復活(転生的な意味で)のイデオン 作:アルファるふぁ/保利滝良
この作品も終わりのカウントダウンが始まりました
クライマックスまで、あと少し
「皆、よく集まってくれた」
「なんだ佑樹、改まって」
さて、
「今日はとても大事な話がある・・・皆、静かに、落ち着いて聞くんだ」
この時がやって来たか・・・
アイツの心情までは・・・正直わからない 嘘か真かすらわからない
私達は
それでも記憶やらそういうものは探れない 正直に言えば、私は一度ノバの頭を覗いたことがある
正確には、覗こうとした
その時は全く何も見えなかった
バスタとはテレパシーのようなもので通話できたが、お互いが望まないとそれは無理なのだろう
「皆さん、よく集まってくれました」
・・・来た
バスタだ
「私はイデオバスタ ご存じの通り、イデの尖兵として人類を攻撃してきました・・・しかし皆さんはそれを許し、協力を乞うて下さっている」
ここにいるのは
ここにいる者だけが、地球を揺るがす事実を知っていることになる
「まずはそれを・・・感謝します」
「長い話はいいよノバ、早く進めよう?」
バスタ、お前不用意に刺激するな!
「バスタ、そんな言い方は・・・」
「大丈夫です 私も、皆さんが飽きるような話をするつもりはないので」
・・・さあ、どんなビックリが飛び出すかな?もう並大抵のことでは、ここにいる連中は驚かんぞ
なにせ、私含めて色々体験したからな
「まずは・・・単刀直入にイデの目的をお教えします」
いきなりか・・・!
私達が今一番欲している情報・・・それを、最初の最初で・・・
「我が創造主の最終目標は、この星の破壊 直径五万㎞の彗星を地球にぶつけ、かつてイデが発動した前に滅んだ
・・・!
?!
「まあ、そんなとこだろうな」
な、何故そんな落ち着いていられる、佑樹!?イデが本気で潰しにかかって来てるんだぞ!
「ところでノバちゃん」
「はい、どうしましたか?」
「なんでイデは
は・・・?
今、なんて?
「それは・・・無限力が弱まっているからです」
!?!?
あの、イデが、弱まっている!?それはなんの冗談だ!?
「この宇宙にイデが現れたのは、イデ自身にも想定外だったようです この宇宙はイデが元々いたのとは別の宇宙・・・イデの発動の瞬間、宇宙同士の隔たりが弱まり、無限力の一部分が
「バカな!そんな出来損ないの映画みたいなこと、まさか・・・」
「落ち着け、イデ子」
う・・・
「・・・続けても良いかしら、デルタ」
あ、あ、ああ
「た、頼む」
「ええ、わかったわ イデはまず困惑しました 元いた宇宙ではまるで神のように扱われていたイデですが、この宇宙では異質な一存在として迎え入れられました イデは知的生命体の意思の塊・・・それが発現することで多大な事象を引き起こしています」
そうだ ビッグバンでさえ、容易く引き起こす
「今、下手にそんなことをすれば、イデは消滅してしまうのです」
何、イデを、消せる!?
ほ、本当なのか、それは!
「この宇宙に縛られたイデは、その力が限られていました 知的生命体が死んでも、イデはその意思を取り込んで力とできないのです」
つまり、無限力はいまや有限力となってしまっているのか
「知的生命体の意思を取り込むため
それが、母のしもべの正体か
強力な個体がイデオンに似てるわけだ
「かつて取り込んだバッフ・クランの機械も再現し、地球を延々と攻撃し続けました しかし、失敗した」
「だから、残りの力を全て込めて、たった一個の巨大彗星に文字通り命を懸けた・・・わけか」
つまるところ、彗星を止めればイデは死滅
彗星が地球に衝突すれば、イデはその力を増し、この宇宙さえも支配下に置く・・・
「待て」
な、明日太?
「では、お前らは・・・イデ子とバスタと、ノバ、君自身は一体何なんだ?」