牛山緑 牛牧場の牧場主 通称緑牛。鉄板焼きやサカズキの作る料理に心酔し、崇拝者となる。
盃犬太サカズキ 高級鉄板焼き店レッドドッグの店主。
藤山一休 広域指定暴力団天竜会若頭 通称藤虎。盲目のヤクザで、ロシアンルーレットで無敗の男。壺振りヤクザの坪山(ゾロ)の兄貴分。
斎藤マル子 男なのにマル子と名付けられ、グレてパイナップル頭にしてしまった大不良。性格が良いので後輩から非常に好かれている。
金山太郎 戦桃丸。先日マルコ達のグループに入った少年で、マルコから可愛がられている。
天田尊 ドンキホーテロシナンテ。裁縫工場の二男で、最近ミシンで工場が軌道に乗りごきげん。
獣原虎男 トラファルガーロー 通称トラオ。解体ショーが軌道に乗りごきげん。
サカズキと緑牛はバーマキノで飲んでいる。
緑牛(俺はだいすきなんだ!あんたの徹底的なスタイル! あの見事な鉄板焼きスキル 肉の旨味を全部閉じ込めちまう!誰にでも出来ることじゃねえ!
サカズキ(まあわしもこの業界長いけぇな そこまで信望されると照れるがな
緑牛(なのにクザンの野郎! あんたが大切にしていたひばりを殺した!許せねえよ俺は
サカズキ(わしだって許せんよ あの糞野郎 三途の川見しちゃらんと気が済まん 元々鉄板焼き屋でアイスを売ると言うだけなのになんでこうなった
緑牛(俺はあんたの味方だ 何かあったときは俺もクザンと戦うからよ 任せてくれ!俺達は親友だ!
サカズキ(ああ 頼りにしとるでぇ
カラン!入口のベルが鳴った
盲目の男性が杖をつきながらやってきた
マキノ(いらっしゃいませー!こちらにどうぞ マキノさんが藤虎の腕を掴みながら案内する
藤虎(ありがとね 気を使っていただいています
マキノ(いえいえ お客さんですもの
カラーン!またベルが鳴った
マルコ(戦桃丸 今日もありがとな いっぱい食っていいよい!
戦桃丸(うん わいおにぎり食べる!
マキノ(いらっしゃーい 二名様ですね こちらにどうぞ 藤虎の隣の席に案内する
二人は座る
マルコ(注文してもよいですかよい?俺はビールと焼き鳥、こっちの子にはおにぎりとオレンジジュースをお願いするよい。
マキノ(はーい ちょっとまってくださいねー
マキノは食事の準備をする。
藤虎(こりゃあ ちいさな童の声だなあ 失礼ですが弟さんですかい?
マルコ(いや 違うよい まあ弟みたいなもんだよい。
藤虎(さいですか...小さなお子さんの面倒を見ているのですね。良い人に見えます。私は藤虎と申しやす。
マルコ(俺はマルコ こっちは戦桃丸だよい。
藤虎(マルコさんと戦桃丸さんですか 覚えました。ここで出会ったのも何かの縁だ。少し話し相手になってくれませんかね?
マルコ(ああ構わないよい。
三人は他愛のない談笑で笑っている。
マキノ(はい おまたせ ビールと焼き鳥 それからおにぎりとオレンジジュースね。
トン!マキノがテーブルに料理と飲み物を置く。
戦桃丸がすかさずがっつく。
戦桃丸(うまい!わい腹が減ってたんだ!
マルコ(もっとゆっくり食べろよい 誰もとらねえだろうよい!
藤虎(はっはっは 元気な子だ!
サカズキ(マキノさんお勘定頼む。
マキノ(はい ありがとうございます。
サカズキは勘定を済ませると酔っ払った緑牛に肩を貸しながら店を出て行った。
マルコ(ところで藤虎さんはなんの仕事をしてるんだよい? 俺は鳶をやってるんだよい。
藤虎(さいですか わしは人様に言えるような仕事はしていません。日陰ものですわ。
マルコ(...ヤクザもんかよい?
藤虎(ええ こんな目でやすが 天竜会の代貸やってまさあ。
マルコ(天竜会!? いや あんたには関係ないよい。
藤虎(どうしたんですか?
マルコ(いや この前天竜会の賭場でうちの子分連中が両腕切られちまったよい。まあイカサマしたあいつらが悪いんだがよい。
藤虎(まあイカサマはいけやせんが 両腕とはやりすぎですな。ちなみにどちらさんにやられたんですか?
マルコ(天竜会の奴じゃなくてよい イム教から派遣されてきているボディーガード。ガーリングって奴だよい。
藤虎(さいですか....まあイム教の連中はやりすぎでやすからね わしも以前揉めたことがあるんでさあ 親分にとめられやしたがね。
マルコ(そうかよい あんたはヤクザだがいい人みたいだよい。これからもよろしく頼むよい。
藤虎(こりゃあ若い友達ができやしたね。どうぞよろしくお願いします。戦桃丸くんもよろしく。
戦桃丸(うん!
カラーン!
黄猿(黄猿の高速デリバリーだよー おまたせしました。ガーリックミートお待ちで。
マキノ(はーい。
先程藤虎が戦桃丸の為にピザを注文してくれていたのだ。
戦桃丸(藤虎さん ありがとう!
藤虎(育ち盛りだから、たくさん食べなさい。
戦桃丸(うん!
戦桃丸ががっつく!もぐもぐもぐ。
マルコ(黄猿!ドライジーネを譲るんだよい!
黄猿(これはマルコくんー これは商売道具なんだよー。
マルコ(俺の分も作ってくれよい 暴走したいんだよい。
黄猿(勘弁してください。ドライジーネで暴走なんてされたらわっしの面目まるつぶれだよ。あれは大事な飛脚の足なんだから。
マルコ(200万ベリーまでなら出すんだよい。本当に欲しい理由は以前白逃げに200万ベリー騙されて奪われて逃げられたんだよい。だからあいつに追いつくためにドライジーネがほしいんだよい。
黄猿(無理無理、わっしの高速のドライジーネでもあいつを捕まえるのは至難の業だよー。わっしだって白逃げを追いかけてるんだからねー。
マルコ(そうだったのかよい。
マルコは納得したのかうなづき、黄猿は去っていった。
カラーン!
シャンクスが帰って来た。
シャンクス(マルコー!久しぶりだな。
マルコ(赤紙か。久しぶりだなよい。
以前シャンクスが財布を落とした際にマルコが拾って海軍支部に届けてくれた縁で二人は仲が良い。
シャンクスも戦桃丸を挟んでマルコの横に座り、楽しく談笑している。
シャンクス(今日は何も起きなくて平和だな。
マキノ(うふふ、たまにはこういう日もあっていいでしょう。
シャンクス(そうだな!
カラーン!
ロシナンテとトラオが入って来た。
マキノ(あら、二人とも久しぶりですね。
ロシナンテ(うちの裁縫工場もミシン入れてから景気よくなってよ、トラオの解体も順調でな、たまには飲もうじゃないかと二人で来たんだ。
トラオ(マキノさん、久しぶりですね。
マキノ(トラオくんもね!
ロシナンテ(ビール大ジョッキで二人分とフライドチキン10個頼む!
マキノ(はーい!
賑やかな店内は遅くまで笑い声が響き渡っていた。