ロングラン・スリーピース・アリス・コンプレックス   作:電動ガン

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ロリになっちゃった?


第6話 見えない弾丸

ある日の給食の出来事。この学校、給食が豪華。いや、超豪華で、前にネットニュースで給食のからあげが小学校低学年は一個、高学年は二個でもはや虐待なんてニュースを見たことがある。それと比べるとここ。都立国浜寺第四小学校という学校はご飯が山盛り。お茶か牛乳か選べる。からあげなら6個。デザートに毎回プロテインプリンが付くという一般小学校からしたらなんだこれと言う給食を繰り出していた。特にこの学校は富裕層向け学校なのかと月島先生に聞いたことがあるが別にそう言うことは無いと言っていた。謎。

 

「給食が美味しいのは助かりますね。」

 

「ですねぇ・・・私の頃の給食ってコッペパンに脱脂粉乳でしたから。」

 

「私の頃はもう少しレパートリがあった気がします。」

 

もぐもぐもぐ。美味い美味い。給食も悪くないな。残さず食べて、ごちそうさまでした。

 

「うー結構お腹膨れますね・・・」

 

「そりゃそうですよ私達物理的に小さくなってるんですから。」

 

「還暦間際の胃と比べたら万歳出来ますよ。男だった頃はもう油物がキツくてしょうがなくて・・・・・・大好きなトンカツが食べれなくなってました・・・・・・」

 

「小屋津さんもですか・・・・・・私もラーメンが大好きだったんですがスープを飲み干せないって気づいてからは控えるようになりましたね・・・・・・」

 

「あはは・・・・・・」

 

おじさんトークやめてくれ。聞いてるのが月島先生だけだからいいけど。バレるバレる。

 

「若い体っていいですなぁ・・・・・・」

 

「ほんとです。」

 

「というか・・・・・・俺聞いてなかったんですけど・・・・・・この体ってちゃんと成長するんですか?」

 

「しますよ。安心してください。私は去年より4センチ身長が伸びてます。」

 

「私もですよ。ちゃんと成長期の体です。」

 

「そうなんですね・・・・・・」

 

良かった・・・・・・ずっと子供のままかと思った。するとコンコンと休憩室のドアがノックされた。

 

「はーい。」

 

小屋津さんが開けるとそこには・・・・・・デカイ人影。まじでデカイ。えっ。誰。

 

「ここに古畑はやてがいると聞いたんだが。」

 

「え、うっ、うえ、はい。俺、です。」

 

「おー!君か!!私は荒浪権蔵だ!!君の担任だ!よろしくな!!!」

 

「あ、担任の・・・・・・先生・・・・・・」

 

荒浪権蔵と名乗った先生はまるでゴリラの様なデカイ風貌。ジャージを来てサンダルを履いてる。なんか高校の体育教師みたいだな。

 

「いやー給食は食ったか?」

 

「あ、はい。」

 

「そうか。そうか。特に大した用じゃないんだが。編入した生徒がいるって言われてな。顔も見たことないんじゃあこの先困るだろうと思ったんだ。よろしくな。」

 

「ああ・・・・・・はい。」

 

「教室に顔を出したくなったらいつでも待ってるから。はやてと同じアルビノの子もクラスにいるしな!」

 

「!?」

 

嘘だろ!?アルビノって2万人に1人だぞ!同じ学校で同じ学年で同じクラスになるってどんな確率だよ!!!

 

「それじゃ顔見せは済ませたから私は戻る。何かあったらいつでも頼ってくれ。」

 

「わかりました。」

 

そう言って荒浪先生は戻って行った。急に来たからびっくりしたがなんかこちらをなんも詮索せんし変な目で見る様子も無かった。

 

「あの人が荒浪先生ですか。」

 

「デカかったですね〜」

 

「まぁ悪い人じゃなさそうですし。」

 

「ですね。」

 

「さて午後は何しましょうか。」

 

「うーん・・・」

 

「とりあえずドリルだけはやっておかないと。」

 

俺たちは一応小学生なんだから。

 

・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

午後、だらだらとドリルをやりながらスマホを見ていると、ふと小屋津さんが目に入った・・・・・・そういえばなんでこの人着物なんだ。

 

「あの、小屋津さん。」

 

「はい?なんでしょう。」

 

「あの・・・・・・なんでいつも着物なんです?」

 

「ああ、これですか。」

 

小屋津さんがひらひらと袖をはためかせる。

 

