鰐淵京也 通称サークロコダイル 広域指定暴力団天竜会若頭補佐 すき焼き屋鰐の店主でもある。すき焼きに振りかける砂糖が砂の様に綺麗なため スナワニさんとも呼ばれる。
本来対立しているヴィンスモーク家の三男と知りながら、サンジを受け入れる度量の高い男。
福田凛 ニコロビン 本職は花屋で、最近はクロコダイルの経営するすき焼き店鰐にアルバイトに来ている。ルフィの部屋に飾る花は、マキノがロビンの店で買っている。
日向三時 天竜会と縄張り争いをしている、日本進出を企む、フランスマフィア ヴィンスモークファミリーの三男 家の方針に嫌気が刺し 対立するマフィア バラティエのドン ゼフの部下となり 将来自分の店を持つことを夢見て テキ屋をやりながら 料理の武者修行中 通称革靴のサンジ 今日は日本の伝統料理すき焼きを学びにすき焼きや鰐にやってきた
黄猿 お馴染み主人公 高速の飛脚
サカズキ お馴染み主人公 鉄板焼き店主
熊田洋平 通称バーソロミューくま 生臭坊主 以前にサカズキの店で豚を盗み売り払った
玉木茶々 7歳 通称お玉 茶屋お玉の里を切り盛りする苦労人
今は昼の三時で、店は休憩中のため、のれんは下げている。今日はすき焼きの勉強会という名目でバイトのロビンとテキヤのサンジがクロコダイルの作るすき焼きの見学に来ている。
クロコダイル(いいかニコロビン、それからサンジ、まずは鉄鍋に牛脂を敷く、それから肉を乗せ、弱火で火を通す。肉の上に砂糖、醤油、酒を垂らす。通常の関西風ならば、ここで肉を食べ始めるのだが、俺の場合は一度軽く焼いた肉を30秒ほどで鉄鍋から外し、別皿に移しておく。それからしいたけ、白滝、豆腐、春菊、えのき、白菜を投入し、一分ほどふたをする。そして再び肉を投入して、一分ほど焼く。
...よし、このあたりが食べごろだ。味見してみろ
ロビン(美味しい!すき焼きも色々作り方があるのね
サンジ(ロビンちゅわーん!今日も可愛いねー
サンジがロビンに抱き着こうとする
バシッ!ロビンが平手打ち!
ロビン(サンジ!貴方料理の勉強をしにきたんでしょう?集中しなさい!遊びじゃないのよ!
サンジ(ごめんロビンちゃん しゅん...
クロコダイル(まあロビン、こいつはなかなか筋がいいんだ。女を見るととち狂っちまうが、腕のほうは保証するよ。よしサンジ、次お前やってみろ。
サンジ(ちょっと今思いついたことがあるんだけどよ、ちょっとやっていいか?
クロコダイル(やってみろ。
サンジは先程の手順に野菜を入れるタイミングで麩を入れ、七味をパラリと振りかける。
サンジ(よし、出来たぞ!
クロコダイル&ロビン(美味い!
クロコダイル(やはりな、サンジ、お前は腕がいい。これうちの店でも使っていいか?
サンジ(ああ、かまわないよ。俺も今日は勉強になった。手順は覚えたから、もっと家で色々やって勉強してみるよ。
クロコダイル(ハハハ。また来いよ。ロビン、少し休んだら店開けるからよろしく頼むぞ。
ロビン(ええ、わかったわ。
それから数時間して店が開店。
チリンチリン!入店のベルが鳴る。
黄猿とサカズキがやってきた。
ロビン(いらっしゃーい 黄猿さん、サカズキさん
黄猿(今日も飛脚で疲れたよー。とりあえず生ビール大ジョッキで二人ねー。いいでしょー、サカズキ?
サカズキ(ああ、頼む。それからわしゃ熱燗も頼むよ。
しばらくすると酒が運ばれてきた。
サカズキ(ほいじゃあ、すき焼きを頼むよ。それから、焼き鳥と肉じゃが、牛筋の煮込みも頼む。
黄猿(わっしは枝豆と筑前煮とみそらーめん。いや、やっぱ、みそらーめんはシメに頼むからキャンセルでー。ほくほくブリ大根たのむよー。
ロビン(はい、承りました。
しばらくすると料理が運ばれてきた。
二人はガツガツ喰らっている。
サカズキ(まいなあ、やっぱりこの店の料理は、うちは焼いとるだけじゃけぇな。客の中にゃあ、カツ丼やら親子丼もやってくれんかと要望もあるんじゃ。
黄猿(飲食店も大変なんだねー。
しばらくすると二人は勘定を済ますと店を出る。
するとくまが隣の家から出てきた。
おばさん(今日はうちのおじいさんの三回忌の法要ありがとうございました。こちらお布施です。
くま(いえいえ、それでは失礼いたします。
くまはペコリと頭を下げる。
サカズキ(おどりゃー、はあのときの豚泥棒、黄猿!あいつだ、うちの店に忍び込んで豚をがめて売り飛ばしよった奴じゃ。
くま(あー!あの鉄板焼き屋の人か!まずい!
くまは全速力で逃げ出す。
サカズキ(黄猿!ドライジーネで追いかけるんじゃ。絶対に逃がさんけぇな。
黄猿(わかったよー。あいつ前にタクシーに乗った奴だねー。
黄猿はドライジーネでくまを追いかける。キキキッ!先回りし、くまの前を通せんぼする。
運転席のボタンを押し、車輪からジャックナイフが飛び出し、くまに狙いを定める。
くま(もうここまでか....ボニー!ジニー!すまん、お父さんは帰れそうにない。
そのとき!
お玉(なにしてるでやんすか?黄猿さん?
黄猿(おやー、お玉ちゃんー。どうしたんだいー、こんなところでー。
お玉(あっ!ボニーちゃんのお父さん。
黄猿(お玉ちゃん、知り合いかーい?
お玉(うん、おらの友達のお父さんでやんす。
黄猿(あんたさー、父親なのに豚盗んだのかーい?娘さん悲しむよー。
お玉(黄猿さん、ボニーちゃんのお父さんを見逃してけろ!
黄猿(仕方ないねー。無罪にしちゃおっかなー。ほら、サカズキが来る前に逃げなよ。
黄猿はお玉にとことん甘かった。
くま(お玉ちゃん、ありがとう!今度お礼をする。ぜひ、うちに来てください。
サカズキがようやく追いついてきた。
サカズキ(黄猿!あいつはどこにいったんじゃ?まさか逃がしたとは言わんよね。
黄猿(ごめんねーサカズキ、見失っちゃったよー。
サカズキ(まあ、うちも酒を飲みすぎて、走れず追いかけられんかったんじゃ。われのせいにするなぁ、筋違いじゃろう。今回は諦めるしかないか。
黄猿(お玉ちゃんー、またねー。
黄猿はニッコリお玉に微笑みかける。
お玉(黄猿さん、ありがとうでやんす!ではまた。
お玉はお辞儀をして去っていく。
サカズキ(黄猿、われあのお嬢さんとなんかあったんか?
黄猿(いや、ちょっと困ってたみたいだったから助けただけだよー。
サカズキ(そうか、ほいじゃあ帰るか。
二人はゆっくり帰路に向けて歩きはじめた。