復活(転生的な意味で)のイデオン 作:アルファるふぁ/保利滝良
「なあ、イデ子」
「な、なんだ佑樹?」
まさか・・・あ、あのことか?
「この土星リング五分の一消失事件って、お前の仕業か?」
「・・・ぅ・・・」
「なんか言えよ」
し、仕方ないじゃないか
イデオンガン使わなきゃあの局面乗り越えられなかったし、それにリミッター付ける余裕も無かったし・・・
「不可抗力だ・・・」
「無限力の器が抗えない力があるとは驚きだな」
か、勘弁してくれ!
「まぁ、別に怒っちゃいないさ」
ふう、なら・・・
「でも天体に損傷与えるのはちょっといただけないかな」
・・・くっ!
まさか・・・まさかとは思うが・・・
「イデオンガンは自主封印か?」
「悪いけどそうしてもらおうか」
そんな、折角・・・折角戦力が増えたのにぃっ!
うぅ・・・佑樹の非道!甲斐性なし!破廉恥!
「さて、イデオンガンのことはもういいかな 今はバッフクランについて話そう」
「そうだな、まず人間の軍隊では相手にならないだろう よって私達が・・・」
「大変だ!」
ん?明日太か
一体全体なんだ?こっちは対策会議をだなぁ
「バスタが、イデオン化できなくなったって・・・!」
「はぁ!?」
「何っ!?」
馬鹿な・・・まさか、まさか!
「あのとき、私を庇ったときの怪我の影響で・・・」
可能性は、低いが・・・それなら死んでてもおかしくないハズだし・・・
しかし、私がヘマしたせいである可能性も大きい
「落ち着けイデ子、イデがお前たちの力を制限した可能性もある 明日太、今バスタは何をしている?」
「ああ、疲れたから寝ると・・・」
「イデ子、お前はどうだ?」
「どうだ・・・とは?」
「変身できるか?」
ううむ・・・体に不調はないが・・・自覚症状がないだけかも知らんし・・・
ここは・・・
「バスタの様子を見てから判断しよう」
「と、言うことは・・・」
「ああ、明日太の家にお邪魔することにする」
「わかった 車に乗ってきたんだ、乗ってくれ」
車か・・・佑樹は原チャリ一台持っていなかったな
確か金欠だからだったか?
「車なんて初めてだぞ」
「運転すんのは明日太だから、お前はただ大人しく窓の外の風景でも見ながら座ってろ」
「わかった」
・・・別に車の風景に驚いたり感動したりすることはない だが・・・
「私達の戦闘の影響か・・・」
「・・・前言撤回、窓の外はあまり見るんじゃない」
瓦礫もあれば、残骸も、廃墟もある
ヒトが住める時点で、良い方なんだろうな
国会議事堂も私達が吹っ飛ばしてしまった そういえば初めてイデオンソードを使ったとき、なにやらやたら高いタワーを少し斬ってしまったような気もする
高層ビル丸々消滅なんてザラだ
・・・人間になってから、悲しいことばかりだな