あらすじの五条、夏油、家入の説明はパッと思いついたのを採用してます
不思議な守りは無下限みたいなもんだし、家入はイエッサンの予定だったけどポケモンでヒーラーがジョーイさんが適切だろと思い変えました
夏油はドラパルトでもいいかもと思ったけど、五条も600族か禁伝にしなきゃいけなくなるしゴースト使いに変更。オニオンくんとかでいいかナ!?
瓦礫が、遅れて崩れた。
一拍の間を置いてから響くそれは、戦闘の余波にしては妙に重い音だった。
「……やり過ぎだろ、あいつ」
そう呟いたのは、術式を持たずに1級術師にまで上り詰めた呪術師、日下部篤也だった。
目の前で起きている現象は、理解の範疇には収まっている。
呪力による地形破壊、広範囲への圧殺、視界を奪う砂塵。
どれも術式を使用しているため理屈としての説明はできる。
日下部は術式を持たないがゆえに自分が弱者であることを知っている。
そのため、己の身を守るために自分が身につけられる知識は身に付けてきた。
呪術御三家の秘伝に相伝術式、簡易領域、領域展開の仕組み。
出来ずともそれが口で説明出来るように、その仕組みを自分の腹で理解してきた。
しかし、吹き荒れる砂の向こうで暴れる存在には理解が及ばない。
術師が持てる術式は一つだけ。
地面を抉り、その中心にいるはずの術者の姿は、どこにもない。
「……潜ったか」
舌打ちが漏れる。
単純な技じゃない。
移動、回避、奇襲、逃走にも使える万能性を持つ。
これが地中遊泳だとか、地中に潜れて泳げるという術式ならば理解も納得も出来る。
討伐対象である呪霊も地中に潜航した術師の姿を見失っていると、呪霊の真下が盛り上がる。
「ふざけた万能性だな、たく」
直後、砂と共に現れた影が、そのまま呪霊へと噴き出す。
人の形をしながらも、人とはかけ離れたナニカ。
人には背鰭はないし、頭についた丸い器官などない。
まるでシュモクザメと龍が混ざりあったかのような体躯をした術師は呪霊へと襲いかかると、肥大化した爪で切りあげる。
そして、加速。
地中から今度は空へ。
切り上げられ無防備となった呪霊はそれを見上げることしかできず、反応出来るようになる頃にはもう遅い。
遅すぎる。
衝突音すらなく、標的の呪霊が潰れた姿を見て日下部は肩を竦めた。
「ったく、とんでもない拾いもんをしちまったな」
殴打ではない。
斬撃でもない。
質量と速度で押し潰されたような、原始的な破壊。
それをやってのけた男は、何事もなかったかのように立っている。
「日下部! どうよ、オレの実力!」
にっこりと鋭利なキバの見える笑顔で日下部へと振り返る少年の名は鮫肌龍地。
日下部が試される大地、北海道での任務で出会った野良の術師だ。
術式はシュモクザメと龍の力を合わせ持った姿に変身する、本人曰く、その名は───────ガブリアス。
地中への潜航、音速での飛行、高い攻撃力を持った齢16にして特級に限りなく近い1級の術師。
既に呪術の師である日下部を超えているであろう圧倒的な力を持つ野生の戦闘機。
「悪くねえな」
「んだよ〜、もっと褒めろよ。オレ頑張っただろ?」
「あれくらいお前ならどうってことねぇだろ」
適当に返答する日下部に、不満げな声を上げる。
しかし、悪くないと評価したのは本当だった。
龍地の戦闘スタイルは砂嵐を起こしての奇襲戦法。
呪霊といえど相手の姿が視認できなければ攻撃はできない。
それなのに龍地の方は攻撃ができてしまう。
変身型の術式だと推測する事は出来るが、なぜ地中に潜ることが出来て、空中を高速移動ができるのか、原理が掴めない。
シュモクザメと龍というのもわからず、呪術に対して博識洽聞である日下部でも龍地の実力は正確に計れていない。
瓦礫に腰を下ろしながら、日下部が軽く尋ねる。
「で、どうだった? 五条悟は?」
呪霊の気配は消え、残っているのは抉れた地面と、崩れた瓦礫だけだ。
彼らの会話を邪魔する者は誰もおらず、聞いている者もいない。
訊かれた龍地はその時のことを思い出したのか肩で一度、大きく息をする。
