 

 

 

 

 

「……っ!!??」

 

 

 

 

 

松下の目が限界まで見開かれる。 真上では、茶柱と真嶋が「特別試験のルール改正について」という堅苦しい話をしている。 その足元で、俺たちは背徳的な秘密の時間を共有していた。

 

 

 

 

 

「な、何して……っ」

 

 

 

「お礼くらい言いなよ。頭、守ってあげたのに」

 

 

 

 

 

 

 

俺はさらに顔を寄せ、彼女の鎖骨のあたりに鼻先を擦り付ける。 彼女から漂う、高級なシャンプーと制汗剤の混じった甘い香り。 そして、緊張による汗の匂い。

 

 

 

 

 

「……お願い……離れて……」

 

 

 

「無理だね。この体勢じゃ動けない」

 

 

 

 

 

俺は両手で彼女の腰をホールドし、自分の体に密着させる。

 

 

 

彼女の柔らかい胸が、俺の胸板に押し付けられる。

 

 

 

心臓の音が、互いに聞こえるほどの距離。

 

 

 

俺は再び、彼女の耳の穴に直接吹き込むように、熱い息を漏らした。

 

 

 

 

 

「……やだ、息吹きかけないでよ……!!」

 

 

 

 

 

松下が涙声で、必死の抗議をする。

 

 

 

だが、その手は俺の服を強く握りしめていた。 拒絶したいのに、突き飛ばせば上に見つかる。 その「共犯」の意識が、彼女をこの場に縛り付けている。

 

 

 

 

 

「……いい声だ。もっと聞かせてよ」

 

 

 

 

 

 

 

俺は彼女の太ももの裏に手を回し、指先でくすぐるように撫でた。

 

 

 

彼女は「んっ、ぅ……!」と声を押し殺し、俺の肩に顔を埋めて耐えるしかない。

 

 

 

生活指導室の事務机の下。 真嶋先生と茶柱先生の会話は、思いのほか長引いていた。

 

 

 

頭上からは、特別試験のルール変更に関する堅苦しい議論が降ってくる。

 

 

 

だが、そんなものは俺にとってBGMに過ぎない。 今の俺の全神経は、目の前で赤面し、涙目で震えている松下千秋に向けられていた。

 

 

 

 

 

 

 

「……んっ……ちょっと、動かないでよ……」

 

 

 

 

 

松下が極小の声で抗議する。

 

 

 

無理もない。狭い空間で二人が押し込められているため、俺が少しでも体勢を変えようとすると、身体のどこかが必ず彼女の敏感な部分に触れてしまうからだ。

 

 

 

 

 

「足が痺れてきたんだよ。……少し広げてくれない?」

 

 

 

 

 

「無理よ……これ以上、スペースなんて……」

 

 

 

 

 

俺は彼女の拒絶を無視し、自分の膝を強引に割り込ませた。 グイッ、と俺の太ももが彼女の両足の間を押し広げる。

 

 

 

 

 

「あっ……!」

 

 

 

 

 

松下は声を上げそうになり、慌てて自分の口を両手で塞いだ。 強制的にM字開脚のような体勢を取らされた彼女。 その結果——必然的に、ある変化が起きた。

 

 

 

制服のプリーツスカートが、重力と俺の足の干渉によって、ずるりと腰の方へ捲れ上がったのだ。

 

 

 

 

 

「……あ」

 

 

 

 

 

薄暗い机の下。 だが、俺たちの目は暗闇に慣れ始めていた。 机の前面パネルの下には数センチの隙間があり、そこから差し込むわずかな光が、彼女の股間部分をスポットライトのように照らし出していた。

 

 

 

図書館ではガードが固く、指で触れることしかできなかった『聖域』。 それが今、完全に無防備な状態で俺の視界に晒されている。

 

 

 

 

 

白く滑らかな太ももの奥。 そこに鎮座していたのは、女子高生らしい清楚な白やピンクではない。 繊細なレースがあしらわれた、大人びた黒のランジェリーだった。

 

 

 

 

 

「……へえ」

 

 

 

 

 

 

 

