復活(転生的な意味で)のイデオン 作:アルファるふぁ/保利滝良
「イデ子」
「な、なんだ佑樹?」
いや心当たりが無いわけではないのだが
「なんで増えてんの?」
わ、私に聞かれてもなぁ いや本当に
て言うか
「なんでお前がいるんだよ、バスタ!」
「いやいや、明日太さんいるなら私もいるし ね、明日太さん!」
来るなよ!お前のキャピキャピした感じ嫌いなんだよ!明日太とやらも連れてくんなよ!
「あんまりくっつくなよバスタ あ、こんばんはイデ子ちゃん、始めまして」
「ああ、そこの
「ヒドイ!」
さて、用件は大方わかる
「イデ・・・そしてイデオンのことについて、一緒に考えに来た」
・・・まあ、バスタもいなきゃ話にならないから文句を言っても仕方ないが・・・
「明日太さん、ほっぺにソース付いてますよー、拭いてあげます♪」
「ああ、ありがとう」
「ふふふ、どーもっ」
アバズレがッ!
「待て、止せイデ子!身内だろ!?」
離せ佑樹!身内だからこそ余計イライラするんだ!コイツにベアクローかけさせろ!
「ぐぎぎぎぎぎぃ~」
て言うかその言い方だと佑樹もバスタにイライラしているのか?
「なんでお前ばっかりモテるんだよ明日太」
「俺に聞くなよ・・・」
ああ、明日太の方か
大体、どうしてメカなのに人間に媚びたような猫撫で声でベタベタしてるのだ!ふしだらだ、破廉恥だ、アンポンタンだ!
「いい加減落ち着け、話にならないだろ 飯も冷めるし」
「・・・フン」
チッ ここは佑樹の手料理に免じて許してやろう
お、この焼き厚揚げ美味しそう
「そこの醤油とってくれ佑樹」
「おう、ほら」
「ありがとう」
さっとかけて、いただきまーす
うん、美味い 外がカリカリしてて中から豆の香りがふわっと・・・
「デルタもラブラブ?」
「殺すぞ淫売」
「飯はいいから話をだな いや美味しいんだけどさ」
そうだった、ナイスフォローだ明日太 飼い犬は飼い主に似るとは良く言うが、あのことわざはウソっぱちだな
確かに明日太なら佑樹より女性に慕われそうだ 私は佑樹の方がいいが
・・・何を考えているんだ私は?
「どうしたイデ子?」
「ああ、いや、なんでもない」
「ならいいや で、何から話すよ?」
茶番が長くなってしまった、早く進めよう このまま続けたら頭が変になる
「まずは、母のしもべ」
「あいつらは何なんだ一体・・・」
「黒くてウネウネして、嫌な感じ・・・」
ミサイルが効かなくて、パンチもキックも当たらない 面倒だ
「これはあまり言いたくなかったんだが・・・」
ん?明日太どうした?
「俺、バスタがイデオンになって戦った時に母のしもべをよく見てみたんだよ 目を皿にしてな」
「なんかわかったのか?」
「肩が長いんだよ」
は?
「だ、だからなんだ?」
「いや・・・イデオンと母のしもべは・・・」
なんだ、もったいぶって 早く言ってくれ
「イデオンと母のしもべは、同じ存在じゃないか?」
「た、確かに肩は長いしバリアは張るしイデに関連してるけど・・・」
それはこじつけではないか?
「明日太さん、いくらなんでもそれはないよー」
「・・・そうだな、忘れてくれ」
まあ、ないとは言い切れないが・・・突飛過ぎやしないか?ちょっと考えづらいな
と言うか生理的に嫌だ あんなのと私達が同じ?ないないない!
「じゃ次だ バスタ達が
細かいな
が、確かに変だ
「確証はないが、仮説はある」
ほう?なんだ佑樹、お前も頭が回るのか
「イデ子はイデオンではなく、あくまでAメカなわけだ それがイデオンになるには、他のメカの分のパワーを補う必要がある」
「それで?」
「分離変形する必要もエネルギーもないから、あの形状なんじゃないか?」
なるほど・・・三機分のパワーか 確かにそれなら、戦いの後にやけに疲れるのも納得できる
性能は変わらなかったが、消費も増えるか
「なんで今になってそんな機能が?」
「さあな、大方イデが一枚噛んでるんだろ」
・・・ありそうだ
「で、そのイデなんだが
ここにはいない女(多分)のことだな 私も、と言うよりこの場の全員が気になっていることだろうな
「そもそもイデオンは、イデの傀儡なわけだ 違うかイデ子?」
「ああ、残念ながらその通りだ」
「で、自意識が強く人間と触れあっているお前ら二人は人間の味方になった」
まあ・・・改めて言われると照れくさいな
正直、そこまで深く考えたつもりは無かったんだが
「ではBメカ・・・ノバと仮称するが、ノバはどうか?」
「イデの味方・・・ってこと?」
「正解だバスタちゃん 厄介なことになったぞ」
・・・ふむ、敵にイデオンがいるわけだからな
最悪、ノバと殺し合いか イヤだな、なんか、それは
「今のところは・・・これぐらいか?」
「待て、あと一つ疑問がある」
絶対この疑問は消化したい!
「なんだイデ子、言ってみろ」
「何故私達は女の子に!?」
おかしいだろ色々!
「イデのバグ」
・・・
「真面目に、考えろ!」