「……あーなんつーか……変だった」
「変?」
日下部が眉を上げる。
「強いとか、そういうのは分かるんだけどよ」
龍地は地面を軽く蹴り、砂が、ぱら、と舞う。
「あいつに攻撃当たらねぇんだもん。ズルだろズル」
「そりゃあな」
日下部が肩をすくめる。
五条悟は五条家相伝の無下限呪術と六眼の抱き合わせ。
どんな強力な攻撃でも、無下限を破れなければ五条悟に攻撃が到達しない。
「だから“最強”なんだよ、あいつは」
「……ふーん」
納得しているのかしていないのか、曖昧な返事をする龍地は術式を解除し、背鰭などを引っ込めて人間の姿に戻る。
「まあ地震は当たるっぽいけど、あいつ飛べるし、あの無下限? ってやつを突破する攻撃を考えるしかねぇか」
ぼりぼりと頭を掻く仕草はどこにでもいる普通の男子高校生に見えた。
だが彼は違う。つい数分前に呪霊を滅多打ちにしてきた男なのだから。
この任務は龍地が五条悟にボコられて溜まったであろうストレスを解消させるためのものだったが、龍地には必要なかったかもしれないと日下部は思う。
「日下部、あんがとな」
「んだよ、いきなり」
突然の感謝の言葉に戸惑うと、龍地は歯をむき出しにして笑い、
「ストレス発散出来たぜ。やっぱ、オレって結構強いんだな」
五条悟以外にいた2人の同級生のうち、もう1人も中々の強さだったため、実は自分は大したことないのではと思っていた龍地だったが、1級相当の呪霊を単騎撃破となれば萎んでいた自信も戻りつつあった。
「ああ強ぇよ」
日下部は軽く頷き、視線を逸らした。
「でもお前はまだまだこんなもんじゃねぇぞ」
日下部の見込み通りであれば、龍地はこのままもっと強くなる。
「まぁね。オレはあと2回くらい変身を残しているからな」
「なんだフリーザか?」
そんな冗談を言いながら、龍地は軽く肩を回した。
しかし、本心では気づいている。
自分がまだ見ぬ高みに行ける可能性を。
だからこそ、楽しみでもあるのだ。
まだ見ぬ境地に立つその時に。
今はまだ、足元が覚束ないこの世界の中で、ゆっくりと強くなっていく。
それでいい。
今はまだ、それでいい。
「飯食って帰るか」
「おっ、いいねぇ、肉! 肉食おうぜ肉!」
「肉かぁ。最近食っちゃいねぇが、歳のせいか胃もたれすんだよなぁ」
「オレ、タン食いてぇ! 塩タン!」
「贅沢言うな」
「えぇ〜!?」
帳を出て、補助監督の待つ車へと歩きながら2人は、日常に戻っていく。
これはガブリアスという、この世界ではまだ生まれていないポケモンの術式を持った不思議な不思議な少年の物語。
少年の呪術師としての物語はまだ始まったばかり。
鮫肌龍地の術師としての道はまだまだ続く。続くったら続く。
……To be continued?
何気にこれが今年初の投稿だったりする
鮫肌龍地▶︎男。術式 ガブリアス。ガブリアスのできることはできる。ステロまきびしドラテもできるし、剣舞地震逆鱗どくづきアイへとか、最近だとわるだくみだいもんじりゅうせいぐんとかもできる。
特性は一つだけのはずなのに砂嵐が起こると視認しづらくなって、殴ると殴った方にもダメージが入ったりする。
今はできないけど将来的には領域を展開するとおっきくなるし、極の番を使うと手でZを作って大技を撃ったりできる。
北海道出身で、日下部にスカウトされて呪術高専東京校に来る。
五条悟、夏油傑、家入硝子と同級生。
世間知らずの田舎者だが頭はいいらしい。
転生者かは決めかねていますが、多分転生者にすると思うので転生タグ入れてます。
って感じです。続けるかは神のみぞ知るってね!
オリ主に対する周りからの評価とかいる?
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書いてくれ必要だろ
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邪魔(必要なし)
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(どちらでもいい)