ご期待?に応えて2話目です
リブート観てからパパッと書かせていただきましたぁん!
私も二次創作家側の人間ということです。
鮫肌龍地は北海道のカンナギという集落で生まれた非術師家系の子供だった。
術式が発現したのは4歳頃で、その頃は術式:ガブリアスではなく、本人曰くフカマルという別の術式であったという。
しかし、能力はガブリアスとそう変わらなかった。
飛行能力はなかったものの地面への潜航や噛みつきによる攻撃、触れたものを傷つける鮫肌と砂嵐の中に身を潜める能力が備わっていた。
カンナギ集落はイノシシやクマの生息域に近い場所に位置していることもあり、猟師は多くいたが術師が生まれたのは集落の長であるオババ以来で久方ぶりのことだった。
オババ以外に呪力と術式を持ち、呪霊の見える龍地は集落のみんなを守るためにと、集落に災いをもたらそうとする呪霊や畑や食料庫を争うとする野生動物を狩っていた。
『ばあちゃん、オレ、みんなを守るために強くなっから』
『そうかい。なら、このオババがアンタに竜星を見せてやろうね』
そう言ってオババが教えてくれたのは"りゅうせいぐん"という技で、星のように降り注ぐ岩石を操るオババの奥義とも呼べる術だった。
それを龍地に受け継がせようと、オババは自身の経験を元にした訓練を施し、その術を使えるように鍛え上げた。
ただ今の龍地は物理アタッカーであるため、それを使用することはあまり無かった。
ただ、その際に呪術の基礎を身に着け、体術にも磨きがかかり、そして何より彼は術式の新たな可能性に気が付いたのだ。
龍地の術式、本来ならば"フカマル"であったはずのものは段々と進化を遂げていた。
それはまるで、龍地の成長に合わせたかのように術式が変質していったのである。
本来術式は決まったもので変わりようがない。
例外として術式の解釈を拡げることで新たな技を身に付けたり、術式反転をすることで術式とは真反対の力を引き出すことはできる。
だが、龍地の術式はあらかじめ決まっていたかのように進化を果たした。
中学生を迎える頃に"ガバイト"へと進化を果たし、パワーアップした己の強さに昂り、荒ぶり北海道の呪術連が1~2週間呪霊を確認できなくなるほどの呪霊討伐を果たした。
その現象を不可解に思った呪術連本部が日下部を派遣し、保護して呪術の総本山である呪術高専東京校へと迎え入れたのであった。
その頃には龍地の術式はガブリアスとなっており、空中飛行とマッハでの移動を会得していた。
日下部からの頼みでそんな男の担任を引き受けた呪術高専東京校の教師、夜蛾正道は新1年生の顔合わせを前にして手で顔を覆った。
「んだよこの田舎モン」
「なんだぁテメェ……?」
今年の新1年生は龍地を除くと3人おり、そのうちの1人が呪術御三家の1つ、五条家のお坊ちゃんこと五条悟。
術式:無下限呪術と六眼の抱き合わせであり、あらゆる接触を成立させない絶対防御と、呪力の流れを極限まで視認・制御する異質な眼を持つ。
その目は相手の術式すら見通すことができる。
「……で、何。北海道? 熊とか殴ってた系?」
初対面にも関わらず遠慮のない物言いで、サングラス越しに値踏みするような視線を向けながら、口元は面白がるように歪んでいる。
「変身の術式? まあそこそこやれそうな感じなんだろうけど、そこの前髪よりは下かな」
軽口。
だが、その言葉自体が既に線引きだった。
既に現代最強の術師に最も近いと呼ばれている男は、初対面の時点で相手を測っている。
「前髪って私のことかな? 私は夏油だ。自己紹介はさっきしただろう? 覚えていないのかい?」
その隣で静かに制しつつも、反撃は忘れない。
非術師家系の出でありながらも五条悟に匹敵する実力を持つ術師、夏油傑だった。
術式は呪霊操術。
祓った呪霊を取り込み、使役することで数と質の両面で戦場を支配するタイプの術師。
「鮫肌くんも挑発に乗っちゃダメだ。初対面で無用な衝突は避けるべきだよ」
穏やかな口調。
だが、その視線は龍地から一瞬も外れていない。
観察している。
そんな男3人のやり取りを、少し離れた位置で見ていたのが新1年生の紅一点、家入硝子だ。
「……めんどくさ」
