「ねえアオバ、ゲームしよ。」
「ん?いいぞ。」
部屋でゲームをしていたアオバが振り向くと、銀狼がゲーム機を持っていた。
最近は戦いばかりで疲労していたが、こうして銀狼とゲームをする"平和な時間"がアオバにとっては嬉しいことだった。
「何すんだ?」
「ん、なんでもいいよ。」
「なんでもいいが一番困るんだよ。」
二人はそんな事を言いつつ、お菓子やジュースを用意する。
「じゃあエアライダーする?」
「いいね。負けないよ。」
二人はゲーム機を用意してそのままゲームを始めた。
アオバはプレイしつつ銀狼のプレイングを見ると、いつもより洗練されていた。
「上手くなったか?」
「そりゃ、私だって成長ぐらいするよ。」
銀狼はチートを使わないとゲームが下手くそと言われており、本人も若干気にしている様子だった。
「はい、私の勝ち。」
「ちぇ、負けちまった。」
アオバはコントロールを机に置いてクッションに寝転がった。
「あー…」
「ねえアオバ、折角だし外に出ようよ。最近、日差し浴びてなかったし。」
「……そうか…そうだな。じゃあ行こう。」
二人はそのまま部屋から出て、すぐさま別の星に向かった。
向かった先はピノコニー。
二人は広場で何をするか考えていた。
「何したい?」
「食べ歩きはどうだ?」
「いいね、ここら辺の料理コンプリートしちゃおう。」
二人は手を繋いだままその辺で買い食いを始めた。
手始めにメンチカツを食べるアオバたち。
「あつ…」
「子供か…」
「はあ?アオバだって子供じゃん。」
「何言ってんだ。お前のが子供だ。」
些細な事でちょっとした口論になるものの、側から見れば痴話喧嘩のようにも見えていた。
「……まあいいや…次は何処行くの?」
「じゃあ、暉長石号に行ってみるか。」
二人はそのまま成り行きで暉長石号にやってきた。
「それにしても、よく来られたな。本当なら手続きが必要だった気がするが…」
「私の事誰だと思ってる?ハッキングだよ。」
「あー…」
アオバはなんと無く納得した。
そして二人は艦橋に来ていた。
「日差しが眩しい…」
夢の国であるピノコニーは、1年前に起きた騒動以降、夢境と現実世界が融合した普通の惑星となった。
「ねえアオバ。最近思った事があるんだ。」
「なんだよ?」
「私、こうやってアオバと一緒に居ると、嬉しいんだよね。」
「…楽しいじゃなくて?」
「ううん。楽しいし、嬉しいんだ。こんな風になったのは…初めて。」
「…そう…か…」
「アオバは…どう思ってる?」
アオバは一瞬黙った後、つぶやく。
「俺は…お前と会ったから、今ここに俺が居ると思うんだ。」
「グラモスの鉄騎として戦ってきた俺は何も持ってなかった…でも、お前と会ってから…俺が…アオバが生まれたんだと思う。」
「だから…俺は…お前が…そのー…」
「…好き…」
「…あ!うん…好きだ…」
「ふふっ…両思いってやつ?」
銀狼は大人っぽく笑った。
お互い顔は見つめなかったが、自然と手を繋いでいた。
二人は談笑しながら、綺麗な夕陽を眺めていた。
まるで、炎が燃えるかのように美しい夕陽だった。
次オンパロスか羅浮キャラにしようと思います(誰にするかは決めてない)。
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