「これはですね。まず妻が呉服屋の娘なんですよ。妻の実家の呉服屋自体はもう店を畳んでいるらしいんですが小規模の依頼を受けてるらしいんですね。それで異人変化症になった時に変化した性別に合う服を着てくださいって言われて、それならと妻が発奮しまして。子供用の着物をどこからかいくつも持って来たんですよ。着付けも妻が出来るのでもう好きにしてくれと全部妻に任せているんです。」

 

「なるほど・・・・・・」

 

「そういう古畑さんもいつもワンピースじゃないですか。いくつワンピース持ってるんです?同じの着てきたところ一回も見てませんよ。」

 

「ああいや、これは母が好きでいつのまにか大量に持って来たんですよね・・・・・・まぁワンピースは着るのも楽ですし洗うのも簡単で良いですよ。トイレもしやすいですし。というか小屋津さんトイレどうしてるんですか。」

 

「コツがあるんですよ。それさえ掴めば汚しませんよ。」

 

「へぇ・・・・・・」

 

「・・・。」

 

横を見ると夜ノ森さんがそわそわしている。聞いて欲しいんだな・・・・・・

 

「夜ノ森さんも服ずっとロリータですけどそれどうしてるんです?」

 

「わ、私はですね。義姉がいるのですが、義姉が後見人になって私の面倒を見てくれていて、医者に変化した性別に合った服を着る様にと言われたら義姉が可愛い服なら任せろとどこからか大量にチャイルドロリータを持ってきて・・・・・・それを着てます。」

 

どこも世話してくれる人が大量に持ってくるのは一緒だったか。まぁおっさんの俺たちに女児の服のセンスなんて無いからいいか。

 

「服は困りますよね・・・・・・まぁでも子供服なんてのは保護者が選ぶものですからね。」

 

「ですね・・・・・・」

 

「持って来てもらえると助かりますね。」

 

するとキンコンカンと予鈴が鳴った。放課後だ。

 

「終わりましたね。」

 

「今日はスターボックスでコーヒー買って帰りますか。」

 

「俺はちょっと本屋行って帰ります。」

 

テーブルの片付けをしてシール帳を出しておく。あまねちゃんとさやかちゃんが来るだろうし。そしたら夜ノ森さんがゴソゴソとランドセルを漁りながらこっちを見ている。

 

「古畑さんは読書します?」

 

「俺ですか?ぼちぼち・・・・・・漫画読んでたまに興味ある小説とかですね。」

 

「そうですか。いや実はオススメの本があるんですよ。」

 

「へぇ。」

 

「これです!プロジェクト・メイル・メアリー。すごく面白かったので広めたいんです。」

 

「どんな本なんです?」

 

「小説で、SFです。これ以上の事はネタバレになるんでお話し出来ません。」

 

「それはすごそうな・・・」

 

「お貸しするので是非読んでください。」

 

「じゃあお借りします。」

 

「どうぞどうぞ!」

 

ブックカバーをかけられた本をちょっと捲る。うお文章量。家に帰ってじっくり読むか。するとコンコンとドアがノックされた来たな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あまねちゃんとさやかちゃんが来たのでお菓子を食べながらシール帳を眺めた。最近は2人とも収穫無しだそうで新しいシールは無い。なので俺のオーダーメイドシールをあまねちゃんのぷっくりドロップシールと複数交換し、さやかちゃんと春のパン祭りのシールを交換した。

 

「そういえば・・・・・・あまねちゃん。」

 

「はい?」

 

「あまねちゃんって何年生?」

 

「私は3年生です♪」

 

「あたし!あたし5年生!」

 

「さやかちゃんは5年生なんだ。」

 

意外だ。逆だと思った。あまねちゃんの方が身長でかいし。お姉さんな感じするし。さやかちゃんは姫カットロングで大人しそうな印象受けるのに元気っ子だしなぁ。

 

「へー。」

 

「ふふ!」

 

「あー信じてないなー」

 

「信じてる信じてる。」

 

「さやかちゃんパイの果実無くなっちゃいますよ。」

 

「わ!食べる食べる!」

 

パクパクとお菓子を頬張るさやかちゃん。これを見るとちょっと5年生のお姉さんには見えないな。

 

「あ、そうだ。」

 

「どうしたのあまねちゃん。」

 

「はやてちゃん。」

 

「うん?」

 

「はやてちゃんのお家に遊びに行っても良いですか♪」

 

「・・・・・・え?」

 

まじ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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