都市は都市でも人格ストーリー世界線に来ちゃった 作:薬指〝笛吹派〝スチューデント
むしろ感想がある方がモチベが高くなって話が進みます。
此処は、何処かのフィクサー事務所か?
「おっ?気がついたか」
うわぁ、何かありとあらゆる世界線で悉く可哀想な目にあいそうな顔のイケオジが目の前にいるよ。
「事務所の前で倒れておられたので、運び込んで治療しておきました」
「あぁ~、もしかして俺のこと親指か何かだと思ってる?もしそうなら違うから無理に敬語使わなくても大丈夫だぞ」
「そうか、親指相手に下手な口の聞き方したら偉いことになるって聞いてたからな...」
うん、見たことあるねそれ。
なんならそれが原因で親指と中指がドンパチやらかして仲裁頼まれたね俺。
くっそ面倒だったから二度とやりたくないです!!!
「まぁこんな服装してたら勘違いされるわなぁ、これはしまっておいた方が良いかねぇ」
着物を畳んで自前のポーチに放り込んでいると、イケオジこと〝グレゴール〝さんが会話を振ってきた。
「もしやそのポーチ四次元バッグってやつか?」
「合ってるよ、ちょっと色々あって貰ったんだけど色々と便利でね、こういう服装を変えなきゃ行けない時とか」
「お前さん色んな意味で凄いな、四次元バッグって物凄く高いんだろう?それを衣装箪笥代わりにするなんてな」
それは俺も思う
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気絶して倒れているこいつを見つけた時、最初は変な奴だなって思ったんだ。
黒のロングコートの上からまた黒色の着物を羽織ってるんだぞ。
その上頭には親指が被ってるような帽子、服装から黒雲会って連中の仲間なんじゃないかとも思ったんだが、細心の注意を払って本人に聞いてみたら違うらしい。
本人曰く、根なし草でふらついてたら腹が減ってぶっ倒れたんだと。
どうにも嘘臭いが、不思議と悪いやつには見えないのは何故だろうか。
「おかげで助かったよ、ん~...何か手詰まりになってて期限がヤバい仕事とかあるか?」
「あるにはあるがどうした?」
「いや、助けて貰った礼として幾らか手伝いをも思ってな、まぁこんな怪しいやつ信用出来ないって思うかもしれないが、その場合もある程度の謝礼を置いて此処を後にさせて貰うよ」
「...実は一つあるんだ」
うちの事務所がかなり手を焼いてる仕事ではあるが、なんだかこいつならやれる気がする。
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「血鬼の討伐ねぇ、あいつら耐久力きっしょいから苦手なんだよなぁ...まぁ請け負ったからにはちゃっちゃと片付けるか」
『なんなのだ貴様は...!』
炎拳事務所でグレゴールに頼まれた仕事、それは第六眷属相当の血鬼討伐であり対象は目の前で達磨になってるこいつだな。
あの事務所連中ならこの程度の血鬼は余裕だと思うんだが、どうにもこいつは逃げ足が速くて倒そうとする度に逃げられたもんだから、とうとう依頼の満了期間が見えてきてしまったんだと。
『貴様ぁ...!この我にこんなことをして只で済むと?』
「いやお前血鬼の中でもだいぶ弱い方の第六眷属だろう?
見たところ血袋も眷属も連れてないうえにその様子だとフィクサーどもに追い回されてろくに血も飲めてないな。
そんなざまのお前が何かをしたとして、何がどうしたら俺が只では済まない状況に陥るというのかね」
まともに血を纏えておらず肉体の異形化、典型的な弱った血鬼の特徴だが...少々嫌なものを感じるな?
「...あぁなんだ、お前本体じゃないのか」
『!?』
「お前、その肉体は意識の運ぶために作ったかりそめのものだな?血袋がいないのは自分から切り離した分体を使って血を集めていたからか。
それで第六眷属相当というのであれば本体は、はぁ...だいたい第三眷属相当ってところか?親世代の第二眷属や第一眷属連中には黙っておいてやるから暫く大人しくしてろ...あっ、この分体は俺の方で処分しておくから気にすんな」
『よくわからんが、貴様中々話のわかりそうな奴だな?此度の事はしかと我が脳髄に刻み込んでおくとしよう』
「嗚呼、本当に面倒だな...涙が出ちゃいそうだよ俺」
あのさぁ、なんで俺の周りにはこんなやつばっか湧いてくんの...はぁ、すっごい迷惑なんだがこの分体を処分するか。
「そんじゃスパッとな」
首刎ね完了、お仕事終わりっと。
なおこの後ハナ協会にお前誰やねんとめっちゃ詰め寄られる模様(※実績も0になってました)
【登場人物紹介】
『グレゴール』
・ありとあらゆる世界線で悉く酷い目にあってる可哀想なイケオジ、プロムンに出てくる良い人そうなおじさんは大体酷い目にあってるけどこの人は特に可哀想、でも作者のリセマラ中に君ばっか出て人格偏りまくったのまだ許してないからね。
・何故か口調がいまいち掴めない
『主人公』
・あくまでも観測(人格ストーリー)世界限定で消し飛ばして無かった事に出来る、でも代償を払えば基軸世界でもある程度は無茶が出来るらしい、ただしどちらの場合も世界線を消し飛ばす際にその間に起こった全ての苦痛が本人に振りかかるというクソデカデメリットが存在する。
・死ぬと別の世界線で肉体が自動生成されてリポップする(この際本人の過去やらもある程度捏造されて生成されるが実績は消え身につけているものだけが残る)