都市は都市でも人格ストーリー世界線に来ちゃった 作:薬指〝笛吹派〝スチューデント
ところで私事なのですが、リンバス二ヶ月目にして漸く鉄道5号線を攻略する事が出来ました。
漸くここまでこれたかという感動と共に、次は鏡ハードだなという新たなる目標も生まれました。
後、鉄道のクリアターンについて一応語っておくと60ターンですね。
この身は裏切りと罪に満ちている。
心は黒く、何処までも深い深淵の中で彷徨う事を定められているのだ。
「何故ですドーセントよ、何故我らを狩るのですか?我らは同士ではありませんか!それなのに何故?何故我々を!?」
「すまぬな同士たちよ、この身は行進を...果て無き贖罪の行路を征かねばならぬのだ。」
また一つ命の灯火が消える。
...俺は、変われると思っていた。
かつてこの身は、路地裏の薄汚い乞食の1人であったのだ。
惑うこの身を、セブン協会の面々は暗がりから引き上げてくださった。
今度こそ誰かの役に立てるのだと、そう信じてやまなかった愚かしいこの身を呪いたい。
「先生、何処におられるのですか、どうか...どうか現れてこの身を、この罪深き咎に塗れた愚かしき身をお引き裂きください。
私はもう、己の裏切りに耐えきれぬのです。
何もかも壊してしまいました...何もかも、大切なものは全てこの手で壊してしまったんです。
だからどうか貴方の手で私を処断ください、そして私の事を...ずっと許さないで欲しい、それがこの身に許された唯一の贖罪なのですから」
貴方が欲しいのは、本当にそんなものなのかしら?
この身は、私はやがて2級フィクサーにまで上り詰めたが、そんなものはどうでも良かったのだ。
私は只々誰かの為たれとこの身に強い、そしてその果てにいつか辿り着くであろう光を見ていたのだよ。
だが、私は全てを台無しにした。
「ヨハン、ハンナ、汝らは今でも先生の傍らに寄り添っているのだろうか?
きっとそうなのだろうな、この身が汝らに許されざる裏切りを働き、汝らは人で在るを失った。
それが私の、久遠に許されざる咎なのだから」
ほら、もっと考えてみて?貴方にはもっと欲しいものがあった筈よ。
私を拾い上げてくれたセブン協会の面々も、私を友と呼び慕ってくれた何にも変え難い友人たちも。
そして、私の事を見出してくれた先生の事も...私は全てを裏切ってしまったのだ。
故に、私は贖罪の為に行進し続けなければならない。
それが例え、都市に苦痛を強いる事になったのだとしても、それがこの身に焼きついて離れない咎なのだから。
本当にそうかしら?貴方はもう充分に罪を贖ったのではなくて?今必要なのは自分が本当に欲しいものを知る事だと思うの。
貴方はどうなりたい?私にそれを教えて欲しいな。
『私は...誰にも許されぬ咎の渦で在り続けたい、そうしている間だけは、先生との繋がりを感じていられるから』
いつしかこの身は錆びた鋼鉄で出来た茨を身に纏うようになっていた。
頭の中に響くこの世のものとは思えない美しい声、それが囁く甘く心を溶かすような毒に私は身を預けるを選び、そしてこの周りを蠢く夥しい数の茨たちを統べる行進の長と成ったのだ。
でも、どうしてだろうか?心の奥底で、何処からか懐かしいあの2人が歌っていた2人の故郷の歌が聞こえて、その歌の端々には先生が泣いている声が聞こえたような...どうしてかそんな気がした
そんな折、この身は一人の男に出会ったのだ。
その男は青い装束に身を包み、白く長い髪を棚引かせる風格の在る男だ。
「君が『茨たちの主人』かい?随分と刺々しい姿をしているね」
「そうだな...今では私の事をそう呼ぶ者も多いと聞く、ところでその服装その手に持った得物...貴公もしや青を与えられた特色フィクサーか?確かそれを冠するのは『青い残響』だとそう聞いた」
「嬉しいなぁ、俺の事を知ってくれているんだね...凄く嬉しいよ。
俺も君の事は良く知っているんだ...その後ろの友達を連れて君の思う罪人たちの拠点を潰して回っているって、今日はそんな君に面白い話を持ってきたんだ」
眼前の特色が何を言わんとしているのかは朧げながら察しはついていた。
この男は今、各地で都市の脅威とされる者たちを集め、一つの目的の為に邁進していると聞く。
ならば、この身に声をかける理由など一つしかあるまい。
「君も知っていると思うんだけど、俺は今沢山の仲間を集めて最高の音楽会を開こうとしているんだ。
今のところ集まりは順調で、とても良い友達が大勢出来たし、何よりその中に俺の古い友達の事を知っているっていう友達もいた。
そして、君もどうやら俺の古い友達の事を知っているんじゃないかって話が出ているんだ。
君がこうやって行進を続けているのもその為なんだろう?」
「然り、行進は贖罪が為、この身の咎を雪ぐ為、我が恩師『曼珠』様に捧げる為のものだ。
故に、貴公の云う古い友達というのがもしあの方の事を指すのであれば、私は喜んで貴公に協力しよう。
それが、ともすればあの方に対する最大の贖罪になるやもしれんが故」
「うん、そう言ってくれて俺...凄く嬉しいよ、それじゃあ君の名前を教えてくれるかな?」
「名か...名乗らなくなって久しいが、我が仕えるべき相手となった貴公にはこの場で名乗ろう。
...私はエド、かつてセブン協会2級フィクサーにして薬指身体派のドーセントであった者だ」
【登場人物紹介】
『茨たちの主人/エド』
・前回で少しだけ言及されていた残響楽団の新メンバー、元は泣く子の代わりにこいつを入れる予定だったが、作者が勢いのまま泣く子をそのまま入れてしまったので、シンクレアがねじれる過程まで書くことになり作者は無事発狂した。
何気に今のエド君はねじれとE.G.Oの中間辺りとか云う一番美味しいポジションにいるのでがんばって頂きたい。
『青い残響/アルガリア』
・前回に引き続き絶好調な青キチ兄さん、図書館到達した時がめっちゃ怖い枠(作者の腕の見せ所やなぁ!!!)
解決済みの人格ストーリー(例えば握らんとする者)の後日談は必要ですか?
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