俺の口から、感嘆の息が漏れる。 松下もまた、俺の視線が自分の股間に釘付けになっていることに気づいた。

 

 

 

だが、彼女の両手は自分の口を塞いでいるし、足は俺の足にロックされて閉じることができない。

 

 

 

 

 

 

 

「図書館のリベンジ、成功だね」

 

 

 

俺は彼女の耳元で、楽しげに囁いた。

 

 

 

 

 

 

 

「……黒か。やっぱり千秋ちゃんは、見えないところにお金をかけるタイプだね。……すごくエロいよ」

 

 

 

「っ~~~~!!!」

 

 

 

 

 

松下は顔を沸騰させ、羞恥で涙をボロボロと流しながら首を横に振った。 『見ないで』『最低』『死ね』 そんな言葉が聞こえてきそうな表情だ。

 

 

 

 

 

 

 

俺はあえて視線を外さず、その黒い布地を目に焼き付ける。 さらに、自由になっている右手の人差し指を伸ばし、その黒いレースの表面を、ツンと弾いた。

 

 

 

 

 

「んぅっ……!!」

 

 

 

 

 

ビクンッ! と松下の体が大きく跳ね、頭上の天板に『ガンッ!』と頭をぶつけてしまった。

 

 

 

「……?」

 

 

 

上の会話がピタリと止まる。

 

 

 

 

 

「おい、茶柱。……今、下から音がしなかったか?」

 

 

 

「……気のせいだろう。古い机だからな、軋むこともある」

 

 

 

 

 

 

 

茶柱先生のナイスフォローが入る。 だが、その間も俺の手は止まらない。 恐怖で硬直している彼女の内腿を優しく撫で、強張った筋肉をほぐすように愛撫し続ける。

 

 

 

 

 

「よかったね、バレなくて。……でも、次はもっと『奥』まで見えちゃうかもよ?」

 

 

 

 

 

俺はスカートの裾をさらに指で持ち上げようとする動作を見せた。 松下は必死に首を振り、両手を合わせて拝むようなポーズをした。 『お願いします、許してください』という完全降伏のサイン。

 

 

 

 

 

 

 

プライドの高い彼女が、ここまでの屈服を見せる。 その光景は、黒い下着そのものよりも遥かに俺を興奮させた。

 

 

 

 

 

 

 

          ◇

 

 

 

 

 

 

 

数分後。 ようやく真嶋先生が退室し、ドアが閉まる音がした。

 

 

 

「……出てこい」

 

 

 

 

 

茶柱先生の疲れた声が響く。 俺たちは這い出すようにして、机の下から脱出した。

 

 

 

松下は髪も服も乱れ、顔は茹でダコのように赤い。 足元もおぼつかず、床にへたり込んでいる。

 

 

 

「……随分と激しくやり合っていたようだな」

 

 

 

茶柱先生が呆れたように俺たちを見る。 その視線が松下の捲れ上がったままのスカートに向けられていることに気づき、松下は「ひゃっ!」と悲鳴を上げてスカートを押さえた。

 

 

 

「……まあいい。疑惑については保留としておく。だが、あまり派手に動くなよ」

 

 

 

「肝に銘じます。……ほら、行こうか、千秋ちゃん」

 

 

 

 

 

俺は手を差し伸べる。 松下は涙目のまま俺の手を睨みつけたが、一人で立ち上がる気力もないのか、震える手で俺の手を握り返してきた。

 

 

 

廊下に出ると、彼女は壁にもたれかかり、荒い息を吐いた。

 

 

 

 

 

 

 

「……あんた、地獄に落ちればいいのに」

 

 

 

「残念ながら、俺たちの行き先はAクラスだ。……それにしても」

 

 

 

 

 

俺は彼女の耳元に顔を寄せ、ニヤリと笑った。

 

 

 

 

 

「黒、似合ってたよ。……次は脱がせてみたいな」

 

 

 

バシンッ! 乾いた音が響く。松下の平手打ち……ではなく、俺の腕を弱々しく叩く音だった。 彼女にはもう、本気で俺を拒絶する力は残っていないようだった。

 

 

 

 

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