神と獣とそして知恵   作:白鐘さん

2 / 8
神と獣②

「はぁはぁ…ああ疲れた……。」

「こんな雑魚相手に疲れるとは…。」

「ゆうにぃ…こっちも終わったよ…。」

「凛お疲れ…。」

「じゃあ、行こうか……。」

「ゆうにぃ…どこ行くの?」

「ん?…ああ…とりあえず前いろいろあった科学者のとこ。」

「どこにいるかわかるの?」

「白衣に校章のバッジがついてたから、その校章のバッジを検索した訳さ、ほら。」

悠はバックからノートパソコンを出して、凛に画を見せた。

「この人が、いろいろあった科学者?」

凛は画面を見て言った。

「まぁな…」

「凛!」

悠はまじめな顔になった。

「これから凛を危険な目にあわせるかもしれない……。それでも付いて来ると言うなら、付いて来てもいい。嫌なら付いて来るな。わかったな。」

「凛は、ゆうにぃに付いていく。

凛とゆうにぃは、ずっと一緒だから……。」

凛は顔を赤くした。

「凛ありがとう。にいちゃん信じてるぞ。」

と言って、凛の頭を撫でた。

「じゃあ行くか。」

「うん。」

 

「まずは、大切なものを買いに行くぞ。」

「ご飯だけで十分だよ…ゆうにぃ…。

無駄なもの買うと金な無駄遣いになるよ。」

凛は怒り気味に言った。

「わかった。わかった。ご飯だけね。」

「それでよし…ゆうにぃすぐ無駄遣いするから凛が買ってくる…ゆうにぃは外で待ってて…。」

「はいはい…」

そう言って悠は外でノートパソコンを開いて資料に目を通した。

「ああ。そういうことか。」

「なにが、そういうことなの?」

買い物袋を持った凛が、戻って来た。

「それは、後だ早く行くぞ。周りの人を見ろ……。」

凛は周りを見渡した。

「噂は広まってるだろ?俺らの顔はもう知られてるんだよ。」

悠は凛の耳元でささやいた。

「行くぞ!」

悠は凛の手を引っ張って走り出した。

後ろからは追ってくる人が、大勢いた。

悠達は商店街の人ごみを駆け抜けて、なんとか振り切って裏路地に入った。

「はぁはぁ…ここなら大丈夫だろ…。

まずは、いろいろ整理しよう。」

「はい。」

凛は飲み物を取り出し、悠に差し出した。

「ありがとう。」

飲み物を受け取り、飲んだ。

「じゃあまず、俺らは、この、町で

は、もう有名人だ、悪い意味で。

俺らを捕まえる人達まぁ、敵か、敵が来ても逃げるだけだ、戦ってるとき、かなりの人の数が来たらどうする?体力が消耗するだけだ。

まぁもし能力者が、来て逃げ切れなかったら、戦うけどね。」

「凛、獣化するだけで疲れる。」

「まぁ、もともとは人間だからね。」

 

「やあやあ、君たち何してるの?

ここは俺たちの縄張りだぜ…ウヒヒ。」

そこには3人の不良がいた。

「兄貴、こいつら金になる奴じゃないすか?」

「あの化け物か!売り飛ばそうぜ!」

「凜、逃げるぞ!」

悠と凜は、荷物を持って走り出した。

「ほら待ってよ、化け物さん達。」

「ここの裏路地分かれ道多すぎだろ。」

「ゆうにぃ、入り口一個しかない!」

「は?さっき入って来たところしかないの?」

「うん…しかも方向逆…。」

「それ今言うなよ。」

その時前から炎が迫ってきた。

「ヤバっ!」

悠は凛の手をつかみ、分かれ道を右に曲がった。そこには不良のリーダーが立っていた。

「まじかよ、」

悠は冷や汗をかいて後ろに走り出そうとしたが、そこはもう火の海だった。

「これは戦うしかないか。行くぞ凛。」

「…うん…。」

凛の頭には狐の耳腰よりちょっと下には九本の尻尾が出現し、獣化した。

「この、無能力者、凛達の邪魔するなぁぁぁぁぁぁぁ!」

不良に飛びかかった。

「読み通り…ヒヒヒ。」

不良の手から炎が出現した。

「誰が、無能力者だよ!!」

と言って凛に炎を当てた。

「うわぁぁぁぁぁぁ!」

「凛は壁に叩きつけられた。」

「大丈夫か!凛!」

「次はお前だ!」

「こっちもやっと能力を分かってきたんだ。」

「テメーを叩き潰して、科学者に売りつけてやるよ!!」

悠に向かって炎が、飛んできた。

─炎に飲み込まれた。

「ざまぁねぇな∞クラスの能力者も、こんなものか。」

「うるせぇよ!」

炎の中から声が聞こえた。

「俺は空間を操るんだよ、テメーの炎とは比にならないんだよ。」

悠は手を挙げて、指を鳴らした。

「パチン!」

不良の目の前には悠がいた。

「うわぁぁ!何で目の前にお前がいるんだよ。」

「ん?テメーとオレの間の空間を消したからだよ。」

「くそが!」

不良は殴ろうとしたが、そこにはもう悠は、いなかった。

「あ、あれ?」

「後ろだよ。」

不良は後ろを向いた。

「何で一瞬のうちに後ろにいるんだよ!操るのは空間だけだろ!」

「そうだよ。まぁ、テメーに教える義務ないけど…じゃあね。」

と言って指を鳴らした。

─不良は消えた。

「消えた…。」

凛は驚いた様子だった。

「大丈夫か?」

「うん…。ゆうにぃ何で消えたの?」

「あいつの周り半径三センチの空間ごと消したから。あいつが今いるのは、歩けないし、時間もないからお腹もすかない、死なない、ただの孤独の世界。」

「じゃあ、さっきはどうやって、回り込んだの?」

「時間ってのは、空間がなきゃ存在しないんだ、だから、オレの周りに空間の壁を作って、壁の中の時間を一秒から三秒に変えて、本当の時間の単位は1、2、3、だけど壁の中は、3、6、9、っていう、秒数に変えたから、オレは同い年とは9秒違う。」

凛はポカンとしていた。

「オレは凛が無事でなにより……だ。」

─悠は倒れた。

 

 

 

「はっ!」

悠は、目を覚ました。目の前には蛍光灯があった。

「やっときがついたね、ゆうにぃ。」

「お兄さん、ゆうにぃ起きましたよ。」

「ホントですか…起きましたか。」

ゆうにぃの目に飛び込んできたのは、3日前に話しかけられたら。白衣を着た青年だった

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。