涼宮ハルヒの錯綜   作:ドドロット

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劇場版北斗における原作改変を30%にしてクロスオーバーやその他諸々を詰めこんだ感じの話になると思います。


第一話 カオスな自己紹介

俺の名前はキョン…と言うのは嘘で、これは立派なあだ名。ごくごく普通の、今日なったばかりの男子高校生だ。皆は俺をキョンキョン呼びまくってるが、正直なところあまりこの名で呼ばれるのはいい気分じゃない。

 

そして俺が通うことになったこの北高。これがえらい山の上にあるもんだから、三年間も朝っぱらからハイキングをさせられることになってしまったのだ。

 

そんなわけで、眠気を誘う入学式を終えて、俺たちは1年5組の教室へと入り、指定された席に座った。

 

担任の岡部が自分のことを話し終えたのち、皆で自己紹介をすることになったのだが、俺はその時実は眠ってて夢でも見てるんじゃないかと錯覚してしまった。

 

まずはトップバッターの女だ。

 

「泉こなたです。アニメとかゲームとか漫画が大好きなオタクってやつだよ!もし気が合いそうだっらぜひ声かけてね!」

 

小柄で、腰まで届くロングヘアーの青髪、アホ毛や泣きぼくろ、そしてオタク。

コイツは別に変でもなかった。結構可愛いかったし、オタクはよくいるし。問題は数席後に番が回ってきたそいつからだ。

 

「坂田銀時だ。まあ、これだけだとアレだしよォー…。そうだな…俺、糖尿病寸前なんだよ。具体的に言うと、パフェが1週間に一回しか食えないぐらい血糖値高いんだわ。」

 

死んだ魚の目をした、銀髪の天然パーマ。そして高校生で糖尿病寸前…可哀想な奴だ。一体どんな食生活を送ってきたのだろうか。あとなんか、俺と声が似ている気がする上、高校生にしちゃ20代後半臭い顔をしていた。

 

銀時の後、俺は無難な感じで自己紹介を済ませた。で、その後

 

「東中学出身、涼宮ハルヒ。」

 

ここまでは普通だった。しかし、次の瞬間

 

「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」

 

流石に振り向いた。だって、もしかしたら真性のアホである可能性も否定できなようなことを、入学初日の自己紹介で堂々と言い放ったのだから。坂田のがまともに思えてきた。

それにしても、黒髪で色白な肌に大きな瞳、腰まで届くロングヘアー、胸も大きいし、こんな完璧な見た目をした奴が、あんなイカれたことを言い放つなんて、見聞きしている俺の脳がおかしくなっちまいそうだ。

 

「トニー・スタークだ。俺はもっと高度なことをしているのだが、機械いじりとか好きな奴はぜひ来てくれ。大歓迎してやるからな。」

 

外国人か。それにして、機械いじり?しかもあんたはもっと高度なことを?なぜ工業高校でもない北高を選んだのかが謎だ。

 

「クラウド・ストライフだ、これからよろしくな。」

 

またまた外国人。ツンツン頭の金髪をしたイケメンだった。一見すると静かな感じのやつだが、それほど静かそうには見えない。あと、なぜかは知らんが大剣が似合いそうな感じがした。

 

「ソリッド・スネークだ、よろしく。」

 

渋い。声も顔も全てにおいて渋い。こんな奴が高校生?世の中色んな人がいるもんだ。

 

「東方仗助っす!予め言っておくけど、髪型は貶さないでくれよな!これからよろしくッ!」

 

今の時代じゃ化石同然の髪型であるリーゼントをした男。人柄の良さそうな奴に見えた。髪型を貶されない限りという条件付きではあるが。だが寧ろ、地雷が明確な分付き合いやすそうではあった。

 

「トランクスです。これからよろしくお願いします。」

 

こいつもクラウドに負けじとイケメンだった。薄い紫の髪に、美形な顔、真面目そうな話し方に、ゴリマッチョではないが制服の上からでも分かる筋肉。

 

そして自己紹介が終わり、皆はお互いに話し合ったりし始めた。特にトランクスやクラウドは主に女子人気が高いようで、2人の席には沢山人が群がっていた。

 

しかし例のハルヒとやらには誰も近寄ってなかった。仕方がない。初日からあんな自己紹介されたら、普通どう接すればいいか迷う。しかも当のハルヒは不機嫌オーラを漂わせて周りとは関わる気のなさそうな顔をしていた。

 

しかし数日後、俺はハルヒへ話しかけることにした。例の自己紹介が気になって仕方なかったのだ。

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