神と獣とそして知恵   作:白鐘さん

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神と獣①

「ねぇ、悠、おい悠!」

「はっ!な、なに?いきなり。」

「さっきから、ずっと呼んどったんやで。」

と、きれいな関西弁で言ったのは、親友の亮介だった。

「あっ、マジ?ごめん……今日の授業のこと考えてた。」

そう答えたのは、将来ゲームクリエイターを目指す、超ゲーム廃人の、悠

「ああ、獣《ザ・ビースト》の話し

しとうた授業か?」

「うんそれ、ちょっと気になってね。」

「獣は人間に似てるんやけど、獣耳と尻尾がついとるんやったっけ?」

「うん、それと、獣《ザ・ビースト》は超人的なパワーと、超人的な、身体能力を兼ね備えてる。」

悠は、ゲームをしながら、答えた。

「あと、対外のことでは死なない。」

「獣って、ホンマに化け物やんな。」

「そだな。」

「おい!お前なに、飛び出してんだよ!」

悠がゲームをしながら飛び込んでしまったのは、赤になってる信号だった。

「プーーーー!!」

そこに軽トラが勢いよく突っ込んできた。

「悠!」

「うわぁぁぁぁぁぁ!」

「ガシャン!」

軽トラはぐしゃぐしゃに潰され爆発したが、悠は、傷一つついてなかった。

「何が起こったんや?!」

亮介は冷や汗をかいて、悠を見た。

「お前、獣なんか?」

「違う!オレは違う!!」

悠はおびえていた。

(オレが獣?な訳ないよな、獣だったら、科学者に売買されてるか、殺されてるか、のどっちかだもんな。)

「確かにそいつは、獣《ザ・ビースト》じゃないですよ……。」

科学者の白衣をまとった、20歳くらいの、青年が不快な笑みをこぼした。

「やっと見つけたよ。世界に20人、この、能力育成都市には、1人しかいない、∞《インフィニティ》クラスの、能力者。」

「おい!それって、ここにいちゃいけないんちゃうか?」

「確かに、ここにはいちゃいけないね、

∞クラスの能力者は神級の能力者、いつ、どこで、なにをするかわからないから、すぐに、処刑と言われてるんです。」

「何の根拠で、オレが∞クラスって言えるんだよ!」

悠は、おびえながら怒鳴った。

「あんな、車が爆発して、お前のその範囲焦げてないだろ?お前の能力は、空間を操るもの、まぁルームマスターです。試しにやってみましょう。」

青年はポケットから拳銃を出し、悠に銃口を向けた。

「バン!」

青年は発砲した。

目の前の悠は無傷だった。

「うわぁぁぁぁぁぁ!オレは人間だ!」

悠は走り出した。

「はぁはぁはぁ………。バタン!」

悠は、玄関で倒れ込んだ。

「ふつうだったら…あそこから走っても疲れないはずなのに……。」

悠の目の前が真っ暗になった………。

 

 

3日後

噂は瞬く間に広まった。

悠は、部屋に閉じこもってしまった。

外では、悠を科学者達に売ろうとする人でいっぱいだ。

(どうやって逃げ出そうかな……。)

「とんとん。」

部屋の外側から、ドアをノックする音が聞こえて……

「ゆうにぃ………大丈夫……?」

そう答えたのは、妹の凛だった。

「おい、凛…お前もオレを……売ろうとするのか?」

「違うよ!凛はゆうにぃと一緒にいたい……。長い時間……。一緒に逃げよう。」

「ありがとう、凛………。でも無理だ。お前を巻き込むことはできない…。

ごめん。」

悠は凛の頭を撫でて、腹を殴った。

「バタン、」

凛は気絶して、倒れた。

「ごめん、凛………お前を巻き込みたくないんだ………凛のおかげで、決心がついたよ………。」

悠は玄関の反対の窓から、外にでた。

悠は走り出した。

「あれ、∞クラスの能力者じゃね?

捕まえようぜ!!」

「待てよ、実験台!」

前からも悠を捕まえようとするやつ達が走ってきた。

悠は挟まれた。

「はぁはぁ…」

1人の大人が、バットを振りかぶった。

(やば、空間の壁を作るしか…なっ…体力が消耗して。能力が使えない…)

悠は、ヤバいと思ったのが最後だった。その瞬間周りには大爆発と、爆音が聞こえた。目の前には、凛がいた。

煙から出てきた凛の姿は、狐の耳と九本の尻尾が、あった。

「凛おまえ…」

「ゆうにぃは……凛が守る……!」

凛の姿は…獣だった

「ゆうにぃ、化け物は、化け物なりに暴れよう…」

 

 

 

 

 

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