神と獣とそして知恵   作:白鐘さん

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殺人鬼取締計画③

「ターゲット確認。ただいまから、実験を開始し、データ以上であれば確保します。」

─殺人鬼たちは、セリフを揃え、悠に向かっていった。

1人の殺人鬼が悠に殴りかかろうとした瞬間、殺人鬼の腕が消えた。

 

「あまいんだよ、殺人鬼さんたちよ。

俺は、空間を操れるんだよ。

いくよ………。」

 

「エクスプロージョン…………。」

と言って悠は腕を振り下ろした。

─殺人鬼達は一斉に倒れた。

そう、悠は殺人鬼の肺の空間に爆発を起こし、煙で二酸化炭素を発生させ、息を出来なくしたのだ。

 

「さすが、暴走させただけの、能力者だね。」

悠は帰ろうと振り返った。

「がはっ!」

悠は血を吐いた。背中から腹部を貫通させ、細い鉄柱が刺さっていた。

「そういうことね。油断して空間の壁を解除しちゃったんだ。なんてバカなんだろ。」

悠は鉄柱を抜きながら笑った。

「違うんでござるよ。」

頭の中から声が聞こえた。

「今悠殿の頭に声が聞こえるのは、仲間の能力【テレパシー】を使ってるからです。まぁせっしゃ能力は、テレポートなので、仲間のテレパシーを使って、悠殿の位置を確認して、鉄柱をテレポートさせたのですよ。」

「誰だか知らねぇが、やってくれるじゃねぇかよ。そもそもどうやってオレの空間の壁を通り抜け鉄柱を、刺した。」

「それはですね。悠殿の空間の壁は壁の表面だけが、バリアなので、壁の中にテレポートしちゃえば、終わりでござるよ。テレパシーさえ使えば、場所を特定できるから、大丈夫でござる。

今日は見逃してあげるでござる。バイバイでござる。」

といって、頭の中の声が聞こえなくなった。

「舐めやがって……。」

悠は、フラフラしながら光と凛の所に帰った。

 

「ただいま……。」

「おかえり…ゆうにぃ。」

悠の姿を見た凛は、驚きを隠せなかった。

「ゆうにぃ!大丈夫?!お腹から血が出てるよ!

ちょっと!ひっか来て!!」

「なんですか、凛さん。」

「悠さん大丈夫ですか?!」

「まぁな、」

「何でこんなことになったんですか?!」

「詳しいことは後だ…ハアハア…早く治療を頼む………ハアハア…。」

「そうですね。すいません。じゃあ今から治療を始めますね。」

「頼む……。」

「瞬間大魔法治療術!」

光が、そう唱えると、悠が横になっている。床にエメラルドグリーンの巨大な、魔法陣が現れた。

「すごい………。」

凛は、悠に近づき。悠の手を握った。

悠の傷はほんの数分で元通りになった。

「サンキューなひっか。」

「はい。」

「ひっかって能力って言うより魔法だよね。」

「僕らは先祖代々、魔法陣に詳しくて、魔法は昔から伝わる僕らの技能なんです。話を変えますが、なにがあったんですか?」

「ああ………それはだね。」

─悠は、二分ほど説明した。

 

「そういうことですか……。」

「テレポートと、テレパシー……チームワークすごい。」

「でも、敵にはまだ他の仲間がいると思う。」

「この話は、明日にしましょう。」

「なんで?」

凛と悠は同時に言った。

「まあまあ、大事な話があるから。」

「うん…。」

「またまた話が変わりますけど、明日から、ここが悠さんと凛さんが通う学校になりますので。」

「えぇぇぇぇ!?」

悠と凛は同時に言った。

「この学校だと、みんな集まれますし、内密さに話しやすいので、裏で手を回しときました。」

 

 

「今後ともよろしくお願いしますね。」

 

 

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