崩壊スターレイル:ナナシボシ編 作:ほがみ(Hogami)⛩
投稿主はエンジョイ勢です。史実ではあれがあってこれができて―とかは覚えられないので、それっぽいなー程度なのでお許しを
それではどうぞ
1話 航路会議
とある星での開拓が終わり、新たなる星へと進もうとしていた時
私たちはどこへ進むか航路会議を行っていた
ピノコニーや二相楽園の時のような招待状やハプニングはない。結構自由に行ける珍しい機会だ。様々な星から救難信号やらヘルプ要請があったが、今現段階ではない。さてどこに行こうか
「ヘルプ要請が無いのならば、この辺りで小休憩といかないか?最近、動き詰めで疲れているだろう」
「ヴェルトの言う通り、急ぎの話がないのなら観光するのも悪くはないわ」
年長2人は穏やかな顔でそう話す
開拓エネルギーは、オンパロスの旅で尽きることのないほどに得た。少しの観光程度なら問題はない
それぞれみんなが行きたいような場所を上げることにしよう
「はいは〜い!うちはスイーツが美味しいって話の惑星カンミに行ってみたい!」
「俺はパッと思いつく場所はない」
「私も丹恒さんと同意見です。」
元気にワクワクしているなのかと行きたい場所か…と悩む2人
しかしなのかよりもワクワクしていたのは、ヴェルトだった
「機械技術が発展しているメシーネが最近巨大ロボットを建造しているらしい。二相楽園とは違い、自立して壊滅に対抗するための武器にするんだとか。俺の1意見として少し気になる場所ではあるな」
(観光ってそういうものだけど、ヨウおじちゃんはまっすぐだなぁ…)
「星、あなたはどこに行きたいかあるかしら?」
私が行きたい場所―結構何気なく旅をしてきたが、どこかに行きたいということはなかったように思える。楽しければどこでも良いというのが本音ではあるものの…未知の星で楽しいという確証がない
ただあるとするならば…
「…ゴミ箱の星―ダストに行きたい☆。.:*・゜」
「あるわけないでしょそんな星」
ないか。少し残念
と和気あいあいと相談をしていると、車掌のパムがちょこちょこと歩いてきた。それも珍しく神妙な顔つきで
姫子がどうしたの?とパムに聞くと、パムはすこし緊張しながら話し始めた
「いつもはみんなの意見を聞いているだけじゃが…オレも少し気になるところがあるのじゃ…」
「珍しいね、車掌さんがそんなこと言うなんて」
「うむ…いつもは車掌らしい振る舞いでみんなの意見をきくのじゃがな…でも一応みんなにも見て欲しいことなんじゃ」
そういうとパムはみんなの携帯に1件のデータファイルを転送した。その中に入っていたのは1枚の路線データ。その路線図にはヘルタ、ヤリーロⅥ、羅浮、ピノコニー、オンパロスなど、行ったことのある地名も多かったが、注目したいのはパムがつけたであろう注目フラグだ。路線がその方向へと伸びていき、やがてひとつの惑星へと繋がる。だがしかしその地点は不明地点と書かれていた
―どういうことなのだろうか。パムに詳しい話を聞くと、その場所は惑星がある"はず"なんだとか。
「この路線図は、列車が1度通った道を自動で描くものでじゃ。未来のための開拓路線ってところじゃな。そこであったことなどもある程度はかいてあるのじゃが…そこにはなんの記録もないのじゃ。無意味な跳躍をした記憶も必要もないはずなのじゃが…」
「なんの記録も?写真とかなんか記録できるものもないの?」
「うむ…カンパニーから貰った公開データにも記されておらん。ガーデンが把握しとるかどうかは―」
「―その地点には何も無いわ」
パムの声遮ったのは、どこからともなく現れたブラックスワンだった
何故ここに!と聞くと、少し気になることがあったから手伝って欲しいとお願いしようとしていたところだったらしい
しかし何も無いとは?
「言葉の通りその場所には何も無い。星も生命体も岩石すらないの。言うなれば
「ガーデンはこの地点についてなにか知っていることはないのか?」
丹恒がブラックスワンに聞くも首を横に振った
そこに関する記憶は一切ない。そもそも無の空間はそれほど珍しいものでも無い。銀河が100あれば、2、3個は無の空間がある。だがブラックスワンはパムが示したその地点が気になっているみたいだった
「最近、タロットの調子が悪くてね。どうしても同じカードしか弾けないのよ。それで原因を探してたらこの無の空間にたどり着いたってわけ。ちなみにそのカードは―――塔よ」
「塔…たしか意味は破滅とか終局とか言う意味があるわよね?鉄墓と同じような運命が待ち受けているってことかしら?」
しかしブラックスワンは必ずしもそうとは限らないと話す。唯一、ブラックスワンが違うカードを引けた場合があった。それが星穹列車が絡んでいると仮定した場合。その場合のカードは、太陽―希望を意味するカードだ。
何も無くとも星穹列車がその場に行けばなにかはある。タロットはそう告げている。
「これはガーデンからではなく、私個人のお願い。借りが沢山できてしまって申し訳ないのだけれど」
「どうする?私は列車の不具合だったとしても確認すべき事案だと思うわ」
「うちも姫子の案に賛成!行くにしろ行かないにしろ不安な要素はない方がいいもん!」
列車のほとんど…いや全員が賛成。
ということで、次なる目的地は………どこなんだ?
なんと仮定すべきなのか。もとより固有名詞がない地点。
名のない場所…星穹列車が向かったことがある…名のない星―
「なら、今からその地点を―ナナシボシって呼ぶのはどう?」
私がそのように話すと、ナナシボシ…いいわねとブラックスワンが一言。たまにいいセンス発揮するよね!となのかが一言
よし、決まりじゃな!とパムが一言
航路会議は終了し、そしてあれよあれよと跳躍の用意が始まってしまった
『―(ア——アア——)各乗客は注意せよ、各乗客は注意せよ。まもなく跳躍を行う。各員、列車のラウンジに集合するように。』
「転ばない…転ばない…転ばない…転ばない…」
『5―…4―…3―…2―…1―!!!!』
そして跳躍が始まった