壁にもたれ、気だるげに呟く。
負の呪力を正に転じ、自身を治療する反転術式。
それを他者に対しても使える稀有な存在であり、戦うことよりも生かす側の人間だ。
「ケンカするなら外でやってくんない?」
人差し指と中指で挟んだ白い筒を口から離して、ふぅと煙を吐いてからどうでもよさそうに言う。
「あぁ? んだよどいつもこいつも」
三者三様の反応を前にして、龍地は眉をひそめた。
話の半分も理解していない。
いや、その実、彼は理解している。
鮫肌龍地は転生者だ。
呪術廻戦のことはネットミームになっている部分しか知らない。
そのため、五条のことは「虚式茈」「五条/悟」「そうかぁ? そうかな? そうかもなぁ!」という認知で、夏油は「女たらしめ」と「頭に縫い目がある」という情報のみだった。
ネットミームになっていない家入と夜蛾のことは知らないが、これから知っていくのだから別によい。
問題はいきなり喧嘩をふっかけてきた五条悟である。
「ばあちゃんが言ってたぜ、人間互いを知るためには言葉を交わせ。言葉で分からないなら身体を使えってな」
日下部の推薦の手前、大人しくしているつもりだった龍地だったが、五条の態度で気が変わった。
転生者本人は成人済の大人だが、転生先である鮫肌龍地の精神年齢に引っ張られてしまっている。
「お前らも興味あんだろ!? オレがどんな術師ってやつなのか!!」
初めての同年代、それも同い年の術師。
どんな術式を使うのか、どんな技を使うのか。
彼らに自分の力がどこまで通用するのか。
「へぇ、威勢はいいじゃん。泣いて謝ったら許してやるから、怪我する前に言えよ?」
「やれやれ、入学初日にいざこざとは勘弁して欲しいね」
闘争心に溢れた龍地に釣られるようにして、五条と夏油もまた口角を上げた。
それを眺めていた家入は2本目の煙草に火をつける。
「はぁ、男ってバカしかいないわけ? 私パス〜」
「はぁ、こうなってしまったか、お前ら、やるなら外でやれ!」
ひらひらと手を振って煙草をくわえる家入に、家入以外の3人の実力を見る気ではあった夜蛾は止めることはせず、しかし頭痛を抑えるようにして言い放った。
これが彼らの短くも青い春の始まりであった。
オババ▶︎元術師。呪力を固めて隕石にして落とすという技を考案したが使える人間がいなかったところ、龍地が生まれて伝授することができてご満悦。血の繋がりはないが、術師として龍地の面倒を見ていた。
カンナギ集落▶︎北海道のどこかにある小さな集落。時間と空間がうんぬんかんぬんという言い伝えがあったらしい。危険な場所に位置しているが、フィジカルゴリラの集まりなので特に問題は無かった。
初対面の戦闘シーンは書かないつもりなので結果だけ
全員引き分け!
五条▶︎龍地、夏油からの攻撃は基本的に効かないが、五条の攻撃もいなされてしまうため。龍地にはスピードで負け、夏油には呪霊クッションで蒼とかも防がれる。
夏油▶︎五条には攻撃が通らない。龍地には呪霊が噛み砕かれる。五条、龍地の攻撃は呪霊をぶつけてクッションにし、やり過ごしている。
龍地▶︎ステロまきびしは通った(五条が無警戒だったため) 次回は無下限の除外選択になるためもう効かない。夏油の呪霊は噛み砕くで抹殺。ステロまきびし以降は五条には何も通じなかった。
戦闘は10分経って夜蛾の一声で止められた。
一応3人の中で(やるなこいつら……)的な認識が生まれた
補足
オリ主の情報(ざっくり)▶︎転生者。元は社会人。呪術廻戦はネットミームでの知識くらい。ポケモンはまあまあ知ってる。転生先の龍地の精神に引っ張られている。知識や思考回路は転生者、話し方、感情は転生先という感じ。
オリ主に対する周りからの評価とかいる?
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書いてくれ必要だろ
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邪魔(必要なし)
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(どちらでもいい)